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4年 合唱「花は咲く」「いのちの歌」

4年 合唱「花は咲く」「いのちの歌」

投稿日:2020.12.03


4年生による合唱の1曲目『花は咲く』は、東日本大震災(20113月)の復興支援ソングとして作られた楽曲です。10歳の澄んだ歌声には、ふるさとの懐かしい情景や失われたたくさんのものに寄せる思いが載せられていました。


「突如奪われた当たり前の日常」という点では、現在のコロナウイルス感染症による窮屈さにも通じるものがあります。やりたくてもできないことが多くなった2020年。さいきょう祭のステージに立つことを願いながら、自分たちで工夫してやれることを探し実践してきた4年生は、繊細な歌声で「私たちは元気でやっています」と言っているようでした。物事がこれまでどおりに進まないことがあっても、4年生の歌声を思い出せばふっと背中を押してもらえそうです。


 


2曲目『いのちの歌』は、全国で卒業式など節目となる場面で歌われることが多く、様々な世代のみなさんから愛されています。さいきょう祭のアンケートでは、「気が付いたら涙が止まりませんでした」「子どもが生まれたときのことや家族のことを思って、とても温かい気持ちになりました」などの感想が寄せられました。歌詞の意味を噛みしめて歌った4年生も、歌を聴いて下さったみなさんも、命について改めて考えさせられた人は少なくないと思います。


 


「希望、笑顔、元気を届けたい。」


「出会ったすべての人に感謝し、未来につなげたいという願いを込めて歌う。」


演目の冒頭、生徒からこのような言葉がありました。


 


4年生からの思いは、みなさんの胸に届き、残ったでしょうか。


 


 


〈学校長より〉


美しいハーモニーと伝えたい想いと言葉が、混然一体となった本当に素晴らしい合唱でした。


歌が終わるやいなや始まった万雷の拍手。4年生が舞台袖に移動するまで鳴りやむことのなかったあの大きな拍手が、多くの人を感動の渦に巻き込んだことを物語っています。


真剣に、そして妥協することなく演目に取り組んだ結果です。「素晴らしい」の一言に尽きます!


なぜこの歌を歌うのか。どんな気持ちで歌うのか。