かねてより小松校長が話している「結果を出す3学期」が、1月8日(水)から始まりました。
◇始業式
校長先生が体調不良でお休みされたため、始業式の冒頭では、巣山教頭がまずそのことに触れ、「たくさんの年賀状をありがとう」という校長先生からのメッセージを伝えました。
〖教頭先生のお話〗
今年度の登校日は全部で224日。3学期、みなさんが学校に来るのは56日ですから、すでに全体の4分の3を消化しています。卒業式まではあっという間。今日は、いくつかの学年を例にとり、これからのことを話したいと思います。
1年生のみなさん、才教学園で初めての1年がもうすぐ終わります。4月には新しい後輩を迎えることになりますが、すてきなお兄さん、お姉さんとして学校のことをいろいろ教えてあげられるようになっているでしょうか。
4年生のみなさんは、Ⅰ期の制服が着られるのもあとわずか。進級すると制服が変わり、授業時間が変わり、生徒会の一員となります。その準備はできていますか。
8年生には、4月になれば9年生の証の「青いネクタイ」が渡されます。小中一貫の本校において、学校全体のリーダーに見合う心づもりはできているでしょうか。
9年生は言うまでもなく、いよいよ高校受験が迫っています。学習を進める日々に不安や葛藤もあると思いますが、ここまでの集大成となる学期にしましょう。
その9年生を応援し、サポートするのが、1年生から8年生までの全員です。学年がすぐ上でも、また離れていても、先輩の姿に倣って、今の自分たちの様子を振り返りましょう。
さて、職員室にいると、教頭先生の所には様々な報告が上がってきます。いい報告も、ときには学校設備が壊れてしまっていたなど、そうでないものも・・・。校内でこうしたことが起こると、とても残念な気持ちになることは、みなさんもわかってくれると思います。そこで、ここからは、私が小さいときに聞いて、いまだ強く印象に残っている話をしたいと思います。
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だれもが生きるのに精いっぱいなほど貧しい中、あるきょうだいがお腹を空かせて夜道を歩いていました。畑の中の道で、ふと見ると立派なスイカが実っています。
兄は、「だれも見ていないから、このスイカを持ち帰ってもいいだろう」と提案しました。しかし弟は、「ううん、やめよう。お月さまが見ているよ」といいました。
その言葉で我に返った兄は思いとどまり、空腹は満たされなかったけれど、きょうだいはとても清々しい気持ちになりました。
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お話の核は「戒め」ですが、学校や教室という場所では、ごみをさっと拾ったり、机の列を整えたりということを、天井や壁、照明、黒板などの神様や精霊が静かに見ているかもしれない・・・私は、そう思います。いいことも、そうでないことも、いずれそれが自分に返ってくるとすれば、みなさんも自然と取るべき行動が分かるでしょう。(講話おわり)
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幸いにも参集形式で始業式を行うことができましたが、県内でもインフルエンザに罹患する人が増えています。体調がすぐれない場合は早めにしっかり休むなどして、体調管理に努めましょう。
保護者の皆様においても、子ども達の日々の体調に気をつけていただきますよう、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
『2025年さいきょう子育て支援プログラム』のお申込みを開始しました!
毎年行っている「お父さんお母さんのための"教え方"講座」、「わくわくプレスクール」、「特別教育講演会」は地域の子どもたちの幸せな成長を願い、お父さん、お母さんの子育ての活動を支援しようと15年前から始めたプログラムです。
現在では、本校でも導入しているSTEAM教育を活かしたワークショップなど、楽しく学ぶことのできるイベントを数多く開催しています。
子育てに役立つ情報が満載ですので、才教学園に入学をお考えの方も、そうでない方も、皆様お誘い合わせの上、是非ご参加ください。
詳しくはホームページ上にある各種バナーか、リーフレットをご確認ください。
<各イベントについて>
イベントに参加ご希望の方は以下のリンクよりお申し込みください。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
学校・入試説明会
本校の概要と、入学選抜試験についてご説明いたします。
日時:令和7年1月11日(土) 10:00~11:30
場所:才教学園小学校・中学校
対象:本校への受験を検討されている方
学校・入試説明会お申し込みはこちらから
<第3回 入学選抜試験(最終試験)>
日程:令和7年1月26日(日)
対象学年:新1年生~新9年生
出願期間:1月14日(火)~1月17日(金)
合格発表:2月1日(土)
入学願書の請求、お問い合わせはこちらから
(12月27日~1月6日までは休館となりますので、1月7日以降の発送となります。)
出願方法等ご不明な点がございましたら、才教学園事務室(0263-58-0311)までお問合せください。
12月10日(火)、3年社会科の「地域の安全を守る~事件や事故からまちを守る」学習の一環で、学校から東へ500mほどの所にある村井・寿交番を見学しました。
警察の仕事は大きく6つに分かれていて、そのうちのひとつ「地域警察」という役割の中に、交番があります。その交番の仕事も、「パトロール」「巡回連絡」「道案内」「落とし物の保管と返却」など細かく分かれていると教えてもらいました。
子ども達が強く興味を魅かれたのは、『警察官のもちもの』。本物の警棒、警察手帳、手錠などを見せていただきました。また、交番とパトカーの内部を見たり、犯人と対峙するためのヘルメットや防護盾(シールド)に触ったりと、貴重な機会でした。
「将来、まちを守るために一緒に仕事ができたら嬉しい」
警察の方は、3年生の見学をこのような言葉で締めてくださり、全員でピシッと敬礼をしてあっという間の1時間でした。
村井・寿交番の皆様、お忙しい中、見学へのご協力をありがとうございました。
★見学こぼれ話★
①村井・寿交番が管轄するこの地域は、他と比べて1日の出動回数がやや多いそう。しかし、3年生が訪れた時間帯の出動はなく、「こういう日が多いといいのですが...」とおっしゃっていたのが印象的でした。
②「消防署は24時間勤務3班交代制だった。交番も同じかな?」という子ども達の疑問。ここまでの学習と比べるような内容です。社会科では、「見る」「聞く」は当然、「比較する」こともキーワードのひとつであり、子どもたちに必要なスキルだと思っているので、私はこの疑問に触れられて嬉しく思いました。(ちなみに、交番も消防署と同じ勤務体制とのことでした)
[ 12/14(土)]避難所づくり
体育館で割り当てられたスペースを使い、避難所設営が始まりました。テープや道具類を使わない組み立て式のダンボールベッドを組み立て、体育館にあるもの・使えるものを持ち寄って、前日の"作戦会議"の内容を協力してかたちにしていきます。
パーソナルスペース以外にも、ごみ捨て場や情報掲示板などのパブリックスペースの使い方も自分たちで考えました。
6年生とIVUSA様との企画は今年で4年目。もしものときは、これらの学びを活かして地域防災に貢献できるようになるといいなと思います。
ここで、初日の講義で「みなさんへのお願い」として宮﨑先生が仰っていたことを・・・。
「避難生活が負担になるなどして、能登での災害関連死は230人を超え、今も厳しい生活を余儀なくされている方たちが多い。復旧・復興をしっかり進めていくためには、そういう方たち、地域のことを少しでも話題にして忘れないこと。みなさんがそうやって思いを寄せることも大切な支援であることを意識してほしい」
IVUSAのみなさん、今年もありがとうございました。
〈6年生の感想〉
・災害で直接命を落とした人より、「関連死」の方が多いと聞いて驚いた。
・IVUSAのみなさんの能登での活動を画像、動画で見せてもらった。しっかりした知識と勇気が必要なことで、すごいと思った。
・避難所づくりは設計図通りにいかない部分もあったが、その場その場でみんなで助け合い、変えていくこともできた。
・能登のニュースはテレビで見ることもあるが、以前ほど多くない。宮﨑先生が言っていたように、自分にもできることがあるなら、家族で話したいと思う。
年間を通して防災について学んでいる6年生が、NPO法人「国際ボランティア学生協会」(以降、IVUSA)のみなさんと避難所について考える授業を行いました。
[ 12/13(金)]座学と"作戦会議"
IVUSA理事・宮﨑先生は、ボランティア活動について「困りごとを解消するためにできることを考え、普段のくらしを幸せにするための行動」と説明。「豊かな自然環境があるからこそ災害も起きてしまう」とし、今年1月に地震で大きな被害を受けた能登半島での活動について紹介してくださいました。同地域では9月の豪雨で仮設住宅が浸水し、長期にわたる断水の影響も相まって生活の再建が難しい状況が続いています。
こうした中で欠かせないのが避難所です。6年生と学生のみなさんは8つの班に分かれ、「高齢者」「乳幼児」など4つのシチュエーションを想定して避難所づくりを計画。宮崎先生が話されたように、困っている人達ができるだけ暮らしやすい避難所運営について話し合いました。
12月中旬、授業時間を使いスポーツマッチを開催しました。これは生徒会企画のひとつで、Ⅱ・Ⅲ期生(5年生から9年生)がミニゲームなどをローテーション形式で楽しみました。
グラウンドではチーム対抗リレーで大盛り上がり。練習時間には、バトンの受け渡しに精を出したり、走順を確認したり・・・。実走では、後続チームが追い抜きに成功するたび、歓声があがっていました。
体育館でも、ドッジボール、大縄飛び、さいころピンポンリレーなど、いずれも男女混合で元気に体を動かしました。
生徒たちからは「思いっきりやれて楽しかった」「寒いグラウンドから体育館に入って、大きなヒーターに癒された」「みんなで大きな声を出して動いたら、気持ちがすっきり!」といった声が聞かれました。
運営は体育委員会と生徒会本部が担い、5・6年生は12日(木)、7~9年生は13日(金)に実施。日差しも弱く予想外の寒風の中、当初の予定を変更しての活動でしたが、大きなケガなく終えることができてよかったと思います。みなさん、おつかれさまでした!
◇スポーツマッチ=5・6年生(2024年12月12日)
★運営にあたる9年生
12月11日(水)、5~9年生が参集して生徒総会を行いました。
生徒会長をはじめとする本部役員や委員長(9年生)を中心に準備を進め、この1年間に実施したさまざまな活動を振り返りました。
議案書は事前に学級単位で読み合わせを行い、各委員会への質問を募っていました。寄せられた質問に対し、委員長らは丁寧に回答。すべての議案が承認され、この活動報告をもって現生徒会は任期満了となりました。ここまで、本当におつかれさまでした。
◇各委員会の報告に"承認"の挙手
総会の終わりには、小松校長から9年生に労いの言葉がかけられ、「スムーズな運営に必要な3つの力」についてお話がありました。
①傾聴力-- 人の話をよく聞く(聴く)
②判断力-- 議論、意見を交わし、物事を見極める
③実行力-- 計画したことをやり遂げる
これからは、活動を引き継いだ8年生がリーダーです。
才教の教育理念のもとに全校で取り組んでいること、培ってきた伝統を維持し、より良い学校にしていくための課題をはっきりさせ、生徒会活動に取り組んでくれることでしょう。