3月9日(金)、合同音楽授業を行いました。コロナ禍を経て、実に4年ぶりの開催です。また、講堂に小学生だけが集まることも久しぶりのことになります。
最初に全員で、校歌『われら地球の子』と『蛍の光』の練習を行いました。普段歌い慣れている校歌なのに、みんなで練習するとどこか新鮮な感じもします。お互いの声を聴き合うことで、更に深みのある響きになっていきました。在校生も出席する卒業式でも済んだ歌声を届けてくれると思います。
次に、各学年からの発表がありました。
1年生、2年生の元気な歌声。演奏はもちろんのこと、楽器の準備や後片付けなどもテキパキこなした3年生と5年生。Ⅰ期生の仕上げに生き生きとしたハーモニーを聴かせた4年生。リコーダー奏のまとめとして、息の合った柔らかいアンサンブルを演奏した6年生。そして、「9年生を送る会」の演目にもなっていた5・6年生合同の合唱『栄光の架橋』は、聴く人の心に響く熱い演奏でした。
生の音や合唱を近い距離で聴くことで、演奏する人の息づかいや心をより身近に感じることができ、6つの学年の全員が大変有意義な時間を過ごすことができました。
学年が上がっても、今回の演奏を思い出し、今後の演奏や表現につなげてほしいと思います。
★1年生
★2年生
★3年生
★4年生
★5年生
★6年生
★5・6年生の合唱
☆1~6年生が一堂に会しました
2月の終わり、「才教七つの基本方針」にあるように、日本の伝統や文化を大切にする活動のひとつとして、百人一首大会が行われました。大会は1~6年生まで学年別の開催で、こちらでは3年生の様子(2/28・水曜)を紹介します。
まずクラス予選がスタート。この日に備え、自分なりに目標を立ててきた3年生。休み時間や家で練習をしたり、歌を読んで覚えたりと、それぞれに工夫して取り組んでいました。どの子も「決勝戦に出るぞ!」という強い意気込みで、教室には、札を取る音だけが響きました。練習の成果を発揮して、上の句1文字目で手を伸ばせる子が多く、下の句を読むころにはすっかり取り終えている・・・そんなレベルの高い、白熱した対戦ばかりでした。
クラス予選を勝ち抜いた上位2名ずつが、学年1位の座をかけて決勝トーナメントへ。4名のファイナリストは、最後の1枚を取るまで粘り抜き、すばらしい戦いを見せました。
終了後は、勝った人にも負けた人にもあたたかい拍手を送り、惜しくも敗れた子に「がんばったね!」「すごかったよ」とねぎらいの声をかける姿も見られました。
一生懸命に頑張った友達の気持ちを大切にする心が育まれていることが感じられた時間でした。
6年生が2月26日(月)、道の駅「今井恵みの里」の方を学校にお迎えし、りんごジャム作りを行いました。
STEAM授業で防災について学習してきた6年生。震災等が起きたときの備えともなる保存食にも関心を寄せており、今回のプランを立てました。
長野県の特産品であるりんごですが、中には商品として扱うことができなくなってしまったものもあります。そうした果実は加工することで廃棄から逃れ、長期保存がきく食品になります。
生徒たちは、農産物加工に携わるみなさんの説明を聞き、包丁でりんごを薄くカット。砂糖と一緒に鍋に入れ、焦げ付かないように混ぜながらジャムを作り上げました。最後は瓶にオリジナルのラベルを貼り付けて完成!
「家族でおいしく食べることができた」と嬉しい報告が相次ぎました。
今井恵みの里の皆様には、りんごの収穫体験と今回のジャム作りと、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。
【生徒の感想】
ジャムはいつも食べているものだけれど、自分で実際に作ってみて、できあがるまでの大変さを知った。日頃から食事に感謝の気持ちを持って過ごしたい。
11月の収穫体験の模様はこちらからご覧いただけます。
-6年生がリンゴの収穫体験(投稿日:2023/11/20)
調理前の説明
2月22日(木)、iML国際算数・数学能力検定協会が主催する「算数・数学思考力検定」が行われました。検定に挑戦したのは5年生から9年生の『数才クラス』の生徒で、1年間の活動の集大成として毎年受検しているものです。
数才クラスを担当している先生から、検定当日の様子や普段の取り組みについてお話を伺いました。
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「算数・数学思考力検定」とは、算数・数学の問題を解くことを通じ、身についている「思考力」の程度を知るための検定です。
日常のあらゆる場面で問題解決を求められますが、問題に直面したときには、解決に至るまでの筋道をいくつも考え、その中から最適な組み合わせは何かを判断しなければいけません。そのために必要となるのは、物事を論理的に考える力や、新しいものを発見したり創造したりする力となります。
数才クラスでは、日ごろからその「思考力」を鍛えるために活動しており、普段授業で使う教材とは違う、難易度の高い問題に触れることで、自分でじっくり考えたり、時には仲間と問題を解決したり、そういった時間を大切にしています。お互いに切磋琢磨しながら思考力を鍛えつつ、さらには、より算数・数学の奥深さや楽しさを実感している様子がうかがえ、いつも嬉しく思っています。
検定当日は、数才クラスのいつもの雰囲気とは違い、多くの生徒が緊張している様子でしたが、いざ検定が始まると、夢中で鉛筆を走らせていました。
検定後は皆清々しい表情をしており、集中して難問に立ち向かった達成感がにじみ出ていました。
数才クラス担当
検定中の小学生
同じく中学生
自己の表現力が磨かれるプレゼンテーションコンテスト。
才教学園3大イベントのひとつです。
調査から研究、そして発表する、という社会で行われるプレゼンテーションの一連のプロセス同様に行われ、毎年数々の「名プレゼン」が生まれています。
プレゼンテーションコンテスト(本選)
日時 2月21日(水) 10:00~12:30(予定)
場所 才教学園小学校・中学校 講堂
一般の方もご覧いただけます。ご希望の方は以下のページからお申し込みください。
1月29日から今日までの4日間、本校三大行事のひとつである「プレゼンテーションコンテスト」に向けて、5年生から8年生でクラスごとに予選が行われました。
生徒たちの表情には緊張の色も見えましたが、身ぶり手ぶりを交えたり、スライドを示したりしながらプレゼンをしていました。
保護者のみなさんには、例年のように審査をお願いしました。「聞く姿勢」を整え、ひとりひとりの発表に耳を傾けていただき、ありがとうございました。
審査により選ばれた代表者による本選は、2月21(水)に行われます。
あす2月2日から来週半ばまでは1~4年生の授業参観です。
「結果を示す、まとめの3学期」にふさわしい内容をお届けしますので、保護者のみなさんはどうぞ当日を楽しみにご来校ください。
●8年生の予選の様子(1月29日)
●5年生の予選。保護者のみなさんを元気な声でお迎え(2月1日)
1月20日(土)、塩尻文化会館レザンホールで行われた第33回中信地区小・中学校重唱大会に参加した合唱部は、小学校、中学校の各部で金賞をいただきました。
「令和2・3年度はコロナ禍のため中止。昨年度は観客のいない会場で歌って帰っただけ。今年度はやっと他校の演奏も聴くことができたうえに、保護者の皆さんにも聴いて頂けるとあって、やっと「歌える日常」が戻ったと思える大会でした」
そう話す顧問の先生に、当日の様子と今年度の活動について、もう少しお話を伺いました。
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重唱大会は、午前中が中学校の部でした。
部員4名と8年生から頼もしい助っ人2名の計6人で、アカペラ女声4部合唱「アナと雪の女王」より「レット イット ゴー~ありのままで~」に挑戦しました。
練習開始が少し遅くなってしまったこともあり、曲の完成まで時間がかかりましたが、それがかえってメンバーの気持ちをまとめることにつながりました。技術的なことも互いに言えるようになり、最後は笑顔でノリ良く楽しく歌えました。"胸を張って自分を力強く肯定し、前に進もう!"という応援歌を、高らかに表現できたと思います。
コンクールでは正統派の演奏がほとんどで、ポピュラー曲であることが審査にどう影響するか、少し懸念がありました。しかし、本来の曲の前奏、間奏部や伴奏、リズム等をすべてアカペラで奏でることに加え、その伴奏部分と主旋律を歌うパートも次々に入れ替わるという難易度の高さを認めていただけることを期待して、選曲しました。
午後、小学校の部は7名で中山晋平作曲の「蛙の夜まわり」「しゃぼん玉」をアカペラで歌いました。男子2名が変声期に入り声が出しにくかったのですが、それぞれ工夫し、パートで助け合いながら練習を進めてきました。
音程を取るのはスムーズでしたが、「歌に表情をつける」ところで戸惑いを見せたメンバー。顧問の目から見ると、みんなひたむきで、普段ハメを外して騒ぐこともなく、歌もキッチリ真面目に仕上がります。それはそれで素晴らしいけれど、もう一歩進めてユーモラスな楽しさなども生み出せればと思いました。そのことを伝えると、メンバーはそれを受けてまた真面目に取り組み、楽しい歌に仕上げることができました。審査員からもとても高い評価をいただくことができました。
小、中各部での金賞もさることながら、後日学校で行った振り返りの会で、ほとんどの生徒が仲間への感謝を口にしていたこと・・・そこに、何より成長を感じています。
重唱、合唱は一人では成立しない芸術です。補い合い、また切磋琢磨しながら技術を高めて作り上げるものだと実感できた、今年度の活動でした。
最後になりますが、雪が降る中、生徒たちを送迎して下さった保護者のみなさん、誠にありがとうございました。
合唱部顧問
本番直前の練習(中学生)
歌い終わった後の中学生。雪が降る中でもこの笑顔
小学校の部でも金賞、おめでとう!
1月23日(火)、4年生から8年生が参加するスキー・スノーボード教室を開催しました。
晴天の木祖村・やぶはら高原スキー場では、初級コースで慎重に講習を受ける生徒、リフトを乗り継いで上級者コースへ向かう生徒・・・レベルも様々でしたが、終日楽しそうに滑走する姿が見られました。
リフトに乗ると、雪上のあちこちに連なる足跡が見つかります。そこで何の動物のものかを当てるクイズが始まったり、樹上に大きな枝のかたまりを見つけて空想を広げたりと、会話に花が咲きました。
午前の時間いっぱいまで滑り、昼食には美味しいカレーをいただきました。大半の生徒がおかわりをして、午後の講習へ向かいました。
最後には、「もう一回だけ滑りたい!」と、終わりを惜しむ声。限られた時間の中ではありましたが、冬の信州を満喫し無事に帰校することができました。
ご指導いただいたインストラクターの皆様、昼食会場の鉱泉ヒュッテとやまびこ食堂ほかゲレンデ関係者の皆様、バスドライバーの皆様、ありがとうございました。
第49回長野県アンサンブルコンテスト中学校の部・松本地区大会が1月7日に行われました。
例年は1グループが出場していたアンサンブルコンテストですが、今年度は久しぶりに本校から2グループがエントリー。中学生の大会ではあるものの、どちらも6年生から8年生で構成しました。
人数が多くない分、合わせやすいアンサンブル。しかし、その一方で、指揮者がいないために自分たちでタイミングを揃える、という独特の難しさが内在しています。
特に小学生にとっては初めてのアンコンであり、まずはアンサンブルの形に慣れるということに大変な苦労がありました。
それでも、限られた時間の中で音楽をまとめ、演奏することができました。他校の演奏を聴くことは自分たちの課題に気づく機会でもあり、今後の練習につなげられる有意義な大会となりました。
また、生徒たちは会場係としてドアの開閉や観客の誘導など、運営側としても大会に携わらせていただきました。
応援してくださった生徒のみなさん、保護者の皆様、活動に携わってくださった皆様、ありがとうございました。
《大会情報》
第49回長野県アンサンブルコンテスト
中学校の部 松本地区大会
令和6年1月7日(日) 松本市音楽文化ホール
管打六重奏 銅賞
マクダウェル作曲 忘れられたおとぎ話より「妖精の国」「仕立て屋と熊」
安永理沙(8年)、荻原知香、須藤爽斗、栁沢美緒(以上7年)、花岡心春、須田未羽(以上6年)
管打四重奏 銅賞
下田和輝作曲「雪合戦」
山崎花峰(8年)、宋語唯、宮下花(以上7年)、細萱千陽(6年)
管打六重奏のメンバー
管打四重奏のメンバー