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さいきょう祭レポート2018

閉祭式

投稿日:2018.12.27


行委員長挨拶


「今の思いを、夢へと紡いでいきましょう」


14回さいきょう祭も間もなく終わりを迎えます。ぶつかり合うこともありましたが、演目の質を高めるため、仲間と団結し練習を重ねてきました。今日はその成果を発揮でき、とても清々しい思いです。この経験や感動は一生の宝物です。最後までともに頑張ってきた仲間と大きな支えに感謝の気持ちを忘れず、得たものをさらに成長させていきましょう。


衣装の準備や体調管理をして下さった保護者のみなさんと先生方の支えなくして、さいきょう祭を迎えることはできませんでした。今日までありがとうございました。


今胸に響いているこの思いを、ぜひ夢へと紡いでいきましょう。


 


学校長講評


「チーム才教、成長のために」


保護者の皆様方、子どもたちのHearty Yellは届きましたか。もう一度大きな拍手をお送りください。今年も多くの笑顔に包まれ、さいきょう祭を終えることができます。今、実行委員長が話したことがすべてです。また明日から「チーム才教」として、成長していくために邁進を続けてまいります。これからのご支援ご指導をお願いいたしまして、最後の挨拶に代えさせていただきます。本日はありがとうございました。


「うたエール」 全校合唱

投稿日:2018.12.27


上級生が伴奏を担当した今年の全校合唱は、ゆずの2人による応援ソング、「うたエール」。明るい楽曲の大合唱ナンバーは、2018年平昌オリンピック開催に合わせて、テレビで見聞きした方も多かったと思います。みんなの背中を押してくれるような親しみやすいメロディーで、第14回さいきょう祭の締めくくりとしてふさわしい演目となりました。全校生徒が楽しんで歌っていたことが、その表情からお分かりいただけたと思います。


家庭で練習していた子も多かったのでしょう、保護者のみなさんも一緒に口ずさんでいる様子があちこちで伺えましたが、その顔もとても嬉しそうでした。


演出係の生徒が中心となって振り付けやパートごとの歌唱指導をしてきた全校合唱。まとまりのある歌声が会場いっぱいに響き渡り、最後の余韻まで温かさを感じました。


「ベートーヴェン交響曲第9番第4楽章~歓喜の歌~」 混声四部合唱

投稿日:2018.12.27


 ベートーヴェンの「交響曲第9番第4楽章~歓喜の歌~」は、昨年より才教学園の7年生、8年生、9年生の異なる学年による合唱として、新しく取り入れられました。2年目の今年は、歌唱部分を増やすなど、よりやりがいのある演目になりました。


 最高学年である9年生のテノール・ソロ、続くソリストの3人も、体全体から発しているような豊かな歌声で、全体を見事にリードしていきます。そして、皆を鼓舞するような指揮者の動き。それに合わせ、雄大でのびやかに歌い、ときに繊細なハーモニーを響かせる生徒たち。会場のみなさんも真剣な表情で聞きいってくださり、指揮が止まった瞬間から生徒への大きな称賛の拍手が起こりました

「THE GREATEST SHOW」 合唱・合奏 9年

投稿日:2018.12.27


 昨年、ミュージカル『WIZ』を披露した9年生。その彼らが魅せられた映画『The Greatest Showman』は、その主題歌ともいえる「This is Me」がゴールデングローブ賞で主題歌賞を受賞したミュージカル映画です。9年生はこれまでの集大成として、最後を飾るにふさわしい合唱・合奏を会場一杯に届けました。


 


「♪The Greatest Show」では、さながら映画の世界をそのまま持ち出したような放歌と足を踏み鳴らす音が響きました。サックスのソロ演奏と歌声にダンスも加わり、華やかなオープニングでした。


2曲目は元気あふれるポジティブな「♪Come Alive」は合奏で。冒頭から静かに湧き上がってくるような音から全員での演奏にいたるまで、ワクワク感が伝わり輝きのあるパフォーマンスに仕上がりました。


 そしてピアノとフルート、チェロが奏でた「♪A Million Dreams」。歌うように流れる演奏に聞き入りました。


 


 次に、ステージを降りた生徒たちは、心の内にある満たされない思いを綴った「♪Never Enough」を合唱。どことなく寂しそうな表情も見せながら丁寧に歌い上げる様子は、とても印象的でした。


「♪This is Me」には、最も今年の9年生らしさが出ていたと思います。ソロ歌唱も充実していてとても聞きごたえのある一曲でした。曲に合わせて体でリズムをとりながら、自分たちで選んだ曲を最後の一瞬まで精一杯届けたいという思いが伝わってきました。「勇気も傷もある。これがありのままの姿。これが私よ!」という歌詞に乗せ、演出にもこだわった最後の晴れ舞台に、長く大きな拍手が送られました。


「さいきょう版 アダムス・ファミリー」 ミュージカル 8年

投稿日:2018.12.27


 アメリカの1コマ漫画、アニメーションや映画で有名な「アダムス・ファミリー」。音楽科、英語科の先生の力も総動員して、8年生のカラーが本当によく表れたミュージカル、「さいきょう版 アダムス・ファミリー」ができあがりました。


アダムス一家とご先祖様、楽隊の徹底したビジュアルは、オリジナルの再現度も高く、懐かしさを覚えた人も多かったのでは…?


 


家族のなかでは、拷問(ごっこ)あり、毒薬ありのブラックだけど笑えるエピソードがたくさん。しかし、そこに確かな「家族愛」が存在しているのが、アダムス・ファミリーです。


恋人のルーカスを屋敷に招待したウェンズデーは、「おかしな家族と思われたくない。今日だけは普通にして!」と、服を変えたり家族のふるまいを取り繕ったり大忙し。アダムス一家と対峙したルーカスの家族も、怪訝な表情を隠すことなく夕食のテーブルへ。


パーティーでは父親同士がもめるし、ウェンズデーとルーカスの交際について驚き慌てる両家。ウェンズデーを正気に戻そうとしたパグズリーの策が裏目に出て、ルーカスの母、アリスが本性を出してしまうのでした。


ルーカスとウェンズデーの間にも不穏な空気が流れましたが、ルーカスの本気を見て、お互いの好意を確認した2人。そして、がらりと印象の変わったアリスに感化され、昔のように仲良くなったルーカスの父と母。両家(とご先祖様たち)が陽気に歌うナンバーで、物語は楽しいハッピーエンドを迎えました。


 


後の講評で校長から「伝説を作りましたね。」と言われた8年生。同じように、「今までのミュージカルの中で一番でした。」という感想が多くのみなさんから寄せられました。


 メイクや衣装、ご先祖(霊)らしさを表現しようと細部までこだわった作品は、8年生にとっても忘れられない思い出となったことでしょう。

「リフレイン」 合唱 6年

投稿日:2018.12.27


 このさいきょう祭の直後に行われた松本市卒業音楽会で歌う合唱曲を、一足早く大勢の前で披露した6年生。3クラスの生徒全員がひとつになって、声を共鳴させました。


「リフレイン」という曲には、その題名どおり、歌詞に「くりかえし」というフレーズが何度も出てきて、やさしく寄せる波のようです。


毎日いろいろな「くりかえし」があり、それは平凡で当たり前のことだらけかもしれません。しかし、そうした一瞬一瞬が重なって今があるのかもしれないと考えると、このシンプルな歌詞がぐっと深みを増してくるように思えてきます。


「La Bell Equipe~良き友との美~」 組体操 7年 

投稿日:2018.12.27


 舞台の上手から、一糸乱れぬ行進で入場した7年生。最初の定位置につくと、まずは個人技を披露。BGMはありますが、笛の合図などはないため、それぞれに拍を取って練習を重ねてきました。タイミングをぴたりとあわせ、バランス技を決めていきます。


次は二人技。2列ごとにペアを組む形で、全員が倒立を成功させました。そこから大きく位置を変え、35人が一組となって見事に開かせた扇は、とてもきれいでした。


「今回の見どころ」として、7年生の多くが注目してほしいと言っていたのが、初挑戦となる『千手観音』。これは10人を超える人数で3列に並び、少しずつ角度をずらして手を挙げていくというものです。前の人から順に右手を上げていくときはその様子を確認しながら動くことができますが、そのまま折り返して後方から左手を出すターンでも、息の合った美しい演舞となり、湧きおこる拍手を受けながら次のフォーメーションに移動していきます。


高さのあるピラミッド(3段が最高)では、曲に合わせて何回も乗り降りを繰り返します。その中で1組が1回だけ、段を崩してしまったのですが、その生徒たちは次のタイミングまで、恥じることなく実に堂々とした表情で正面を見据えていました。


最後の挨拶もすがすがしく、7学年全員が一丸となって真摯に取り組んできたことがよくわかる演技内容でした。


「新世界より 第4楽章(抜粋)」 合奏 5年

投稿日:2018.12.27


 クラシック音楽の金字塔、「第9」といえば、ベートーヴェンによる交響曲。でも、同じ「交響曲第9番」は、何もこれだけではないのです。


 


リコーダーを吹きながら、コミカルな掛け合いを見せる生徒。彼女たちに近づく男性は…なんとドヴォルザークさんでした。チェコの作曲家・ドヴォルザークの「第9」からの『新世界より』は、故郷を離れニューヨークに滞在したドヴォルザークが、その経験を音楽に落とし込んで作られたといわれています。本人(?)からこの曲にまつわるエピソードを一通り聞き、いよいよ演奏へ。


「家路」「遠き山に日は落ちて」として知られるメロディ、穏やかさと華やかさを併せ持つ『新世界より』から第4楽章を、リコーダーと鍵盤ハーモニカを中心とした楽器構成で演奏しました。5年生の堂に入った演奏からは、熱心に練習繰り返してきたことを推し量ることができました。

「虹色の未来へ」「ドラえもん」 吹奏楽部

投稿日:2018.12.27


 これまでより人数が大幅に増えた吹奏楽部。木管楽器と打楽器のほかに、金管楽器を担当する部員が入り、より様々なバリエーションの楽曲に挑戦することができるようになりました。ここまで吹奏楽部をけん引してきた9年生部員も、このステージをもって完全に引退となります。「先輩への感謝の気持ちも込めて、精いっぱいの演奏ができたら」と事前に言っていた後輩もいました。


1曲目はコンサート・マーチ「虹色の未来へ」。2018年度吹奏楽コンクールの課題曲の一つでした。英語でのタイトルは「Step to the Rainbow」。次への一歩を踏み出すようなファンファーレや、お互いの音をしっかり聞きあっている演奏から、今後の活躍が期待されます。


2曲目の「ドラえもん」は、星野源さんの楽曲です。秋の吹奏楽祭・校内定期演奏会でも演奏した曲を、少ない時間の中でブラッシュアップし、自分たちも楽しく演奏し、見ている人たちにも楽しんでもらおうという思いが溢れていました。


「100万回生きたねこ」 ミュージカル 6年

投稿日:2018.12.27


 6年生のミュージカルは、長く愛されている絵本を原作とする「100万回生きたねこ」。


100万回死んで、100万回生きた主人公のねこ。王様のそばで戦いに巻き込まれて命を落としたり、どろぼうの相棒だった時には侵入先の犬に襲われて死んでしまったりと、生きるたびに波乱に満ちた人生(猫生)を送ってきました。ねこが死ぬたび、飼い主は涙を流しますが、当のねこはそれに気づく由もなく…。


死んでは生まれてを繰り返し、野良になったねこは、白ねこと出会います。大切な家族を得たねこは穏やかな時間を過ごしていましたが、ある日、白ねこがもう目覚めることがないと知り、ようやく泣いたのでした。後を追うようにねこも死んでしまいますが、これを最後に、ねこが生き返ることはなかったのです。


 


セリフの代わりに10曲を歌い物語をつなぐスタイルで、場面ごとにはっきりとしたストーリーがあり、「生きること」「死ぬこと」「愛すること」「愛されること」の意味を教えてもらったように思える作品です。


ねこ役は「らしさ」を出すために、ねこの動作をしっかり作りこんでステージへ。また、ねこを取り巻く人間たちも、とても情感たっぷりに演じ切ることができていました。