◇着任式
音楽科の先生を新たに1名、今学期よりお迎えしました。
これから、よろしくお願いします!
◇バス会
登下校指導担当の荒木先生から、「大切なお願い」として、ふたつのことが伝えられました。冬期は悪路になることもあるので、安全な運行を妨げないように十分注意しましょう。
①バス利用時、「自分ファースト」にならない
②感染症対策として、乗り物内では、なるべくマスクをする
また、バス便ごとの集まりでは、2学期後半の車内のようすを聞き取ったり、座席替えの連絡が行われたりしました。
◇教室では・・・
宿題の提出や大切な書類を回収しつつ、しばらくぶりに顔を合わせた友達や先生との会話に花が咲きました。少し落ち着いた雰囲気の中で、冬休みの思い出を報告していた学年もありました。
先生方や生徒たちの手がけた黒板アートはどれも力作。そのうちのいくつかも下に掲載します。黒板の前で新年初撮りの学級もあり、笑顔いっぱいの巳年がスタートしました。
かねてより小松校長が話している「結果を出す3学期」が、1月8日(水)から始まりました。
◇始業式
校長先生が体調不良でお休みされたため、始業式の冒頭では、巣山教頭がまずそのことに触れ、「たくさんの年賀状をありがとう」という校長先生からのメッセージを伝えました。
〖教頭先生のお話〗
今年度の登校日は全部で224日。3学期、みなさんが学校に来るのは56日ですから、すでに全体の4分の3を消化しています。卒業式まではあっという間。今日は、いくつかの学年を例にとり、これからのことを話したいと思います。
1年生のみなさん、才教学園で初めての1年がもうすぐ終わります。4月には新しい後輩を迎えることになりますが、すてきなお兄さん、お姉さんとして学校のことをいろいろ教えてあげられるようになっているでしょうか。
4年生のみなさんは、Ⅰ期の制服が着られるのもあとわずか。進級すると制服が変わり、授業時間が変わり、生徒会の一員となります。その準備はできていますか。
8年生には、4月になれば9年生の証の「青いネクタイ」が渡されます。小中一貫の本校において、学校全体のリーダーに見合う心づもりはできているでしょうか。
9年生は言うまでもなく、いよいよ高校受験が迫っています。学習を進める日々に不安や葛藤もあると思いますが、ここまでの集大成となる学期にしましょう。
その9年生を応援し、サポートするのが、1年生から8年生までの全員です。学年がすぐ上でも、また離れていても、先輩の姿に倣って、今の自分たちの様子を振り返りましょう。
さて、職員室にいると、教頭先生の所には様々な報告が上がってきます。いい報告も、ときには学校設備が壊れてしまっていたなど、そうでないものも・・・。校内でこうしたことが起こると、とても残念な気持ちになることは、みなさんもわかってくれると思います。そこで、ここからは、私が小さいときに聞いて、いまだ強く印象に残っている話をしたいと思います。
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だれもが生きるのに精いっぱいなほど貧しい中、あるきょうだいがお腹を空かせて夜道を歩いていました。畑の中の道で、ふと見ると立派なスイカが実っています。
兄は、「だれも見ていないから、このスイカを持ち帰ってもいいだろう」と提案しました。しかし弟は、「ううん、やめよう。お月さまが見ているよ」といいました。
その言葉で我に返った兄は思いとどまり、空腹は満たされなかったけれど、きょうだいはとても清々しい気持ちになりました。
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お話の核は「戒め」ですが、学校や教室という場所では、ごみをさっと拾ったり、机の列を整えたりということを、天井や壁、照明、黒板などの神様や精霊が静かに見ているかもしれない・・・私は、そう思います。いいことも、そうでないことも、いずれそれが自分に返ってくるとすれば、みなさんも自然と取るべき行動が分かるでしょう。(講話おわり)
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幸いにも参集形式で始業式を行うことができましたが、県内でもインフルエンザに罹患する人が増えています。体調がすぐれない場合は早めにしっかり休むなどして、体調管理に努めましょう。
保護者の皆様においても、子ども達の日々の体調に気をつけていただきますよう、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
学校・入試説明会
本校の概要と、入学選抜試験についてご説明いたします。
日時:令和7年1月11日(土) 10:00~11:30
場所:才教学園小学校・中学校
対象:本校への受験を検討されている方
学校・入試説明会お申し込みはこちらから
<第3回 入学選抜試験(最終試験)>
日程:令和7年1月26日(日)
対象学年:新1年生~新9年生
出願期間:1月14日(火)~1月17日(金)
合格発表:2月1日(土)
入学願書の請求、お問い合わせはこちらから
(12月27日~1月6日までは休館となりますので、1月7日以降の発送となります。)
出願方法等ご不明な点がございましたら、才教学園事務室(0263-58-0311)までお問合せください。
12月10日(火)、3年社会科の「地域の安全を守る~事件や事故からまちを守る」学習の一環で、学校から東へ500mほどの所にある村井・寿交番を見学しました。
警察の仕事は大きく6つに分かれていて、そのうちのひとつ「地域警察」という役割の中に、交番があります。その交番の仕事も、「パトロール」「巡回連絡」「道案内」「落とし物の保管と返却」など細かく分かれていると教えてもらいました。
子ども達が強く興味を魅かれたのは、『警察官のもちもの』。本物の警棒、警察手帳、手錠などを見せていただきました。また、交番とパトカーの内部を見たり、犯人と対峙するためのヘルメットや防護盾(シールド)に触ったりと、貴重な機会でした。
「将来、まちを守るために一緒に仕事ができたら嬉しい」
警察の方は、3年生の見学をこのような言葉で締めてくださり、全員でピシッと敬礼をしてあっという間の1時間でした。
村井・寿交番の皆様、お忙しい中、見学へのご協力をありがとうございました。
★見学こぼれ話★
①村井・寿交番が管轄するこの地域は、他と比べて1日の出動回数がやや多いそう。しかし、3年生が訪れた時間帯の出動はなく、「こういう日が多いといいのですが...」とおっしゃっていたのが印象的でした。
②「消防署は24時間勤務3班交代制だった。交番も同じかな?」という子ども達の疑問。ここまでの学習と比べるような内容です。社会科では、「見る」「聞く」は当然、「比較する」こともキーワードのひとつであり、子どもたちに必要なスキルだと思っているので、私はこの疑問に触れられて嬉しく思いました。(ちなみに、交番も消防署と同じ勤務体制とのことでした)
〖表彰〗
●令和6年度2学期 学校長賞特別賞
三澤桜來さん(5年)、佐藤くるみさん(6年)、上原実桜さん(7年)、新保芙佑香さん(8年)、伏見真人くん(9年)
※校内定期テスト成績優秀者
●第21回クイズ税金百科
第3位 才教学園中学校Bチーム=等々力円果さん、安永理沙さん
※「国税の窓特別番組"中学生対抗 クイズ税金百科"」
●第43回全国中学生人権作文コンテスト長野県大会
優秀賞 山田梨乃さん(9年)
奨励賞 比田井絢翔さん(9年)
※両名とも松本地区予選最優秀賞
●中学生税についての作文
長野県納税貯蓄連合会会長賞 渡邊了介くん(8年)
※昨年に続き入賞
●「小さな親切」運動作文コンクール/中学生の部
金賞 横山祐奈さん(7年)
銀賞 務台紗代さん(7年)
●第25回長野県こども新聞コンクール
奨励賞 湯淺創太くん(3年)
※昨年に続き入賞。今年は「松本タイムスリップ新聞2」として松本にあった『遊園地』にフォーカス
●第23回ドコモ未来ミュージアム
デジタル絵画部門小学校1~2年生の部
ドコモ未来大賞ゴールド 伊藤百音さん(2年)
※昨年(第22回)に続き入賞
◎みなさん、おめでとうございます!
◇ホームルーム
生徒に通知票など大切な書類が渡りました。廊下で短い面談をしながら、また、教室内にてみんなの前で・・・など形式はさまざまですが、先生たちは生徒一人ひとりの努力を認める声がけをして手渡しました。開いて見れば評定に目が行きがちですが、先生からかけられた言葉やコメントを大切にしてほしいと思います。
保護者の皆様も、通知票でここまでの経過を歩みをともに振り返り、3学期のスタートが良いものになるようサポートをお願いいたします。
ホームルームの時間は、学級・学年単位で冬休みを過ごす上での注意事項を確認したり、「2学期に一番印象的だったこと」「3学期に頑張りたいこと」などを発表したり、歌やダンスで楽しむ様子なども見られました。
◇18日のようす
12月18日(水)は令和6年度2学期の最終登校日でした。朝の会のあとは一斉清掃を行い、1時間ほどかけて校内をきれいにしました。
終業式、ホームルームを行い半日で下校となったこの午後から、年をまたぐ休みに入ります。規則正しい生活を心がけ、事件、事故などに遭わないよう気をつけて過ごしましょう。
保護者の皆様には、いつもご理解ご協力をいただきありがとうございます。充実した冬休みになるよう、ご家庭でもお子様方をしっかり見守っていただき、ご指導をお願いいたします。
◇終業式 〖校長講話〗
さまざまな行事、イベントが盛り沢山だった2学期を乗り切りました。冬期休業を経て迎える3学期は、みなさんが1年間学んできたことの結果を示すとき。それに向けて準備を進めて下さい。
さて、先日、本校を3年前に卒業した生徒が難関大に合格したことを報告に来てくれました。私が「将来どんな仕事に就きたい?」と聞くと、その答えの延長線上、「才教学園で学び続けた、"世のため、人のため"になる仕事がしたい」と言いました。本校での学びを礎に進学し、いずれ社会に飛び立っていくたくましさを感じ、とても嬉しくなりました。
そこでみなさんに問います。才教の教育理念にある、『気高い志』とは何でしょうか。世のため、人のため。世の中を正しい方向に導くため。人を笑顔にするため。そのために学びを深める場所が、ここ才教学園です。今日も歌った校歌にあるとおり、みなさんは大地の子であり、光の子であり、希望の子。私は、そんなみなさんが他者の心を大切にし、他者を労わり、将来、世の一隅を照らす人になってくれることを願っています。
そして、受験を控えた9年生のみなさんに伝えたいこと、それは、「絶対に悔いを残すな」ということです。
「一年の計は元旦にあり」といいますが、才教学園で学ぶことの意味、いま自分がすべきことをしっかり考えましょう。
9年生の校歌伴奏も今回が最後。3学期からは8年生が引き継ぎます
12月3日(火)、5年生と7年生を対象に「薬物乱用防止教室」を行いました。薬剤師の髙田弘子先生が、医薬品の正しい使い方、間違った使い方などについて丁寧に説明してくださいました。
酒やタバコ、違法薬物といったものが体内に入ると、脳が委縮したり(一度傷んだ脳は元に戻らない)、「それがないといられない・やめたくてもやめられない」依存症になったりします。髙田先生は、アルコール依存症を経験した方と話したことがあり、その方は「お酒の誘惑はとても身近で、毎日が禁酒との戦い」と言っていたそうです。
また、若年層を中心に増えている「オーバードーズ(OD)」についても話がありました。手に入りやすい市販薬などを、決められた量を超えてたくさん服用するのがOD。異常行動や死亡事例もある深刻な問題です。一時的に辛い気持ちを紛らわしたいとか、SNS上の情報を目にしたなどを理由に気軽に摂取してしまう10代も多い、とうことです。
SNSの問題については先日メディアリテラシー講話でも触れたところですが、同じ年代の子たちがそうした現状にいることを、生徒たちが自分事として考える機会になったのではないかと思います。
・薬は、正しく使ってこそ"薬"
・心身が辛いときに頼るべきは周囲の人たち。薬やSNSではない
・食事・睡眠・運動で体を健康に、自然治癒力を高めよう
・自分を大切にして、小さくても目標をもって前向きな生活を
髙田先生には、薬物の危険性と、自分の心と体を守る方法を教えていただきました。ありがとうございました。
カプセルや錠剤は、成分や効果を考えての形状
濡らした指に簡単につくカプセル。服用時はのどに貼りつかないよう多めの水や白湯が◎
4年生は社会科で長野県について学んできました。そのまとめとして、11月28日(木)に長野県庁と善光寺の見学に行きました。
〖長野県庁〗
◆屋上 → 知事室 → 議場
11月末としては暖かい日差しの中、屋上で長野県の歴史について説明を受けました。その後、屋上からの景色を眺めていた子どもたちがふと気づいたのは、フェンスの外側にあるレール。窓ふきクレーン用のものだそうです。大人だと見逃してしまうようなものを映す子どもたちの目。着眼点に感心します。
そして、知事室に移動する途中で見つけたものは、20万を超える県章で埋め尽くされた、エレベーターの銀色の扉。これは"隠れた名所"かもしれません。
見学日の午後も議会が開かれた議場。開会は年4回で、①仕事 ②お金の使い方 ③きまりについてなどが話し合われることがわかりました。
議場で「ここは何に使うか分かりますか?」と示されたスペース。4年生は「うーん、何だろう?」・・・なかなか正解が出ません。答えは『車いす用の場所』だそうで、制限なく誰もが傍聴できるような工夫がありました。
県庁には多くの部局があり、知事、議員、職員の方々が、県民のくらしのために働いてくださっていることを学びました。
〖善光寺〗
まず本堂でお参りをしてから、山門にかかる額の「鳩」を探しました。
「あった!あった!」と喜ぶ4年生。「善」の字も牛の顔、でした。
大香炉やぬれ仏、六地蔵も見てきましたが、教材の画像で見るのと、実際に見るのとでは、その大きさ、迫力がとても違います。
外国からの観光客も多く、私たちもオーストラリアから来たという方と話しました。英語学習の成果が少しは出せたでしょうか・・・。
事前学習で学んだこととの照らし合わせはもちろんですが、状況に応じてどのように行動したらよいかを学ぶこともできました。お仕事中のみなさんがいるところ、多くの観光客で賑わうところでの立ち居振る舞いが、来年の宿泊研修にいかされるといいなと思います。
◆帰校途中で立ち寄った姨捨SAで
善光寺 山門
11月28日(木)、7~9年生とこの学年に関わる教職員120名あまりを対象に、学外の先生を招いてメディアリテラシーについての授業を行いました。
「子どもとメディア信州」よりメディアインストラクターの吉崎浩一先生から、「電子メディアを正しく使おう~ネットの怖さを知る~」というテーマでご講話いただきました。
メディアリテラシーとは「正しく使いこなせる力」のこと
「宿題や課題をまったくやらない人」と「勉強もするがネットにもそれなりの時間をかける人」では、テストの点数が変わらないという研究結果がある。学力低下が心配なら、ネット、SNSはやめるべき----
吉崎先生は冒頭から、ネット依存や間違った使い方がもたらす怖さを率直に説き、「被害者、また加害者になる可能性は誰にでもあり、そうしたことが原因で自分や親、周囲の人が不幸になることのないように。行動範囲、生活範囲がどんどん拡大していく前に、正しく、上手にメディアと関わる力を養って」と呼びかけました。
【今回のまとめ】
・真偽や善悪の判断ができないなら、使用・利用を一旦やめる
・他者が嫌がることをするのはいじめを通り越して「犯罪」である
・利用規約をよく理解せず、自分で責任を取れないことはしない
・もしトラブルがあったら、早く相談機関に連絡すること
講話のあと、9年生のある生徒は、「私たちにとって、ネットは切っても切り離せないもの。そうした"社会"の中で生きていくことが当たり前だからこそ、吉崎先生の話は自分事として捉えることができた。情報と機器の危険性を理解し、しっかり考えたうえで使いたい」と話していました。
〈巣山教頭より〉
本校ではメディアリテラシーに関する授業を年2回実施しています。7~9年生のみなさんは、吉崎先生の今日の話をどう受け止めたでしょうか。才教生対象の利用実態アンケートの結果を見ると、少し残念に思うところもありました。
iPadやご家族所有のスマートフォンなどで外の世界と簡単に繋がれること自体が悪いのではありません。本校で学ぶ意義、機器使用に関するルールはどういった目的でつくられたのかを今一度よく考え、正しく活用できる人になってほしいです。