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さいきょう祭レポート2016

「Jupiter」 全校 合唱

投稿日:2016.12.27

 最終演目は、小中学生が全員で臨む合唱「Jupiter」です。ホルスト作曲の組曲「惑星」より「木星」を才教生らしくアレンジしました。冒頭のソロパートでは雄大で心地よい歌声が響き、そこにドラムやギターの演奏と小学生の歌声が加わると、弾けるような元気さにつられて全体の雰囲気が変わっていき、今日一番の明るさとなりました。


パートごとに、クラスごとに、学年ごとに、幾日も練習を重ね、演者である児童生徒だけでなく、会場で子どもたちの雄姿を終始見守ってくださったみなさんに、もてる限りの感謝と幸せを届けられたそんな素晴らしいステージを作ることができたと思います。

「ふるさと頌~コール・ファンタジー~」 中学生 合唱

投稿日:2016.12.27

 才教学園で学ぶ生徒たちの「ふるさと」には、見守ってくれる家族や支えあえる友達への感謝の想い、自分の暮らすまちに注がれる愛情があります。いつか育った場所を離れて暮らす日が来ても、今日の日のようにみんなで感動を分かち合い、汗を流してともに健闘した日々を忘れることはないのではないでしょうか。


国を想い、故郷を想い、家族を想い、仲間を想う…いつまでも大切にしたい気持ちです。


学年ごとに異なる色合いの演目を披露してきた3つの学年が、繊細な指揮のもとに気持ちを一つにして歌った「ふるさと頌」には、大切な人への静かで熱い思いが込められていました。

「Sing! Swing! Shining!」 中学3年生 合奏・合唱 

投稿日:2016.12.27

 中学3年生の合奏「Sing! Swing! Shining!」は、そのタイトルのとおり、全員が歌い、全員が体を揺らし、全員が輝きを放っていました。


 自分の持ち場=ステージに上がる前の自己紹介代わりのジェスチャーやステップには、それぞれの個性が現れているようでした。


Take Five(テイク・ファイブ)、Little Brown Jug(茶色の小瓶)など、ジャズのスタンダード・ナンバー5曲をリズミカルに演奏。合間にはパントマイムやマジックショーも取り入れ、聴いて楽しい、見て楽しいステージ構成で会場を和ませました。


緊張というよりは、「全員でそろってできる最後の演奏を、めいっぱい楽しみたい」という気持ちがあふれているような印象で、程よく肩の力が抜けた、軽やかな演奏に仕上げることができました。


サックスやドラムのソロといった聞かせどころも満載で、最後のさいきょう祭にふさわしい華麗なステージを届けてくれました。

「アラジン」 中学2年生 ミュージカル

投稿日:2016.12.27

 貧しさゆえに盗みもいとわずその日暮らしを続けているアラジンは、砂漠の街アグラバーで出会った王女ジャスミンに思いを募らせます。そのアラジンは、王位を狙う国務大臣ジャファーが「ダイヤの原石」と呼び、魔法のランプがある洞窟に入れる唯一の人物。ジャファーにうまくそそのかされるも、思いがけずランプを我がものにし、「ランプに束縛されない自由を手に入れること」を夢見るランプの魔人ジーニーと空飛ぶじゅうたんと友達になります。


互いの境遇を「囚われの身」であるとしながら、惹かれあっていくアラジンとジャスミンですが、ジャファーにとっては国王になるという野望のためにはそれが気に入りません。加えて魔法のランプも手に入れようと、あれやこれやと悪だくみ。アラジンは海に投げ込まれたピンチを救ってくれたジーニーにさらなる信頼を寄せますが、ふとしたことからランプは奪われ、ジーニーのご主人様はジャファーになってしまいます。


しかし、最終的には勇敢に行動したアラジンたちが勝利し、ジャスミンの父・国王スルタンや人々の祝福を受け、それぞれの思いを叶えることができました。


 


歌と演技で魅せるミュージカルへの挑戦とあって、なかなか自らの殻を破ることができず、直前まで本当に一生懸命に練習を続けてきた中学2年生。主役を含めた主要キャスト、街人や楽器担当も、全員で苦しい時期を乗り越えました。本番では会場の応援に背中を押され、一人一人の努力が花開き、長い拍手が響いていました。

「卒音ステージ」 小学6年生 合唱

投稿日:2016.12.27

 午前から午後にかけて行われたミュージカルの賑やかな興奮も冷めやらぬ中、再びステージに姿を現した6年生。今回は打って変わって真剣な面持ちで並び、「風のとおりみち」より「かぞえうた Ⅰ、」の合唱を披露しました。


 この歌は、どことなく耳に懐かしさをもたらすフレーズですが、ピアノ伴奏の音が少なくとてもシンプルです。そのシンプルさゆえ、アカペラに近く「難しい」という合唱指導の先生もいるほど。


全員での合唱も美しいのですが、数人で言葉の持つ印象や世界観を大切に、輪唱のように紡がれる「かぞえうた」の歌唱そのものを、全員が心を込めて歌いました。

「桜花爛漫~Saikyo Yosakoi~」 中学1年生 身体表現

投稿日:2016.12.27

 艶やかな揃いの法被にきりりと結んだはちまき姿の中学1年生。身体表現と称し、彼らならではの「よさこい」に挑みました。今では「よさこい」も全国区になっていますが、日常的には行うことのない上下左右の動きや回転、ジャンプに苦労した練習を乗り越え、「和楽・千本桜」の楽曲が持つ、現代色濃い和の世界を全身で表現しました。


 曲のテンポがかなり速い印象でしたが、扇子や鳴子を持ちながらの演舞も縦横に統制のとれた動きで、1枚の華やかな絵を見ているようでした。


舞台の上だけでなく、花道や舞台下の客席ぎりぎりのところまで使って、迫力あるアクティブな形と動きで目を楽しませてくれました。全員の動きを合わせようと、細かなところまで集中して取り組み、自分たちの良さを生かした「才教学園中の1年生のよさこい」を踊ることができました。

「天国と地獄~騒動編~」 小学5年生 合奏

投稿日:2016.12.27

 ドイツ生まれの作曲家、ジャック・オッフェンバック。彼を指揮者に迎えた楽団は、彼の威圧的で傍若無人な振る舞いに少々うんざり気味の様子です。


「テレビの流行曲なんて演奏しない」とか、「クラシック音楽では楽しく体を動かす必要はない」と主張するオッフェンバックに対し、「音楽は楽しんでやるものだ」と、一矢報いようと相談を重ねた楽団員。奇しくも今日がその決行の日………さて、いざ本番です!


曲は、柔らかくゆったり流れるようなフレーズで始まります。しかし、指揮者の気づかないところで行動を起こした団員が一人。そろりそろりとオッフェンバックの背後に忍び寄ると、手にしたウッド・ブロックを一打! オッフェンバックを見事なまでに驚かせ、演奏はまるでお祭り騒ぎに。自分たちが楽しく演奏しているうちに、曲はいつの間にか「あまちゃんオープニングテーマ」に切り替わっていきます。


その後も、「天国と地獄」と「あまちゃんを」行ったり来たりする演奏に合わせ、舞台を右へ左へと走り回ったオッフェンバック。ようやく指揮台に落ち着きますが、演奏終わりには、このドタバタでずいぶん疲れて座り込みます。そんな彼を取り囲み、楽団は全員で一言、「ごくろうさん!」


変化するリズムをよくとらえた見事な合奏で、会場を楽しく沸かせた5年生でした。

「さいきょう版 ひょっこりひょうたん島~ライオン王国の巻~後編」 小学6年生 ミュージカル

投稿日:2016.12.27

 サンデー先生を助けるために奮闘するひょうたん島の仲間たち。タムレ族に一泡吹かせようと乗り込むも、海賊トラヒゲのうっかりミスで作戦は失敗という結果に…。大人たちに負けるものかと、子どもたちも全員で救出に向かいます。しかし、囚われたサンデー先生は、ふとしたはずみで壊してしまった檻を自ら直し、せっかくのチャンスを逃してしまいます。これには子どもたちもそろって困り顔。そうこうしているうちに、先生は逃げることができたのですが、代わりに子どもたちが捕まってしまうというハプニングに見舞われます。それでも、タムレ族が崇めるライオンくんの手引きのおかげもあって、紆余曲折を乗り越えながらも島のみんなは無事に再会することができたのでした。


島の噴火と日食という、偶然で不思議なできごとを教えてくれたアホウドリの王様・ホウスケ33世の熱唱あり、ちょっと寂しいライオンくんとの別れありと、後半にもたくさんの見どころがありました。


キャストたちだけでなく、前後半を通して最後まで演奏に徹した音楽隊も、とても誇らしげな表情で迎えたカーテンコール。懸命に駆け抜けた子どもたちに、会場から大きな拍手が送られました。

「さいきょう版 ひょっこりひょうたん島~ライオン王国の巻~前編」 小学6年生 ミュージカル

投稿日:2016.12.21

 天真爛漫な子どもたちと、ちょっと頼りないところもある大人たちが、ぷかぷか流れるひょうたん島で次々に起こるできごとに立ち向かいます。


「ひょっこりひょうたん島」出演者の6年生は、さいきょう祭初となる前後編の2部構成とともに、それぞれで演者を交代するダブルキャスト制で臨みました。今回は、その前編をー。


 


大噴火によって切り離されたひょうたん島には、ハイキング中の5人の子どもたちとサンデー先生。大統領ドン・ガバチョや謎めいた男ダンディ、さらに海賊トラヒゲなど個性的な住人達が楽しい生活を送る中、ひょうたん島が別の島に突然衝突! どこからともなく現れた、サーカス団に入ることを夢見るライオンくんと仲良くなるハカセたちでしたが、入れ替わるようにサンデー先生がタムレ族にとらえられてしまいます。先生を救出しようと、みんなは勇気をもってタムレ族を訪ねます。聞けばタムレ族とライオンの関係そして島の噴火にはなにか秘密があるようです。酋長の説明を聞き、月食の夜に行う儀式までに、先生とライオンを交換するように求められますが、「仲間の危機を救ってくれたライオンも先生も、ふたりとも助けたい」という思いで、再度タムレ族のもとへ向かいますが、さて、その結末は…。


(後編に続く)

「展覧会の絵」 小学5年生 シアターピース

投稿日:2016.12.21

 シアターピースとは、合唱や演奏にパフォーマンスや演劇など、合唱以外の表現手法を取り込んだ作品のこと。「展覧会の絵」は、ロシアの作曲家ムソルグスキーが、亡き友人ハルトマンの遺作展で見た絵画10点の印象を音楽にしたものです。ハルトマンの作品鑑賞に訪れた子どもたちと、友人を失い悲しみにくれるムソルグスキー。彼の歩調を表現したとされる「プロムナード」を交えながら、合唱で4曲を披露しました。


「ビドロ(牛車)」では、遠くから近づき、やがてまた遠ざかっていく牛車の距離感の変化を音の強弱で表現。バレエ音楽の衣装デザインをモチーフとした「卵の殻をつけた雛の踊り」では、題名のとおり、雛たちが楽しげなダンスを見せました。また、「鶏の足の上に建つ小屋(バーバ・ヤーガ)」では伝説の魔女がほうきにまたがって登場し、最後の「キエフの大門」では優雅かつ雄大な情景を感じさせる歌声が響きました。