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体育祭レポート2017

閉会式  嬉し悔しも「全力」の結果

投稿日:2017.07.11

 全選手が整列、閉会式の始まりを告げるアナウンスが流れました。


かけっこ・短距離走で学年1位となった選手の表彰が終わり、いよいよ成績発表のときです。午前の部を終えた時点で、赤組142点、白組144点と、例年にない接戦だった今年の体育祭。審判長による最終結果の発表は、赤組222点に対し白組234点となり、第13回体育祭は白組が優勝カップを手にしました。


喜びを隠さない赤組の選手と、悔しさをこらえきれず涙する白組の選手。この感情も、力の限り戦い抜いたからにほかなりません。


また、今年のMVPは、タイヤ取りでの雄姿で多くの人に感動をくれた赤組の野村くんに贈られました。


 


【校長挨拶】


白組のみなさん、優勝おめでとう。肉薄した素晴らしい勝負でした。白組の勝利への執念が、赤組のそれを一枚上回っていたのかなと思います。みんなの力で得た勝利を喜ぶとともに、赤組に敬意を表し、健闘を讃えてください。


赤組のみなさん。その想いこそが財産です。心の底から湧き出る悔しさ、正義の怒りといったものは、人間を動かす大きなエネルギーになります。恥じることはありません。下を向かず前を向け。きみたちの素晴らしい戦いは、先生の胸にしっかり残っています。


全力だからこその、嬉しさと悔しさ。全力だからこそ、絆を深め、お互いを認め合える。全力だからこそ美しい。私は今、ものすごく感動しています。全力で戦い抜いたみなさんに、感謝の言葉を贈ります。


 


【本部長挨拶】大日方くん(9年)


勝負にこだわった体育祭が終わり、それぞれにいろんな感情が湧き出ていると思います。学年の枠を越え、自分の力の限界を越えようとした努力は、絶対に忘れないでください。私自身、本部長を務める中で、先生や後輩にたくさんの力を頂いたこと、そして、最後の体育祭を迎えた9年生の仲間の協力、努力があったことは絶対に忘れません。


作り上げることの大変さを感じましたが、一人ではできないことも、仲間を信じて全力を尽くすことで乗り越えられました。みなさんも、ここで培ったことを、普段の生活でも生かしてください。

総合優勝の白組 飯嶋キャプテンと關団長

MVP 野村くん

泣いても笑っても最終対決! 大玉送り

投稿日:2017.07.11

 最終対決は大玉送り。1年生から9年生まで、全員参加で行われるこの競技は、大玉を落とさないように頭上を通過させていきます。一日フルパワーで戦い続けてきた赤白両軍の選手たちは、30点を手に入れるために最後の頑張りを見せました。競技に直接参加しない先生たちも、応援席からエールを送ります


 


スタート位置から走り、大玉を抱える各組の正副キャプテンと団長、副団長。半円状に並んで玉を送っていく選手たちの横を、玉を見守るように並走していきます。折り返して今度は反対向き、1回戦で先にゴールに大玉をセットできたのは赤組でした。


大玉を交換しての2回戦。ふわりと浮かんでしまう大玉を白組は途中で落としてしまい、そこから再スタート。一方、赤組の大玉は選手の上を滑らかに転がり、ほとんどミスなくキャプテンたちの手でゴールに戻されました。


 


最後に大きな勝利をつかんだ赤組。喜びあいながら退場門へ走り込んでくる選手たちも、それを迎える先生たちにも、笑顔があふれていました。

1回戦 赤組

1回戦 白組

2回戦 赤組の大玉がゴールへ

本気の競り合い 7~9年生の大綱引き

投稿日:2017.07.11

 体育祭の競技も残りわずか。直前の綱引きで勝ち星をつかむことができなかった赤組にとっては、この大綱引きで巻き返しを図りたいところ。しかし、勝ちにこだわるという点では、白組の思いも同じです。選手たちは、後輩の祈るような思いも背負い、チーム一体となって大綱を握ります。


 


1本目は通常の綱引きです。開始直後は赤白互角の様子でしたが、時間の経過とともに、綱は白組の陣地へ引き込まれていきました。まずは白組に1勝です。


2本目は「走り綱」。綱と垂直に並んだ選手たちは合図とともに綱に向かって走り出し、我先にと握ったそばから綱を引き始めます。走り込む選手たちの勢いで、足元からは砂煙も立ち、右に左にうねる大綱。何とか3本目に持ち込もうとする赤組のパワーに屈することなく、見事に綱を引き切った白組が勝負を制しました。

2回戦の走り綱。綱と垂直のラインから走り出します。

180人の力くらべ Ⅰ期生の綱引き

投稿日:2017.07.11

 午前中の出番が多かった14年のⅠ期生。競技に出場する先輩たちの雄姿を見たり、声援を送ったりと、体育祭を元気に盛り上げてくれた180人が、綱引きに臨みました。


チームキャプテンの「絶対勝つぞ!」の掛け声に合わせ、「オー!」と高らかに叫んでやる気も充分! 勝負のときが近づきます。


号砲が鳴ると、各組ともに先生の掛け声と旗に合わせ、選手たちが腰を落として一斉に綱を引いていきます。綱の中央に巻かれた印が白組の先頭ラインにかかり、1回戦は白組が勝利しました。


陣地交代しての2回戦。赤組も負けてはいられません。引き分けに持ち込んで、3回戦につなげようと必死に踏ん張ります。これでもかというくらいに綱を握る手に力を込め、両者しのぎを削る戦いを見せましたが、赤組の健闘も及ばず、白組の粘り勝ちとなりました。

9年生のタイヤ取り 目が離せない大激闘 

投稿日:2017.06.23

 毎年大きな注目を浴びるタイヤ取りは、9年生が出場しました。1回戦は女子対決、2回戦は男子対決でした。群がるようにタイヤに駆け寄る選手たちは、滑り込んでタイヤに手をかけます。意地とプライドをかけた戦いは、両軍一歩も譲らず、鬼気迫るものを感じるほどでした。


特に2回戦男子対決の延長戦は、赤白の各代表者がタイヤを軸に引き合い、くるくる回りながらの大激闘となりました。拮抗した戦いは、赤組の選手の力が白組のそれを上回り、タイヤを赤組に運び決着をつけました。競り勝った赤組の代表は険しい表情を崩さないままでしたが、固唾を飲んで見守った仲間と喜んでいました。


 


そして男女混合で行われた3回戦。両軍総出の戦いです。ポイントの高いタイヤを獲るか、数でポイントを稼ぐか…そんな駆け引きもありつつ、やや赤組が優勢かと思われたところで時間いっぱいになりました。


延長戦は赤白ともに男女ひとりずつでの決戦で、残されたタイヤはふたつ。号砲と同時に白組2人は大きい方のタイヤに向かい。21で白の陣地へタイヤを引き込もうとしますが、ふいにバランスを崩して白組が転倒。白組の選手は手を放すまいと必死につかみますが、先に小タイヤを確保して戻った赤組女子選手の援護もあり、タイヤは一転赤の陣地に叩き込まれました。


 


しかし、赤組の健闘もわずかに及ばず、この競技で赤組10点、白組は20点を獲得。午後の応援合戦、Train-Trainを続けて制し、総合得点で引き離しにかかった赤組に、白組が待ったをかける事となりました。

足並みそろえ全力でチームのもとへ 7・8年生「台風の目」

投稿日:2017.06.21

 「台風の目」は、4人一組で1本の長い棒を持って走るリレー競技。走者たちは棒を持って横一列に並ぶので、まずは4人の足の速さが揃うようにチームを決めて練習をしてきました。


コース内4か所に置かれたコーンを、曲がらない棒を持ったままでぐるっと1周するのですが、これが少々厄介もの。走るスピードと相まって、外側を走る選手は必然的に歩幅が大きくなるし、内側では足踏みよろしく、外に向かおうとする力を中心に引き止めなくてはなりません。そこで、「棒を持つ腕は隣同士クロスさせる」、「内側3:外側1のバランスでコーンを回るといい」など、研究を重ねた78年生なのでした。


また、順番を待つ選手たちの足の下に棒をくぐらせたり、頭上を通過させたりするので、待つ方も気が抜けません。


 


赤組も白組も男女問わずダイナミックな走りを見せましたが、最終ポイントであるバーを一斉に超えることができずリスタートになるチームもちらほら…。これが手痛いタイムロスとなってしまい、結果的にミスの少なかった白組が先にアンカーチームへバトンタッチ。そのままゴールして勝利となりました。

仲間を信じて前進あるのみ! Train-Train

投稿日:2017.06.17

 むかで競争と九人十脚のリレー形式でバトンをつなぐ「TrainTrain」は、5年生と6年生による競技。徒競走と異なり、個々の体格や走るスピードの違いを考える必要があります。この2学年は、午前の大綱引きでも力を合わせた戦いを見せてくれましたが、さて今回は…


 


 「始めのいーっぽ(一歩)!!! せーのっ!」


 


 出だしが肝心とばかりに、赤白両チームの第一走者たちが走り始めると、順番を待つグループからは「いいぞ!」「がんばれ!」と大きな声援が飛び交いました。試行錯誤しながらの練習を乗り越え、どのグループも安定した走りでした。たとえ途中で転んでしまっても、次のグループにバトンを渡すため、すぐに立て直して懸命に走り始めます。特に6年生チームともなると歩幅が大きくスピードも上がり、並走する審判の先生も本気の走りになるほどでした。


 


チームメイトの肩をがっちり抱き合い前進する選手たちからは、足だけでなく絆も強く結ばれている様子が見て取れました。


序盤から優勢気味だった赤組。最後まで素晴らしい走りでリードを保ったままゴールし、勝利を収めました。

工夫を凝らしたパフォーマンスを披露 午後の応援合戦

投稿日:2017.06.16

 この体育祭2回目の応援合戦に、団長の笹木くんと關さんは袴姿で登場。緊張を纏いながら、静かに開始を待ちます。


2人の発声を合図に、両陣営から勢いよく駆け出してきた選手たちは、迷うことなくそれぞれのポジションにつきました。


 


先攻の白組は、三三七拍子に続き応援歌へ。


♪勝つのは白組 騒げ 壮大にアクション


♪大観衆の目の前で一旗揚げましょう 優勝目指せ!


 關さんの掛け声で、最後のポーズまでビシッと決めました。


 


赤組も三三七拍子を終えるとオリジナルの応援歌を歌いました。


♪ひとつひとつの勝負に燃えて 戦うだけさ


♪赤組 本気を出して勝利掴んでやるぞ!


歌いながら腕を前へ伸ばし、列ごとに左右へ分かれて歩いたり、くるっとターンしたりと、振り付けでも味のあるパフォーマンスを見せました。


 


※応援歌の歌詞はそれぞれ一部を抜粋しています。

熾烈な争い 選抜リレー

投稿日:2017.06.15

 午前の最後は、男女別の選抜リレーでした。選手として走るのは5年生から9年生。選手も、そして熱い声援を送る生徒も、全員がひとつになって盛り上がれる競技です。赤組のバトンは赤色と黄色、白組も白色と青色のバトンを持ち、両軍2チームずつで戦います。


号砲と同時に走り出す5年生。見事な走りでトラックを1周するごとに、バトンが6年生、7年生へとつながれていきます。アンカー9年生まで息をつく間もなく継走が行われる様子は、男女ともに「騎虎の勢い下ることを得ず」といったところ。


特に男子リレーの後半、高学年選手の順番ともなると、バックストレートで前の走者を追い越すシーンもあり、目の前で繰り広げられる快進撃に保護者席からも大きな歓声が上がりました。


トップでゴールを駆け抜けたのは白組。赤組は惜しくも及ばずの結果となりましたが、全力でひた走る姿は紛れもなく称賛に価するものでした。

女子リレー

男子リレー

お父さんたちも大奮闘! 保護者綱引き

投稿日:2017.06.15

 定番の綱引きは、保護者競技としても行いました。呼びかけに応じて多くのお父さん、お母さんが集まってくださいました。


 小松校長の号砲を合図に、顔を真っ赤にして力の限り綱を引っ張り合う両軍。体育祭ならではの頼もしい姿を見て、子どもたちもありったけの声で応援していました。


互いに一歩も譲らず、勝負は一勝一敗の引き分けに終わりました。


 参加いただいた保護者のみなさん、ありがとうございました。

白組

赤組