1. ホーム
  2. さいきょう祭レポート
  3. 2021度版
  4. 6年 ミュージカル「太陽のうた」

6年 ミュージカル「太陽のうた」

6年 ミュージカル「太陽のうた」

投稿日:2022.03.02

 行方不明のお父さんを案じ、いつも浮かない顔のダイゴと、そんな彼を取り巻くクラスメートの姿を描いたミュージカル、「太陽のうた」。ダイゴの持つ地図を頼りに、何とかお父さんを探しだそうと、ツルギ島を目指した6年生一行でしたが、そこでシニガミたちの眠りを妨げてしまったことで怒りを買い、襲われてしまいます。
 「もうだめだ」と思っていたその時、みんなの前に姿を現したのは、少しばかり仲違い気味だった別のクラスメートたちのグループとダイゴのお父さん。
 ツルギ島と呼ばれる由縁でもあった大きな剣を岩から引き抜き、みんなで協力してシニガミたちに立ち向かいました。
「みんなのことが心配だった」
「助けてくれてありがとう」
 照れくさそうに交わす言葉は、なんとも年相応で、観劇後は、6年生がこのミュージカルで説いてくれた爽快感でいっぱいになりました。


〈学校長より〉
ミュージカルとは、音楽+ダンス+芝居で表現するもの。6年生は今年、「生みの苦しみ」を感じたと思います。子ども達本人も大人も、期待あり不安あり・・・友達との衝突や心の葛藤、練習でうまくいかないことへの苛立ちなどの連続だったかと思いますが、「太陽のうた」の本番では、それらがいい意味で昇華した印象です。歌も心に迫るものがあったし、みんなの足並みが揃っていました。
演出やセリフの変更が直前まであったそうですが、そこに対応して最後は気持ちをひとつにできたということが、彼らが得た大きな収穫だと思います。
センスのいい子、状況を見た演技ができる子が多く、一生懸命な人に引っ張られて、日ごとに全体の意識が高まり、芸術を共に作り上げていく過程を見させてもらいました。
これを糧に、8年生になったときのミュージカルへどうつなげていくか。自分のポテンシャルを信じて、失敗を恐れず挑戦してほしいです。
「でっかく生きていこうよ」と、高らかに歌い上げるあの歌も、私のお気に入りです。