3年生から9年生までを対象にした性教育授業がこの11月に行われました。
日にちと時間を分けた講座、各回で講師を務めてくださったのは、助産師の石井美恵子先生です。内容も学年によって異なり、性の多様性、思春期を迎える心とからだのようす、命の大切さなどについて、スライドを交えながらわかりやすくお話いただきました。
石井先生、ありがとうございました。
〈生徒の感想から〉
■2年生のときに「自分の生い立ち」について発表したけれど、それは自分が生まれてからの話でした。命が始まってから、1か月、4か月・・・お母さんのお腹の中にいるときのことは全然知りませんでした。石井先生から、お腹の中でどんな生活をしていたのか、どんな風に食事をしていたのか、1か月でどのくらい大きくなっていたのか、お母さんのどこから産まれてきたのかを教えてもらえてよかったです。(3年生)
■今回の授業を受けて、「感情の波が大きくなる」ことは変なことではないと分かり安心しました。以前に比べ、いざというときに不安になったり足が竦んだりするようになったりと、心が弱くなったと思っていましたが、それは別に弱くなったわけではないと知り、気持ちがとても楽になりました。(7年生)
■デートDVについて教えていただきました。メール系のアプリや日常生活を送る上で、付き合っている・付き合っていないに関わらず、周囲に配慮する必要がある内容だと思いました。交際以前に、家族や友人に対して倫理や道徳に基づいた関わり方を大切にするべきだと思いました。(8年生)
多岐にわたるテーマをわかりやすく説明してくださった石井先生(11月21日、9年生の授業から)
4年生の恒例行事となった「長野県フェスティバル」。社会科の授業を通じ、自分たちが暮らす長野県のことについて学んだ生徒たちが11月19日(土)、保護者と3年生を前に長野県の新しい特産物や観光プランを発表しました。
3~4人のグループで、お客さんを入れ替えながら繰り返し発表に臨んだ4年生。才教ダイアリーでも担任が触れていますが、「自分が紹介したい場所を実際に訪れ、記録となる写真を撮ってくる」というミッションも完遂。現地の風景や、名物を笑顔でほおばる様子などがモニターに映し出されると、「おいしそう!」「ぼくも食べたくなってきた」とうらやましがる3年生の声が聞こえ、なんとも微笑ましい瞬間でした。
また、タブレットで作成したスライド、縄文時代の住居を模したわら葺きのセットなどは渾身の出来映え。保護者のみなさんからは感嘆の声が聞こえました。発表が終わった後、保護者から声をかけられて質問に答えていた生徒もおり、「一方的に伝えて終わり」ではなく、ここが生きたコミュニケーションの場であるのだなということも印象的でした。
タブレットの活用やプレゼンテーションの仕方は随所に工夫がみられ、STEAM教育に関わる学びとして生徒自ら作り上げた「長野県フェスティバル」は、大成功に終わりました。
4年生のみなさん、お疲れ様でした。
保護者のみなさん、ご来場ありがとうございました。
どのブースも活気ある発表
壁新聞もずらり
11月3日(木)、18回目の「さいきょう祭」を行いました。
当日は多くの保護者の皆様、ご来賓の方々にご来場いただき、誠にありがとうございました。
昨今の情勢を踏まえながらも、今回は2年ぶりに来賓の方をお招きし、人数制限をしない中での開催としました。このように開催できましたのも、日頃より皆様にご理解ご協力いただいているおかげと、さいきょう祭実行委員ならびに教職員一同、心より御礼申し上げます。
また、キッセイ文化ホールスタッフの皆様、音響/ジューク様、照明/長野三光様、写真撮影/山田様、動画撮影/信州映像舎様には、リハーサル・ゲネプロ・本番と幾日にもわたって生徒たちにプロの技術をご提供いただき本当にありがとうございました。朝早くから来場者の誘導に携わっていただいた保護者会の皆様にも感謝しております。
小松校長の言葉を借りれば、「さいきょう祭は"総合芸術"」。
皆様の目に、今年のさいきょう祭はどのように映ったでしょうか。
昨日10月31日は、本番同様の通し稽古=ゲネプロを行いました。
学校から運んできた楽器や大道具をトラックからおろし、オーケストラピット部分の椅子を外したり、ステージに山台を設置したり、照明のプログラミングをしたりという作業は生徒の集合前から行われています。ホールの使用は10時から、となっていても、開場(8時)直後から先生たちとキッセイ文化ホールスタッフのみなさんの準備は始まっています。もちろん、ゲネプロ後は一旦すべてをもとに戻す、という作業もあります・・・。
2回の会場リハーサルを経てのゲネプロでは、それぞれの演目で子どもたちがまた成長した様子が見て取れました。時間の都合上、当日は他の演目を見ることができない場合もあるので、練習の空き時間を利用してゲネプロのステージ鑑賞をしていた学年もありました。
本番まであと2日。はやる気持ちを抑えつつ、当日の舞台で最大限の表現力を発揮できるようにと、今日も校内では歌声が響いていました。
大ホールの仕込み作業をするスタッフのみなさんと先生たち。照明やバミリをリハーサル開始に間に合うよう準備しています。
衣装を着て他学年の演目を鑑賞中(7年生)
『第九』を再び…!(9年生)
社会科の学習の一環として、小学3年生が農家の方からお話を聞く授業が10月18日に行われました。きゅうりといちごの生産にまつわる仕事の内容、作物を育てるときの工夫や収穫した作物の流通など、たくさんのことを教えていただきました。
きゅうりの栽培では、まず接ぎ木苗について説明がありました。病気に強いかぼちゃの苗(台木)に接がれたきゅうりの苗が、順調に生長していく様子を映像で見た3年生は、「あ、本当だ。下はかぼちゃだ」と思わず声を上げていました。それから、きゅうりを収穫する時に使う便利道具も見せていただきました。二股に分かれた所に刃がついているもので、片手でも短時間で多く収穫することができるそうです。
いちごは、「夏秋いちご」と呼ばれるもので、冬から春先にできるものとは種類が違うとのこと。お話の冒頭、その日の朝に収穫されたいちごを見せていただいたのですが、整然と箱の中に収まったいちごは、まるで宝石のよう。「きれい」「食べたくなっちゃうね」とそわそわする気持ちを隠せません。
一番忙しい収穫期は、午前4時起き。しかし、収穫期とそうでない時とでは、1日のタイムスケジュールがかなり違うらしく、「1年を通して仕事量が平均的になるようにしています」という農家さんの仕事の話を、子ども達は興味深そうに聞いていました。このいちごが卸されるケーキ屋さんの名前を知っている子もいて、自分達の生活とのつながりを感じているようでした。
あっという間に1時間が経ち、まだまだ質問をしたい様子でしたが、授業は終了。たくさんのメモを誇らしげに見せながら、「いろいろなことがよく分かったよ」とうれしそうに言ってきた子もいました。
農業に従事されている方から直接お話を聞き、子ども達は普段の授業だけでは味わえないより深い学習をすることができました。
きゅうり栽培の説明に興味津々
いちごの摘花など、具体的なことまでわかりやすいお話でした
とれたてのいちご「いいにおいがする!」
令和4年度第1回日本語検定を受け認定者となった本校の生徒3名が、個人表彰を受賞しました。1~7級の認定者の中から成績優秀者に贈られるもので、3人はいずれも7級を受検し、得点率100%という結果で読売新聞社賞最優秀賞をいただきました。
10月18日(火)には伝達式が行われ、教頭と担任が見守る中、校長から賞状を手渡された3人は、「少し緊張しました」と言いつつも朗らかな笑顔。校長は「みなさんが大人になり、自分の夢をかなえたりいろんな人とコミュニケーションをとったりする上で、日本語はとても大切な言語。これからもさらに上を目指し頑張って」と励ましの言葉をかけました。
賞状と共に贈られた盾に、布施谷さんは「勉強机の上に飾ろうかな」と照れたように話していました。
【令和4年度第1回日本語検定】
個人表彰
読売新聞社賞 7級 最優秀賞 3名
久保田陽佳(小3)
布施谷碧衣(小3)
熊谷誠之輔(小2)
みなさん、おめでとうございます。
(写真:前列左から)熊谷くん、久保田さん、布施谷さん ※撮影時のみマスクを外しています
第18回 さいきょう祭
スローガン つ な ぐ
今年も各学年、合唱部、吹奏楽部の演目のみの開催ですが、子ども達は様々な制約がある中で、最高の舞台にしようと練習に励んでおります。
今年度は来場制限を行いませんが、各ご家庭で感染予防対策を行っていただくようお願いいたします。
今回のさいきょう祭も子ども達にとってより良い成長の機会になることを願っております。
日時:令和4年11月3日(祝)
開場: 9:30
開演:10:00
場所:キッセイ文化ホール(大ホール)
演目順については、PDFファイル(第18回 さいきょう祭プログラム(簡易版))をご参照ください。
ご来場の皆様へ ―お願いとご注意―
<駐車場の利用について>
◆当日、総合体育館で「松本市民体操祭(2000人規模)」が開催されます。
P2駐車場(体育館西側)は体操祭の参加者のみ駐車可能となりますので、さいきょう祭の来場者はP1駐車場(体育館南側 約300台)もしくは、近くのコインパーキング等をご利用ください。P1駐車場の入り口では、関係者であることの証明として、係員が立っている場合は、さいきょう祭チケットを必ず提示してください。(P2駐車場は体操祭の駐車許可証がないと入れません。また、詰めて駐車されるそうなので、16:30頃までは車を出すことができません。ご迷惑をかけないよう絶対にP2駐車場への駐車はお控えくださいますようお願いいたします。)
<感染予防対策について>
ご来場の皆様におかれましては、通常の感染症対策と同様に、新型コロナウイルス感染拡大予防の趣旨をご理解いただき、以下のことについてご協力のほどお願いいたします。
さいきょう祭の成功に向け、生徒およびご家族、ご来場予定の皆様には体調管理に努めていただきますようお願いいたします。
◆入場にはチケット(無料)が必要です。
◆入場時にチケットと所定の「健康チェックカード」をご提出いただきます。
◆マスクの着用(咳エチケット)、手洗い、手指消毒など、ご自身での感染予防対策をお願いいたします。
◆会場内の数箇所に消毒液を設置しますのでご利用ください。
◆万が一、発熱・咳などの症状がある場合、体調にご不安のある方は、くれぐれもご無理なさらないようお願いいたします。発熱や体調が優れない方のご入場をお断りする場合がございますので、予めご了承ください。なお、会場内で気分が悪くなった場合は、速やかに近くの教職員までお申し出ください。
◆ご来場の皆様、会場スタッフ、業者の方、生徒・教職員への感染防止を考慮し、教職員は基本的にマスクを着用して対応いたします。
ご不明な点は学校(電話0263-58-0311)までお問い合わせください。
皆様のご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
第18回 さいきょう祭ポスター
10月14日(金)、第18回さいきょう祭の校内リハーサルがあり、演目のタイム計測、照明台本やここまでの進度確認が行われました。どのクラスも一生懸命練習しているようです。
終日立ち会った校長先生は、「成功の予感しかしません」とのこと。
昇降口近くのカウントダウンボードは、「本番まで20日」を示しています(14日現在)。
11月3日まで、よりよい演目を目指して練習が続けられます。
校内リハーサルのようす
今年のテーマ「つなぐ」を発表する実行委員(7月に撮影)
練習風景が写真で綴られるカウントダウンボード
8月31日、3年生が「食品ロス」をテーマにした環境教育授業を行いました。
食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。世界で約8億人が十分な食事をとれない中、日本では大量の食品ロスが発生しています。
これを少しでも減らすための工夫として紹介されたのが、「冷蔵庫の中にあるものを確認してから買い物に行く」「お店の商品は"手前取り"」「お店で料理を食べきれない場合、持ち帰りできるか相談してみる」といった実践しやすい事例。これらを含めた松本市の取り組み、『30・10(さんまるいちまる)運動』についてのお話がありました。
講師として来校された松本市環境・地域エネルギー課の方から、食品ロスが生まれる経緯や、どうすればロスを防いだり少なくしたりできるのかを分かりやすくご説明いただきました。子どもたちに『食の大切さ』を学ぶ機会をいただき、ありがとうございました。
〈生徒の感想〉
・どれだけ日本で食品ロスが起こっているかを知ることができました。そんなことを考えたら、給食をもう少し頑張って食べようと思いました。
・買い物に行く前に冷蔵庫を見てから買い物に行こうと思います。
・自分ができることは今は少ないけれど、たくさん食べて、できるだけ残さず、今食べているものがあることを感謝して食べたいです。
〈3年生担任より〉
食べ物を粗末にしてはいけない、ということはよく分かってはいるものの、食事が準備されることが当たり前になっている子どもたちにとって、今回の授業で学ぶことは多かったようです。当日の給食からは早速、子どもたち自ら「今日は食べきりたい」「もう一口食べる」とロスを減らそうとしたり、家でできることを考えてみたりと、張り切っていました。
「30・10運動」のパンフレットをいただきました
感想の記入中。生徒の疑問、質問にも丁寧に答えていただきありがとうございました。