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第Ⅲ期[ニュース&トピックス]

本校卒業生による"出張版"高校説明会

投稿日:2021.10.08

お知らせ 中学校 第Ⅲ期

 これまで対面方式で行われていた高校主催の学校説明会。深志高校でもコロナの影響で対面での開催は叶わず、今年はオンライン形式で行われました。説明会の一部は生徒徒会が担っているとのことで、こちらについても用意していただいた動画を視聴させていただきました。


 生徒会企画に関わったみなさんの中には才教学園の卒業生が2名おり、「オンラインでは伝えきれなかった深志高校のいろいろなことを、卒業生として現9年生に直接伝える機会をいただけないか」という申し出が本校の教頭宛にあり、「願ってもないこと」ということで今回の説明会が実現しました。



 説明会が行われたのは9月18日午後。来校した高校生らは、学校の特色や受験生としてどのような生活を送っていたかなど、この日のためにパワーポイントで作った資料を使って説明。また、自分たちが中学生の時に使っていたテキスト類、高校の授業で使っている教材も持ち寄り、トークを交えてたくさんのアドバイスをくれました。


 終了後、9年生からは「よく知っている先輩方から、参考になる話をたくさん聞くことができた。進学されたみなさんの活躍を、後輩として誇らしく思う」といった声が聞かれました。


 久しぶりに本校を訪れてくれた卒業生の元気な姿を見ることができ、懐かしさを感じつつ和やかな説明会となりました。



 当初は2名(2年生と1年生の各1名)が来校の予定でしたが、賛同者としてこの春に才教学園を巣立った1年生が5名加わりました。卒業生有志、9年生、保護者のみなさんには、ご理解ご協力いただきありがとうございました。


出張説明会のスタート

高校の魅力紹介

高1のみなさんは今年のとんぼ祭Tシャツを着てきました

伏見くんが英語弁論大会県大会に出場します

 10月9日(土)に行われる長野県中学生英語弁論大会県大会(長野県総合教育センター)に、9年生の伏見亮一くんが「Who is the wall made by?」というテーマ(タイトル)で発表します。


 ホームステイをしたときに消極的だった自身に対し、ホストファーザーから「壁は相手が作っているのではなく、自分が作っているものなんだよ」と声をかけられたという伏見くん。「自分は人見知りだから・・・」と、相手が拒む雰囲気を出していたのは自らの側あったのかもしれないと思い至り、このことが人と積極的に関わっていこうと自分を変えるきっかけになったということです。


 映像審査となった地区大会(9月)の結果を受け、県大会に向けて毎朝と放課後の練習に余念がありません。本校英語科の矢崎先生は、「今年の出場者はどうなるかと思っていたころ、伏見くん自身が『出場したい』と直接伝えに来ました。練習を始めた頃は表情も硬く緊張していることが見てわかりました。しかし、発音にこだわり、話し方や伝え方をよく研究し、自身をもってスピーチできるようになりました。受験生としての学習と並行してよく頑張っています」と話してくれました。



伏見くんコメント


「テレビで弁論大会特集を見て、素直に堂々と話す人たちに憧れを持ちました。今まで英語でスピーチをしたことはなかったので、チャレンジしたいと思いました。苦手だったLとR、BとVの発音は、英語科の矢崎先生、トービン先生の発音をよく聞いて直していきました。練習を毎日していますが、ただ暗記したことを述べるのではなく、自分の思いもしっかり届くようなスピーチを(県大会で)したいです。」



 弁論大会の練習と同時に、英検準1級2次試験合格に向けた勉強も進めているという伏見くん。県大会での健闘を祈ります!

地区大会の入賞を喜び英語科教諭と談笑する伏見くん

令和3年度2学期始業式〈校長講話〉

 8月23日(月)、2学期始業式を行いました。


 今回も、生徒は各教室にて校長先生のお話を聞くこととなりました。




【校長講話】


 今日から、夏、秋、冬と3つの季節に渡る長い2学期がスタートします。さいきょう祭をはじめとするたくさんの行事がありますね。一人ひとり目標を持って仲間と切磋琢磨し、クラス、学年、学校として一つにまとまり、大きな成長を遂げる期間にしましょう。


 さて、長い夏休みをどのように過ごしたでしょうか。コロナの感染拡大、豪雨の影響などで外に出ることが難しかったかもしれませんが、たくさんの思い出を作り、今日のためにしっかり準備をしてきたことと思います。


 私も外出の機会がないこの休み中、前半は東京オリンピックをテレビで楽しみました。


 柔道のメダルラッシュ。13年越しの連覇となったソフトボール。悲願達成を成し遂げた野球。4位で大会を終えた男子サッカー。それに水泳、体操など、様々な競技がありましたね。


 中でも、私にとって感動と学びが大きかった競技は、女子バスケットボールです。身長が大きく物言うこの競技において、彼女たちは自分たちの得意技、スキルを磨いて世界に立ち向かいました。これまで日本バスケはなかなか世界で結果を出せていませんでしたが、スピード、運動量、正確なパス回しやスリーポイントシュートの成功率を上げ、今大会では銀メダル獲得の大躍進となりました。練習を重ね、技術を徹底的に高め、世界の壁に大きく穴を開けた今回の女子バスケットボールチームには、私たちが見習うべき姿勢があると思います。


 思えば57年前、1964年東京オリンピックの女子バレーボールでも同じようなことがありました。当時の選手たちは、体格差で劣る部分をレシーブ力でカバーしました。ここで開発された「回転レシーブ」は、取りにくい位置にきたボールに飛びつき、回転動作をともなってレシーブするというものです。これにより、体勢をすぐに立て直して次のプレー(攻撃・守備)に移ることが可能になりました。チームは緩急をつけてボールをつなぎ、当時最強だったソビエト連邦(現ロシア)に勝って金メダルを獲得しました。


 人は、越えられない壁があると、それを乗り越えようと挑戦することを忘れ、不平や不満に終始することが多くなりがちです。長い2学期には困難もあると思いますが、みなさんには自分の、そして自分たちの得意なことに磨きをかけ、大きな壁を破れるように力を合わせてほしいです。


 また、拡大の一途をたどるコロナでは低年齢でも感染リスクの高さが報告されているデルタ株が急増していて心配です。引き続き、大きな声を出すことや密になることを避け、手・指の消毒、換気などを心がけて過ごしましょう。

ICT研修(夏期教職員研修)

 8月5日から3日間にわたって行われた夏期教職員研修。その中日となった6日(金)には、株式会社math channnel代表で本校のSTEAM教育アドバイザーである横山明日希様をお招きし、ICTに取り組んでいる学校の実践例や授業でのタブレット活用についてお話をいただきました。



 研修初日、校長からは「得意、不得意なことがあってもみんなで参加し、気づいたことは積極的に発信すると、タブレットの利用の仕方は大きく膨らむ。失敗を恐れず、とにかくやってみることが成功につながる。」との話がありました。


 初日の午後より研修に参加してくださった横山先生は、学年別、教科別の分科会を巡回。「先生方が、日常や先のことにつながる授業を展開していると感じた」との講評と、「授業の課程で、次学年で学ぶ内容に触れるようなことがあってもいい。先のことを制限し過ぎず、さまざまなアプローチをしてください」との助言をいただきました。



 教職員ほぼ全員にiPadが配られており、今後の授業で使用していくアプリのダウンロードや様々な設定をはじめ、新たな学びを構築・展開するために協力して準備にあたってきましたが、この数日で教員のICTスキルが向上しています。


 学習ツールとしてICTがもたらしてくれる可能性は計り知れません。デジタルとアナログをうまく融合させ、効果的に利用・活用していくためのスキルを高めるという点で、この研修は非常に有意義なものとなっています。



 2学期からの授業は、生徒も1人1台タブレットをもって臨みます。その直前に行われた今回のICT研修。新たなことを生み出し積み重ねていく中では苦労もありますが、その分大きなやりがいも感じます。生徒の学びを止めることなく深めていくこと、主体的・協働的な授業を展開していくことができるよう、教職員一丸となって真摯に、そして貪欲に取り組んでいきます。



 横山先生、大変わかりやすい講義と助言をありがとうございました。

吹奏楽コンクール中信大会 結果報告

 7月17日(土)キッセイ文化ホールにて、第61回長野県吹奏楽コンクール中学校の部中信地区大会(B編成の部)が行われました。吹奏楽部顧問より報告がありましたので、お知らせいたします。



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 昨年度の大会はコロナ禍のため中止となり、2年ぶりのコンクール出場です。本校の吹奏楽部は、中学生5名と小学生4名の計9名と、他校と比べても小さなアンサンブルですが、元気な音を出すこと、音程をそろえることに気をつけて演奏することができました。


 結果は銀賞。県大会に進むことはできませんでしたが、審査員の方々からは「のびやかなサウンドだった」などお褒めの言葉をいただきました。また、この大会を通して、たくさんの人に支えられていることに改めて気づかされました。保護者のみなさんをはじめ、部員たちを支えてくださった皆様、ありがとうございました。


 このことを忘れず、2学期に予定している定期演奏会やさいきょう祭に向けて、演奏にさらに磨きをかけていきます。


吹奏楽部顧問


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【大会情報】


令和3年7月17日(土)


第61回長野県吹奏楽コンクール中学校の部


中信地区大会B編成の部 銀賞


演奏曲:山下祐加作曲「春の扉」

学校での集合写真。

9年生も秋まで活動継続です。

令和3年度1学期終業式〈校長講話〉

 7月21日(水)、令和3年度1学期終業式を校内放送で行いました。



【校長講話】


 1学期終業の日となりました。体育祭をはじめ、さまざまな行事を行うことができましたね。日々、コロナの状況は心配でしたが、一度も休校することなく今日を迎えることができました。これは、みなさんをはじめ、ご家族や先生たちが感染防止の意識を高く持って生活してきたおかげです。



 明日から夏休みに入りますが、私からみなさんに伝えたいことが3つあります。


 一つ目は、安心安全に気をつけ、感染対策も怠らないこと。


 二つ目は、「早寝・早起き・朝ごはん」を欠かさず規則正しい生活を送ること。


 三つ目は、頭・体・心をしっかり使って充実した毎日を送ること。



 また、この休みを利用して、2学期への準備や、まとまったお休みの期間だからこそできる様々な体験をしてください。家族旅行は難しいかもしれませんが、この夏は東京オリンピックが開催されます。ゆっくり観戦しながら、お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんに、今までで印象に残っているオリンピックのシーンが何かを聞いてみるのもいいですね。


 暑い日が続きますが、まずは健康に過ごせるように。みなさんたち生徒の使命は、「2学期始業式に全員そろって元気に学校に戻ってくること」です。しばらくみなさんの声が聞こえないと思うとさみしくなりますが、夏休み明けにはまた元気な笑顔を見せてもらえることを楽しみにしています。





◆1年生の教室では...


 学校生活ではいろいろなことに『初』がついた1年生。初めての通知票を、先生の顔をしっかり見ながら受け取りました。「どんなことが書いてあるのかな」「早く開いて見てみたいな」とはやる気持ちを抑えつつ、全員が受け取るまで静かに待っていました。
 担任の先生からは校長講話のおさらいや夏休みの過ごし方について話があったほか、学校長賞(模擬試験1位)の表彰、みんなで1学期の思い出を写真で振り返る時間などがあり、穏やかな終業の日となりました。(写真はすべて1年生)

担任の先生からは「1がっき がんばりしょう」が贈られました

初めての通知票にどきどき・・・

入学直後からずいぶん成長。1学期を写真で振り返りました。

コロナや地域医療の現状 『医療現場の生の声』を聞く

投稿日:2021.07.15

お知らせ 中学校 第Ⅱ期 第Ⅲ期

 7月14日(水)午前、キャリア教育の一環として行われている「LIVE先達」がありました。今回は国立病院機構まつもと医療センター(松本市村井町)より、医師・院長 小池祥一郎様と感染管理認定看護師 今西みずほ様にお越しいただき、7年生から9年生が医療現場の最前線で働く方の「生の声」をお聞きしました。


 世界で最初に発症が確認されてから1年半以上。日本国内での感染がなかなか抑え込められていない中、医師・看護師のみなさんが緊張の中で実に様々な対策を講じて診療にあたっていることが、お二人のお話からまざまざと感じられました。


 他にも感染症にまつわる近現代医学のあゆみや地域医療連携の実態など具体的なデータなどもスライドで提示していただき、生徒たちは時折メモを取りながら真剣に話を聞いていました。


 この講演は、コロナ禍で医療に従事するみなさんに感謝の思いを伝えようと3月より活動している「かけはしプロジェクト」の協力で実現しました。(小池院長は本校の生徒たちが送った励ましのメッセージをすべて読んで下さったそうです!)


 今後も大変な状況は続くと思いますが、私たちの健康を守るのと同じように、ご自身の命と体も守って下さい。医療従事者のみなさんやそのご家族、関係者のみなさんに改めて心からの敬意と感謝を表します。






〈生徒の感想〉


私は長い間病院にお世話になっています。入退院や受診のたびに診察してくれる医師や看護師さんに強く憧れ、将来医療系の仕事に就くことを目指しています。小池院長先生の説明はとても詳しく、勉強になりました。コロナだけでなくインフルエンザなどにも触れていましたが、いまだに結核が危険な病気であると分かりました。「コロナの発生当初は未知のウイルスでよくわからないことが多かった。しかし、学習することで多くのことが分かるようになる」という話を聞き、学ぶことがいかに重要かを教わりました。
―9年男子





看護師さんの仕事の様子をうかがい、患者さんが快適に過ごせるようベッドシーツのしわひとつにも気を遣っていると知りました。コロナの患者さんや家族、医療機関への誹謗中傷を報道で見ることがありますが、間違った情報を信じて不用意に他者を傷つけることのないようにしたいです。
―9年女子





院内のゾーニングや個室内の空気を外に漏らさないための陰圧装置の使用など徹底した感染対策の様子が分かりました。マスクやフェイスシールド越しのコミュニケ―ション(声のトーン、しぐさ)に気を付けてもいるそうです。体のことに加え精神的な面でも不安を抱える患者さんにとって、話をしっかり聞いてもらえること、サポートしてもらえることはとても心強いと思います。
―9年女子

小池院長先生の講話。様々な資料の中にはコロナに感染した患者さんの肺の画像も。

看護師の今西先生。院内の感染対策や医師、看護師の思いを動画にまとめてくださいました。

身を守る正しい知識身につけて メディアリテラシー講話

投稿日:2021.07.12

お知らせ 中学校 第Ⅱ期 第Ⅲ期

ICT機器を活用する場が増えている今日、SNSを通じたトラブルや誹謗・中傷から身を守るとともに、加害者にも被害者にもならないよう、その危険性について正しく理解する必要があります。77日(水)、89年生を対象に、「メディアリテラシー講話」を開講しました。講師は日頃からお世話になっている松本警察署のスクールサポーターの吉田さんです。


 


機器やアプリの間違った利用の仕方は、本人はもちろん、家族や大切な人をも一生苦しめてしまうことになります。ネットの世界で誹謗中傷を受けて自殺に追い込まれる人は増え、悪ふざけで撮影・投稿した写真は半永久的にネットから消すことができない・・・。便利の裏側に潜む怖さは計り知れません。


SNSを通じた詐欺行為は「特殊詐欺」と呼ばれ、未成年、たとえ少年であっても即実刑判決が下るという話や、日本中の警察官が毎日ネット世界をパトロールし、悪質な投稿を取り締まっているという話、また、スマホを代表とする機器が人体に及ぼす影響についてもお話しいただき、生徒たちの背筋は、それまでより一層シャンとしたように見えました。


 


本校では2学期から全員が授業にiPadを使用します。タブレットやスマホ、インターネットで外部とつながる端末を持つことは、極端かもしれませんが、犯罪に関わる可能性が高くなり始めていると言えます。そうした認識をもち、便利なツールを正しく使えるように、正しい判断ができるように、自身を制していかなければなりません。


 


最後に校長先生から、「これから使うiPadやネット環境は、みなさんの可能性を広げるツールであり、可能性を狭めるツールではない」との話がありましたが、この言葉もしっかり頭に入れ、端末を有効に使っていきます。

交通安全教室と自転車免許交付式

 


629日(火)に4年生を対象に交通安全教室を行い、公道で自転車に乗れるようになる4年生のために正しい乗り方や整備の仕方、注意点をレクチャーしていただきました。 


 


初めに自動車販売店協会の方から、「ゆっくり走れる・安全に止まれる・ルールを守れる」ことができるようになってほしいという話がありました。続いて「ぶたはしゃべる」の合言葉とともに、自転車整備の注意点を聞きました。(合言葉の詳細は文章の最後に載せておきます!)


続いて市役所の交通部、自転車推進課の担当の方から、自転車に乗る際に気を付けることについて学習しました。「ヘルメットをかぶる」「二人乗りをしない」など基本的なお話から、「車道の左側を走る」「右折は二段階で行う」「大型車の脇を走らない」「一時停止ではきちんと止まる」・・・覚えることはたくさんありましたが、4年生は講師の話に耳を傾け、「守れますか?」という問いかけに対し、頼もしく「はい!」と返事。


スライド視聴では車との衝突シーンがありましたが、命が奪われるかもしれない状況は、自分の身に起こりうるかもしれません。息をのむような映像は、みんなの中にしっかり残ったでしょうか。


講習が済み、免許交付式では、松本市長、松本警察署長、松本交通安全協会長それぞれの印がつかれた免許証をいただきました。嬉しい反面、気の引き締まる思いで終えた交通安全教室でした。


 


本年度はコロナ禍のため、4年生以外は各学年において交通安全教室を行いました。交通安全についてのDVD視聴と、先生方自身の体験に基づく話が中心でしたが、「そんなことがあったの?」と驚くエピソードや、「実際に事故を見て/事故に遭って」という話まであったと思います。低学年には、横断歩道で止まってくれたドライバーにきちんと頭を下げ感謝の意を表そうということも指導しました。


自転車通学をしている生徒も、「自転車に乗るのはお休みの日が多いよ」という生徒も、誰一人として交通事故や危険な目に遭ったりすることのないように、そして加害者にもならないようにと、切に願います。


 


【自転車整備の注意点】ぶたはしゃべる


ぶ:ブレーキはちゃんと効くか(左右それぞれ)


た:タイヤは空気が入っているか。すりへったりしていないか。


は:ハンドルは正しい位置に、正しい向きについているか。高さは大丈夫か。


しゃ:車体の状態は正常か。サドルの高さは、自転車にまたがったときに両足のつま先が地面につく程度に調整。


べる:ベルはきちんと鳴るか。

"1人1台タブレット"授業へ 生徒にiPad渡る

才教学園は今年度より、STEAM教育を一つの軸にして学習を進めています。その強力なツールとなるのがタブレットなどのICT機器。子どもたちの興味関心に即しながら、「21世紀型スキルを身につける」という目標を達成する上で欠かせないツールになります。全国で推進されているGIGAスクール構想も意識しながら、本校でも生徒のタブレット所持に向け準備をしてきました。 


 学校を通して購入注文を受け付けた4月には、生徒たちは口々に「いつ届きますか?」「早く使いたいです!」と言って、早くも待ちきれない様子でした。日頃の授業で教員がタブレットとモニターを接続して使う姿を見て、「先生たちがやっていることを、私たちもできるようになるんですよね?」「みんなで同時に使えたら、もっと色々なことができそう」といった声も上がっていました。


 


生徒にタブレットが渡ったのは、6月30日午後のことでした。1台1台手渡すと、大切そうに両手でしっかりと箱を抱く生徒たち。ずっしりとした重みとともに、大きな期待感―これから経験するであろうたくさんの楽しさやワクワクも抱いているように見えました。大切なタブレットが入った箱は、それぞれのカバンに丁寧に収めて下校しました。


 


生徒には、お家の方がみなさんのために用意してくださった高価なものを、長く大切に使ってほしいと思います。(「長く大切に使う」は、値段に関わらず他の文房具なども同様です!)





ICT機器はとても便利な道具ですが、だからこそ使用上のルールをしっかり決め、守る必要があります。端末を使いこなすという点では、アプリを自由に操作することと並び、車輪の両輪とも言えることです。今後はそうした情報モラル、情報リテラシーについての指導も重点的に行い、端末を日々効果的に活用して協働による学びの充実に取り組みます。