
11月26日(水)、7~9年の生徒を対象に、メディアリテラシー講演会を行いました。
講師に「子どもとメディア信州」の関島良治先生をお招きし、日常生活や学習にも欠かせないものとなったインターネットとの向き合い方、デジタル社会で生きていくために必要な力についてお話いただきました。
①SNSとのつきあい方
「おすすめ」される世界は「フィルターバブル」と呼ばれ、小さく狭いうえに真偽もわかりにくい。インターネットの世界は広いようで狭く、そこにはさまざまな考えがあることを知り、自分で情報を見極める力を育てよう。
②AIとのつきあい方
文章作成などに便利だが、所詮は「道具」。頼りすぎは厳禁。使うのはあくまで「自分の手」、決めるのは「自分の頭」。
③身体との向き合い方
幼い頃から長時間のデバイス使用が当たり前になっていて、ネット依存や急性内斜視など脳や身体に深刻な影響が出ている。家族とも協力して時間などの制限を設け、リアル生活を充実させよう。
小中学生でもiPadを持ち、ネットにつながる環境がすでにあたりまえ。だからこそ、その危険性と効果的な使い方を学ぶことの大切さは、学校が重要視していることのひとつです。
才教学園では、情報リテラシーに関する特別授業を3年生から行っています。メディアにより深くかかわっていく7~9年生では年2回。こうした機会を設けている理由を一人ひとりが考えてくれているものと思いますが、当事者は生徒だけではありません。ご家庭においても"正しい使い方"とはなにか、しっかり話し合い、使い方を見直す契機にしていただけたらと思います。