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インタビュー

卒業生 インタビュー2020

発信力を高めてくれた 原点としての才教学園

平成27年度卒業 東京大学理科三類

 才教には発信力を養う機会が豊富にあります。7年生でのプレゼンテーションコンテスト、8年生での修学旅行発表会を通して、私は人前で話すための技術を身に付け、公の場で自分の考えをより効果的に発信できるようになりました。
 卒業後に進学した開成高校の校風はとても自治的で、修学旅行では生徒自らが旅行会社と相談し、行き先などを企画します。私はその責任者の一人として、400人の同級生の前で旅行の企画を発表しました。開成中学校からの生徒が4分の3を占める中でこの大役を果たせたのは、才教で培った発信力のお陰です。また、私が所属していた俳句部では、俳句甲子園全国大会での準優勝という成績を収め、ここでも才教で学んだ基礎が活きました。
 大学入学後は、医学に携わることになるでしょう。医学の世界では与えられた正解が無い場面も多く、医療スタッフや患者さんと相談して自分なりの答えを導き出し、発信することが求められます。恵まれた環境で学び続けられることに感謝しつつ学問の研鑽に努め、その成果を少しでも多くの人に還元していきたいです。

卒業生 インタビュー2020

志教育が導いてくれた 自ら考え、行動する力

平成28年度卒業 名古屋大学法学部

毎年新たな感動を味わえる体育祭。特に印象的なのは8年生の学年競技「台風の目」です。アイデアを出し合ったり、朝練をしたりと、皆が「勝つ」という目標に向かって全力で取り組み、本番で勝利を収めた時は涙があふれました。また、私が副部長を務めたテニス部では、技術に加えメンタルの鍛え方まで本などで勉強し、自分たちで後輩の指導を行いました。自ら考え、行動することの大切さと、真剣に頑張っていれば皆もついてきてくれることを実感しました。「世のため人のために尽くす」志教育が私の心に根付いていたからこそ、実践できたのだと思います。
 部活動にも力を注いでいた分、学習は短時間に集中して取り組み、わずかな時間も活用しました。友人は皆真剣に勉強していて、互いを高め合える関係。気軽に先生方に質問できる環境にも恵まれていました。
 才教は、私自身の豊かな土壌を耕すような場所だったと思います。大学では法律への学びを深める中で、さらに明確な将来の目標へとつながる志の芽を、自分の手で大きく育てていきたいと考えています。

卒業生 インタビュー2020

才教での経験の全てが 私の糧であり、支えです

平成28年度卒業 東京大学理科一類

 才教では、先生方は学習の計画や進め方から、クラス内でのさまざまな話し合いに至るまで、私たち生徒に適度に任せてくださいます。おかげで、自分で課題を発見し、解決のための計画を立て、それを実行するという習慣が身に付きました。互いに切磋琢磨できる仲間との出会いも財産です。それぞれ光る個性を持ち、知的で向上心あふれる友人たちとの会話は本当に楽しいものでした。高校の学生寮で寮長を務めた時や、学園祭で模擬店を運営した時にも、才教での学びが生かされました。これから先もずっと私を支えてくれる糧であると思っています。

 現在私は、将来の目標について模索している最中です。東京大学は1、2年生の間に幅広い分野を学び、その後進路を決められるのが大きな利点。この間に自分のやりたいことを明確にしたいと考えています。

 後輩の皆さん、どんなに恵まれた環境も、それを「生かそう」という気持ちがなければ生かすことはできません。向上心を持ち、一日一日を大切に過ごしてください。

卒業生 インタビュー2020

「日常」が素晴らしい環境 母校を誇りに思います

平成28年度卒業 信州大学医学部医学科

 卒業後に改めて気付いた、才教の素晴らしいところがいくつもあります。生徒は皆、誰にでも明るいあいさつができますし、先生方はクラスや学年に関わらず、生徒の顔と名前を覚えていてくださり、いつも見守られている安心感の中で過ごせます。日常的にも人前で話す機会を持てること、発表や役割分担を通して皆が大きく成長する経験ができるのも才教だからこそ。何よりも豊かな人間性を育ててくれる学校だと思います。

 学習に対しても真剣に取り組む姿勢が、小学生のうちから自然と身に付く環境でした。多くの学びを最大限に生かし、「世のため人のために尽くす」という志を実現できる「医師」への道が開けたのも、才教で小中学校時代を過ごしたからだと思います。患者さんに信頼され、一人ひとりに対して家族のように寄り添う心あたたかな医師となることを目標に、これからも学び続けていきます。

 才教学園の卒業生であることは私の誇りです。後輩の皆さんにも必ずそう感じてもらえる学校だと、自信を持って言えます。