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体育祭レポート2023

第18回体育祭レポート①

投稿日:2023.08.08

 第18回体育祭は、新型コロナウイルス感染症の規制が緩和されて間もなくの開催でした。ここ数年続いていたように短縮日程ながら、マスクをはずす、声を出すといったことへの対応がより柔軟にできるようになり、久しぶりに大勢の生徒の素顔が見られた一日となりました。


*****


 朝、やまびこドームの入口外では、集合した生徒たちが友達同士ではちまきをつけ合ったり、先生にはちまきをつけてもらったりする姿がそこかしこで見られました。「朝ごはんをしっかり食べてきたから、がんばって走れそう」「緊張でドキドキする」「みんなと一緒に応援も頑張りたい」と、意気込みは十分です。


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 開会が近づくと、先生たちは正面に整列。入場行進の形態で待機する生徒たちは、逸る気持ちを抑えながら合図を待っているという様子でした。行進の順番が後ろの高学年では、カメラを向けると笑顔+ピースサインで応えてくれるなど余裕を感じさせる面々も。そこに、ファンファーレと入場行進のBGMがかかると表情は凛としたものに。きりりと結ばれたはちまきで気持ちも引き締め、競技が行われるフィールドへと進んでいきました。

第18回体育祭レポート②

投稿日:2023.08.08

 入場行進を終えて全校が整列。開会式では、放送係の進行により、優勝カップの返還や来賓紹介、選手宣誓、学校長と実行委員長による挨拶がありました。


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学校長挨拶
「今日は第18回体育祭の日です。お忙しい中ご来場くださったご来賓のみなさまの日頃のご支援、子どもたちを支え、ときには背中を押していただいた保護者のみなさまのおかげで、今日を迎えることができ、本当に感謝いたします。
 生徒のみなさんの行進を見て、今年のスローガン通りの意気込みを感じました。才教学園の体育祭は、勝ちにこだわることが大切です。自分を信じ、仲間を信じ、勝利を信じて、最後の最後まで持っている力の全てをこのフィールドに出し尽くしてもらいたいと思います。赤が勝つか、白が勝つか。最後まで気を抜くことなく、全力で競技に打ち込んでください。
 今日一日が、この会場にいらっしゃるすべての皆様にとって笑顔で満ちた日になりますことを祈念いたします。」


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実行委員長挨拶
「今日は待ちに待った体育祭当日です。例年より少し早い開催となりましたが、時間のない中でもそれぞれ練習に励んできたと思います。今年のスローガンは「勇往邁進~巻き起こせ才教旋風~」。赤組、白組、それぞれが力を集結させ、ケガの無いよう、正々堂々、勝利に尽くしてください。
  保護者の皆様、今日はお越しいただきありがとうございます。今日まで私達をサポートしていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆様にすばらしい姿をお見せできるよう、生徒一同、真剣に勝負に挑みます。今年度の体育祭をお楽しみください。」


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 また、得点係も壇上にて挨拶。「今日は勝利のために全力で戦いつつも、相手を思いやる心を忘れずに、ルールを守り正々堂々と戦い抜きましょう。私達も正確な採点を頑張ります」と述べました。

第18回体育祭レポート③

投稿日:2023.08.08

 準備を兼ねた休憩の時間を挟み、競技は応援合戦からスタート。「切れの良さ」と「統一感」の二つの観点から、来賓の皆様に審査していただく方式です。


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 赤組と白組の団長たちの猛る声にこたえ、颯爽と自分の持ち場に駆けていく生徒の姿は、入場行進とはまた一味違った集団行動の良さを伝えていました。


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 赤組、白組の順に行われた応援合戦。和太鼓のリズムに合わせて隊形を変えたり、大きな声で歌ったりして、自軍を鼓舞する様子はどちらも勇ましく素晴らしいものでした。顔を真っ赤にしながら背中を反らせる低学年。きびきびとした動きで全体をリードしていた応援団と9年生には、アンケートでも多くの賛辞が寄せられていました。


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 審査の結果、今回最初の得点は2観点両方で優位に立った白組に40点。初戦から両軍の点差が開くこととなりました。

第18回体育祭レポート④

投稿日:2023.08.08

 応援合戦の結果を受け、俄然やる気に満ちた赤組。「白組には負けないぞ」との思いを新たに、二つ目の競技「大玉運び」に向かいました。
 まず1回戦は、5年生と6年生。スタート位置から直線コースを折り返して戻り、大玉を次のチームに繋いでリレーします。


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 2回戦、7年生以上では三角形のコースに障害物が置かれ、より長く難しいコース設定になります。大玉をいかに落とさないようにするか、でもスピードも大事だから速く走りたい・・・練習の時からリーダーを中心に作戦を考え、実戦に臨みました。審判として伴走する先生たちからは時折、ルール違反を知らせる笛が吹かれます。そのたびに大玉を持ち直し、再度走り出す生徒たちの顔は真剣そのもの。「リードしていても決して油断してはいけないんだ」と物語っていました。


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 大玉運びの1回戦は白組が、2回戦は赤組が勝ち、それぞれに20点が入りました。


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第18回体育祭レポート⑤

投稿日:2023.08.08

 1・2年生による「かけっこ」と、3・4年生による「短距離走」は、着順が早いほど得点が入ります。「一番にゴールテープを切りたい」「自分の組のために一つでもいい順位になりたい」と、Ⅰ期の生徒たちが頑張りを見せました。


DSC_1461.jpg レースごとに走者の名前が読み上げられると、みんなしっかりと手を挙げ、大きな声で「はい!」と返事。応援ゾーンやゴールの先で大勢の保護者のみなさんがカメラを構える姿もすっかり恒例です。
 かけっこでは校長先生もゴールそばまで移動し、躍動するⅠ期生の姿を笑顔で見守りました。


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 フライングやコースアウトによる再レースもあり、数本走ることになった生徒もいますが、腕を振り、ときに険しい表情を見せながら最後まで走り切った生徒たちに向け、会場からたくさんのあたたかい拍手をいただきました。
 着順の確認や正確な得点集計の結果、かけっこは白組17点に対し赤組21点、短距離走は白組24点に対し赤組18点の好勝負となりました。


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第18回体育祭レポート⑥

投稿日:2023.08.08

 1回のみのレースで勝敗の行方が注目される競技「台風の目」では、7年生から9年生が活躍しました。
 長い棒を4人で持ち、コーンを1周したりバーを飛び越えたりとどちらの組からも目が離せません。配点もこの競技だけで30点と高く、赤組はなんとしても一矢報いて得点したいところです。


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 「大玉運び」同様に、ミスの量産は避けたいところ。ここでの勝利を得ようと、走り終えた生徒たちからは「いいぞ、その調子!」「焦らなくていいよ!」「大丈夫、いけるいける!」といった声が飛び交っていました。熱心に練習してきた成果を発揮し、両軍に大きな差はなく順調なレース展開となりました。



 しかし、リードDSC_8046.jpgDSC_8075.jpgしていた赤組に最終版でバーを落とすアクシデント。コーンやバーを元に戻し、4人でバーの手前まで戻って再び走り出す・・・リカバリーにはどうしても時間を要します。この間に猛追の白組、待機列の上下に棒を通し終え、歓声の中で自軍の旗を中央のポストに突き立てました。赤組の生徒たちの頬には、勝利と30点を逃した悔しさに涙が流れていました。
 赤白いずれ劣らぬ名勝負に、入退場門や応援席の後輩たちから「すごかったです」「悔しいけどかっこよかった」など、健闘を讃える声が後を絶ちませんでした。


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第18回体育祭レポート⑦

投稿日:2023.08.08

 直前の競技で勝利したことを喜ぶ白組。反対に、赤組では涙にくれる先輩たちに勝利を届けたいと、「一球入魂(玉入れ)」に向けて、1年生と2年生が闘志を燃やしていました。
 全部で3回戦が行われる一球入魂。昨年に続いて2度目、同じ競技に臨む2年生は、早く多く入れられるように練習し作戦を立て、リーダーを中心に1年生にアドバイスをしてきました。学校のグラウンドでの練習、ドームでのリハーサルを経て、いよいよ本番です。


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 「絶対に勝つぞー!」「オー!」という、かわいらしさのなかにも勝利への強い意志を含んだ鬨の声。笛の合図で走り出し、かごの中に球を次々に投げ入れる1・2年生を、保護者席、応援席からは絶え間なく贈られる声援が後押しします。 1回戦の球数は、赤組56個、白組60個。2回戦では赤組64個、白組68個と、本当に僅差ですが白組に軍配が上がりました。3回戦は全員対決。すべての球をかごに入れ、陣地のラインに早く整列した方が勝ちとなります。最終戦の10点を取りたかった赤組でしたが、一歩及ばず。ここは競技配点30点を白組が総取りする結果となりました。


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 連続して圧勝となった白組では、高学年の生徒が小さな選手たちをハイタッチで迎え、喜びを分かち合いました。残念ながら得点できなかった赤組でも、迎えいれる態勢は同じ。「みんなの頑張り、見てたよ」と称えたり、自らの気合を入れ直すかのような「この後はぼくたちが頑張るからね。応援してね」といった発言が飛び交ったりしていました。


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第18回体育祭レポート⑧

投稿日:2023.08.08

 6つの競技を終え、ここまでの得点は赤組59点、白組161点とその差102点。およそ3倍近い点差となっていました。フィールドの脇に設置された得点ボードを見て、赤組では「今年はもう勝てないかもしれない」「どうして(競技で)勝てないのかな」と弱気な声も聞こえ始めていましたが、そこに正副キャプテン、正副応援団長、9年生から心強い発言が相次ぎました。


「体育祭はまだ終わってない。泣くのは早いよ」
「この後は全部勝つくらいの勢いでいこう!」
「頑張っているのはみんな同じ。まだまだやれるから!」


 体育祭後半、残る4競技は3年生以上が出場。勝ちにこだわる生徒たちが、一戦必勝を積み重ねようと、体育祭は更に白熱していきました。


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第18回体育祭レポート⑨

投稿日:2023.08.08

 引き合った棒を自陣に持ち帰り得点につなげる「棒引き」は、3・4年生の合同競技。中央に置かれた15本の棒をいち早く引くことができるようにと、お互いの並びや、狙う棒にあたりをつけて...と、作戦を立てていました。


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 コロナの影響が濃かった昨年、一昨年などは、あらかじめ引く棒が決められ、自分が一度陣地に戻ると他の応援には駆けつけることができないというルールでしたが、今年はそうした縛りもなくなりました。
 一本の棒を全力で取り合う生徒たちは、ときにドーム天井を見仰ぐほどの後傾姿勢で、顔を真っ赤にして踏ん張っていました。


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 ふと気を緩めればずるずると引きずられてしまうこともあります。滑りやすい足元に注意して、少しずつでも後ろへ後ろへと進み、一本に懸けるただならぬ思いを感じる駆け引きが随所に。同数であれば引き分けが成立する競技ですが、やはり勝ち切りたいという思いが自分たちを奮起させます。


 対戦は全部で4回。1回戦は過半数8本を引いた赤組に10点、2回戦は7本ずつの引き分けでした。3回戦は白組が9本、4回戦では再び赤組が8本を奪い、1敗しながらも2勝1分けで赤組が勝利、飛び跳ねて喜び、感情を爆発させていました。


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第18回体育祭レポート⑩

投稿日:2023.08.08

 運営サイドでは、放送係がよどみないアナウンスを会場に届け、用具係は本部裏とフィールドをきびきびと動いて各競技の準備をしてくれていました。前年も係になっていたという生徒もいますが、「去年は去年、今年は今年で、やっぱり緊張します」「競技によっては自分も用具を準備してもらう立場。置き場所や必要なものを絶対に間違えないようにという気持ち」とのこと。
 ビブスを着て駆け回ったり、号砲用の雷管(ピストル)を粛々と先生に手渡したりしている用具係や、徒競走で着順を明確にして等賞旗に誘導する係のきびきびした動きに注目して下さる保護者の方が、毎年多いのです。
 当日はなかなかその姿を見られないのですが、「第18回体育祭」のタイトル幕やスローガン、入退場門の設置を担う装飾係も、リハーサル日には精力的に動いていました。


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