投稿日:2022.03.04
「自分たちの想いを伝えるために、今できる最高の舞台を作り上げる」・・・そんな気概を感じる9年生のステージでした。
『♪Grand Escape(映画『天気の子』より)』では、今後の希望を高らかに歌いあげた9年生。2曲目の『♪See You Again』は、前編英語詞の歌唱。歌詞にある通り、「またいつかみんなで集まり語り合えるように」と、あたたかい願いを込めました。
身体表現・ダンスを盛り込んだ、『♪Another Day of Sun(映画「ラ・ラ・ランド」より)』。軽快な曲とともに、1年生から8年生までのさいきょう祭の印象的なシーンを再現しました。会場からの大きな手拍子を受け、この日一番楽しく、賑やかな時間でした。
最後の曲はRADWIMPSの『正解』。半年後には才教学園を巣立っていく9年生の、静かで確かな決意と周囲への感謝。瑞々しい歌声に、感情では目元を抑える保護者の皆さんの姿が見られました。
MC、演奏、振り付けや演出に至るまでの全てを生徒主導で行い、2年連続で担任を受け持った先生には、生徒達たっての希望で指揮と譜めくりを依頼。9年生のみなさん、最後にして最高の演目を、ありがとうございました。
〈学校長より〉
閉会式の講評でも触れましたが、私のさいきょう祭の歴史は彼らとリンクするものがあります。9年生の担任2人と生徒、純粋に学年全員がステージに立ったということも、さいきょう祭の歴史の中では初めてに等しいことでしたね。
保護者アンケートでは、今年は9年生を称えるコメントも他学年から多く寄せられました。1年生からの映像を振り返ったときには、9年生の保護者のみなさんにはそのときの光景が思い出されただろうし、低学年の保護者にとってはきっと、「子どもたちは、ここでこんな風に成長していくんだ」という未来を垣間見ることができたと思います。
最後に歌った『正解』に込められた、彼らのストレートな思い。彼らの成長の過程がフラッシュバックして、いろいろなことが思い出されましたが、何よりも嬉しかったのは、9年生が本当に楽しそうにやっていたこと。あの笑顔と凛々しさ、そして後輩に「バトンを託したぞ」という姿勢は実に立派でした。彼ららしい舞台だった、それがすべてだと思います。