7月16日(土)に小学校・中学校併せて9学年の授業を公開するオープンスクールを行いました。
小・中学校の生活を直接体験いただくものではありませんでしたが、本校で取り組んでいるSTEAM型授業の自由見学として、多くの皆様にご覧いただきました。
授業公開の後には「STEAMワークショップ」を開催。数学のお兄さん・横山明日希先生を講師に迎え、「平面パズル」を使った作品作りに親子で取り組んでいただきました。
皆様にはご来校時の健康チェックカード提出、手指の消毒等へのご理解ご協力をいただき、ありがとうございました。
〇各教室で行われた内容(主なもの)
1年/糸電話を使って音の伝わり方を学ぼう
・糸電話の糸の代わりにいろいろな素材を使い、聴き比べてみる。
2年/お気に入りの本を紹介しよう
・今までに読んだ本の紹介。紹介用ワークシートはiPadで共有し、クラスメイトの紹介を聞いて感想を書く。
3年/わたしが住むまちの紹介
・自分が住んでいる地域について調べたことを、プレゼンテーションソフトを使い工夫して発表。
4年/そろばんを体験しよう
・そろばんアプリを使い、使い方や計算を行う。
5年/プログラミング学習
・イベント型プログラミングについての外部講師による授業。レゴのマインドストームを使用。
6年/災害への「備え」を考える
・研修旅行で自分が見聞きしたことを振り返り、災害への備えについて考える。Googleアプリ「jamboard」も活用し、学びにおける有効性も検証する。
7年/Let's STEAM! Dance完コピ発表会
・既成のダンスを「視聴・覚える・録画・確認・修正」し発表。4名程度のグループでダンス担当やiPad等操作の役割を分担。
1年生の授業から:「おむすびころりん」音読発表、算数「ながさくらべ」
5年生はプログラミング、7年生は「完コピダンス」発表
STEAMワークショップ
6月24日(金)、全学年を対象にした交通安全教室を行いました。各学年における目的は次のとおりです。
・1~3年:交差点や信号機に注意して、安全に歩行する
・4年 :自転車の正しい乗り方を学び、自転車運転免許を取得する
・5~9年:事故の実例などを視聴し、安全な自転車運転について学ぶ
この日は、松本市交通安全センターおよび交通安全教育支援センターのみなさんが来校され、学校全体向けてご指導いただきました。
通学のときだけでなく、歩行者として、また自転車の運転者としての基本ルールを日々徹底し、交通安全に努めたいと思います。
1~3年「安全な歩行について」
自転車の運転について話を聞く4年生
6月24日(金)と27日(月)、信濃毎日新聞様のご協力をいただき、4年生が新聞づくりのコツを教わる出前授業が行われました。講師として来校された山崎さんは、自分の心に残ったことのうち、"なにを・どのように"伝えるか、その方法を4年生に伝授。文章をかくときの工夫や紙面構成についても、わかりやすく説明してくださいました。
「総合的な学習の時間」を利用して、長野県内の市町村について調べ学習を進めてきたことを、4年生はまず1枚の新聞にして発表します。インターネットや紙のパンフレット、現地へ行ってiPadで撮影した画像などを資料として収集・保存してあり、その中から「自分が伝えたいこと」を精査します。柱となる文章ができあがると、そこに詳しいことが分かるような肉付けをしていくのですが、「伝えたいことがたくさんあり過ぎるよ」「どんな順番にしたらいいかな」といったつぶやきも聞こえた教室。仕上がりを想像して、楽しそうに紙面に文字を書き入れていました。
個別の質問にも丁寧に対応してくださった山崎さん、ありがとうございました。
生徒のようすを見ながら、いろんなアドバイスをくださった山崎さん
iPadやその他の端末を、子どもたち一人ひとりが学習ツールとして安全に活用していくためのお話を聞く講座が、3・4年生を対象に行われました。学校や家庭などでの端末の適切な使い方、ネットの世界に潜む危険や、実際にインターネットを介してトラブルに発展した事例など、スライド等を交えながら分かりやすい言葉でご説明いただきました。
6月16日(木)の授業に講師として来校されたのは、松本警察署生活安全第一課の吉田さんです。この短期間に本校での講義は4回目となりました。ご協力、本当にありがとうございます。
便利なインターネットですが、それゆえ「デジタルヘロイン」と呼ばれ、ゲーム障害といった依存症の引き金になってしまうこと。画面をずっと見続けることで目が悪くなったり、イヤホンの使い過ぎで耳が聞こえにくくなったり、命にかかわることにもなりかねないこと...からだに及ぼす影響の怖さを教わりました。
また、スマートフォンなどで何気なく撮影した画像の中に、個人や場所を特定できる情報が移りこんでしまうこともある、といったお話もありました。
今日までのお話をふまえ、学校では、端末を安全に、正しく活用するための行動を生徒に促していきます。使用する時間や場所について、学校やお家の人と決めたルールをしっかり守れるよう、ご家庭でも、子どもたちに声がけをしていただけたらと思います。
※講座は学年ごと2回に分けて行われました。写真は3年生の回より。
自分たちが出したごみは、どこでどのように処理されるのだろう...?
6月14日(火)、4年生が松本クリーンセンター(松本市島内)を見学しました。
見学ルートの最初はプラットホーム。収集車が「ゴミピット」と呼ばれるところにゴミを投下していきます。収集車には、リボンの絵の描いてある車(ゴミステーションのゴミ=主に家庭ごみを運ぶ)と、魔女の絵の車(会社やスーパーなどから出るゴミを運ぶ)があると知り、両方の車を見つけようとしていた4年生。「タイミングが合わないと見られない」という、ゴミがクレーンで焼却炉に投入されるところも、食い入るように見ていました。
他にも、中央制御室では24時間交代で焼却炉をコントロールしていること、焼却炉が安全に稼働できるように、ゴミを出すわたしたちがしっかり分別をする必要があることなどがわかりました。
そして、古紙を利用して新しく紙を作る「ペーパーラボ」も見学。環境に配慮し水をほとんど使わないといった特徴があり、できあがった紙を見た子どもたちは「リサイクルしたものとは思えない!」と驚いていました。
4年生は各所での説明を真剣に聞いていました。必要なこと、大切なことを書き留めてきたのですが、以前、国語で学習した「聞き取りメモ」が大いに役立ったようです。
松本クリーンセンター職員の方には、子どもたちの質問にも丁寧にお答えいただきました。
わたしたちの生活を支えて下さるみなさんに、改めて感謝です。
リボン(家庭ごみ)の収集車がプラットホームからピットにゴミを投入
不燃物用の破砕ピット
古紙リサイクルの機械「ペーパーラボ」
才教学園 特別教育講演会
毎回ご好評をいただいている講演会です。
講演テーマ:「21世紀を生き抜く力を育むSTEAM教育 小中高大の学びにもたらす可能性」
講師:横山 明日希 先生(株式会社 math channel代表・数学のお兄さん)
日時:6月25日 (土) 10:00~11:40 (講演時間は10:10~11:40)
※9:50までに受付をお済ませください。
本校が昨年度から導入しているSTEAM教育の魅力や可能性について、専門家の見地からお話しいただきます。
(保護者の皆様対象の講演会になりますのでお子様の同伴はご遠慮願います。)
*託児サービスの受付は終了しました。
講演会の詳細はこちらから
参加を希望される方はこちらから
なお、さいきょう子育て支援プログラム「年長さんのわくわくプレスクール(同時開催)」への参加申し込みは、引き続き受付中です。
プレスクール参加をご希望の方は、こちらをご覧ください。
<新型コロナウイルスの予防について>
本校では、安心して説明会にご参加いただくため、参加者の皆様に以下の新型コロナ感染対策をお願いしております。
・事前予約制となります
・受付時に、サーモマネージャーによる検温、健康チェックカードのご提出のお願い。
・アルコールによる手指消毒
・座席の間隔を広くする
・会場内の空気清浄機の設置、換気の徹底 その他
地域の感染拡大状況次第では、説明会を延期・中止することがございます。
6月3日(金)、1~4年生の遠足がありました。
一部で通り雨もありましたが、その場所でしか見られない景色、その場所だからできることを、自然の中で楽しみ、学び、とことん満喫してきました。
1・2年生―アルプス公園(松本市)
木々の葉の間から木漏れ日が注ぐ中、林道を元気いっぱいに歩いたり、公園の遊具で思いっきり体を動かして遊んだりしました。
3年生―こだまの森(木祖村)
渓流に入って捕まえたイワナを塩焼きにしていただきました。ボルダリング、木製スプーンづくりにも挑戦。
4年生―鳥居峠・奈良井宿(木祖村・塩尻市)
中山道の難所と呼ばれた鳥居峠に、木曽側からアタック。奈良井宿では「木曽の大橋」を渡り、たもとで記念撮影をしました。
校長先生が折に触れてお話し下さっているように、どの学年も「五感磨き」の1日となりました。
お世話になった関係各所の皆様、お弁当の用意をしてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
(上2枚)林道散策などを楽しんだ1・2年生
(上2枚)「捕まえました!」イワナを見せる3年生。ナイフで黙々とスプーン作りも。
(上2枚)緑深い古道と奈良井宿を歩き、歴史の一端に触れた4年生。
人の心や体を傷つけるいじめは絶対にしてはいけないと、法律で決まっています――。6月2日(木)、2年生が松本警察署の方から話を聞くいじめ防止教室がありました。
スクールサポーターの吉田さんは、「友達同士で遊んでいたとしても、押さえつけたり投げたりということを相手が嫌がればいじめとみなされ、暴行罪や傷害罪という犯罪になることがある」と説明。他にも、少し難しい言葉でしたが、だれかの持ち物を盗んだり隠したりすることは窃盗罪、友達ものや学校のものをわざと壊すことは器物損壊罪になる可能性があることなども教わりました。
もし、机に落書きをされたり、消しゴムを投げられたりということが続いたら・・・?
自分の身にこのようなことが起きたらどう思うか、しばらく考えた2年生。口々に、「いやな気持ちになる」と答えました。
「いじめた人が悪いのはもちろんですが、そういう光景を見ていた人はどうするか」という問いかけに、2年生からは、された人の味方をする、いじめはダメだと教える・・・といった意見が。
吉田さんは「見て見ぬふりだけは絶対にしないで。みなさんができることのひとつは、先生や家族、周りの大人に伝えること。もうひとつは、いじめられている子の話を聞いてあげること。悲しい思いをしている人がいたら、ちょっとだけ勇気を出して話を聞いてあげましょう」と話し、さらに、「いじめの中には犯罪になる行為がある。いろんな考えの人がいて、みんなが同じではないということを認め合い、違うからといって責めないこと。相手の立場になって考え、いじめをしたりされたりということがないように」とまとめて下さいました。
2年生に説明するスクールサポーター・吉田さん
事前にワークシートに書いた意見を発表する2年生
授業公開 Week
本校で行われている授業の様子をご覧いただける機会です。お気軽にご参加ください。
日程:6月6日(月)~10日(金)
(各日 5~10組)
スケジュール:
10:30~10:50 諸説明
10:50~11:40 授業見学
11:45~12:15 入試対策講座(希望者)
*入試対策講座(希望者)は6日(月)、9日(木)のみの開催となります。
参加ご希望の方は、以下のフォームからお申込みください。
(ご希望の日付をご連絡事項欄にご記入ください。)
学校では「もしも」のときに備え、避難訓練をはじめとする訓練を数回行っています。
5月14日(土)は全学年が登校し、不審者対応訓練と生徒の引き渡し訓練を実施しました。危険なことや大きな自然災害が起こらないことを望みますが、有事の際に生徒、教職員、保護者がどのように行動すべきかをしっかり確認する機会になりました。
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■不審者対応訓練
(想定)授業中または休み時間中に不審者が現れ、校内(教室)に侵入してきた。
(対応)教室内で生徒は廊下から姿が見えづらい位置に身を寄せ、教職員はドアの施錠など不審者が入りにくい環境を作る。
実際に7年生の教室に不審者役の先生が入ったときには、生徒の大きな叫び声、避難と安全を呼びかける先生たちの声が飛び交い、確保までの数分間は普段と違う緊張感がありました。
■生徒の引き渡し訓練
(想定)生徒登校後、長野県中部を震源とする大地震発生。生徒は全員無事だが、バスの運行が難しく、公共交通機関も不通となり、生徒だけでは下校できないため、学校は保護者に生徒の引き取りをお願いするメールを送信。
生徒は校内放送や担任の避難指示に従い、速やかに待機場所へ移動しました。教職員は状況の判断・把握に努め、保護者受付に必要なものの準備や設置、待機する生徒たちの見守りなど、様々なことに気を配りながら訓練に取り組み、最後の1人が下校するまで見届けました。
保護者のみなさんには、構内を走行する際の車両の流れ、確認カードの提示など円滑な引き取りにご協力いただき、ありがとうございました。
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◆◆教頭講評◆◆
不審者の侵入と地震発生の想定が含まれた訓練でした。侵入者が認められた後、その姿を直接見たり、先生たちが確保に向けて行動する様子を見聞きしたりしたみなさんは、どのような気持ちになりましたか。恐怖や不安を感じ、ドキドキしたのではないでしょうか。
たとえ訓練であっても、本気で真剣にやらないと意味がありません。また、数百人がいる学校でみんなが好き勝手な行動をとっていては、非常事態に立ち向かうことはできません。
12日に行われた声かけ対応訓練(1年)でも、警察署・スクールサポーターの方から「自分の命は自分で守る」というお話があったばかりです。まずは自分の命を守るということを、しっかり心に留め、必要な行動をとれるようにしましょう。
先生扮する不審者が侵入したクラスは即避難。他のフロア、クラスは安全確認の一報を待つ(不審者対応訓練)
生徒を守るため、先生たちも真剣です(不審者対応訓練)
地震の揺れに備え、机の下に入り脚をもつ1年生。生徒のお迎え時、教職員が引き渡しカードを確認(引き渡し訓練)