6年生がSTEAM学習の一環として、1月16日(木)にりんごジャムづくりを行いました。
2学期終盤に収穫体験をさせていただいた「道の駅 いまい恵みの里」のみなさんに再度ご協力いただき、学校で調理しました。
同施設の食品加工工場の所長さんから、「皮も使う」と聞き、果実のヘタとおしりの部分も念入りに洗いました。
すでにおいしそうなりんごを薄くいちょう切りにして、小さなかけらもすべて鍋に入れ、砂糖といっしょに煮詰めました。
あたたかく甘い香りが広がり、「早く食べてみたい!」とそわそわの6年生。皮に含まれるペクチンの働きで、添加物を使わない、やさしい味わいのジャムができました。
熱々のジャムをビンに詰め、最終工程の脱気処理へ。熱湯から取り出したビンのふたは少し膨らんでいましたが、冷めるとへこみ、余分な空気が抜けたことが分かりました 仕上げに、自分たちがiPadで作成したラベルを張って「自分だけのりんごジャム」が完成。ぜひご家庭でご賞味ください。
〈生徒の感想〉
・思ったより簡単に、短時間で作ることができた。
・皮付きで作ると、捨てる部分が少なく、ごみ削減にもなる。
・りんご、砂糖、レモン果汁があればすぐできるので、家でも作ってみたい。
〈学年主任より〉
自分たちで食材を加工し保存のきくかたちにした今回の経験は、生徒が食の大切さに気づき、災害時にも役立つ非常食に対する見識を深めることにつながりました。もしものときに、自分や周りの人の助けになるスキルのひとつになると思います。おいしいりんごと学習の機会をご提供くださった「いまい恵みの里」のみなさん、ありがとうございました。
加熱前の量(りんご3個)
かさが減り、きれいなあめ色のジャムができました
びんごと熱湯に入れ、脱気処理
◇着任式
音楽科の先生を新たに1名、今学期よりお迎えしました。
これから、よろしくお願いします!
◇バス会
登下校指導担当の荒木先生から、「大切なお願い」として、ふたつのことが伝えられました。冬期は悪路になることもあるので、安全な運行を妨げないように十分注意しましょう。
①バス利用時、「自分ファースト」にならない
②感染症対策として、乗り物内では、なるべくマスクをする
また、バス便ごとの集まりでは、2学期後半の車内のようすを聞き取ったり、座席替えの連絡が行われたりしました。
◇教室では・・・
宿題の提出や大切な書類を回収しつつ、しばらくぶりに顔を合わせた友達や先生との会話に花が咲きました。少し落ち着いた雰囲気の中で、冬休みの思い出を報告していた学年もありました。
先生方や生徒たちの手がけた黒板アートはどれも力作。そのうちのいくつかも下に掲載します。黒板の前で新年初撮りの学級もあり、笑顔いっぱいの巳年がスタートしました。
かねてより小松校長が話している「結果を出す3学期」が、1月8日(水)から始まりました。
◇始業式
校長先生が体調不良でお休みされたため、始業式の冒頭では、巣山教頭がまずそのことに触れ、「たくさんの年賀状をありがとう」という校長先生からのメッセージを伝えました。
〖教頭先生のお話〗
今年度の登校日は全部で224日。3学期、みなさんが学校に来るのは56日ですから、すでに全体の4分の3を消化しています。卒業式まではあっという間。今日は、いくつかの学年を例にとり、これからのことを話したいと思います。
1年生のみなさん、才教学園で初めての1年がもうすぐ終わります。4月には新しい後輩を迎えることになりますが、すてきなお兄さん、お姉さんとして学校のことをいろいろ教えてあげられるようになっているでしょうか。
4年生のみなさんは、Ⅰ期の制服が着られるのもあとわずか。進級すると制服が変わり、授業時間が変わり、生徒会の一員となります。その準備はできていますか。
8年生には、4月になれば9年生の証の「青いネクタイ」が渡されます。小中一貫の本校において、学校全体のリーダーに見合う心づもりはできているでしょうか。
9年生は言うまでもなく、いよいよ高校受験が迫っています。学習を進める日々に不安や葛藤もあると思いますが、ここまでの集大成となる学期にしましょう。
その9年生を応援し、サポートするのが、1年生から8年生までの全員です。学年がすぐ上でも、また離れていても、先輩の姿に倣って、今の自分たちの様子を振り返りましょう。
さて、職員室にいると、教頭先生の所には様々な報告が上がってきます。いい報告も、ときには学校設備が壊れてしまっていたなど、そうでないものも・・・。校内でこうしたことが起こると、とても残念な気持ちになることは、みなさんもわかってくれると思います。そこで、ここからは、私が小さいときに聞いて、いまだ強く印象に残っている話をしたいと思います。
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だれもが生きるのに精いっぱいなほど貧しい中、あるきょうだいがお腹を空かせて夜道を歩いていました。畑の中の道で、ふと見ると立派なスイカが実っています。
兄は、「だれも見ていないから、このスイカを持ち帰ってもいいだろう」と提案しました。しかし弟は、「ううん、やめよう。お月さまが見ているよ」といいました。
その言葉で我に返った兄は思いとどまり、空腹は満たされなかったけれど、きょうだいはとても清々しい気持ちになりました。
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お話の核は「戒め」ですが、学校や教室という場所では、ごみをさっと拾ったり、机の列を整えたりということを、天井や壁、照明、黒板などの神様や精霊が静かに見ているかもしれない・・・私は、そう思います。いいことも、そうでないことも、いずれそれが自分に返ってくるとすれば、みなさんも自然と取るべき行動が分かるでしょう。(講話おわり)
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幸いにも参集形式で始業式を行うことができましたが、県内でもインフルエンザに罹患する人が増えています。体調がすぐれない場合は早めにしっかり休むなどして、体調管理に努めましょう。
保護者の皆様においても、子ども達の日々の体調に気をつけていただきますよう、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
学校・入試説明会
本校の概要と、入学選抜試験についてご説明いたします。
日時:令和7年1月11日(土) 10:00~11:30
場所:才教学園小学校・中学校
対象:本校への受験を検討されている方
学校・入試説明会お申し込みはこちらから
<第3回 入学選抜試験(最終試験)>
日程:令和7年1月26日(日)
対象学年:新1年生~新9年生
出願期間:1月14日(火)~1月17日(金)
合格発表:2月1日(土)
入学願書の請求、お問い合わせはこちらから
(12月27日~1月6日までは休館となりますので、1月7日以降の発送となります。)
出願方法等ご不明な点がございましたら、才教学園事務室(0263-58-0311)までお問合せください。
[ 12/14(土)]避難所づくり
体育館で割り当てられたスペースを使い、避難所設営が始まりました。テープや道具類を使わない組み立て式のダンボールベッドを組み立て、体育館にあるもの・使えるものを持ち寄って、前日の"作戦会議"の内容を協力してかたちにしていきます。
パーソナルスペース以外にも、ごみ捨て場や情報掲示板などのパブリックスペースの使い方も自分たちで考えました。
6年生とIVUSA様との企画は今年で4年目。もしものときは、これらの学びを活かして地域防災に貢献できるようになるといいなと思います。
ここで、初日の講義で「みなさんへのお願い」として宮﨑先生が仰っていたことを・・・。
「避難生活が負担になるなどして、能登での災害関連死は230人を超え、今も厳しい生活を余儀なくされている方たちが多い。復旧・復興をしっかり進めていくためには、そういう方たち、地域のことを少しでも話題にして忘れないこと。みなさんがそうやって思いを寄せることも大切な支援であることを意識してほしい」
IVUSAのみなさん、今年もありがとうございました。
〈6年生の感想〉
・災害で直接命を落とした人より、「関連死」の方が多いと聞いて驚いた。
・IVUSAのみなさんの能登での活動を画像、動画で見せてもらった。しっかりした知識と勇気が必要なことで、すごいと思った。
・避難所づくりは設計図通りにいかない部分もあったが、その場その場でみんなで助け合い、変えていくこともできた。
・能登のニュースはテレビで見ることもあるが、以前ほど多くない。宮﨑先生が言っていたように、自分にもできることがあるなら、家族で話したいと思う。
年間を通して防災について学んでいる6年生が、NPO法人「国際ボランティア学生協会」(以降、IVUSA)のみなさんと避難所について考える授業を行いました。
[ 12/13(金)]座学と"作戦会議"
IVUSA理事・宮﨑先生は、ボランティア活動について「困りごとを解消するためにできることを考え、普段のくらしを幸せにするための行動」と説明。「豊かな自然環境があるからこそ災害も起きてしまう」とし、今年1月に地震で大きな被害を受けた能登半島での活動について紹介してくださいました。同地域では9月の豪雨で仮設住宅が浸水し、長期にわたる断水の影響も相まって生活の再建が難しい状況が続いています。
こうした中で欠かせないのが避難所です。6年生と学生のみなさんは8つの班に分かれ、「高齢者」「乳幼児」など4つのシチュエーションを想定して避難所づくりを計画。宮崎先生が話されたように、困っている人達ができるだけ暮らしやすい避難所運営について話し合いました。
12月中旬、授業時間を使いスポーツマッチを開催しました。これは生徒会企画のひとつで、Ⅱ・Ⅲ期生(5年生から9年生)がミニゲームなどをローテーション形式で楽しみました。
グラウンドではチーム対抗リレーで大盛り上がり。練習時間には、バトンの受け渡しに精を出したり、走順を確認したり・・・。実走では、後続チームが追い抜きに成功するたび、歓声があがっていました。
体育館でも、ドッジボール、大縄飛び、さいころピンポンリレーなど、いずれも男女混合で元気に体を動かしました。
生徒たちからは「思いっきりやれて楽しかった」「寒いグラウンドから体育館に入って、大きなヒーターに癒された」「みんなで大きな声を出して動いたら、気持ちがすっきり!」といった声が聞かれました。
運営は体育委員会と生徒会本部が担い、5・6年生は12日(木)、7~9年生は13日(金)に実施。日差しも弱く予想外の寒風の中、当初の予定を変更しての活動でしたが、大きなケガなく終えることができてよかったと思います。みなさん、おつかれさまでした!
◇スポーツマッチ=5・6年生(2024年12月12日)
★運営にあたる9年生
12月11日(水)、5~9年生が参集して生徒総会を行いました。
生徒会長をはじめとする本部役員や委員長(9年生)を中心に準備を進め、この1年間に実施したさまざまな活動を振り返りました。
議案書は事前に学級単位で読み合わせを行い、各委員会への質問を募っていました。寄せられた質問に対し、委員長らは丁寧に回答。すべての議案が承認され、この活動報告をもって現生徒会は任期満了となりました。ここまで、本当におつかれさまでした。
◇各委員会の報告に"承認"の挙手
総会の終わりには、小松校長から9年生に労いの言葉がかけられ、「スムーズな運営に必要な3つの力」についてお話がありました。
①傾聴力-- 人の話をよく聞く(聴く)
②判断力-- 議論、意見を交わし、物事を見極める
③実行力-- 計画したことをやり遂げる
これからは、活動を引き継いだ8年生がリーダーです。
才教の教育理念のもとに全校で取り組んでいること、培ってきた伝統を維持し、より良い学校にしていくための課題をはっきりさせ、生徒会活動に取り組んでくれることでしょう。