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第Ⅱ期[ニュース&トピックス]

リモートvs対面「どちらの授業が効果的?」 生徒会ディベート

 12月6日(金)、生徒会ディベートが行われました。
 ディベートは5~8年で学級ごとに開催され、9年生がファシリテーター(進行やサポートをする役)を務めました。
 『リモート授業は学校での対面授業よりも、学力向上に効果的である』をテーマに、肯定派と否定派に分かれて活発に意見を戦わせました。
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◎肯定派(リモート授業が効果的)の意見
・自分のいる場所で集中して取り組める
・通学その他にかける時間を短縮し、学習時間が確保できる
・スライドや画像の共有ができて便利
・先生や黒板が見やすい位置にカメラなどの配信機器を設置できる

◎否定派(対面授業が効果的)の意見
・実験や実技教科はやはり対面で行われるべき
・直接登校することで生活リズムが整うし、対面で集中した方が知識の定着のためによい
・家など学校ではないところでは、集中を妨げるものが多い
・リモートでは疎外感を感じたり、画面の画像を保存(スクリーンショット)して満足したりしそう

 それぞれの主張を発表したあとは、質疑応答、自由発言の時間があり、肯定派も否定派も熟慮して自分たちの主張を述べていました。記録係もグループ内での意見を速やかにまとめるなど、それぞれの役割をしっかり果たしていました。

 各教室を巡回してディベートの様子を見た現生徒会役員は、「コロナでリモートと対面(の授業)を両方経験したからこそ、どちらの意見も持っていると思う。無作為に肯定派、否定派に分けられた中で一人ひとりが発言の機会を持ち、論破ではなく相手を納得させられる話し合いのスキルが高くなると思う」と話していました。
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◆8年生の話し合いを見守る現会長の安藤さん(後列)

薬物乱用防止教室 「じぶんごと」として考える

 12月3日(火)、5年生と7年生を対象に「薬物乱用防止教室」を行いました。薬剤師の髙田弘子先生が、医薬品の正しい使い方、間違った使い方などについて丁寧に説明してくださいました。
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 酒やタバコ、違法薬物といったものが体内に入ると、脳が委縮したり(一度傷んだ脳は元に戻らない)、「それがないといられない・やめたくてもやめられない」依存症になったりします。髙田先生は、アルコール依存症を経験した方と話したことがあり、その方は「お酒の誘惑はとても身近で、毎日が禁酒との戦い」と言っていたそうです。

 また、若年層を中心に増えている「オーバードーズ(OD)」についても話がありました。手に入りやすい市販薬などを、決められた量を超えてたくさん服用するのがOD。異常行動や死亡事例もある深刻な問題です。一時的に辛い気持ちを紛らわしたいとか、SNS上の情報を目にしたなどを理由に気軽に摂取してしまう10代も多い、とうことです。
 SNSの問題については先日メディアリテラシー講話でも触れたところですが、同じ年代の子たちがそうした現状にいることを、生徒たちが自分事として考える機会になったのではないかと思います。

・薬は、正しく使ってこそ"薬"
・心身が辛いときに頼るべきは周囲の人たち。薬やSNSではない
・食事・睡眠・運動で体を健康に、自然治癒力を高めよう
・自分を大切にして、小さくても目標をもって前向きな生活を

 髙田先生には、薬物の危険性と、自分の心と体を守る方法を教えていただきました。ありがとうございました。

カプセルや錠剤は、成分や効果を考えての形状

濡らした指に簡単につくカプセル。服用時はのどに貼りつかないよう多めの水や白湯が◎

1月26日(日)第3回入学選抜試験(最終入試)

第3回 入学選抜試験


今年度最後の入学選抜試験となります。


日時:令和7年1月26日(日)

対象:新1~9年生

出願期間:1月14日(火)~1月17日(金)

合格発表:2月1日(土)



入学願書の請求、お問い合わせはこちらから


学校・入試説明会(1月11日)へのお申込みはこちらから


幼稚園実習 8年生が手作りおもちゃや歌で交流

投稿日:2024.12.03

お知らせ 中学校 第Ⅱ期

 家庭科の授業の一環で11月19日(火)、8年生が実習を行いました。
 松本南幼稚園に到着するなり園庭で大歓迎を受け、緊張がほぐれて笑顔になる8年生。幼稚園主任の先生から、「園児たちは、才教のみなさんが来ることを楽しみにしていました。一緒に楽しんで」とおっしゃっていただきました。

 教室ではまず、将来の夢を発表しつつ自己紹介。それから、持参した手作りおもちゃの説明をして、一緒に遊び始めました。園児の笑顔と歓声に応えながら、笑顔で声をかけ、自分達よりずっと小さい子ども達に気を配りながら頑張る8年生の姿が見られました。よく考えて作ったおもちゃでしたが、予想外の反応に多くのことを学ぶことができました。

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 ときに喧嘩をしたり泣き出したりする園児の対応に苦慮していると、担任の先生が助けてくれ、「優しくゆっくり話すと、みんな落ち着いて遊びに戻っていった。幼稚園の先生はすごい」と話す8年生でした。

 お別れの会では、幼稚園のみなさんが「とんぼのめがね」「やきいもグーチーパー」、8年生はさいきょう祭で披露した「Tomorrow」を贈り合い、最後に大きな輪を作って「さんぽ」を歌いました。
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 園長先生から、「楽しく遊べましたか。先日のさいきょう祭で見た『アニー』がすばらしかったことを、今日の歌声で思い出しました。また遊びに来てください」とお話しいただき、8年生は「楽しかった」「また行きたい」と話しながら、ほっとした面持ちで帰校しました。

 授業で「幼児の生活と家族」を学習し、7月には学校で「赤ちゃん先生クラス」を実施。これに続く施設訪問として本校生徒の実習を快く受け入れ、貴重な体験をさせてくださった松本南幼稚園のみなさん、ありがとうございました。

5年生出前授業『トヨタ未来スクール』

投稿日:2024.11.30

お知らせ 小学校 第Ⅱ期

 社会科で産業を学ぶ5年生。11月29日(金)はNTPトヨタ信州より3名の社員さんに来校いただき、車の製造工程や経済、環境との関わりについて理解を深める出前授業を行いました。
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◆クラス全員で三択クイズに挑戦。予想的中なるか!

 この50年でわたしたちの生活は大きく変化し、豊かさと便利さを得た一方で環境破壊の問題も深刻化。「二酸化炭素を排出しない」「低燃費」といった特徴を持つ"環境にやさしい車"の開発、生産が進んでいます。
 主流のハイブリッドカーや水素を電気に変えて走る車が紹介されると、これらが登場する新しいCM「電気で走るトヨタ」を見たことがある生徒もいました。
『カーアンドエコゲーム』では、一人ひとりが自動車工場の経営者になり、環境問題に配慮しながらクルマ作りをして利益を上げるために奮闘。5年1組では最終的に2000万円以上の利益を上げた生徒がおり、社員さんからは「この金額は中々見たことがない。すばらしいです」とお褒めの言葉をいただきました。
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◆アドバイスをもらいながらゲームを進め(↑)、1~3位の発表(↓)
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 授業の終わりには、自分がすぐに取り組めるSDGs活動を考えました。節水、節電、リサイクル、ごみを減らす、おやつを減らす(⁉)などの"宣言"、ぜひ実践していきましょう。

 くらしと密接にかかわる自動車産業に従事する人々の工夫や努力を教えてくださったトヨタ社員のみなさん、ありがとうございました。


〈5年生の感想〉
・水素だけで走る車もあってすごいと思った。空気を汚さない、こういう車がもっとたくさん走るようになったらいいと思う。
・ゲームは、利益を上げることと環境への影響に気をつけること、両方のバランスを取ることが難しかった。
・今もそれなりにむだのない生活を心がけているけれど、今日の授業の内容を家で話し、みんなで少しでも、「むだ」や「もったいない」を少なくしていこうと思う。

プレゼントまで、ありがとうございました

「危険もあるメディア、上手に使う力つけて」 情報リテラシー講話

 11月28日(木)、7~9年生とこの学年に関わる教職員120名あまりを対象に、学外の先生を招いてメディアリテラシーについての授業を行いました。
 「子どもとメディア信州」よりメディアインストラクターの吉崎浩一先生から、「電子メディアを正しく使おう~ネットの怖さを知る~」というテーマでご講話いただきました。
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メディアリテラシーとは「正しく使いこなせる力」のこと
「宿題や課題をまったくやらない人」と「勉強もするがネットにもそれなりの時間をかける人」では、テストの点数が変わらないという研究結果がある。学力低下が心配なら、ネット、SNSはやめるべき----
 吉崎先生は冒頭から、ネット依存や間違った使い方がもたらす怖さを率直に説き、「被害者、また加害者になる可能性は誰にでもあり、そうしたことが原因で自分や親、周囲の人が不幸になることのないように。行動範囲、生活範囲がどんどん拡大していく前に、正しく、上手にメディアと関わる力を養って」と呼びかけました。

【今回のまとめ】
・真偽や善悪の判断ができないなら、使用・利用を一旦やめる
・他者が嫌がることをするのはいじめを通り越して「犯罪」である
・利用規約をよく理解せず、自分で責任を取れないことはしない
・もしトラブルがあったら、早く相談機関に連絡すること

 講話のあと、9年生のある生徒は、「私たちにとって、ネットは切っても切り離せないもの。そうした"社会"の中で生きていくことが当たり前だからこそ、吉崎先生の話は自分事として捉えることができた。情報と機器の危険性を理解し、しっかり考えたうえで使いたい」と話していました。


〈巣山教頭より〉
 本校ではメディアリテラシーに関する授業を年2回実施しています。7~9年生のみなさんは、吉崎先生の今日の話をどう受け止めたでしょうか。才教生対象の利用実態アンケートの結果を見ると、少し残念に思うところもありました。
 iPadやご家族所有のスマートフォンなどで外の世界と簡単に繋がれること自体が悪いのではありません。本校で学ぶ意義、機器使用に関するルールはどういった目的でつくられたのかを今一度よく考え、正しく活用できる人になってほしいです。

からだ・こころ・いのちの話 助産師・石井先生の授業

 ひとの性について正しく学び、望ましい行動がとれるようにすることをねらいとした性教育授業を行いました。
 3~9年生を対象に学年ごと異なるテーマを設定し、今年も助産師の石井美恵子先生が命の大切さを教えてくださいました。
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 11月26日(火)、5年生の授業では、妊娠と出産についてスライド教材を使った説明が行われた後、等身大の赤ちゃん人形を使い、重さを体感したり適切な抱き方を教わったりました。曲げた自分の腕に人形の首をしっかり乗せ、「意外と重いんだね」「手足がこんなに小さいよ」と言いながら、笑顔で上手にあやすように抱っこしていました。
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 他の学年でも、「心と体の変化、性の多様性(7年生)」、「お互いを尊重した付き合い方と性被害(8年生)」など、自分と他者を守るために知っておくべきことがたくさん示されました。
 ここまで3週かけてすべての授業を行ってくださった石井先生、ありがとうございました。

重工業産業と思いやりを学ぶ旅 5年生宿泊研修

投稿日:2024.11.26

お知らせ 小学校 第Ⅱ期

 11月20・21日の2日にわたり、5年生の宿泊研修がありました。
 初日、本校でははじめての訪問先となった日本製鉄の名古屋製鉄所では、スラブと呼ばれる厚さ25㎝の鉄のかたまりが切断される様子などを見学。大迫力の製造過程に、生徒たちは興奮している様子でした。
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(上:超巨大な高炉マンテルを見学中)


 2日目は、トヨタ産業技術記念館へ。動力織機からスタートしたトヨタの歴史と自動車部品の製造工程を見学しました。また、あいち航空ミュージアムでは、飛行の仕組みを学ぶことができました。幸運なことに5年生が到着したタイミングで、その日に展示飛行を終えた「ブルーインパルス」に遭遇しました。
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 学年主任の先生は、「周囲への思いやりを意識しながら過ごした研修を終え、生徒たちは一回り成長したように感じる。この経験を日々の学校生活の中で活かしてくれることを切に願っている」と話しています。

展示機の中で笑顔を見せる5年生(あいち航空ミュージアム)

「保存食」学ぶ6年生 リンゴの収穫と加工場見学 

投稿日:2024.11.21

お知らせ 小学校 第Ⅱ期

 STEAM授業で防災・減災について学んでいる6年生。被災時の困りごとにも理解を深めているところですが、そこはもちろん「食」に関わることも含まれます。有事の際は、いつでも、どこでも、なんでも食べたいものが手に入らないことは想像に難くありません。
 しかし、そうした状況でも頼りになるのが保存食。その保存食づくりの学習の一環として11月19日(火)、「道の駅・いまい恵みの里」でリンゴの収穫を含む校外授業を行いました。
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 猛暑の影響か豊作とは言えないそうですが、本当にありがたいことに一人5個ずつ収穫させていただきました。天候に恵まれたものの、最高気温は10度に達しないという寒い日でしたが、畑ではみんな楽しく、節度を守って活動することができました。

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 加工場ではリンゴがジュースやジャムになる過程の一部を知ることができました。このリンゴに限ったことではありませんが、たくさんの手をかけて育てられた農作物などの食べ物を大切にする気持ち、農業を営む方への感謝の気持ちも強くなったと思います。この日の学びを、今後予定しているジャム作りにしっかり還元していきます。生徒に大切な機会をくださった道の駅と加工場のみなさん、ありがとうございました。

 6学年主任の先生によれば、学校に戻るバスの中では、収穫したリンゴを一生懸命磨く姿が...。教室にはピカピカと光るリンゴが並んだとのことです。

『武道』授業 7~9年生の体育

投稿日:2024.11.18

お知らせ 中学校 第Ⅱ期 第Ⅲ期

 今年も信学会理事長の小林経明先生にご来校いただき、7~9年生の体育で武道・空手の授業を11月15日(金)に行いました。
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 空手は日本の伝統的な礼法を重んじ、心・技・体を鍛える武道。それゆえ、授業時の挨拶も引き締まったものになっていたように思います。まず準備運動で体をほぐし、立ち方や構えに始まる基本動作を教わりました。小林先生から手ほどきを受けたのは、基本形三より「平安初段」「平安二段」。演武形式の「形」で動きを覚え、一部学年では対人形式の「組手(約束組手)」にも挑戦しました。
 授業の終わりは、すっかり恒例となった正拳突き。7・8年生は10回、9年生は30回連続です。技を出すのと同時に「エイッ!」と声を発するのですが、1回目の突きから「声が小さい!もう一度!」と指導が入ること数回・・・正面を見つめ、真剣な表情で取り組む姿が印象的でした。最後までやり切った生徒の顔は、疲れの色もありながら晴れやかに見えました。
 小林先生、ありがとうございました。

【生徒の感想】
・過去2回のときのことを思い出し、スムーズな体運びができた(9年生)
・「平安初段」を、もっときれいに決められるようになりたかった(9年生)
・年1回の指導なので、気合を入れて授業に臨むことができた(8年生)
・今年はあまり上手にできなかったので、来年はもっと頑張りたい(8年生)
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休憩時間、和やかに談笑する小林先生と9年生
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