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さいきょう祭レポート2014

小学4年 合唱奏「き・も・ち」

投稿日:2014.11.05

小学校4年生は、「ジャズ風平成童謡集」と題した、合唱と合奏のステージをお届けしました。どこか懐かしくも、新しい曲が揃っており、明るい曲やしっとりとした曲など、聞いていて飽きのこない内容です。
本格的な合唱・合奏のステージは初めての子どもたち。来年度以降を見据えて、パートリーダーなどを決めたり、伴奏も自分達の中から選んだりと、自主的に練習へ取り組んできました。また、今回はクラス合唱もあり、各クラス1曲ずつ歌うことになりました。20名がいくつかのパートに分かれて歌うということで、やはり人数が少ないと、心細さもあってか、声が小さくなりがちで、正確な音程で歌うことにかなり苦戦していました。しかし、より美しいハーモニーと自分たちの心がこもった歌をお客さんに届けよう!とパートに分かれた練習や強弱の付け方、発声の仕方など、細かい部分まで確認し、一生懸命練習に取り組みました。時には厳しい練習もありましたが、子どもたちはよくついてきました。
そして本番。練習の成果あってか、今までのどの発表よりも一番のものとなりました。舞台から帰ってきた子どもたちは、みんな満面の笑みで、「やった!!」とハイタッチをする子もいました。みんなで頑張った分、達成感も倍以上だったようです。

小学1年 音楽劇「絵本の森のカーニバル」

投稿日:2014.11.05

小学一年生のみんなは、絵本が大好き。そんな、「大好きな絵本の素晴らしさを伝える」ために、「絵本の森のカーニバル」では一人一人が絵本の中のキャラクターになりきって、元気いっぱいのステージをお届けしました。

一年生では「やくになりきろう」「さいごまでがんばろう」「カーニバルをたのしもう」をみんなの目標にして練習を進めました。初めてのさいきょう祭と、「カーニバル」という響きに胸を躍らせていた子ども達ですが、実際に練習が始まると、歌い方や踊り方、台詞の言い方、劇の演じ方や、ステージ上での動きなど、子ども達は練習の中で、たくさんのことを覚えなければなりませんでした。楽しいことばかりではなく、辛い思いをしたり、うまくいかずに悩んだりしたこともあったと思いますが、弱音を吐くことなく、一回一回の練習に一生懸命に取り組んできました。

一生懸命になると、真剣な面持ちになってしまう子ども達。だからこそ、「絵本の森のカーニバル」を見てくれる方々に楽しんでもらえるように、「まずは、自分が楽しむ」「最後まで笑顔でいる」ということを、毎回の練習で意識してきました。本番の三日前には、理事長先生と「2000人のお客さん全員を笑顔にすること」を約束し、そうして迎えた本番当日でした。子ども達は、大きなホール、大きなステージ、そして、たくさんの観客を前にして、いつも以上に緊張している様子でした。それでも、練習の成果を精一杯発揮して、最後まで自分の役になりきり、堂々と演じきることができました。「今日のカーニバル最高だったね!」「イェーイ!」心からそう叫べるくらい、子ども達の表情は清々しいものでした。みんなで心を一つにして作り上げたステージ。「絵本の森のカーニバル」は、終わることを惜しむような元気な歌声で幕を閉じました。

 

中学1年 組体操「進化のキセキ~奇跡・軌跡・輝石」

投稿日:2014.11.05

夏休み明けからの約2ヶ月、期間としては短かったですが、道のりは長く険しかったです。見所は演目の一部で、曲に合わせて技を行う才教オリジナルの「シンクロナイズド組体操」でした。

しかしながら、最初は基本的な技すらできず、シンクロどころではありませんでした。一般的な組み体操を進化させた前例がない演目に、難しすぎて本番で披露することは無理なんじゃないか…と不安になることもありました。

組体操は筋力や技術ももちろん大切ですが、それ以上に重要なのは仲間との信頼です。仲間が必ず受け止めてくれる、支えてくれるという信頼なくして、飛び込んだり、体を預けたり、上に乗ったりすることはできません。練習に練習を重ね、最初は全くできなかった技も一つひとつできるようになり、その度に喜びと達成感を共有しながら、信頼を高めてきました。そしてその信頼がさらに難易度の高い技を次々に完成させていきました。

その信頼と絆を強めるお揃いのTシャツは、左胸に「キセキ」、背中に才教学園のシンボル「不死鳥」がプリントされています。全員で案を出して、全員でデザインを描きました。演目の題名も、全員で案を出し合いました。まさに学年全員が力を合わせて創り上げたシンクロナイズド組体操でした。

 

本番当日。出番を控えた生徒たちが舞台袖に集合し、緊張感のある真剣な面持ちで、手首や腕のストレッチをする様はまるで一流のアスリートやパフォーマーといった様子でした。これまで、ほぼ毎日、多い日は一日2時間も練習してきました。一気立ちのピラミッドの練習のときなどは、1時間腕立て伏せをし続けるようなものです。それでも泣き言一つ言わず、仲間と共につらい練習に耐えてきました。時には意見のすれ違いで仲間同士熱い議論を交わしたこともありました。それでも全員思うことは一つ、「観てくれる人達に感動を届けたい」その一心で頑張ってきました。

アナウンスが入り、それぞれの胸には真っ赤な「キセキ」、背中には「不死鳥」を背負って、暗がりのステージに入場していく姿にもうすでに目頭が熱くなりました。最初は半分以上が全くできず、本番直前でさえなかなかそろわなかった倒立、サボテン。本番で一人二人失敗しても仕方ないと思っていましたが、なんと本番で全員が成功!ここで涙腺のダムは崩壊しました。

その後の技も全て成功し、今までのさいきょう祭の中でも聴いたことのない大歓声が響きました。舞台袖に帰ってくる子どもたちの満足気で誇らしげな表情、泣き崩れて友と肩を抱き合う姿を見て、演目の成功と共に、組体操の教材としての成功も確信しました。アンケートでも多くの学年の保護者から中1に対するお褒めの言葉を頂いたり、小1の児童が家で組体操の練習をし、6年後のさいきょう祭を楽しみにしているといううれしいお話もありました。本当によく頑張りました。