投稿日:2021.06.08
昨年度はコロナウイルスの感染防止のため体育祭が中止。
1、2年生合同の玉入れは、2年生にとっても初めてだ。
2年生が作戦を考え、チーム一丸となって玉を入れていく『一球入魂』。
「カゴに近づいてから投げる。」
「カゴの上の方を目がけて投げる。」
「ジャンプして投げる」
学校での練習は、最初白組の方が優勢だった。
赤組も段々と投げるのが上手になり、どちらが勝っても不思議ではないほど、いい勝負ができるようになった。
本番。
入場門にピシッと整列した小さな体には、『絶対に勝つ!』という大きな決意が宿っていた。合図とともに、玉のところに一直線。
思いを込めた玉を一生懸命に投げていく。
両チームとも作戦を守りながら、カゴの中にどんどん玉を入れていく。
1年生対決は赤組が勝ち、2年生対決では白組が意地を見せて勝利した。
最終対決のルールは、全ての玉をカゴに入れること。
なおかつ、スタートラインまで戻り、全員が早く座れた方が勝ちとなる。
どちらも一勝一敗。この対決を制したチームが勝者だ。
審判の合図ともに走っていく子ども達。
白組がやや優勢の状態で、戦況を見て1年生は一足先に戻って整列。
後を託された2年生。玉はみるみるうちに少なくなる。
残り数個のところで赤が形勢逆転、今年の『一球入魂』は赤組が制した。
赤組は笑顔でガッツポーズ。
白組は悔し涙を流しながらも、拍手を送った。
白組のリーダーは「白組のみんなと玉入れができて、とても楽しかった。僕についてきてくれてありがとうございました。1年生のみんなは、来年絶対に勝ってください。」と、小さいながら才教生らしい言葉で競技を締めた。
真剣だから、勝つと嬉しい。
本気だから、負ければ悔しい。
仲間がいるから頑張れる。
そんな大事な事を、子どもたちから教わった。
2学年担任