投稿日:2017.12.06
カンザスの町から都会での一人暮らしになかなか踏み出せないでいるドロシー。オズの国に迷い込んだ彼女は、図らずもマンチキンを苦しめてきた魔女を倒した形に。ミス・ワンに諭され、家に帰りたい一身で、エメラルド・シティにいるという魔法使いに会いに行こうとします。
カラスにからかわれ、詰め物も出てしまったカカシ。雨風にさらされ、すっかり錆びついたブリキ男。石像のようになっていた臆病なライオン。それぞれ、「知恵」「心」「勇気」を求めてドロシーとともに「黄色い道」を歩き、エメラルド・シティを目指します。
道中、様々な困難にぶつかりながらも、何度か目的地にたどり着いた一行ですが、その魔法使いも実はペテン師。望みはかなうことがないと落ち込むカカシたちでしたが、ここまでの行動の中で、知恵も、心も、勇気も手に入れることができていたのだと伝えるドロシー。そんなドロシーも、靴のかかとを鳴らして家に戻ることができました。
自分の力で道を切り開いていくことの大切さ、仲間との友情…人生において価値のあるメッセージが、セリフと歌で伝えられました。見事な演技、演奏、歌唱で会場を魅了し、一列に並んで挨拶に臨んだ8年生は、大きな拍手を全身に浴び、誇らしげに見えました。