6年生が10月1日、校外での理科実習を行いました。
学校を9時に出発し、向かうは信州新町化石博物館です。河岸段丘や河川による浸食などを見ながら、犀川沿いの国道19号線を長野市方面に向かって車を進めました。
道の駅・長野市大岡特産センターで一旦バスを降り、犀川対岸の崖を観察。ここでは、化石博物館から来ていただいた学芸員の畠山さんが、地層の広がりと大地の隆起について説明してくださいました。約400万年前に海底で堆積した砂岩泥岩互層の綺麗な地層は、長野方面に傾斜している様子が見えました。暑い中でも生徒たちは熱心に耳を傾け、メモをとっていました。
その後、黄色いディプロドクスの模型が目を引く信州新町化石博物館に移動し、館内を見学。日本列島の成り立ちや古生代から新生代への化石の移り変わりや、長野県がまだ海底だったころに生息していた海生生物の化石を実際に見ることができました。
化石のレプリカ作りでは、型に石膏を慎重に流し込んでいた6年生。型は本物の三葉虫とアンモナイトからとったもので、生徒はどちらかを選んで作りました。30分ほどで石膏は固まり、真っ白なレプリカができました。これは学校に持ち帰ってしっかり乾燥させ、着色して完成させます。
天候に恵まれ過ぎたとも思える1日でしたが、化石館のみなさんのおかげで充実した学習ができました。ありがとうございました。
6年担任・理科教諭
さいきょう子育て支援プログラム
わくわくプレスクール
遊びの要素を随所に入れ、楽しみながら「もじ」「かず」「えいご」を学んでいく毎年好評をいただいている、年長・年中児対象の小学準備講座です。
日時:10月12日(土) 10:00~11:30
*9:50までにはご入場ください。
対象:年長児・年中児(学年ごとのクラス編成となります。)
持ち物:上履き、鉛筆(2Bか4B)、消しゴム、ハンカチ、かばん、水筒(必要に応じてお持ちください。)、まなぼっくす(今回初めて参加される方には、当日会場でお渡しします。)
怪我など万一の場合の保険料として1回の参加につき50円をいただきます。参加当日に保護者の方が受付時にお持ちください。
詳細、お申込みはこちらから
同時間、別会場にて、保護者の方を対象とした「お父さん、お母さんのための教え方講座」がございます。
お父さん、お母さんのための教え方講座
今回のテーマ「学力を伸ばすヒント」
持ち物:上履き(スリッパ)、筆記用具
詳細はこちらから
皆さまのご来場をお待ちしております!
3年生が9月26日(木)、サンプロアルウィン近くにある「信州ビバレッジ」を見学しました。
9月初めにスーパーマーケットの学習をまとめた3年生。このときと同じように、事前に「松本市にはどんな工場があるか」「信州ビバレッジとはどんな会社か」を学んでから訪問しました。
現地での学びのポイントは、工場での製品づくりの工夫や、働いている人が気をつけていることなどを中心に説明を聞くこと。そして、「知りたい!」と思ったら、質問し解決することでした。
工場に到着して、まずは企業紹介動画を視聴。
ここで作られている製品を飲んだことがあるという生徒が多く、映像内で出されたクイズに積極的に反応したり、大切なことを書きとめたりしていました。
そして、お待ちかねの生産ラインへ。
広い敷地内は車の往来もあるため、案内する社員の方が横断歩道ごとに左右指差確認をしている姿が印象的でした。工場内を見下ろせる場所に行って驚いたのは、約175mあるという廊下の長さ! それだけでも工場の広さを感じられました。
このほか、「ペットボトル製品は1秒間に10本作ることができる」「電灯がオレンジ色である理由は、虫がつかないため」といった秘密を教えてもらいました。また、工場から出るもの、例えば抽出後の茶葉やコーヒーかす、ダンボールといったものはゴミではなく、すべてが資源として100%リサイクルされているそう。こうした循環型の取り組みを学べたことは、子どもたちのみならず引率教員にとっても大きな収穫です。ほかにも、「倉庫の上にある太陽光発電用パネルは7,552枚」など、事前学習では知り得なかったことがたくさん明らかになりました。
生産のようすや環境配慮の取り組みまで、多くのことを学ぶ貴重な機会を下さった工場からは、お土産としてリサイクル製品(ボールペン)、ペットボトルの水と紅茶飲料をいただきました。
社会科「工場ではたらく人と仕事」の授業で、今回学んだことをしっかりまとめていきます。
信州ビバレッジのみなさん、ありがとうございました。
社会科でごみのゆくえを学んできた4年生が9月25日(水)、松本クリーンセンター(松本市島内)を見学しました。
毎日約370台のゴミ収集車が到着するプラットホームを見下ろす場所に案内された4年生。事業系の収集車には「魔女」のイラスト、家庭系はリボンで「М」を模したマークが施されています。
いずれにしても、持ちこまれたごみはピット内で撹拌され焼却炉に投入されますが、クレーン撹拌によってほぐされたごみは安定して燃やせるというお話でした。この工程を目のあたりにした子どもたちは、「いっぱい持ち上げられていてすごい!」「いろいろなごみがあるね」と、迫力に驚嘆していました。
次に潜入したのはクレーン操作室。操作に支障がないよう、部屋はブラインドや遮光窓で太陽光が入らないようになっていることや、作業の様子を見渡せるようにピット側の面は足下まで透明なガラス仕様にしているなどの工夫があることが分かりました。
さて、ごみを燃やすときに出る熱。これは電気となりセンターの運転や併設の温水プール施設「ラーラ松本」で活用されています。その発電量は1時間に一般家庭2000件分相当! これだけの力を産み出すセンターを安全に稼働させるため、中央制御室では24時間体制でシステムを管理しているそうです。
それから、製紙機「ペーパーラボ」の前では、ドライファイバーテクノロジーについて説明がありました。古紙や木材などの廃棄物から新たな価値を生み出す技術で、サステナブルな取り組みの実例にふれることができました。
質疑応答では、子どもたちが「ごみは何月が一番多いのか?」「長野県はなぜごみが少ないのか?」などと質問。担当の方から解答を聞いて、みんな「へー、そうなんだ!」と、一驚、納得の表情でした。
事前学習を重ねてきた4年生は、実際の見学で、粗大ごみとして捨てられていた素敵な家具や金属類など「燃えるごみ」にしてはいけない物も見てきました。ものを大切にすること、ごみはきちんと分別することなど、ごみ減量化の意識を醸成し実生活で生かせるよう、これからも子どもたちに指導していきます。
松本クリーンセンターのみなさん、ありがとうございました。
ちなみに、文中の子どもたちの疑問に対する答えは・・・
A. ごみが多いのは8月。帰省や観光で長野県を訪れる人が多くなるため、ごみも増える。
A. 長野県のごみが少ないのは、県民性=適正な分別や資源化に対する理解と意識が高いから。
・・・だそうです。
みなさんはわかりましたか?
クレーン操作室から見る攪拌作業
第20回 さいきょう祭
スローガン 輝(きらり) ~最高の瞬間を~
さいきょう祭は才教学園の三大行事の一つです。
合唱、合奏、ミュージカル等、感動のステージをお届けします。
今回のさいきょう祭も子ども達にとってより良い成長の機会になることを願っております。
日時:令和6年10月31日(木)
開場: 9:30
開演:10:00
場所:キッセイ文化ホール(大ホール)
演目順については、PDFファイル(第20回 さいきょう祭プログラム(簡易版))をご参照ください。
ご来場の皆様へ ―お願いとご注意―
さいきょう祭の成功に向け、生徒およびご家族、ご来場予定の皆様には体調管理に努めていただきますようお願いいたします。
◆入場にはチケット(無料)が必要です。
◆途中入場、途中退場をされる際は、受付にチケットを掲示してください。
◆1、2階席は演目中の入退場はできません。小さなお子様をお連れの方は3、4階席(演目途中での出入り可能)をご利用ください。お子様の泣き声や大きな声で演目を妨げることがないよう、周囲への十分なご配慮をお願いいたします。
◆会場内での撮影の際は、後ろの観客の皆様にも配慮し、フラッシュ撮影は禁止といたします。連写のシャッター音等で周囲の観覧の妨げにならないようご配慮願います。
◆会場内は飲食禁止です。ゴミは各ご家庭でお持ち帰りいただくようお願いいたします。
ご不明な点は学校(電話0263-58-0311)までお問い合わせください。
第52回松本市中学校秋の吹奏楽祭が、9月15日(日)に行われました。才教学園吹奏楽部は今回も、お隣の筑摩野中学校と合同バンドを組み、総勢40名でまつもと市民芸術館のステージに立ちました。
演奏したのは「祝福」と「ちゅ、多様性。」の2曲。「ちゅ、多様性。」は、演奏に加えて男子だけのダンスもあり、楽しさをいっぱいに膨らませて音楽を届けることができました。
演奏会前の合同練習の段階から、たくさんの仲間と共に奏でるハーモニー、金管楽器の豊かな響き、顧問の先生の楽しくワクワクする指導、厚みのあるアンサンブルなどの中に身を置き、普段は経験することが難しい貴重な機会をいただけたことに感謝しています。
音楽の面白さを改めて感じつつ、自分たちの課題も知る好機をくださった筑摩野中学校吹奏楽部のみなさんと顧問の猿田先生、今回もありがとうございました。
(吹奏楽部顧問)
◆ 部員のことば ◆
日常的に経験のない大人数、金管楽器の音がある合奏が楽しかったです。短い練習時間ではありましたが、打楽器の演奏の方法などを学べました。本番で初めて務めたMCは、緊張したしハプニングもありましたが、いい経験になり自信もつきました。今回のことを今後の活動に活かし、吹奏楽を楽しみたいです。
(打楽器担当 須藤くん)
ステージ裏、合同バンドの全員で(才教生は最前列)
みんな笑顔で「楽しかった!」
信州ブレイブウォリアーズによるバスケットボールクリニックが9月15日(日)に行われました。
本校の部員が、チーム所属の三ツ井利也選手(#31)から直接指導をいただきました。
ドリブルやシュートなど基本的な技術の指導をしてもらいながら、最後はシューティングゲームを行って、大盛り上がりでした。
三ツ井選手からは最後に、「勉強もあって大変だと思いますが、バスケットボールを通じて学べることも多い。技術はもちろん、多くのことを学んで成長してほしい」と激励の言葉もいただきました。
部員からは、「プロ選手から学ぶことができて、とても楽しかった。これからの自主練、実践の場で活かしていきたい」「シュートフォームについて教わったことを意識してプレーしたい」といった感想がありました。
10月には新人戦があります。
今回教わったことを大切にして技術を高め、一人ひとりのレベルを上げて大会に臨みたいです。
三ツ井選手、チーム関係者のみなさん、ありがとうございました。
バスケットボール部顧問
4年生が9月12日(木)、塩尻市の本山浄水場を見学しました。授業で「水はどこから」を学んできた流れで、映像教材とワークシートを使って事前学習をしてからの現地見学でした。
初めに見たのは導水管で、その大きさや太さにびっくり。毒物監視池では、取水場から届いた川の水の中に毒物や油が入っていないかを、魚を飼って確認しているということを教えてもらいました。
「あっ!鯉がいる」「何匹いるんだろう?」
思わず声をあげる4年生に、係の方からはとても頼もしい一言がかけられました。
「今まで、毒物などが確認されたことはないんですよ」
川から取り込まれた水は、導水トンネル・導水管を通って着水井へ送られます。水量は調整しているそうですが、その音としぶきからわかる水の勢いに驚きました。
飲料水ができるまでには様々な過程があり、「フロック形成池」もそのひとつ。原水中の細かなごみなどを凝集剤で固めたものをフロックと呼び、まずこれを取り除きます。次の薬品沈殿池でも、ゆっくりと約4時間をかけ汚れを沈め、やがてできた浄水は貯水プールに到着。こうして子どもたちが歩いていくのに従って、水が磨かれ綺麗になっていくようすがわかりました。
また、沈殿池で沈まなかった浮遊物はろ過装置で取り除かれます。ろ過のしくみについて説明を聞く場面では、フィルターの役割を果たすアンスラサイト、砂、砂利の実物を触らせていただきました。
見学の最後に、できたての水道水を飲みました。残暑厳しい中での見学で、みんな「おいしい!」と大喜び。蛇口から出る水が飲めることの幸せを実感です。
当たり前に使えている水の大切さを再認識した4年生は、安心して飲める水ができるまでの長い工程を見て、「水を大切に使わなればいけない」「川を汚さないように気をつける」といった感想を持ちました。
環境への意識を育み、関心を高める機会を下さった本山浄水場のみなさん、ありがとうございました。
原水が運ばれてくる着水井
ろ過装置の説明を受ける生徒
「日本の水道水」は世界に誇れる高品質!
2年生が生活科の授業の一環で例年行っている『さいきょう商店街』。
今年は9月11日(水)に2時間限定でオープンしました。
「どんなお店で何を売ったら、お客さんは喜ぶだろう?」
1年生へのアンケート結果をもとに、夏休みの間にご家族のみなさんの協力を得ながら一緒に商品づくりに精を出した2年生。自分たちのお店を構え、モノを作って売る立場となり、当日のお客さんの来店を心待ちにしていました。
[商品の一例]
さいきょう商店街は「売り上げ一番を目指す」のが目標。
そして、「働くことの意味を実感すること」も大切にしています。
算数や国語といった学習に加え、今の子ども達に求められている非認知能力・・・コミュニケーション力やチャレンジ精神を養い、伸ばせる場でもあります。
[にぎわう商店街]
開店と同時に、飛ぶように売れていく商品。
「いらっしゃいませ!」の声に誘われ、お客さんはあっちのお店、こっちのお店へ・・・
お代(お金は牛乳瓶のふた)を受け取ったり商品の説明をしたりする2年生の姿は思いやりにあふれていました。
シュシュやメガネ、帽子などを買ったお客さんたちが早速それらを身に付けている様子を目の当たりにして、"小さな経営者"たちは「作ってよかったね!」「うれしいね!」と喜びに堪えません。
[お客さんも大喜び]
閉店時間が近くなると、先生から「今からタイムセールですよー!」の声がけが。
3年生も買い物に来てくれて、おかげさまで今年も全店感謝の完売でした!
最後に、体も心もほかほかの2年生に、商店街会長(=校長)からねぎらいの言葉がかけられました。
商店街会長より
今回みなさんは、お客さんのことを思って一生懸命に商品を作り、一生懸命に売りましたね。みなさんのように一生懸命に仕事をするということが、人を笑顔に変えていきます。
これからいろんな場面でたくさんの人を笑顔にしていくみなさんですが、この『一生懸命に』というさいきょう商店街での経験を覚えておいてほしいです。
まるで縁日のようなさいきょう商店街、とても楽しく過ごすことができたのは、人のために頑張ってくれたみなさんがいたからです。
すてきな時間をありがとうございました。