夏休み前の生徒に向け、非行・被害防止教室が行われました。
7月2日は7~9年生、16日は5・6年生を対象に、松本警察署・スクールサポーターの吉田由紀さんが、非違行為の事例やどのような刑罰が科されるのかを説明してくださいました。
・蹴る、殴る、相手の嫌がることは、友達同士でもしてはダメ
(もちろん、させることもダメ)
・体にも心にも傷はつく
・放置自転車など「自分のもの」とはっきり示せないものに触らない
・花火のような遊びが犯罪になることもある
5・6年生の授業後半に視聴した動画教材では、万引きにフォーカス。
なぜ万引きをしてしまったのか、その理由として、「みんなが持っているから」「スリルを味わいたくて」「さみしかったから」というものがありました。
万引きをしたことで警察で取り調べを受けたり、家や学校に連絡されたり、周りからの信用を無くしたり・・・
最初に被害にあったのはお店ですが、結果として『誰も得をしない』、しかも『万引きをした本人が一番の被害者となる』というお話でした。
夏休みは、いつもより心も体も解放されて隙が生まれやすい時期。
楽しい休みにしたいと思うなら、自分で自分の安全に気を配ることが肝要です。
吉田先生の話を忘れず、自分が傷ついたり、周りの人を悲しませたりするような行動を生徒たちがとらないことを、切に願います。
吉田先生にはこの1学期に計6回来校いただきました。ネット依存や軽率な行動の行き着く先にあるものの怖さを、いつも厳粛にご指導いただきありがとうございました。
7月5日(土)はオープンスクールでした。
全体を2部構成とし、前半は「わくわく広場」と称して小学校生活の様子をご覧いただく時間でした。
来校者のみなさんを2年生が先導し、1階から3階まで、Ⅰ期(1~4年生)のフロアにどんなものがあるか、所々で足を止めて説明しました。
4年生は3階の教室で、計算すごろくや神経衰弱、ブロックを使ったパズルなどで楽しめる場を準備し、就学前のお子さまたちと保護者のみなさまをお迎えしました。
◎ゲーム等を体験したみなさんより
・「1㎏おもさチャレンジ」は、重さのわからない直方体を組み合わせて調整するのが難しそうだったが、いろいろヒントももらえて楽しめた。
・前年度も参加した。わが子が気に入ったパズルのブースが今年もあり、生徒にみなさんの手も借りながら楽しく取り組めてよかった。
◎4年生より
小さな子にも、そのお父さんお母さんにも、ゲームのルールをしっかり説明できた。ゲームでコミュニケーションをとることができて嬉しかった。
後半は、STEAM教育を体験するワークショップ(WS)。
math channel代表で本校のSTEAM教育アドバイザーの横山明日希先生が、「かたち」をテーマに楽しい授業をしてくださいました。
「まる、さんかく、しかく、ごかく・・・部屋の中に隠れたかたちをさがそう」という声がかかると、席を離れ、壁や床、天井を注意深く見て、様々なかたちを見つけていました。
そして、平面から立体へ、ストローとモールを使ってアート作品も作成。できあがった作品を、みなさん嬉しそうに写真に収めていました。
◎WSに参加されたみなさんより
・子どもが夢中で形づくりをしていました。すぐ揃えられる材料なので、家でもチャレンジします。
・「いいね」「面白い形ができたね」と声をかけていただき、子どもが「もっとやってみたい」という気になりました。
横山先生、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
本校の生徒とこども園・幼稚園の子どもたちが交流する特別活動が行われました。
6月20日(金)は5年生と信学会やまびこの森こども園、7月3日(木)は4年生と信学会神映幼稚園とがそれぞれ交流会をしました。
学校に来てくれた園児のみなさんと才教生は、まず、手をつないで校内探検。
Ⅰ期(1~4年生の教室があるフロアを一緒に見て回りました。
見学中は教室内外で大きく手を振り合うなど、ほのぼのとした雰囲気でした。
活動場所の講堂では、生徒からのプレゼントとしてびゅんびゅんゴマを渡しました。
そのコマに生徒が名前を書く自己紹介ゲームや、じゃんけん列車で大盛り上がり。
ていねいに優しく接する生徒の頼もしい姿が、垣間見えました。
会の終わりには園児のみなさんからあたたかい歌のおくりものをいただきました。
司会や当日のおもてなしの企画は、ほぼすべてを生徒が担当。
「校内を回っているときに、好きなものを教えてくれた」
「緊張したけど、喜んでもらえてよかった」と、弾むように話していた4・5年生です。
両園のみなさんにも楽しんでいただけたら幸いです。ありがとうございました!
◆5年生×やまびこの森こども園のみなさん(6月20日)
◆4年生×神映幼稚園のみなさん(7月3日)
6月19日(木)、信濃毎日新聞社の記者・長沼さんに新聞づくりの基本を教わる出前授業をしていただきました。
2時間続きの授業のうち、1時間目は、普段私たちが読んでいる新聞の紙面構成を知ることからスタート。授業当日の新聞が生徒一人ひとりに配られ、題字(新聞の名前)、見出し、リード(前文)、本文などがあるという話に、耳を傾けました。
「読む人にしっかり伝える」には、5W1H=いつ(WHEN)、どこで(WHERE)、だれが(WHO)、何を(WHAT)、なぜ(WHY)、どのように(HOW)をしっかり書くとことが大切だと聞いた4年生。
文章を書くときの基本として、国語の学習とも深くかかわる内容です。
授業進行に伴い、1学期前半から調べてきた「長野県の魅力」の取材メモとワークシートをもとに、大きく3つの記事を書く準備を進めました。
新聞仕様の原稿用紙に書き始めると、長沼先生は一人ひとりの側にいって生徒のメモに視線を向け、より良い紙面づくりのアドバイスをたくさんくださいました。
4年生が「記者」として奮闘した2時間。長沼先生、ご指導ありがとうございました。
6月13日(金)は、Ⅰ期生(1~4年生)の遠足がありました。
先生たちが撮影した写真を見てわかる通り、どこも木々や花が美しく、学校から少し離れたところでいろいろな体験ができました。
1・2年生は一緒に信州スカイパークへ。
パーク内の草花や離着陸する航空機を見ながら、楽しく散策できました。
昼食後も元気いっぱい、木製遊具で思いっきり遊び、学校に戻るバス内ではぐっすり・・・の生徒も。
3年生の目的地は木祖村にある「こだまの森」。
メインイベントはイワナのつかみ獲りです。
泳ぎ回るイワナを捕まえては、「捕まえましたー!」と意気揚々と先生に報告。
その後、塩焼きにされたイワナを食し「おいしい!」を連発。
午後の木工体験では、慣れない手つきながらもナイフを使い、木を削ってスプーンを作りました。
4年生は、『登山遠足』と銘打ち、塩尻・鳥居峠から奈良井宿までの中山道歩きに挑戦。
江戸時代には"旅人泣かせ"とも言わしめた山道ですが、そこはさすがの4年生。
後ろ向きな言動もなく、みんなで声をかけ合いながら最後まで歩き切りました。
各施設のみなさま、おいしいお弁当を用意してくださった保護者のみなさま、ボランティアとして4年生に随行くださった保護者の方のおかげで、今年も無事に遠足を実施することができました。
様々な面でサポートいただき、ありがとうございました。
雲の陰は期待できない暑い日となった6月7日(土)、校友会保護者会の環境整備作業がありました。
全体集合より早く、つまりは生徒が合流する前に、多くの方が刈払機で除草作業にあたって下さいました。
朝のうちはこのような状態だった、1年生の教室の外は・・・
このとおりです!
Ⅱ期5~7年生と教職員も加わり、3時間ほどの作業を経て、構内がとてもすっきりしました。
日ごろは中々手が回らないところの整備に、「子どもたちのためですから」と汗を流してくださった保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
(2回目、8月31日は、おひさまに少し遠慮していただきたいと思います・・・)
ネットの正しい使い方を学ぶ『メディアリテラシー講話』。6月6日(金)は5~9年生、11日(水)は3・4年生を対象に、松本警察署・スクールサポーターの吉田様より学齢に合った特別授業を行っていただきました。
吉田先生は、「今は、パソコンやタブレット、スマートフォンといった機器を使わない生活は考えられなくなった。そういう時代を生きていくみなさんに伝えたいのは、"たかがネット"と考えないで、ということ。SNS上でも、悪いことをすれば犯罪者としてつかめるということを自覚して、適切にネットとつき合ってほしい」と話していました。
「1人1端末」が当たり前となった今、『ネットにつながることで犯罪にかかわる可能性がある』ことを理解し、機器やアプリを正しく使えるようになることは大きな課題です。
なんとなく、だらだらと長時間、使っていませんか?
人に知られたら困る使い方をしていませんか?
「正しい情報」が何か、わかっていますか?
「ネット上で顔の見えないだれか」を「知り合い・友達」と思っていませんか?
Ⅱ・Ⅲ期生の授業の終わりには、主任の先生から次のような話がありました。
「大人の自分でも、この1時間に初めて知る内容が多かった。一番安全なのはネットを使わないことだが、いまはそれこそが難しい。常に危険にさらされているという自覚を強く持ち、トラブルが起こったら、それが小さな芽だとしてもすぐに信頼できるところに相談した方がいいと強く感じた」
吉田先生は、「正しい情報を知るには、ニュースをしっかり読む・聞くこと」ともおっしゃっていました。
フェイクニュースに踊らされることなく、情報はネットでなくテレビや新聞社といったニュースメディアや、公の機関といった信頼できる情報源から発信されるものに触れなくては、ということです。
生徒対象の授業ではありましたが、子どもに日常的に触れる大人も、「手元」の危険性に十分注意する必要があります。ご家庭でも改めて、ネットや端末の使い方を話し合ってみてください。
コロナ禍に1回だけ見送った体育祭ですが、今年5月31日の開催で20回目を数えました。
信州スカイパーク・やまびこドームを会場に、29日と30日の現地リハーサルを経て相当疲れてもいたと思いますが、生徒はみんな意気盛んに本番を駆け抜けました。
20回目ということで、生徒発案で製作した紅白うちわを保護者のみなさんに配布。あたたかい声援とともにうちわを振っていただき、生徒の力を後押しすするものとなりました。
赤組も白組も、優勝に向けて一心不乱に戦い抜きました。
得点対象の12競技のうち6つを制し1分けとしていた白組ですが、最後の全校競技「大玉送り」で赤組が大きな勝ち星をあげました。
その結果、赤組216点、白組199点となり、第20回体育祭 総合優勝は赤組となりました。
お忙しい中ご来場くださったご来賓のみなさま、スカイパーク関係者のみなさま、音響設備をご提供くださったサスナカ通信さま、生徒の雄姿をたくさん撮ってくださったカメラマンのお二方、保護者や卒業生のみなさん、本当にありがとうございました。
5月15日(木)、2年生の「いじめ防止教室」を行いました。
松本警察署・スクールサポーターの吉田様が講師として来校され、2年生は話を聞きつつ、配られたワークシートを使いながら、いじめについての理解を深めました。
「いじめをしてはいけないことは、法律で決められている」
こう切り出した吉田先生は、まず、どんなことがいじめになるかを考える時間をとりました。
・人にけがをさせること、ぼう力
・人をばかにしたり、悪口を言ったりすること
・相手のことを考えない行動をとること
・仲間はずれにすること
(※2年生の発言、ワークシートの記述より)
続いて、「周りでいじめがあったら、あなたはどうする?」というお話。
・いじめられている人に「だいじょうぶ?」と声をかける
・いじめている人に、やめるように注意する
・見たり聞いたりしたことを先生に伝える
・見ているだけじゃなく、できることをして助けたい
(※前述に同じ)
生徒の発表ひとつひとつを、うなずきながら聞いてくださった吉田先生。
「こうした話を警察が話す意味は、"どんないじめも誰かを傷つける犯罪"になってしまうから。"いやだと思うこと"の種類や程度は人によって違うもので、自分が我慢できることでも、ほかの人が自分と同じように我慢できるとは限らない。みなさんが才教を卒業するまで、そしてそのあともずっと、相手を思いやれる人であってほしい」と結んでくださいました。
約40分間の講話のあと、2年生感想を聞くと、「みんなでなかよく楽しく過ごせているから、友達を大切にしたい」「自分がされていやなことは、他の人にもしないようにしたい」と話していました。