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「ハロウィンの夜に ~monster&children~」 2年 演劇

「ハロウィンの夜に ~monster&children~」 2年 演劇

投稿日:2017.11.30


「森の向こうには行かないこと」


 


そう教えられてきた、モンスターと人間の子どもたちですが、ある時、ドラキュラやフランケンシュタインの子どもたちが連れ立って森の方へ…。「人間に食べられちゃうかもしれない。」とつぶやく一方で、お待ちかねのハロウィンを迎えた人間の子どもたちは、「トリック・オア・トリート!」と言いながら、家々を回っています。オオカミ男やミイラ男の衣装を着け、お菓子をもらって喜ぶ子どもたちは、モンスターと出会い、お互いの正体を知らずに意気投合。ドアを叩き、ピンポーン♪と音府がすると、家から優しそうな人が出てきて、お菓子をくれました。これに驚くモンスターの子どもたち。


「人間の子どもたちはなんて言っていたのかな?」


「トリー…トメント!」


「それはシャンプーの後に使うものだよ」


と、楽しい掛け合いをしつつ、「トリック・オア・トリート!」というフレーズを覚え、お菓子をもらいに出かけていきます。


ところが、あるドアの前に来ると人間の子どもたちがざわつき始めます。どうやら、この家に住むおばあさんは、気むずかし屋でお菓子をくれたためしがないというのです。何とかハロウィンの楽しさをわかってもらおうと、作戦を立てる子どもたち。相談するうちに、本物のモンスターだということが分かって驚きますが、改めて協力することを決めました。


…が、おばあさんはなかなかの強敵。「お菓子なんか上げないよー」とあっかんべ。でも、子どもたちの楽しい歌を聴いているうちに、おばあさんの体が音楽に合わせて動き出します。最後にはおばあさんも笑顔でハロウィンのダンスを踊ります。


「こんなに楽しいのは80年ぶり。今まで意地悪してごめんなさい。これからはお菓子を準備して待っているよ。」というおばあさんともすっかり仲良しになり、お話は終わりました。


演目の最後は、自分たちの合奏に合わせて配役ごとに並んで挨拶。終始生き生きとした表情で大きな拍手を受け止めていました。