9月9日(水)、小学2年生が「バスの乗り方教室」を行い、バスの利用と安全な乗り方について説明を受けました。この日は、台風接近にともなう雨のため、昇降口の前に停めたバスの中でお話を聞きました。
今回乗せていただいたのはノンステップバスでした。始めに、バスが傾くこと(ニーリング)を体験しました。なぜバスが傾くのかという質問を受け、児童からは「曲がる時に便利だから」などという答えが出ました。説明では、ノンステップバスは乗降車口に階段(ステップ)がないのですが、お年寄りや体の不自由な方が乗りやすくするための工夫として、地面との段差をさらに小さくするために車体が傾くようになっているのだそうです。そのほか、大きさや重さについての質問に、たくさんの児童が元気に発言しました。
「バスは何台くらいありますか。」という質問をしたところ、路線バスは55台くらいあるそうで、児童はこの答えに「えーっ!」と大変驚いていました。続けて、高速バスや貸切バスなどたくさんの種類があることを知り、もっと大きな「えーっ!!」の声があがりました。
バスの死角体験では、バスの前に置かれたコーンが見えるかを確認するのですが、いざ運転席に座ると「見えません。」「どこにあるか分かりません。」との感想が出ました。
最後は実際にバスを走らせて、乗車時は整理券をとり運賃表を確認すること、アナウンスを聞いて目的のバス停が近くなったら降車用ボタンを押して知らせることなど、具体的なバスの利用の仕方を教わりました。
マナーの面では、バスや電車など公共交通機関を利用するときに気をつけることは一緒です。車内での話し声は思ったより大きく聞こえますし、列に割りこんだり急いで駆け込んだり、車体・車両に近づきすぎたりすることは大変危険です。この教室で学んだことを活かし、マナーを守って気持ちよくバスなどを利用できるようにしましょう。
ご協力いただいた松本市都市交通課とアルピコ交通のみなさん、ありがとうございました。
御子柴彩菜さん(中学3年)が、第29回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会(9月19日・東京)に出場します。御子柴さんは昨年も同コンクール全国大会に出場しており、今月2日に行われた群馬本選を経て、2年連続での全国大会を決めました。曲はトマソ・アントニオ・ヴィターリ作曲の「シャコンヌ」です。
ヴァイオリンを始めて丸7年になる御子柴さんは、「ただ楽器を弾いてもきれいな音は出てくれません。ヴァイオリンと気持ちを通い合わせることは難しいけれど、それが大きな魅力でもあり、好きなところです。」と話してくれました。好きな演奏家は、小さい頃に直接話したこともあるチェロ奏者のフリッツ・ドレシャル氏。ヴァイオリンでは、ティボール・コヴァーチ氏やフォルクハルト・シュトイデ氏らの演奏に、感動したり刺激を受けたりするそうです。
「大会では、聴いて下さるみなさんに感謝の気持ちを込め、きれいな曲だな、聴いてよかったなと思ってもらえる演奏を目指します。」と話してくれた御子柴さん。全国大会では演奏に一層磨きをかけ、美しい音色を響かせてくれることでしょう。健闘をお祈りします。
7月18日(土)、1学期終業式が行われました。
まず校長先生から、「長い休みは、前の学期の復習をして新たな学期に向けた準備をする時期です。夏休み中は1学期の復習と2学期の準備をしっかりとしてください。また、休み中は普段の生活リズムを維持することが大切です。早寝早起きをし、いつも勉強している時間に勉強し、ボーッと過ごすことなく、同じ生活を維持できるようにしてください。脳も新鮮な生ものです。使わないと腐ってしまいます。動かして、働かせてください。」という学期まとめの話がありました。
さらに、夏休み中の終戦記念日に際し、「今年は戦後70年目の年にあたります。戦争の現実をしっかり受け止めてください。多くの人が亡くなり、多くの人の努力のおかげで今があることを感じてください。多くの人の血と汗と涙のおかげで安心して勉強できる今の環境に感謝してください。」と子どもたちへ語りかけました。
「夏休みも目で見て耳で聞いて、手足体でたくさんのことを感じて、元気に学校へ戻ってきてください。」と2学期への期待を込めてお話してくださいました。
次に、夏休みの過ごし方について生徒指導部長の先生の話がありました。
最後に、1学期の頑張りを讃えた学校長賞の表彰を行いました。中学校総合成績優秀者6名、卓球部中信大会出場1名、平田駅清掃活動2名が特別賞として表彰されました。
小学6年生の河野統徳君が、8月23日に開催される第1回東海小学生陸上競技大会 小学生男子100Mへ出場することになりました。
5月に開催された第34回諏訪地方ジュニア陸上競技大会で優勝し、6月に開催された第32回長野県小学生陸上競技大会で6位入賞したことにより出場が決まりました。
まわりは170cm級の選手が長身を生かした走りをする中、河野君は147cmと小柄なため、フォームの美しさで勝負をかけます。「今は耐える時だ。フォームを固める時だ。」とコーチに言われ、自分の走りのフォームを固めて練習をしています。「スタートダッシュが勝負だと考えていて、後半は、足の動きを素早くできるように練習をしています。」と河野君。
7月4日に開催された日本陸上競技選手権大会では、自己ベストの13秒11を記録しました。
東海小学生陸上競技大会では、12秒台の自己ベスト更新を狙い、8位入賞を目指しています。
河野君の健闘を願っています。
7月10日(金)、中学校生徒会と小学校CAPの代表が、ネパール大地震被害への支援のために集めた募金を寄託しました。
ネパールをM7.8の大地震が襲ったのは4月25日。連日の報道でその被害の大きさが伝えられてきました。
かねてより本校の中学生がネパールの学生と文通で交流をしていることもあり、この地震による被害の一助にとの思いから、生徒会およびCAPが中心となって5月の体育祭から6月にかけて募金を呼びかけ、約19万円が寄せられました。
この日は文通のコーディネーターを務めて下さっている湯本さん(グローバル教育支援センター)が来校され、生徒会長の福井君が「ネパールの子どもたちの教育環境整備のために役立ててほしい」と募金を手渡しました。
今なお地震による被害で大変な思いをされている方が多いと思いますが、1日も早い復興を願うばかりです。
募金にご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
小学6年生の神農光黙君が、第20回長野県少年・少女柔道チャンピオン大会中信予選会兼中信柔道整復師会少年柔道大会中信予選会において優勝し、これにより第12回全国小学生学年別柔道大会(8月30日・山梨県甲府市)への出場が決定しました。
昨年も全国大会に出場しましたが、1回戦敗退という悔しい結果に終わりました。それから一年の練習を積み、小学校最高学年で臨む今大会は、かける意気込みも一層熱いものになっています。
「道場の畳の上は、緊張もするし、反対にリラックスもできる場所です。練習で大切にしているのは、礼に始まって礼に終わるという当たり前のこと。その当たり前のことをずっと続けています」と話し、日々の練習に余念がありません。
全国レベルになると自分よりも体格の大きな選手も多いそうですが、「全国のトーナメントはひとつひとつを確実に勝ち抜いて決勝まで進みたい。得意の内股で一本勝ちすることが理想ではあるけど、どんな選手が相手でも常に攻めの姿勢で戦いたい」と抱負を語ってくれました。
また、神農君が所属する柔道クラブ・克己塾は、6月に行われたマルちゃん杯中部少年柔道大会で3位となり、団体戦での全国大会も控えています。この全国大会は、9月22日に東京武道館で行われます。
神農君、そして克己塾のみなさんの健闘を祈ります!
7月8日(水) 安曇野ちひろ美術館の方にお越し頂き、小学5年生対象に出前授業をして頂きました。
まず、いわさきちひろさんの人生や作品についてお話しして頂きました。平和への願いを作品に込めて描いていること、信州を愛した思い等聞くことができました。
その後、ちひろさんの作品で使われている水彩技法”にじみ”の体験をしました。水でぬらした画用紙に3色の絵の具をのせてオリジナルの画用紙を作りました。乾かしてできた画用紙を型で切り取り、カードに貼りました。
「同じ型でも場所によっても見え方が違う。」「3色しかないけど、いろんな色ができる。」と技法を楽しんでいました。
ちひろさんの作品の技法や生い立ち、作品への思いを学んだ後の子どもたちは、「繊細なタッチの絵が平和への願いを訴えているような気がしました。」「ちひろさんの祈りの気持ちが伝わりました。」「私たちも自然がゆたかになるようにしたいです。」などの感想を述べ、ちひろさんを身近に感じられたようです。
自分の思いを作品にすると人へ思いが伝わることを知りました。新しい技法をこれからの作品作りに生かしていってほしいです。
安曇野ちひろ美術館の皆様ありがとうございました。
7月4日(土)小学3~6年生は、総合の授業で英語の森を行いました。
英語の森は、いろいろなシチュエーションで英語を実践的に使うことを主体とした活動で、日頃の英語授業で学んだことが実際に使え、相手と意思疎通ができる喜びを感じ、さらに英語への学習意欲を高めることを目的としています。
今回は、縦割りの班に分かれて、月の名前神経衰弱、単語づくりゲーム、なんでもバスケットin English、単語づくりゲーム等8つのゲームに取り組み、獲得したポイントを競いました。
子ども達は、リーダーの指示や班の仲間の協力により、楽しく活動に取り組んでいました。ゲームの説明や話はすべて英語です。わからない言葉を推測したり、教え合ったりする姿が見られました。ゲームを通して単語を新しく覚えたり、会話力を高めることができました。また、異学年間のつながりを高めることができました。
子ども達からは、「英語がわかった。」「英語のゲームが楽しかった。」「他の学年の人たちと仲良くなった。」といった感想が出ました。
これを機会に、ますます英語に興味を持って取り組み、コミュニケーション力を高めていって欲しいと思います。
6月26日(金)、小学3年生は、塩尻市奈良井と木曽郡木祖村藪原を結ぶ鳥居峠に登山遠足に行きました。
登山遠足の目的は、
・木曽路で栄えた宿場町の歴史に触れる。
・自然に親しむと共に登山中の決まりを実行する。
・不便な状況や辛い思いをしながら頑張り抜く心を鍛える。
です。
登山前に全員で「弱音を吐かずに頑張ろう」を目標に掲げました。
順延された登山遠足でしたが、当日も雨が降っていました。しかし、子どもたちは笑顔で出発しました。
悪天候も重なり中山道随一の難所と呼ばれた峠を越えるのは、苦労するだろうと思いましたが、子どもたちは、元気いっぱいに進みました。お互いに「がんばろう!」「もうちょっと!」など励まし合っていました。歌を歌ったり、体育祭の応援歌で応援したりと気持ちを高ぶらせていました。
奈良井宿では店先やすれ違う人に挨拶をすると、「こんな雨の中でもよくきたね。」と温かい言葉をかけてもらい、元気をもらいました。
子どもたちは、弱音を吐かずに目標を達成し、全員でゴールすることができました。悪天候の中頑張り抜けたことは、自信にもつながる経験になったと思います。
困難なことを乗り越える経験を通して、助け合う心、諦めない気持ち等たくさんのことを学んだようです。
6月17日(水)~18日(木)、中学1年生は、一泊二日のキャンプに行ってきました。場所は乗鞍の NORTHSTAR いうキャンプ施設で、外国人スタッフが多く在籍します。
このキャンプの目的は、
・英語を「体で学ぶ」ことができる環境の中で、外国語を使ってコミュニケーションを取ることの面白さを体験し、今後の外国語学習に生かす。
・自然体験活動(アクティビティ)を通して、勇気、自己実現力、コミュニケーション力や協調性、創造力を養う。
・集団生活、活動を通して倫理観(規律)、愛(思いやり)、自立心・責任感を養い、協力することを学ぶ。
で、1週間前から事前学習をして臨みました。
施設に到着すると、外国人スタッフの方達が笑顔で出迎えてくれました。子ども達は最初は緊張して表情もこわばっていましたが、「迷ったらGO!」という合言葉を胸に一人一人がチャレンジ精神を発揮して、英会話に挑んでいました。
最初は言っていることが理解できなかったり、伝わらなかったりして苦労していましたが、少しずつ耳も慣れてくると、終盤には冗談を言って談笑する姿も見られました。
活動では、英語でのアイスブレイクやハイキング、英語を使ったゲームなど盛りだくさんのプログラムでしたが、メインの活動はロープスコースというアクティビティです。これは「5メートルほどの網を全員がわたる」、「畳一枚分の板に10人乗る」、「手をつないだまま全員でロープを渡る」などのいくつかの課題が出され、チームで協力しながら解決を目指します。
ここで一番大切なのは、信頼とコミュニケーションです。最初は各自ばらばらでうまくいかず、時には言い争いになることもありました。解決に向けて腹を割って意見交換するうちに、徐々に互いの信頼が増していき、協力し合って課題がクリアできたときには抱き合って喜んでいました。
このキャンプで培った信頼関係やコミュニケーション力、チャレンジ精神が、再来年のオーストラリア修学旅行を始め、今後の学校生活にも生かされていくことと思います。