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さいきょう祭レポート2018

「Our Favorite Songs」 合唱部

投稿日:2018.12.27


 合唱部は、今年のさいきょう祭では3曲を披露しました。どれもテイストの違う曲でしたが、歌うことの楽しさが前面に表れていました。


ゆずの『夏色』では、ギター伴奏に乗せたさわやかな歌声を。合唱曲『青い鳥』では7人だけとは思えない厚みのあるハーモニーを。ミュージカル映画「天使にラブソングを2」から『OH HAPPY DAY』は、ゴスペルのスタンダードとしても有名な曲。ソロパート、コーラスワークも心地よく響き、日々の感謝を思わせるような魅力的な歌声でした。


「ほらね、」 合唱 5年

投稿日:2018.12.27


2011年3月11日に発生した東日本大震災。未だ癒えることのない悲しみを抱えている人たちがたくさんいます。「ほらね、」という曲は、抗うことのできない自然の大きさ、人と人とのつながりの大切さといったものが込められています。この曲を歌うにあたり、この震災がどういうものであったか、被災地の人々がどのようなことを感じたのかを、インタビュー映像などで学習してきた5年生。


街をよくしていこうという使命感、がれきの中から立ち上がり復興に励む被災地のみなさんの様子に、「この歌を多くの人に届けたい」という思いを強くした、と説明があり、「当時」と「今」に思いを馳せて聞いてほしい、と家族や会場に来てくれた人たちのために心を込めて歌うことを宣しました。


 周りの声をよく聞いて、全員で作り上げてきた素直な歌声。語り掛けるような歌声に、これが合唱というものなのかと思わせてくれるようなまっすぐな気持ちが感じられました。

「楽しい誕生日」 合唱 4年

投稿日:2018.12.27


10月生まれの友だちに、みんなで歌をプレゼントした誕生会。


その後の余興として演じることになった「大きなかぶ」では、まずのおじいさん役に希望者が殺到。「役になりきってね。」との声もかかり、おじいさんに決まった子は、種をまく仕草をして、「うんとこしょ、どっこいしょ」と大きなかぶを抜こうとします。その後、なかなか抜けないかぶをどうにかしようと、おばあさん、孫、犬、猫、ねずみの役も順に決まり、歌(物語)は佳境に入ります。


かぶが抜けたときには、役になった子たちだけでなく、周りで囲むように見て歌っていたなっていた子たちも、一斉に後ろへ転がりました。元気あふれる歌声、表情や動きに、楽しんで発表している様子が見て取れました。


「これからも、仲良く楽しく」ですね!


「寿限無~さいきょうバージョン~」 演劇 3年 

投稿日:2018.12.27


落語の演目「寿限無」を演劇のスタイルにアレンジした3年生。和太鼓などの楽器を演奏する子たちも、ストーリーテラーも、キャストもみんな和服に身を包んでの登場です。


 


〈名付けの巻〉


生まれた子どもの名前を付けようと考える夫婦。お寺の和尚さんと弟子たちの知恵を集めて考えます。いろいろな候補が上がりますが、「もったいないから全部いただこう」というだんなさんの一声で、決まった名前は…“寿限無寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の水行末雲来末 風来松 食う寝る所に住む所 やぶらこうじのぶらこうじ パイポパイポパイポのシューリンガン シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助”に。


コントのような小気味よい掛け合いに、会場からも笑いがこぼれていました。


 


〈寿限無 学校へ行くの巻〉


 すくすく育った寿限無(以下、略)くんも元気に学校へ通うようになりました。が、朝起こすにも長い名前に一苦労のおかみさんたち。友達に呼ばれて出てきた寿限無くんの胸には、長い長い名札。これで縄跳びをして得意げでしたが、学校では友達同士の小競り合いに巻き込まれてしまいます。先生から注意を受けますが、長い名前を呼んでいるうちに怒っていた理由も忘れ、元通りの楽しいクラスになりました。


 


最後は、日本語の美しい響きを大切にしたことば遊び歌で演目を締めくくりました。終始“笑い”にこだわった3年生の演劇に、会場のみなさんもにっこり笑顔でした。


「まおうのともだち」 音楽劇 2年

投稿日:2018.12.27


 何をしても「退屈だ!」「イライラする!」と言っている魔王。ある日のこと、仲間のキララとクララが魔王に連れ去られるのを見た妖精たちは、長老から魔法の杖を託され二人を助けに向かいます。


城への道中、妖精たちは魔王の手下に出会います。始めは、森の中でネズミたちに襲われそうになりますが、魔法の杖の力で眠らせることに成功。続いて現れたのは、トラたち。トラたちに「賢くかっこいいところを見せて」とお願いすると、クールなダンスを見せてくれました。妖精たちはそのダンスをめちゃくちゃにして、この場を抜け出します。


城では魔王がわがまま放題。ようやくたどりついた妖精たちに「弱そうだな」「とっとと帰れ!」と言って強い風を起こし追い払おうとします。しかし、妖精たちは力を合わせて風をやり過ごし、友達を救うために頑張りをみせます。


キララとクララが笛を吹きながら姿を見せますが、聞けば「魔王さんは優しいよ。恥ずかしがり屋だから、うまく言えないだけだよ。」とのこと。魔王たちのために、自ら城へついていき、演奏をしていたというのです。


ネズミとトラも集まり、みんなは友達に。


ラストソングでは、「お互いの弱いところを補い合える大切な仲間がいることは素晴らしい、笑顔が伝わるのも、いつもみんなが友達だから。世界中が友達!」と、高らかに歌いました。

「久石譲メドレー」 合奏 4年

投稿日:2018.11.19


 日本を代表する作曲家、数多くの名曲を生み出している久石譲氏の作品から、4曲のメドレーを表情豊かな音色で表現しました。「曲と曲の間をつなぎながら演奏することが難しかった」とのことでしたが、その演奏は違和感なく、そして楽曲のイメージを崩すことなく自然に流れていました。


 演奏形態はさしあたり「鍵盤ハーモニカオーケストラ」といったところ。中心となる鍵盤ハーモニカの軽やかな音色、オルガンや木琴、ティンパニーなどの打楽器などが全体で作り上げた音楽は、とてもドラマチックでした。


 




♪きみをのせて(映画「天空の城ラピュタ」より)


♪風の通り道(映画「となりのトトロ」より)


Summer(映画「菊次郎の夏」メインテーマ)


Asian Dream Song1998年長野パラリンピック テーマソング)


以上演奏順



 

「Family~小さな怪獣たちより~」  音楽劇 1年

投稿日:2018.11.19


初めてのさいきょう祭に臨んだ1年生。音楽劇「Family」のテーマは、「家族への日頃の感謝の気持ち」でした。


 


生まれて初めてもらったプレゼントが名前だということ、その名前の由来や「こんな人に育ってほしい」という願いが込められていることを元気いっぱいに歌った、『だれにだっておたんじょうび』と『ビューティフル・ネーム』。たくさんの人から「おめでとう」と言われる誕生日は、実はお母さんに感謝する日だということで、全員の声を揃えて「お誕生日ありがとう!」


続いて、楽しい学校生活について話す子たちの脇で、寂しそうな子が一人。もう会えないおばあちゃんとの思い出を語り、「あったかい手、優しい笑顔を忘れないよ。ずっと大好き。」と空を見上げ、元気に過ごしていくことをおばあちゃんから贈られたランドセルに誓いました。


場面は変わり、一緒にいられることやごはんが食べられることを「当たり前だと思っているから、文句を言って困らせたり迷惑かけたりしちゃう」と、ばつが悪そうに話す子どもたち。「だから“怪獣”って呼ばれるんだよね」とのセリフのあとで登場したカラフルな姿はまさに小さな怪獣!


最後は、目には見えない感謝の気持ちをどうしたら伝えられるかなと考えて、心を込めて『ありがとうの花』を歌いました。


 


「いつもありがとう。だいすき!」

第14回さいきょう祭 開祭式

投稿日:2018.11.13


1028日(日)に開催した第14回さいきょう祭。キッセイ文化ホールには多くのご来賓、ご家族のみなさんに足を運んでいただきました。あちこちからプログラムをめくる音がする中、客席からは見えない舞台袖や楽屋では生徒たちの気持ちが高まり、「いよいよだ。絶対成功させよう!」という思いで出番を待っていました。


 


学校長挨拶


「大切な人たちに心からのエールを」


今回のスローガンは「Hearty Yell~ぼくらの想いが夢を紡ぐ~」。大切な人たちに心のこもった応援を届けたいという素直な気持ちが表れたスローガンに、クロード・レヴィ=ストロースの言葉を思い出しました。


『人間社会が人々のつながりを深め、現在まで継続してきたのは、いったいどこに理由があるのか。それは、古来より人間に本来兼ね備わった、他の人に有形無形のものを贈り続けるという行為にある。贈られた人も、同等かそれ以上のお礼をする。その行為が無限に折り重なり、社会は継続してきた。』


大切な家族、地域の方、ともに努力してきた仲間、先生たちから様々なものを受けてきたきみたちが「Hearty Yell」を贈ること、それが今日の使命です。全力を出し切り、思いのこもった言葉、歌声、演技、息づかい、体の動きを使って、会場のみなさんにエールを届けてください。


組体操を行う7年生のある保護者の話から、仲間に迷惑をかけないために一生懸命練習する子どもの姿と、それを受け止めるご家族の様子を伺うことができ、ほほえましく、また胸を打たれました。一緒に歌ったり、思いを込めて衣装を作ったりしてくださった保護者のみなさんも共演者です。ぜひ舞台を楽しみ、Hearty Yellをしっかりと受け止めてください。


 


副実行委員長挨拶 花村美海さん


「多くの力が結集したステージを見てください」


昨年のミュージカルで、私は自分セリフを何度も練習し、全体練習に挑みました。しかし、「ステージの上で思いっきり演技をすることは恥ずかしい。一生懸命演技をするとはどういうことだろう。どうやったら殻を破れるのだろう。」と、心構えができていませんでした。その気持ちを変えたのは、重要な役を演じていた友人でした。その友人は、朝早く学校に登校し、みんなが知らないところで一生懸命歌の練習をしていました。そんな友人の姿に、私のミュージカルに対する気持ちは変わりました。本番は時間が過ぎるのがとても速く感じられ、終わった瞬間にいただいた大きな拍手は、今でも耳の奥に残っています。


練習は楽しいことだけではなく、「やめてしまいたい」と思ったこともあるでしょう。しかし、仲間と協力して舞台を作り上げてきたことは、すべての演目が終わった後に感動となり、一生の思い出になります。これから始まるステージは、全校児童生徒の想い、努力、支えてくださった先生方や家族の力が結集したものです。練習の成果をしっかり届けられるよう演じますので、一人ひとりの成長した姿を最後までご覧ください。


 

学校長挨拶

副実行委員長挨拶