昨年12月25日(日)に行われた第31回松本卓球連盟会長杯で、中学校2年シングルス女子の部に出場した竹内ゆいさんが2位、山本莉子さんが3位となりました。2人とも卓球を始めてから初の大会入賞と嬉しい報告です。学校の部活では女子部員を引っ張る立場として、これからの活躍が期待されます。
また、5年の丸山由真くんが12月11日(日)に行われた第29回安曇野卓球連盟会長杯(小学5~6年生シングルス男子の部)において優勝しました。着々と戦績を重ねている丸山くんは、校内の活動や他校との練習試合で中学生に勝つこともあり、今後が楽しみです。
みなさん、おめでとうございます。
卓球部は現在、2月4日・5日のテレビ松本杯に向けて練習に励んでいます。卓球部のみなさんの健闘を祈ります。
(左から)賞状を手にした竹内さん、丸山くん、山本さん
練習中の卓球部
1月18日(水)、8年生が『赤ちゃん先生教室』の授業を行いました。3か月から2歳4か月の乳幼児とお母さん方に"赤ちゃん先生"、"ママ先生"先生として来校いただき、一日の生活の様子を聞いたりしながら幼児の心身の成長について理解を深めました。最初は硬かった生徒の表情は、小さな先生たちが見せるしぐさや笑顔であっという間に和らぎました。この日のために準備した自作のおもちゃで一緒に遊んだり、もっと笑ってもらおうと躍起になる生徒がいたり・・・。マイペースな赤ちゃん先生と、時に必死な8年生との微笑ましい光景が見られました。
0歳の赤ちゃんのほっぺたの柔らかいこと。小さい指にしっかり爪があること。視力がまだ低いので、おもちゃは目で追えるように顔の近くでゆっくり動かすこと。ママ先生のアドバイスを聞いたり実際にふれ合ったりしながら、14歳の心にもいろいろな思いが芽生えたようです。
この授業は「ママの働き方応援隊」信州中央校の主催で、コロナ禍のため3年ぶりの開催となりました。コロナのレベルが下がらず、教科書の文字とビデオでしか学習できないと考えていましたが、このように実施させていただくことができ、本当にありがとうございました。8年生は小さな命を愛おしく感じ、生命に畏敬の念を持つに至り、とても有意義な時間となりました。
生徒の感想
「想像していたよりも手足が小さく、抱っこすると重い」
「何もできないと思っていたけれど意思を持って自己主張していた」
「自分自身も親からたくさんの愛情を受けてここまで成長できた。そのことを認識し感謝したい」
「泣くことは赤ちゃんの気持ちの表現であり、仕事。優しい気持ちで接したい」
「大きな荷物を抱えながら幼児の面倒を見ているママを見かけたらお手伝いしたい」
本校のSTEAM教育アドバイザーでmath channnel代表の横山明日希先生によるグラフアート製作の授業が1月20日(金)に行われました。
7年生は「desmos」というアプリを使い、例えば"y=2x"が作り出す線がどのようにグラフ上に現れるのかをスライドやタブレットで確認。横山先生は曲線や波のような線が描けることをデモンストレーションで示して下さり、7年生はその後、思い思いのアート製作に入りました。数学の新しい面と出会えた7年生は、休憩時間も惜しいと言わんばかりに、夢中でタブレットに向かっていました。
これまでに履修している関数は比例・反比例までですが、二次関数や三角関数といったものを使えば曲線もある程度は思いのまま。範囲を指定すれば必要なところだけに線を表すことができ、直線と曲線をつなげて一本の線にすることも可能です。まだ学習していない関数も使うことができたので、ずいぶん自由な・・・もとい、複雑な数式を作って先生を驚かせるといった場面も見られました。
短い時間の中でも、複雑な幾何学模様、偶然にできた線を生かしてできた動物の顔など様々な作品ができ、横山先生から「まるで宇宙のような絵だ」と評された子も。
「これならいける!」と思って入力した式が全然違う場所に出てしまい、一生懸命に式の数字を変えたり変域を改めたりと試行錯誤の繰り返し。しかし、7年生はそれさえも楽しんでいるようでした。
授業には本校の数学科教員も全員参加しました。横山先生の授業補助というかたちでしたが、気づけば先生方も制作に没頭する姿があり、専門性を駆使した作品を生徒たちに披露してくれました。
数学科主任は、「子どもたちの興味関心を大いに引き出す授業になった。こうした視覚からのアプローチが、これから学ぶ関数分野の入口を広く開けてくれたと思います」と話していました。
また、生徒と教員が一緒に課題解決に取り組む姿は、STEAMの新しい方向性を見出す機会にもなりました。
横山先生からアドバイスを受ける生徒
7年生の作品。消しゴムは角を落とし「使いかけ」にするこだわり。
吹奏楽部はこのたび、松本市音楽文化ホールで行われた第48回長野県アンサンブルコンテスト(中学校の部)に出場しました。演奏した曲「春の扉」は、かつて先輩たちが夏のコンクールのために選び練習してきたものです。技術的に難しいところもたくさんありますが、9年生が引退した今、「一緒に合わせる」というアンサンブルの基本を忘れず練習に取り組んできました。
メンバーは6名で、うち2名が7年生、4名が6年生という構成ながら、他校に引けを取らない演奏でのびのびと表現することができました。
今年は地区大会を経て中信ブロック大会に出場。アンサンブルコンテストのステージにもう一度立てたことをとても嬉しく思います。上位大会に進めたことで、他校のレベルの高さや自分たちの課題など、改めて気づいたこともたくさんありました。こうした気づきを役立てながら、今後の練習に励みたいと思います。
応援してくださった生徒のみなさん、保護者の皆様、活動に携わってくださった皆様、ありがとうございました。
《大会情報》
第48回長野県アンサンブルコンテスト 中学校の部
◆松本地区大会 令和5年1月8日(日)
管打六重奏 銀賞
◆中信ブロック大会 令和5年1月14日(土)
管打六重奏 銅賞
安永理沙、山崎花峰(以上7年)、須藤爽斗、柳沢美緒、荻原知香、宮下花(以上6年)
曲目:春の扉 作曲:山下祐加
演奏後はこの笑顔!「これからもがんばります」
1月13日(金)、令和4年度生徒会の第2回総会が行われました。議案は大きく2つ、令和4年度活動報告と令和5年度活動計画の提案です。発表を行う8年生と9年生は講堂に集まって、また、5~7年生は教室でライブ配信を視聴するというハイブリッド形式の総会となりました。
前会長の滝澤くん(9年)は、「生徒の意見に耳を傾け、全員で過ごしやすい学校にすることを目標に活動してきました。みなさんにはそれを振り返っていただき、議案の承認をお願いします」と挨拶。その後、本部以下10の委員会からの報告が行われ、委員長らからは「1年間ありがとうございました」と謝意が伝えられました。
第2号議案の前には新会長の国広さん(8年)が「各委員会の話をしっかり聞き、ともに生徒会を盛り上げていきましょう」と笑顔で呼びかけました。
新役員がかわるがわるマイクの前に立ち、令和5年の具体的な活動計画が示されました。その一部を紹介すると、ボランティア活動の計画・実行(本部/6月以降)、継続的な挨拶運動の実施(倫理委員会/年間)、グラウンドの石拾い、才教クリーン活動(環境委員会/5月)などがあります。
本来は対象の生徒全員が集合したうえで承認の挙手を集計するという流れですが、3学年6クラスが各教室で視聴するかたちとなったため、各委員会の発表が終わるたびに教室にいる代表委員が集計にあたりました。最終的な結果は、生徒会classroom上で後日発表されます。
学校長からのメッセージ
9年生のみなさん、1年間お疲れ様でした。みなさんの努力は次代に引き継がれていくと確信しています。8年生のみなさん、いよいよですね。12月の引継式でも話しましたが、組織の一番上に立って人を引っ張るときに大切な3つの力=「人の意見を聞く力」「ものを決める力」「決めたことに対してぶれることなく行動する力」を持ち、8年生全員でさらに良い環境を作ってくれることを願います。下級生も、8年生の指導の下で生徒会を支えてください。
3つの力とは別に、生徒会を運営するのに大切な2つのことについてお伝えします。ひとつは「自主の精神」。一人ひとりが主体的に、他人事ではなく自分事として捉え、一人ひとりが自分で考え行動すること。もうひとつは「協調の精神」。話し合って活動の方向性を決めたら、しっかりと協力し、調和し実行していくこと。
この1年、私もみなさんの活動を見守ります。共に頑張りましょう。
令和4年度生徒会の面々 1年間の活動、お疲れ様でした
これからの活動について説明する8年生
教室での議案承認(6年生)
1月5日(木)より3学期が始まりました。朝、構内歩道にうっすら積もった雪の上には、校舎に向かう大小たくさんの足跡がありました。
始業式・学校長講話はオンライン形式で行われ、式の後には12月の生徒会選挙をもって決定した新三役による挨拶がありました。9年生からの引継ぎを済ませた8年生を筆頭に、この1月から始動する令和5年生徒会組織のみなさんに、大いに期待しています。
【学校長講話】
みなさん、あけましておめでとうございます。
令和4年度3 学期始業の日を迎えました。1年間の成長を結果として示さなければいけないということを念頭に、この学期をスタートさせましょう。
この年末年始は厳しい行動制限もなく、いろいろな思い出を作ることができたと思います。テレビでは社会情勢、国際情勢、政治経済、スポーツといった分野で1年を振り返る特番が多く放送されていました。
中でも感銘を受けたのが、茅野市出身のスピードスケート選手で2022年10月に現役を引退した小平奈緒さんの足跡を追った番組です。すばらしい業績は言うまでもなく、2018年平昌五輪で日本女子スピードスケート史上初の金メダルを獲得したほか、数々の世界記録やワールドカップ連勝記録を樹立した小平さん。番組の最後に司会者から、「スケート競技から離れ、どんなことを大切にして生活していきたいか」と問われ、次のように答えていました。
『これからも様々な人と会い、様々な経験をすると思う。その中でいろんなことを経験し、"知る"ことを楽しんでいきたい』
この「"知る"を楽しむ」というのがすてきだなと思いました。
学生・生徒であるみなさんには、学ぶということを本分に、日々新な出会いがあり、日々新たな学びがあり、日々新たな発見があります。ぜひそれを楽しんで吸収する姿勢を忘れないでください。学びの中で"知る"を楽しむこと、その積み重ねが、最終的に本校の目標「学ぶ喜びを知る」ことにつながっていくはずです。
挨拶、言葉遣い、先生方の話を聞く姿勢といったものは、学びの基本です。これらができていないところに深い学びはありません。みなさんには今一度、自らの生活を見直し、学びを深め、"知る"を楽しみ、学ぶ喜びをしっかり体感してほしいと思います。
9年生はいよいよ高校受験本番です。みなさんが最大限の努力をしてきたことは、先生方を含め多くの人が知っています。素晴らしい結果を出せるよう一丸となって向かう姿を、後輩たちに見せてください。
【生徒会新三役挨拶】
会長 国広紅二さん
「私は、生徒の意見を尊重し、生徒同士がよい関係を築ける環境を作ります。まずは副会長、書記の2人と協力し、先輩方から学んだことを生かして積極的に生徒会運営をしていきたいと思います。よろしくお願いします。」
副会長 田中 壱くん
「学校や生徒会の課題を把握し、自分のできることを着実にひとつひとつ進めていきたいと思います。」
書記 林 美怜奈さん
「会長、副会長をしっかり支え、学校をよりよくできるよう精一杯頑張ります。」
生徒は落ち着いた様子でオンライン始業式に臨みました(上:1年生の教室)
新三役(左から)書記・林さん、会長・国広さん、副会長・田中くん
12月、8・9年生間で行われた生徒会引継ぎ会の様子
長野地方法務局、長野県人権擁護委員連合会が主催(他共催あり)した「第41回全国中学生人権作文コンテスト長野県大会」において、9年・新保茉衣香さんの作文が奨励賞に選ばれました。このコンテストは、人権問題を題材に作文を書くことで、中学生に豊かな人権感覚を養ってもらおうと法務省と全国人権擁護委員連合会が実施しています。
県入賞の新保さんをはじめ、松本地区大会での入賞等については次のとおりです。 みなさん、おめでとうございます。
【審査結果・表彰の詳細】
◆第41回全国中学生人権作文コンテスト長野県大会
奨励賞 新保茉衣香さん
感謝状 才教学園小学校・中学校
◆同 松本地区大会
最優秀賞 新保茉衣香さん
優良賞 福田志織さん
若林風歌さん
佳作 小笠原和奏さん
加藤紬くん
谷つぐみさん
(いずれも9年生)
賞状伝達式は12月15日(木)に学校で行われました。
新保さんは、「今回の作文は人権というテーマ。そこに自分の経験を綴ることは1つの挑戦でしたが、どこかで同じような悩みを抱えている人と共有できるところがあると思う。他人に心配をかけまいと自分の中に気持ちをため込んでしまう人がいるけれど、私はそういう人の気持ちに、そしてその人に寄り添える人になりたい。」と言葉を選びながら丁寧に話してくれました。
賞状を受けとる新保さん
夏期休業の作文課題の1つであった、国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が主催する「中学生 税に関する作文」に入賞した生徒2名への賞状伝達式が、12月5日(月)に行われました。
【審査結果・表彰の詳細】
◆令和4年度 中学生 税に関する作文
福田 志織さん(9年)松本税務署長賞
栁澤 祐之介君(9年)松本教育委員会賞
福田さんは、教科書の最終ページに書いてある『この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、税金によって無償で支給されています。大切に使いましょう』という一文に触れた内容。
柳澤君は通学時に毎日、車で送ってもらう道路が補修されていくことを通じて、父親と話したことに端を発する内容でした。
表彰後、小松校長は「税という、大人でも普段はあまり考えることの無いテーマであったが、二人の着眼点が素晴らしい。何気ないことでも、このような鋭い視点を持って見つめることを今後も大切にして欲しい」と二人に声を掛けました。
福田さんのコメント
「クイズ税金百科の出場も決まっていたので(※)、このコンクールへの応募は早い段階から決めていた。文章を書くのは好きで、母親のようになりたいという気持ちで書いている。」
(※)11/19のニュース&トピックス参照
栁澤くんのコメント
「税金について思うことはたくさんあったが、身近なことを書こうと思った。書き始めたら、気持ちがあふれてきて、気がついたらマスが埋まっていた。」
二人とも入賞は予想していなかったようで、素直に嬉しかった様子です。
才教学園では毎年、このコンクールに応募しています。同コンクールへの応募は、普段はなかなか思いが及ばない税金について考えることのきっかけになっているようです。
※撮影時のみマスクを外しています
12月16日(金)は2学期の最終登校日でした。朝の会を終えると、まずは全校で大掃除。窓の桟に溜まった土ぼこりをかき出したり、教室の据置ロッカーで隠れていた部分も雑巾がけをしたりと、普段の掃除で行き届いていなかったところまで生徒たちはぴかぴかにしていました。週明けから始まる校内冬期講習、そして3学期に自分たちが戻ってきたときに気持ちよく使える教室になったと思います。
【学校長講話】
夏、秋、冬と3シーズンに渡った長い2学期。コロナの影響も心配される中で、さいきょう祭をはじめほとんどの行事を行えたこと、一度も休校にならず今日を迎えられたことを、とても嬉しく思います。ご家族や先生の協力のみならず、感染対策をしつつ常に全力で日々を過ごしてきた生徒のみなさんのおかげです。
さて、冬休みの間にみなさんにしてほしいことがあります。
まずは今学期に学んだこと、感じたこと、考えたことをしっかりと振り返ること。「結果・成果を出す」ことが求められる3学期に向けて準備を進めましょう。
そして年末年始をまたぐこの休み中に、新たな夢や目標を明確にしましょう。そうしたら、計画を立てて実行すること。何度くじけても、挫折しても、成果を掴み成功を収めたときに、人は本当の意味での喜びを感じることができます。そのためにも、自分の夢や目標を明確にすることが一番大切です。
最後に、江戸時代の終わりに活躍し、多くの人に影響を与えた教育者、思想家の吉田松陰の言葉を紹介します。
夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。
来年1月5日は、元気な姿でこの学び舎に戻ってきてください。
生徒のみなさん、ご家族のみなさん、よいお年をお迎えください。
大掃除
配信形式の終業式(上:4年生、下:9年生)
担任から通知票を受け取る生徒(4年生)
生徒会・体育委員会主催の「スポーツマッチ」が、11月の終わりに行われました。体を動かし体力向上を図ることが目的のひとつです。また、一方で、運動能力に関わらず誰もが楽しめる「ゆるスポーツ」の紹介と体験もテーマに含まれていました。
5年生から9年生まで、学年別に授業1時間分が割り当てられ、生徒たちは気ぜわしい学期末に穏やかな時間を過ごすことができたようです。
今回の企画で紹介されたいくつかの「ゆるスポーツ」の中には、魚のブリを模したぬいぐるみを脇にはさみ、ハンドボールのルールで行う「ハンぎょボール」という競技がありました。
必須アイテムとなる魚は体育委員のお手製、ルールはドッジボール寄りにアレンジして行われました。振りかぶって投げようとするのですが、思うように腕を動かせないため、あらぬ方向にボールが飛んで行ったり、中々人に当てることができなかったりと、苦戦する姿も見られました。時折、速く的確なボールを投げて相手をアウトにできたときには歓声を上げ、みんな笑顔で参加していました。
脇にはさんでいた「魚」がこちら↑
さいころの出目で走る距離が変わるリレー競技。チーム対抗なので、大きい目が出るとちょっと悔しそうに全力疾走。