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小学校[ニュース&トピックス]

4~8年生、充実の校外学習 その1

 6月後半から7月初めにかけ、高学年では学校外で学びを深める行事が相次いで行われました。特に5~8年生は宿泊を伴う旅行。集団で行動するときのルールを守りながら、有意義でかけがえのない時間を過ごすことができました。
 お世話になった施設の皆様、旅行会社・運行会社の皆様、生徒をこころよく送り出してくださった保護者のみなさん、ご理解とご協力をありがとうございました。


 「その1」では4年生と5年生、「その2」で6年生、7年生、8年生のようすをお伝えします。



4年・社会科見学
長野県庁・善光寺
 社会科の学習をより深めるための見学として、長野市へ向かった4年生。県庁では議場と災害対策本部を見学。県議会議員であり、才教学園の評議員でもある小林あやさんに議会棟の議場を案内していただきました。生徒の質問をやさしく受け止め、丁寧に答えてくださった小林議員。腰にペンや小さいノートなどが入るポーチをつけていらっしゃるのですが、その理由も教えてくださいました。男性のスーツに比べてポケットの数や大きさが限られる服を着ることが多いため、必需品をいつでもサッと取り出せるようにしているのだとか。
 次に訪れた善光寺では、本堂下の暗闇を歩く御戒壇巡りが終わったあと、目に入る光がひときわまぶしく感じたようです。


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上:県章は飛ぶ鳥や信州の自然を図案化していると教わる4年生
下:議場では小林あや議員からお話をお聞きしました




5年・宿泊研修
愛知県名古屋市・蒲郡市
 1日目の「あいち航空ミュージアム」では、重力と揚力の関係から飛行機が飛ぶ仕組みを楽しく学んだほか、初代国産旅客機YS-11や「ブルーインパルス」の実物展示に目を奪われました。
 2日目はトヨタ産業技術記念館へ。繊維機械と世界に誇るトヨタ自動車の技術について、広いエリアのあちらこちらに目を向けながら動態展示などを見学しました。
5年 トヨタ産業記念館前 - コピー.jpg
5年 ミュージアム館内 - コピー.jpg


見どころ満載のトヨタ産業技術記念館・判行動で昔の紡織機の説明を聞く5年生

6年生へ「中学校課程」説明会 来春の内進に向けて

 6年生とその保護者のみなさんを対象とした「内進生中学校課程説明会」を7月3日に行いました。6年生はメモを取りながら7~9年生の数学や英語の授業を見て回りました。日課の中で3校時にあたる短時間ではありましたが、保護者のみなさんにも授業を自由にご覧いただきました。
 見学に続き、学校長から中学校課程に進学する際の心構えについて、また、Ⅱ・Ⅲ期主任の先生からは、1月に実施する進級判定試験や学校生活の中で7年生から変わる点・変わらない点などについて話がありました。


 感染対策の面から、昨年度まで保護者のみなさんにはオンラインでの開催となっていましたが、今年は生徒と同一日程で直接参加いただけるようになりました。お忙しい中足をお運びいただきありがとうございました。

制服が同じでわかりづらいですが、6年生はボードを抱えメモを取りながら授業を見学。

8年数学の授業。問題に向かう先輩の姿、刺激になりました。

学校長の話

プロに学ぶ新聞づくり 4年生の信毎出張講座

投稿日:2023.06.30

お知らせ 小学校 第Ⅰ期

 6月29日、信濃毎日新聞記者の長沼さんと二木さんをお招きし、4年生が新聞づくりについて教わる出前講座が行われました。新聞の題材は、このほど社会科見学で訪れた長野県庁と善光寺で見たり聞いたりしてきたことから選びます。4年生は紙面構成や文章の書き方のコツなどについて記者の方から説明を受け、ワークシートに従って自分だけの新聞づくりに取り組みました。
 5W1Hを基本にまずは「リード」を完成させました。そこから先はワークシートに書き出した「心に残ったこと」を3つ、記事にしていきます。一番印象的だったこと、驚いたことがトップ記事となる新聞。社会科と国語科の教科横断的な学習であり、事実や思いを端的に、かつ明確に表現する大変さはあると思いますが、できあがりが楽しみです。

『交通安全教室』全学年で

 小中全9学年を対象とした交通安全教室が、6月23日(金)に行われました。
 全体を大きく3つのグループに分け、1~3年は交差点を渡るときに気をつけること、5~6年生は事故の実験映像などを見て自転車の運転中や歩行時に起こり得る危険について学び、交通安全への意識を高めました。


 4年生は自転車運転免許の取得に向け、「自転車の点検」「正しい乗り方」を教えていただきました。松本市交通安全課の方は、「ルール違反や誤った乗り方が事故の原因。みなさんには決してそんな事故に遭ってほしくない。しっかり学ぶ1時間にしてください」と話して本題へ。きちんと整備された自転車に、ヘルメットを正しく着用して乗ること、4年生なのでまだ歩道を走行できるけれど、本来歩道は「歩く人のためのもの」であり、まずは歩行者を最優先に考えよう、といった話がありました。
 生徒からはお礼の言葉とともに、「自分は道路を自転車で走ったことがなく、これからに向けて、今日の交通安瀬教室はとても勉強になった。急いでいるとき、交差点を渡るときなど、『止まる・見る・待つ』ことをしっかり守り、自分から事故に遭わないように気をつけたい」と力強い言葉が語られました。


 巣山教頭は「たくさんの事故事例を知っている方からの意義ある話ばかり。自分の命を自分で守れるよう、ルール遵守はもちろん、余裕を持った行動をみんなに心がけてほしい」と話していました。


 松本市交通安全課と交通安全教育支援センターのみなさん、大切なお話をしていただきありがとうございました。

4年生の自転車安全講習

「交差点で待つときは内輪差に十分注意を」交通安全教育支援センターのみなさんによる講話(1~3年生)

Ⅱ・Ⅲ期生 1学期期末テスト終了

 6月20・21日は期末テストでした。
 1日目は5~9年生の主要5教科、2日目は中学校課程(7~9年生)の技能教科のテストがそれぞれ行われました。放課後に先生が常駐する学習・質問室、自習室を上手に活用してきた生徒達もいて、日頃の成果を発揮できたかと思います。


 1学期終業式まで約1か月となり、ここからは社会科見学や宿泊研修など学年別の行事が立て続けに行われます。事前学習も進んでいるようですが、一人ひとり、また学年全体で多くのことを学び体験し、楽しい思い出を増やしてくれることを願います。
 万全の体制で参加できるように、体調も整えておきましょう。


緊張と集中で静かな教室。鉛筆を走らせる音が響いていました(6月22日、9年生)

「ネットの危険知り、ルール守って使用を」 スクールサポーターによる出張講座(3・4年)

 学習ツールとしてすっかり使い慣れているタブレット端末や家族が持っているスマートフォン。とても便利なものですが、そこからネットの世界に入ることは実に簡単です。けれど、その一方で、このような状況だからこそ気をつけたいこと、ネット上にどのような危険があるかということを知るための特別講座が、6月15日(木)に行われました。
 ネット依存はれっきとした病気であること。使い方を誤れば、睡眠不足や栄養不良など子どもの成長に悪い影響を与えること。大人になって起こした犯罪とはいえ、それを詳しく調べていくと、子どもの頃にやっていたネットゲームに影響を受けていた、など・・・。
 生徒からは時々、「怖い」「自分がそうなったらいやだ」といったつぶやきが聞こえました。


 講師の吉田さんは、『ネットや端末を使ってはいけない』ということではなく、まずはネットに多くの危険が潜んでいると認識することが大切だと話し、「そのうえで、ネットゲーム等の年齢制限を確認したり使用時間やルールをしっかり守ったりして、正しく利用することが自分の身を守る」と教えてくださいました。
「みなさんの柔らかい脳には、毎日様々な情報が刻まれている。ネットからの良くない影響も、柔らかい脳には刻まれる。それらをなかったことにはできないし、もしかしたら、危険な情報がいつかどこかで誰かの命を奪うような事件を起こすきっかけになってしまうかも。私達警察は、みなさんにトラブルに巻き込まれてほしくない。今日の話を、お父さんやお母さんにみなさんから伝えて」と話していました。


 講座は3・4年生対象でしたが、学年・年齢関係なく、改めてご家庭でもネット環境や使い方についてお子さんと話し、ご指導いただけたらと思います。


・就寝の1時間前には、タブレット等の使用を切り上げる
・家族に嘘をついて使ったり、大人の目が届かないところで使ったりしない
・フィルタリング設定の重要性
・心配なこと、困ったことは、早く大人(親、学校の先生、警察)に相談する など
(以上、吉田さんのお話から)



●生徒の感想
・ネットの怖さについては今までにも話を聞いたが、今日はもっと深く考えさせられた。ネット上の知り合いは友達ではないと教えてもらったので、もし色々聞かれても自分のことを詳しく伝えないようにしたい。家庭では、ネットを使うときやアプリを入れようかなと思うときには親に相談し、見て確認してもらってからやるようにしている。
・吉田さんと校長先生が話していたように、自分の大切な脳を傷つけることがあってはいけないと思った。大人になって困ったことにならないように、タブレットやインターネットの使い方について今から気をつけたい。

ネット依存、年齢制限のあるゲームの利用などについて注意を促すスクールサポーター・吉田さん

生徒も先生も真剣に話を聞いていました

脳への影響については校長先生からもお話がありました

災害など緊急時を想定した訓練を実施 生徒引き渡し訓練も同時に 

 6月10日(土)、不審者対応訓練と地震発生を想定したシェイクアウト訓練が行われました。今年初めて行ったシェイクアウト訓練は、地震が起きた直後に取るべき「命を守る3行動」として、『まず低く(Drop)・頭を守り(Cover)・動かない(Hold on)』ことを徹底しました。危機回避担当の先生の話を生徒たちは真剣に聞き、教室では機敏な動きで机の下にさっと入ることができていました。
 複数回の訓練を行う中で校長先生は、「自分の命を守るために必要な行動がとれたか、しっかり振り返ってほしい。学校では先生たちも生徒のみなさんを守るために動きますが、一人ひとりが適切な行動をとれるということも必要です」と話しました。


 さらにこの日は、生徒だけでなく保護者も対象とした引き渡し訓練も実施しました。「地震の発生により、公共交通機関やスクールバスによる下校が難しい状況になった」として、学校で待機している生徒のお迎えを要請するメールを送信。通学範囲が広く、学校に到着するまでの時間にどうしても幅が生まれてしまいますが、お迎えの方が来るまで、生徒は静かに落ち着いた様子で待っていました。



●危機回避担当の先生から
近年、各地で起こっている不審者事案に対して、全校で訓練する貴重な機会となりました。また、引き渡し訓練では1年生を含め新たに入学した生徒の保護者の皆様への実動機会となりよかったと思います。確認カードの提示などにご協力いただき、スムーズな引き渡しと下校ができました。ありがとうございました。

「その時・その場で身を守る」ためのシェイクアウト訓練。3つの行動について話を聞く1年生。

生徒の引き取りを要請する学校からの緊急連絡メール

特別態勢の中、来校者の確認を行う先生方。生徒は次々に下校していきました。

上手なメディア利用のために 5~9年特別講座

 6月8日(木)、5年生から9年生を対象にメディアリテラシー講話が行われました。
 はからずも講座前日の7日にもたらされたニュースの中に、「カラオケ店でソフトクリーム製造機に口を近づけて直接食べる迷惑行為を撮影し、SNS上に拡散させたことで21歳の男女3人が書類送検」というものがありました。松本警察署・スクールサポーターの吉田さんからこのことを知っているかどうかを聞かれた5・6年生の中には、頷いたり挙手をする生徒の姿が見られました。
 誰でも気軽にメッセージや画像を投稿できる昨今ですが、それが誰かを傷つけてしまうこと、または自分が傷ついてしまうことにもなりかねません。「撮影、投稿の内容によっては罪に問われることもある。このようなことに自ら巻き込まれないように」と呼びかける吉田さんのお話を、生徒は真剣な面持ちで聞いていました。


 今やメディア機器を使わない日、ネットに触れない日はありません。しかし、こうした便利さや楽しさも、行き過ぎればトラブルに発展する要素や、心身に悪い影響を及ぼす可能性もはらんでいます。
 生徒のみなさんが学習のために携帯・所持しているiPadに限らず、使用できる機器やネット環境が何のために用意されているものなのかをしっかり考え、ネット上の情報に自分が簡単に操作されることがないよう、適切な使い方を心がけてほしいと思います。


 全生徒がiPadを個人所有するようになって間もなく丸2年。才教学園では外部講師を招き、生徒のメディアリテラシー強化に継続して取り組んでいます。
 講話は年2回実施しており、今回はその1回目で警察の方よりネットのルールやマナー、トラブル事例についてお話を聞きました。次は2学期に、県内で子どもがインターネットと正しく付き合える啓蒙活動を行っている「子どもとメディア信州」様より、「インターネットと上手に付き合っていくためにどうしたらよいか」という内容で講演いただく予定です。

【ご報告】ユニセフ学校募金 ご協力ありがとうございました

 子どもたちがあたりまえのように学校に通い、行事も少しずつコロナ前のようなかたちに戻りつつあります。しかし、世界に目を向けてみれば、様々な困難を抱える国や地域があります。そこには多くの人々が暮らしながら、安心で安全な生活を送ることができていない状況です。
 こうしたことに心を寄せ、教育や衛生など多くの面で子どもたちの命と権利を守る活動を行うユニセフの趣旨に賛同し、生徒会活動の一環として5月中に募金活動を行いました。


 今回の募金総額は131,677円となりました。5月17~19日に校内で呼びかけ生徒から寄せられた分と、体育祭で保護者の皆様からお預かりした分を合わせた結果です。
 たくさんのご協力、本当にありがとうございました。


 なお、今後、学校と生徒会の連名にておたよりさせていただきますが、今年度は生徒会の新たな試みとしてワールドギフトの活動に参加いたします。今回の募金の一部は、そちらにも使わせていただく予定です。よろしくお願いいたします。


才教学園小学校・中学校     
校長  小松 崇           
令和5年度生徒会本部役員・顧問

体育祭で生徒会長らが保護者への呼びかけを行いました(5月21日)

武田理暉くん(3年) スノボ2022-2023シーズン活動報告

 元気に学校生活を送るかたわら、スノーボードに打ち込んでいる武田理暉くん(3年)が、2022-2023シーズンの活動について校長先生に報告を行いました。武田くんは、出場した全試合で表彰台に上る快挙を成し遂げ、JSBA公認競技会(12歳以下・ハーフパイプ)のランキングで1位に輝きました。


 4月26日午後。報告会で賞状やトロフィーを見ながら、どの大会が一番印象に残っているかを巣山教頭から問われた武田くんの答えは、「全日本!」とのこと。これは第41回全日本スノーボード選手権大会のことで、小学生以下の選手が出場するハーフパイプ競技において、中部地区を含む最初の地区予選で3位、続く東北・関東地区予選では年上の選手を抑えて優勝。3月8日に新潟県で行われた決勝大会でも堂々3位に入りました。
 同席されたお母さんからは、「早い春の訪れで気温が高く、コースのコンディションが非常に悪い中、どの選手も着地が決まらないなど苦しんだようです。その中でいかに合わせていけるか、また小学2年生(出場当時)ということで体形やボードサイズも決して有利なものではなかったのですが、結果を残すことができて嬉しく思います」とのお話がありました。
 小松校長は、「大きな事を成すために、体と技に磨きをかけつつ、緊張を押しのける強い心を育ててほしい。才教生として、学業にも取り組み、ぜひ世界に羽ばたく姿を見せてください」と激励しました。


 2歳ごろからはスノーボードに親しんでいたという武田くん。「高校生以下の広い出場枠でも準優勝できた大会があって嬉しかった。オフ期のトレーニングにもしっかり取り組んで、次のシーズンに向かいたい」と、意欲満々です。
 武田くんのこれからの活躍に期待しています!



2022-2023シーズン 武田くんの成績(主なもの)
●JSBA第41回全日本スノーボード選手権大会
 3位 ハーフパイプ U12男子
●Burton Mystery Series
 準優勝 バンクドスラローム 小学生の部
●SAJ公認SAN・NSA主催ビューティスキンクリニックカップ2023
 優勝(第1戦および第2戦) ハーフパイプ1・2年生の部



★スノーボード専門誌「FREERUN」(フリーラン)のウェブマガジンでは、武田くんを含む若いボーダーのみなさんの様子が紹介されています。ぜひご覧ください。
連載企画『We Are The Future.』~日本とアメリカをつなぐ子供たち〜
第1章 From Japan. 日本の選手が強くなったワケと子供たちの練習環境
第3章 From Japan. 日本の雪山、ニセコ(前編)
第3章 From Japan. 日本の雪山、ニセコ(後編)

第4章 From Japan. 日本のパーク環境、白馬47

シーズンを振り返り感想を話す武田くん(4/26学校にて)

すばらしい記録の数々を象徴する賞状が並びました。武田くん、おめでとう

既に立派なアスリートです!(写真2点はご家族提供)