7月21日(木)の終業式は、リモート形式ではなく対面で行いました。4年生より下の学年では、従来のかたちで行う式は初の経験となります。
【学校長講話】
きみたちの顔を見て、校歌が聞けて、当たり前のことがありがたいという思いをかみしめています。
1学期始業式では、坂本龍一さんの話とともに、「知るを楽しむ、感じるを楽しむ、創るを楽しむ」ことを大切にしてほしいと伝えました。今日は、漫画家の松本零士さんの言葉を引用しながら話をしたいと思います。日本中で一大ブームを巻き起こした松本先生の漫画はどれもメッセージ性が強く、戦争の虚しさ、人が経験する哀しみや孤独、人間にとって大切な優しさ、人を大切に思う気持ちといった多くのことを私に教えてくれました。
松本先生は夢を抱える子どもたちに向け、常にこんなことを言っていました。
時間は夢を裏切らない
夢は時間を裏切ってはならない
少し難しいかもしれませんが、「夢や志を簡単にあきらめるな」ということです。
あきらめることは簡単だけれども、あきらめた瞬間に、今まで努力していた時間を、きみたちは自分自身で否定し裏切ることになる。絶対にその夢をあきらめなければ、夢は必ず実現していくものです。
5年ほど前、松本先生の話を直接お聞きする機会がありましたが、そこでもこの言葉で講演が締めくくられました。
きみたちは今、様々なことを模索しながら勉強を続けていますが、この夏休みに、その夢や志を実現するために、ぜひいろいろな体験をしてください。いろんな人に出逢って話を聞き、自分の知識を広げるのもいいでしょう。芸術やコンサートの会場で本物を見て、聴いて、感性を育てることも大事です。すべての経験を、自分の夢、志の実現の糧にできるように、楽しんで31日間を過ごしてほしいと思います。9年生は勉強中心の日々かと思いますが、それも自分の夢の実現のため。しっかり自分と向き合い、夏を乗り切ってください。
31日後、一回り大きくなったきみたちに会うことを楽しみにしています。
*****
生徒は夏の正装に身を包み、凛とした終業式。講堂での校歌斉唱や、成績優秀者の表彰も本当に久しぶりのことでした。
校長講話に続き、生徒会・さいきょう祭実行委員からスローガンと全校合唱曲のお披露目があったほか、コンクールを控えた吹奏楽部の演奏発表が行われました。
全校での終業式。校長も嬉しそうな表情
先生からのおたより、仲良く目を通す(1年生)
初めての通知票に「ありがとうございます!」(1年生)
松本卓球連盟・ジュニア委員会が主催する「2023第5回松本小学生卓球大会」で、ホープス男子シングルスに出場した丸山由真くん(6年)が優勝しました。
7月14日、巣山教頭と卓球部顧問の先生たち同席のもと、小松校長から丸山くんに改めて賞状が手渡されました。校長から大会当日の様子を聞かれ、「試合では追い詰められた場面もあったけれど、優勝できて嬉しい」とにっこり。
今後出場予定の大会は、8月の「第51回長野県知事杯争奪小・中学卓球大会」だそうで、校長から激励の言葉をかけられると、力強く「頑張ります」と笑顔を見せました。
松本小学生卓球大会は、日々卓球の練習に励む児童らが楽しくプレーできるようにと開催されたもので、本校卓球部からは4名が参加。顧問の1人である小林先生は、「丸山くんの健闘もそうですが、出場した部員は初勝利を挙げるなど個々に結果を出すことができ、今後への自信につながったと思う」と話していました。
<大会情報・結果>
第5回 松本小学生卓球大会
令和5年7月9日(日)松本市梓川体育館
ホープス男子シングルス(小学6年生以下・エントリー24名)
優勝 6年 丸山由真
生徒会が主催するオリエンテーションが4月8日にありました。オリエンテーションは感染症対策を講じてライブ配信とし、メイン会場である講堂からは三役を筆頭に生徒会の核となる9年生が委員会や部活動の紹介を行い、5~8年生は各教室でモニター越しに発表を視聴しました。途中、音声が届かないトラブルが発生しましたが、生徒と先生たちが連携して対応にあたり、"テイク2"となった部のみなさんは1回目よりリラックスした様子でカメラの前に立っていたように見えました。
この4月から生徒会の一端を担う5年生のみなさん、先輩たちのプレゼンはどうだったでしょうか。
会の終わり、学校長、教頭両先生と席を並べ、オリエンテーションに臨んだ5年生の岡田さんは、「Ⅱ期生の活動は初めてのことばかり。先輩方の姿から多くを学び、新しいことにも真剣に全力で取り組みます」とあいさつしました。学校長からは「わかりやすく楽しい紹介でした。学校の中では、委員会も部活も大切な学びの場。新たな挑戦をしてみたい、興味関心がある、責任を果たせるかといった観点で、5年生には所属先を決めてほしい」とのお話がありました。
Ⅱ期生、Ⅲ期生のみなさんが、9年生を中心に活気ある活動で学校を盛り上げてくれることを期待しています。
委員会の活動紹介
趣向を凝らした部活動紹介
9年生を前に挨拶する5年生の代表者
吹奏楽部が2月25日(土)、松本市音楽文化ホールで開催された「第20回松本市中学校春の吹奏楽祭」に参加しました。コロナ禍を経て久しぶりの参加となった今回、お隣の筑摩野中学校吹奏楽部との合同バンドとして、総勢38名が同じステージに立ちました。
(吹奏楽部 顧問より)
演奏会参加に向けて、3日間の合同練習の機会を設けました。たくさんの仲間と共に奏でるハーモニー。金管楽器の豊かな響き。様々な楽器が織りなす厚みのあるアンサンブルなど、普段の編成とは異なる音楽に触れる貴重な練習となりました。
演奏曲は「アンパンマンのマーチ」と、歌手AIさんの「ハピネス」。「アンパンマンのマーチ」は、演奏だけでなく振り付けも加え、音楽の楽しさを膨らませることができました。特に小学生が、その表情や動きで中学生の中に華を添え、会場の盛り上げに一役買ってくれました。ここで大人数での合奏の楽しさを経験することができ、音楽の面白さを感じると共に、自分たちの課題も知ることができました。
快く、そしてあたたかく本校の生徒を迎え入れてくださった筑摩野中学校吹奏楽部のみなさん、楽しくワクワクする指導をしてくださった猿田先生、ありがとうございました。
(部長 山崎花峰さんより)
私たちは筑摩野中学校の吹奏楽部に比べて人数が少なく、こんなに大人数で演奏したのは初めてでした。合同練習で筑摩野中学校のみなさんとお会いするまでは、楽しみと同時に緊張もありましたが、みなさんは私たちに優しく接してくださり、良い緊張感の中で楽しく演奏することができました。今回のことを今後の部活動に活かしていきたいですし、機会があればまた一緒に演奏したいです。お世話になった筑摩野中学校吹奏楽部のみなさんと顧問の猿田先生には、貴重な時間をいただきありがとうございました。
吹奏楽祭本番直後。本番を終えていい笑顔です(2/25)
写真① 2/16(木)の合同練習から (撮影:巣山教頭)
写真② 同上
2月24日(木・祝)、iML国際算数・数学能力検定協会主催の「算数・数学思考力検定」が行われました。検定に挑戦したのは5年生から9年生で数才クラスに所属する生徒で、1年間の活動の集大成として毎年受検しています。
(数才クラス担当の先生から)
「算数・数学思考力検定」とは、算数・数学の問題を解くことで、身についている「思考力」の程度を知るための検定です。日常のあらゆる場面で問題解決を求められますが、問題に直面したときには、解決に至るまでの筋道をいくつも考え、その中から最適な組み合わせは何かを判断しなければいけません。そのために必要となるのは、物事を論理的に考える力や、新しいものを発見したり創造したりする力となります。
数才クラスでは、日ごろからその「思考力」を鍛えるために活動しており、普段授業で使う教材とは違う、難易度の高い問題に触れることで、自分でじっくり考えたり、時には仲間と問題を解決したり、そういった時間を大切にしています。お互いに切磋琢磨しながら思考力を鍛えつつ、さらには、より算数・数学の奥深さや楽しさを実感している様子がうかがえ、いつも嬉しく思っています。
検定当日は、数才クラスのいつもの雰囲気とは違い、多くの生徒が緊張している様子でした。「楽しんでね。」と声をかけると、少しリラックスしたようで、検定中は夢中で鉛筆を走らせていました。検定後は、皆清々しい表情をしており、集中して難問に立ち向かった達成感がにじみ出ていました。
2月4日(土)、5日(日)に行われた「第34回テレビ松本カップ卓球選手権大会(カデット※)において、男子チームが団体の部3位となりました。
テレビ松本杯は松本卓球連盟が主催する大会としては中信地区で最も大きなもので、コロナ禍のため3年ぶりの開催となりました。
(顧問の先生から)
男子団体には24チームが出場し、3チームずつ8ブロックに分かれて予選リーグを戦いました。本校は予選で見事2勝をあげ、決勝トーナメントに進出。準々決勝では対戦相手に1-2の劣勢となった所から、残り2試合のフルセットの手に汗握る試合を制し、準決勝に進出しました。準決勝では惜しくも敗れてしまいましたが、3位という結果をおさめることができました。
団体戦には「仲間のために」「仲間につなぐ」という良さがあり、個人戦とは違うプレッシャーがあります。今回は1試合ずつの形式だったこともあり、「自分の試合を仲間が見ていて、応援してくれていることが力になった。」と話す部員もいて、こうした意味でも貴重な経験となりました。
なお、今大会の模様はテレビ松本およびあづみ野テレビにてそれぞれ放送予定です。
[放送予定]
テレビ松本:2023年2月25日(土)9:00~・19:00~
あづみ野テレビ:2023年3月11日(土)13:00~ほか
※カデット‥中学2年生以下の部で使われている名称(小学生も参加可能)
大会表彰後、笑顔の卓球男子チーム。おめでとうございます!
2020年から新型コロナウィルスによって中止されていた重唱大会が3年ぶりに開催され、本校合唱部が中学校の部と小学校の部、それぞれに出場しました。
中学生は、重唱大会に一緒に参加してくれる生徒を集めるところから始まりました。今回、7年生1名、8年生4名で出場しましたが、8年生のうち3名は、他の部活からこの大会のためだけに協力してくれたメンバーです。重唱未経験者が多いこともあり上手くハーモニーが作れず、"辛い"と感じることも多くありました。そこで、自分たちでどうすれば良くなるのか考え、昼休みを利用して自主練習を行ったり、励まし合ったりしながら、全員で歌う技術や表現力を磨いてきました。このような地道な積み重ねが功を奏して『金賞』という結果につながり、"喜び"を味わうことができました。
小学生については、いつも先輩たちが部活を引っ張ってくれているため、自分たちだけで何かに取り組むことが初めてでした。そのため、初動はコミュニケーションを取ることもなく、ただただ歌って終わるという日が続きました。しかし、回を重ねるうちに課題を自分たちで見つけられるようになり、積極的に学年関係なく意見を出せるようになりました。良い音楽を作るためにという思いを共有したことで一体感のある歌声を作り出すことができ、本番では練習の成果を堂々と発揮し『金賞』を頂くことができました。
大会を通して、中学生も小学生も、協働することや良い音楽を作るために地道に取り組む姿勢が何よりも重要であることに気付くことができました。今回の学びを今後の部活動で活かし、これからも人に感動してもらえる歌を披露できるよう努力していきます。
応援してくださった生徒の皆さん、保護者の皆様、活動に携わってくださった皆様、ありがとうございました。
合唱部顧問
<大会情報>
第32回中信地区小・中学校 重唱大会
令和5年1月21日(土) 塩尻市レザンホール
中学校の部(7年生1名、8年生4名)
「ドライボーンズ」 金賞
小学校の部(5年生1名、6年生2名)
「いちでたちばな」 金賞
地道な練習を重ね掴んだ金賞を喜ぶ中学生。写真上、両サイドは顧問の先生達。
「いい歌声を届けることができました!」小学生も金賞、おめでとうございます
昨年12月25日(日)に行われた第31回松本卓球連盟会長杯で、中学校2年シングルス女子の部に出場した竹内ゆいさんが2位、山本莉子さんが3位となりました。2人とも卓球を始めてから初の大会入賞と嬉しい報告です。学校の部活では女子部員を引っ張る立場として、これからの活躍が期待されます。
また、5年の丸山由真くんが12月11日(日)に行われた第29回安曇野卓球連盟会長杯(小学5~6年生シングルス男子の部)において優勝しました。着々と戦績を重ねている丸山くんは、校内の活動や他校との練習試合で中学生に勝つこともあり、今後が楽しみです。
みなさん、おめでとうございます。
卓球部は現在、2月4日・5日のテレビ松本杯に向けて練習に励んでいます。卓球部のみなさんの健闘を祈ります。
(左から)賞状を手にした竹内さん、丸山くん、山本さん
練習中の卓球部
吹奏楽部はこのたび、松本市音楽文化ホールで行われた第48回長野県アンサンブルコンテスト(中学校の部)に出場しました。演奏した曲「春の扉」は、かつて先輩たちが夏のコンクールのために選び練習してきたものです。技術的に難しいところもたくさんありますが、9年生が引退した今、「一緒に合わせる」というアンサンブルの基本を忘れず練習に取り組んできました。
メンバーは6名で、うち2名が7年生、4名が6年生という構成ながら、他校に引けを取らない演奏でのびのびと表現することができました。
今年は地区大会を経て中信ブロック大会に出場。アンサンブルコンテストのステージにもう一度立てたことをとても嬉しく思います。上位大会に進めたことで、他校のレベルの高さや自分たちの課題など、改めて気づいたこともたくさんありました。こうした気づきを役立てながら、今後の練習に励みたいと思います。
応援してくださった生徒のみなさん、保護者の皆様、活動に携わってくださった皆様、ありがとうございました。
《大会情報》
第48回長野県アンサンブルコンテスト 中学校の部
◆松本地区大会 令和5年1月8日(日)
管打六重奏 銀賞
◆中信ブロック大会 令和5年1月14日(土)
管打六重奏 銅賞
安永理沙、山崎花峰(以上7年)、須藤爽斗、柳沢美緒、荻原知香、宮下花(以上6年)
曲目:春の扉 作曲:山下祐加
演奏後はこの笑顔!「これからもがんばります」