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第17回体育祭⑦ 台風の目

第17回体育祭⑦ 台風の目

投稿日:2023.01.11

 7・8年生が協力して挑んだ「台風の目」。1本の長い棒を4人で持ち、コース内に設置された障害物=コーンを中心に旋回したり、ひざ丈ほどのバーを飛び越えたりしてゴールを目指します。ゴールは隊列を組んだ状態のチームの後方。そこから、両端の2人が先頭までさらに棒を運び、列になっている選手たちは前から順にジャンプして足元に棒を通していきます。ルールはあまり複雑ではないのですが、大玉運び(5~9年競技)と同じように、もとい、それ以上の「チームワーク」が求められます。尚且つ、学年別・2回戦とはなっていない合同競技として1回のみ行われ、その得点は30点と大きく相手にプレッシャーをかけることができる競技です。
 赤と青のビブスをつけたアンカーチームを先頭に、先輩や後輩の応援の声を受けながら入場してきた7年生と8年生。スタート前こそ笑顔を見せていた子もいましたが、競技開始の号砲が鳴るとその表情は一転して真剣そのもの。列の下に棒を通すためにジャンプする大切な役回りは全員に共通しているので、気の抜けない時間が続きます。
 赤組でも白組でも、それぞれのチームはスピードに乗って駆け抜けていくため、コーンを回るときには遠心力の影響を最小限にしようと、できるだけ内側に寄る作戦は例年通り。内側を任された選手は歯を食いしばって踏ん張りをきかせ、次のダッシュにうまくつなげようとしていました。コース中盤、バーを越える所でもスピード維持は必須・・・しかし、足を引っかけてバーを落としたりコーンを倒したりしてしまうと手前に戻ってセットからやり直しとなり、大幅なロスになる可能性もあります。ゆっくりでも確実に飛んでリスクを回避するか、速く勢いよく飛び越えていくか、こうしたことも赤白各組で作戦を立てて練習、この日1回の本番にかけてきました。
 結果、勝利したのは赤組。白組との点差を大きく開かせる30点を手にして大きな歓声を上げていました。