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宮沢賢治の世界観を間近で まつもと演劇工場の出張公演


 827日(火)、今年もまつもと演劇工場のみなさんによる「風の劇場」を才教学園で鑑賞しました。


舞台の中心となるお話は「かしわばやしの夜」、宮沢賢治の童話作品です。


 


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畑仕事をしていた清作は、おかしな格好をして大声を出す男に気に入られ、かしわの木大王のもとへ一緒に行こうと誘われます。しかし、仕事でかしわの木を切り倒す清作を快く思わないかしわの木たちは、清作にいじわるな態度をとってばかり。


そんなとき、月が出て夏のおどりの第三夜がはじまり、絵描きも「一等賞から九等賞までのメダルをやろう」と言い出しました。


清作が再びかしわの木たちにからかわれだすと、そこにやってきたフクロウたちがおどりに参加。しかし、雨が降ってきて月も隠れ、夏のおどりはお開きになりました。


ひとりになった清作が林を出ると、林の奥の方から、あの絵描きの声が聞こえました。


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ほんの数メートル、マイクを使わない距離で見るまつもと演劇工場のみなさんの舞台は、幻想的な雰囲気でした。アコーディオンの伴奏にのせ、実際にはありえない(はずの)かしわの木やふくろうの歌と踊りを、楽しく鑑賞しました。


役者のみなさんの熱量や体の動き、表情を間近で見ることができ、1時間の公演はあっという間でした。


 


まつもと演劇工場のみなさん、有意義なひとときを本当にありがとうございました。


 


【公演内容】


1.まつもと新喜劇『息子の結婚相談』


2.ソング・ポランの広場


3.語り『かしわばやしの夜』


4.ソング・月夜のでんしんばしら