8月29日(水)、2年生が主体となった「さいきょう商店街」が行われました。 廃品で作った商品を作り、1年生に牛乳瓶のふたをお金にして売ります。目標は「売上一番店になろう」。この目標に向かって心を込めて商品を作ったり、売れるための勉強をしたり、6月より生活の時間を使って一生懸命に努力を重ねてきました。 お客さんの多く入る店はどういう店かを考え、1年生にアンケートをとり、どういう商品がほしいか聞きました。それを参考にして商品を決めました。 商品が決まったら、出店計画書を店毎に書いて、校長室で面接をして校長先生に出店許可を頂きました。緊張した様子で校長先生の質問に答えていました。 商品が作り終わったら、どうしたら売り上げが上がるか考えて、チラシを作ったり、1年生に宣伝をしたりして、売り上げを上げるように工夫します。値段は、子ども達で商品の価値を考えて、売り上げ1番を目指しつつも売り切れるように値段を設定します。 そして、いよいよ当日です。 「いらっしゃいませ。」「ありがとうございました。」大きな声が聞こえてきます。 商品は、空気砲、車、ロボットなど、廃品とは思えない程、きれいに色をつけたものが多かったです。牛乳パックで作った新幹線を裏にすると、特急あずさにかわる商品やひげと王冠をつけると王様になれる王様変身セットもありました。 今年の一位は、スペシャルゲームセンターでした。「卵割りゲーム」といって、中を割るとクジがはいっているゲームや、わなげ、ダーツなどみんながよろこぶようなゲームを考えていました。 「こころをこめてつくったしょうひんがたくさんうれてうれしかったです。みんなで力をあわせてよかったです。」 「1年生がよろこんでくれてうれしかったです。」 商品を買ってくれた人が喜んでくれて、その喜んだ姿を見て、自分達が働いたこと、そして誰かのために一生懸命になったことの充実感を得ることができたようです。実はこれがさいきょう商店街の目的なのです。 売り上げ1番を目指して懸命に頑張ることを通して、周りのみんながよろこんでくれる。これが働くことの一つの意義であることを、身をもって体験することの出来た、すばらしい時間となりました。 2年生みんなに拍手!! よくがんばったね。
8月22日(水)に岩手県盛岡市にて行われた、第41回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏期水泳競技大会アーティスティックスイミング(※)競技に、本校4年の小林祈織さんが出場しました。
小林さんは長野市のスイミングスクールに所属しており、週4回、松本から通っています。7月の北信越大会において、小林さんのスクールが小学校(4~6年)チームの部で優勝し、全国大会出場の切符を手に入れていました。
チームは惜しくも入賞には至りませんでしたが、4~6年というカテゴリーの中で最年少の小林さんは、自分のチームも他のチームも上級生ばかりの中、頑張りを見せました。
小林さんは「失敗してしまったところもあったけど、精いっぱいの演技ができた」と振り返っていました。松本市から長野市という遠方のスクール、しかも全国大会に出るほどのレベルのチームで競技を続けるのは並大抵のことではないと思いますが、これからも学業と両立しながら、更なる高みを目指していくということです。小林さんの今後の活躍が楽しみです。
※アーティスティックスイミング…最近まで、シンクロナイズドスイミングと呼ばれていた競技です。
8月20日(月)から2学期が始まりました。およそ1カ月ぶりの登校とあって、「久しぶりだね!」「元気だった?」と、大きな荷物を手にしながら談笑する姿があちこちで見られました。低学年の学級の時間には、宿題や図工の課題などを順番に提出。担任の先生が夏休み中に子どもたちから届いた暑中見舞いのはがきを紹介する場面もありました。 【校長講話】 「笑顔を絶やさず、いつも心に太陽を」 夏休み中は、それぞれに楽しい思い出をつくることができたことと思います。夏、秋、冬と3つの季節をまたぐ長い2学期ですが、10月にはさいきょう祭も控えていますね。 「勉強、仕事、つらいことも、楽しんでやれば別の道が見えるよ」
会えば笑顔で明るく接してくれ、私にこう教えてくれた方がいました。いつも心に太陽をもつこと、それに裏付けされた笑顔には、やはり人を動かす力があります。その笑顔からふと思い出したのは、チャップリンが出演した映画『モダン・タイムス』のラストシーンで流れる“スマイル(Smile)”という楽曲です。チャップリン本人が作曲、のちにナット・キング・コールが歌詞付きの歌を発表しました。
笑ってごらん 心が痛むときも
笑ってごらん たとえ心が折れてしまっても
もし空が雲で覆われても きみは大丈夫 やっていけるよ
みなさんも笑ってみましょう。いつも心に太陽を持ち、みんなで頑張りましょう。
【賞状伝達式】
吹奏楽コンクール地区大会(7月21日・土曜日)に出場した吹奏楽部と、算数オリンピックのファイナリストとなった生徒に、校長から賞状が渡されました。
始業式
7月20日(金)、1学期始業式を行いました。1年生の各教室では、初めての通知表を心待ちにする子どもたちの姿がありました。担任の先生は、入学してからの変化や今学期の頑張りなどを一人ずつに伝え、通知表を手渡しました。
【校長講話】「“聞く姿勢”を大切にして、人との出会いを自分の糧に」
東京に生まれ育った私が、自転車で行ける範囲に、後楽園球場、今でいう東京ドームがありました。併設の後楽園ホールで行われる「笑点」の収録に度々参加していたのですが、そこで桂歌丸さんの心地よい話術に魅了され、すっかり落語ファンになりました。その歌丸さんが、「話がうまくなるにはどうしたらいいのか?」という質問に、こう答えています。
「逆説的な話にはなるけれど、“聞き上手”になること。相手の心の内や性格を想像し、考え、真摯な姿勢で聞く。そうして初めて、人の心に触れる話ができるようになるんです。」
親戚の他にも様々な人に会うことが多い夏休み。そういう機会に、相手の目を見て、心を見て、話をしっかりと聞くことを実践し、自らの糧となる経験を重ねましょう。
【賞状伝達式】
1学期中に行われた、陸上などの大会や速読検定、模擬試験等の成績優秀者に校長から賞状が手渡されました。
【壮行会および吹奏楽部による演奏披露】
終業式に引き続き、夏休み中に行われる大会に出場する選手を応援する壮行会を行いました。応援委員と全校生徒からエールをもらった選手たちは、挨拶の中で感謝の意を表し、健闘を誓いました。また、コンクールに出場する吹奏楽部によるパフォーマンスが行われました。
校長講話
壮行会
1年生のホームルーム
7月18日(水)に松本市政策課の方が来校され、地元農家のみなさんが育てた農産物の贈呈式を行いました。松本市では毎月19日を「家族だんらん手作り料理を楽しむ日」と定めていること、今回配布されるものがパプリカだということなどが伝えられました。また、パプリカには赤、黄、緑などがありますが、その色の違いで体への効果も少しずつ異なるのだそうです。 教室で担任の先生から真っ赤なパプリカを受け取ると、子どもたちは、「すごく大きい!」「きれいな色だね」「おいしそう」などと喜んでいました。 松本市政策課のみなさん、農産物を大切に育てて下さった生産者のみなさんに感謝して、各家庭でおいしくいただきます。 今年もありがとうございました。
7月14日(土)午前、未就学児とその保護者のみなさんを対象にしたオープンスクールを開催しました。
まずは来校されたみなさんを2年生がお出迎え。「たんけんクルーズ」と称し、手をつないで校舎内を案内しました。スタンプラリーの要領で教室や職員室を回り、各場所で説明役の児童からカードにシールをもらいながらゴールまで進みました。その後は3階の「わくわくひろば」へ。3・4年生が、ボウリングや輪投げ、おりがみなどのブースでもてなしました。縁日のような賑やかさで、どのブースでも3・4年生が声かけやアドバイスをしながら、小さいお子さんたちを上手にサポート。野菜のスタンプを押す準備をしてあげたり、初めて挑戦したけん玉で見事お皿に乗せることができた子と一緒に喜んだりして楽しむ姿が見られました。
後半の「積み木ワークショップ」は市民タイムスさんの主催イベント。運営にご協力いただいた安曇野市農林部、県建築士会安曇野支部のみなさんから松枯れについて紙芝居で説明を受け、松が枯れてしまう理由や、用意された2万個の積み木が被害に遭った松の木からつくられたリサイクル品であること、自然の大切さなどを学びました。長方形とサイコロ型、2種類の積み木を手に取ると、思わず鼻のあたりへ持っていき、「軽いし、いい香りがします!」の声も。本校の1~5年生とオープンスクールの参加者が全員で協力して、ほとんどすべての積み木を使って大きな壁を“建設”。最後は全員で記念撮影をしました。
暑い中にもかかわらず、ご参加いただきました多くのみなさまに心より感謝いたします。
ありがとうございました。
オクラやレンコン、ゴーヤなど野菜のスタンプ
つりコーナー
積み木ワークショップ
6月10日(日)に第22回ジュニア算数オリンピックの予選が行われ、中野竜くん(4年)が予選を突破しファイナリストに選ばれました。予選当日を振り返り、「難しかったけど、手ごたえはあった」そうで、本選の問題を解くのを今から楽しみにしています。 中野くんは「難問を考えていると時間が過ぎるのを忘れてしまう」ほどに算数が大好きで、中学生レベルの難問を毎日解くことを自らのノルマと課し、ほぼ毎日欠かさず行っているとのこと。 担任の先生によれば、「中野くんは、センスのみならず、算数への真摯な姿勢に加え、コツコツとした積み重ねもできる努力家」なのだそうです。 ジュニア算数オリンピックの本選は、7月22日(日)に東京で開催されます。 中野くんの活躍を期待しています!
7月11日(火)の午前中、「ピアニカの魔術師」公演鑑賞会を行いました。ミッチュリーさんたちを迎えての公演は今年で2回目。2年生から7年生は1年ぶりの再会となり、今年はどんな曲を聴けるかと楽しみにしていました。
公演はⅠ期生(1~4年)とⅡ・Ⅲ期生(5年以上)に分けて2回行われ、オープニングは映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の楽曲から。ピアニカを中心にギター、ピアノ、パーカッションが織りなす迫力ある演奏に、生徒たちはすっかり引き込まれました。
1年生と、8・9年生は今年が初めての鑑賞。車のクラクションやゲームミュージックなどの音当てクイズ、日本の四季を感じる曲、ミッチュリーさんの楽しい解説やトークに、感心したり笑ったり。クラシックの名曲メドレーでは、「喜びの歌」「ウィリアム・テル序曲」などが披露されました。両手奏法や独特な息づかいから生まれる演奏と幅広いジャンルのレパートリーに、「ピアニカは小学生の楽器」というイメージが覆され、新しい魅力を発見することができました。
「シンコペーテッド・クロック」では「どんな演奏にも合わせます!」というミッチュリーさんに、数名の生徒が壇上に招かれ共演。時計の音を表現するウッドブロックで、思いがけないリズムを刻んだり拍をずらしたりして、ユーモアのある掛け合いを見せました。5年生の山口峻平くんは、「少し緊張したけど、ミッチュリーさんの元気につられて、とても楽しく参加できた。歌うこと、楽器を演奏することはもともと好きだったけれど、自分のピアニカでもミッチュリーさんのような演奏に挑戦してみたい。」と話していました。
「音楽や美術に正解はない。ルールに縛られずやりたいことを表現すれば、きみたちの音楽が生まれます。芸術は自由に楽しんで。」と話すミッチュリーさん。「楽譜を見てミスのない演奏をすることも必要かもしれない。でも、自分が音を届けたい人たちの方を見て歌うように吹けば、誰でも上手になれます!」と、楽器を演奏するときのアドバイスもいただきました。
生徒たちの大きなアンコールにも快く応えていただき、あっという間に終演の時間。ミッチュリーさん始めバンドのみなさん、スタッフのみなさん、すてきな演奏会をありがとうございました。
6月27日(水)の2~3時間目にかけて、3年生が白百合幼稚園の年長さんたちを迎えて交流会を行いました。 学校に到着した園児のみなさんとグループを作り、まずは学校の中を見てまわりました。「階段は危ないから気をつけてね。」「3階まで行くんだよ。」など、優しく声をかける3年生は、とても頼りがいのあるおにいさん、おねえさんでした。 講堂では、笛の音の分だけ人数を揃えるホイッスルゲームや、年長さんが自己紹介をしながらビュンビュンごまに3年生のサインをもらうゲームなどが行われました。10人以上からサインを集めた園児のみなさんがたくさんいましたが、その中でも多かった4人には、頑張った証として先生からキラキラシールがプレゼントされました。 手をつないでみんなで歌を歌い、あっという間に終わりの時間となりました。お互いに大きな声で「ありがとうございました」と挨拶し、最後は3年生が並んで両手を上げて作ったアーチをくぐってもらってお見送りしました。 同様の交流会は、7月上旬までに今後4回開催され、3年生から6年生が学年ごとに担当します。
キッセイ文化ホールが主催する「あしたは真打ち まつぶん新人寄席」の事業の一環として、小学生を対象にした寄席ワークショップが本校で行われ、柳亭一童さんが4年生を前に一席演じました。 落語では、高座で使う小道具は扇子と手ぬぐいだけ。一童さんがこれらを刀や箸、本に見立てるしぐさを紹介した後、生徒を高座に上げてそばを食べる様子を演じてもらうなどして、落語の楽しみ方を教えてくださいました。 そして演目は「狸の札」。子どもに捕まっていじめられていた子狸を助けた男のもとに、その狸が恩返しにやってくるというもの。一童さんの話を4年生は前のめりになって聞き、ときには笑い声も上げながら鑑賞していました。 豊かな想像力・発想力を身につけるためにも、落語はとてもいい教材であると言われています。「落語を聞いたこと・見たことがある」という生徒も多くいましたが、今回のように生の伝統芸能に触れた機会が、今後、何かを「表現する」場面で役に立つのではないかと思います。 柳亭一童さんをはじめ、キッセイ文化ホールのみなさん、関係者のみなさん、楽しい時間をありがとうございました。
「おまんじゅうを食べる」…見えないけれど、おいしそう