6月14日(金)は、1~4年生の遠足でした。
各場所では「その道のプロ」にもお世話になりました。いろいろとありがとうございました。
そんな当日の様子を、学年の先生方から少しご紹介。
◎1・2年生/アルプス公園
気温が高いながらも晴天に恵まれ、一日アルプス公園で過ごしました。
東駐車場から歩き始め、アルプス公園の北側にある自然豊かな道を歩きました。森の里公園を過ぎて、いよいよ山道へ。養老坂から山ノ神、花の丘に至るまでが、一番大変な道でした。花の丘ではみんな頑張って登り切った様子が感じられました。
その後は動物を見に行きました。今動物の広場がリニューアル中でしたが、生まれたばかりの小さなサルがいて、親のサルが子どもを守るように抱えた場面を見ることができました。みんなから「かわいい!」の声が上がりました。工事が終わった後のアルプス公園も楽しみです。
お昼時、みんなでお弁当を食べ、子ども冒険広場の遊具で遊んで帰校しました。
みんな疲れ切った様子ですが、充実の一日になりました。
◎3年生/やぶはら高原 こだまの森
松本市内は気温が高い予報でしたが、木祖村「こだまの森」は山あいの施設で、気温も30度以上にならず、程よい気候でした。
午前中のハイライトは「イワナのつかみどり」。冷たい水に入り、最初は動き回る魚に触るのも悪戦苦闘の子どもたちでしたが、一匹、また一匹と、全身びしょびしょになりながらもイワナを捕まえ、充実の表情でした。イワナは施設スタッフのみなさんに調理していただき、昼食のおかずとなりました。捕まえたイワナがおいしい塩焼きとなってみんなのお腹に収まるまで、「命をいただく」ありがたい体験でした。
午後は、ヒノキを使ったスプーンづくりに挑戦。小刀を使い、全員が慎重に、でも世界に一つだけのスプーンを目指して、頑張って製作しました。指を軽くケガした生徒もいましたが、指導してくださったナルカリさんは、「それも経験、今後に活かそう!」とのこと。できたスプーンを手に、「家で使いたい!」と体験学習の良さをここでも感じることができました。
「こだまの森」はいろいろな施設があり、今回行ったエリア以外でもたくさんのアクティビティを楽しめます。ぜひご家族で訪れてみてはいかがでしょうか。
◎4年生/登山遠足:鳥居峠~奈良井宿
暑さが心配されましたが、鳥居峠登山は緑の木々の下を歩くため、涼しく気持ちの良い遠足でした。
上り始めの坂がきつく、細い道や岩の階段などがある峠道。子どもたちも少し辛そうでしたが、声をかけ合い、頑張って登りました。休憩所の森林測候所に着くころには、みんな汗をたくさんかいていました。水筒の水を口にすると、「すごくおいしい!」の声。・・・何を隠そう、一番ばてていたのは、教員です。
その後、御岳神社まで登り、御岳山を眺めました。真っ青な空をバックにした御岳山は、まだその山体に白い雪を少し残していました。
やっとで峠の茶屋に到着し、楽しみにしていたお弁当の時間。班ごとにまとまって、おいしいお弁当を食べると、午後もしっかり頑張れそうな気持ちになりました。近くには湧き水があり、手で触れてみると、とっても冷たくて、とってもきれいで、みんなタオルを濡らして暑さ対策をしました。
ここからは下り道。足をくじいたりしないよう、気をつけて歩きました。班のリーダーを先頭に歩いていくと、ようやく奈良井宿が見えてきました。途中、少し体調を崩してしまった子がいましたが、全員でゴールまでたどり着くことができました。
木々の様子や草花、風のにおいや水の音など、自然を思いきり感じた鳥居峠登山。奈良井宿では、今も残る昔の街並みをじっくりと見学できました。
「楽しかったあ!!」
この一言に尽きます!
オープンスクール
日時:7月13日(土)9:45~12:00
場所:才教学園小学校・中学校
内容:1.ワークショップ(対象:未就学児と保護者の方)
2.わくわく広場 (対象:未就学児と保護者の方)
※いずれも事前予約が必要です。
持ち物:上履き、スリッパ
1.ワークショップ
「平面パズルを使ったSTEAM教育」
講師:横山 明日希先生・数学のお兄さん
対象:未就学児と保護者の方
時間:11:00~12:00
平面パズル「タングラム」は幼少期から算数の図形分野を学ぶ上ではもちろん、分野横断的に学ぶことができる教材です。
最終的にはオリジナルアート作品を作ります。講座の終わりには、保護者向けにお話しをします。
2.わくわく広場
対象:未就学児と保護者の方
時間:9:45~10:35
未就学児のみなさんに小学校生活の楽しさを体験してもらうイベントです。在校生が催し物を準備してみなさんをお待ちしております。
ワークショップ イメージ写真
ワークショップ講師の横山明日希先生
インターネットの安全利用を呼びかける松本警察署の出張講話が6月12日(水)に行われました。3・4年生が、ネットに関わる被害を未然に防ぐために気を付けなくてはいけないことを、松本警察署の方から教わりました。
今年ももう数回、来校してくださっているスクールサポーターの吉田さんは、「子どもでも犯罪に巻き込まれることはある。学校でこうした話をするのは、みんなや、みんなの周りの人が悲しい思いをしないようにするため。今日の話をしっかり聞いて、心に留めて、自分から危険に近づくことがないように」と、優しく、真剣に生徒に話しかけました。
吉田さんがネット絡みの事件の話をすると、子どもたちからは「こわい」と声が上がりました。例えば、オンラインゲームをし続け、大人になってから重大な犯罪を起こし逮捕されてしまった人がいること。ほかにも、「課金を許してくれなかったから」という理由で、子どもが親に暴力をふるって警察が出動したこと。管内でも同じような事案が起きているといいます。
保護者や周囲の人から「もともとこんな危険な行為をする子じゃなかった」・・・こう言われる若者のこれまでを生活を紐解いてみると、低年齢の内から暴力的なオンラインゲームに触れていたことが分かったそう。もちろん、ゲームが悪いというわけでも、すべてのプレーヤ--が犯罪を起こすわけでもありません。しかし、少しずつでも、成長期の脳に刻まれ続けた危険な情報やストレスが、あるとき犯罪というかたちとなって表に出てしまうことがあるそうです。
「タブレットやスマホの使用、SNS利用に関するルールを守ることが、自分の身を守ることになる」と吉田さん。学校で子どもたちが聞いた話は、ご家庭にも届いていると思います。子どもと大人が一緒に考え、ネット利用が楽しく安全なものであるよう願います。
6月10日に開催した、卒業生による「進路ガイダンス特別編」。
7~9年生対象の "オンライン座談会"で話を聞かせてくれたのは、花村怜海さん(2021年度卒業)と姉の美海さん(2018年度卒業)です。
現在、松本県ケ丘高校探究科に籍を置きながら、文部科学省の制度を活用してオーストラリアの高校に留学中の怜海さん。一方、立命館大学文学部在籍中の美海さんは、同大学のサポートを受けてカナダ留学の経験があります。
中学卒業後の進路は共に県ケ丘高校探究科。中学校課程の生徒たちにとって、まだあまり馴染みがない同科のことや、留学に至った経緯など共通のテーマを盛り込んでのプレゼンでした。
怜海さんは、松本県ケ丘高校探究科について/留学のきっかけと文科省の留学制度『トビタテ!留学JAPAN』/オーストラリアでの生活(ホストファミリー、高校生活など)について話してくれました。
姉の影響に加え、本校での英語Oral(オンライン英語授業)も海外留学を目指す一因となったそうです。そして、「人とふれあう素晴らしさを知ることができた。留学をきっかけに、周囲や物事に対して積極的になれるようになった」と、ホストファミリーとの交流や高校生活を通じて変化した自身についても言及しました。
美海さんからは、留学制度が充実している立命館大学のこと、留学先のブリティッシュ・コロンビア大学についての話題などが。
「中学生の頃の短期留学で、英語をあまり使わず、受け身だったことが悔しくて」と留学を志したそうで、過去の経験への、ある種"リベンジ"として、日本茶をたしなみ交流する「& tea」というサークルを立ち上げたというエピソードを披露。また、「多民族国家のカナダでは、例えば"Where are you from?といった質問はしない方がいい」といった、実生活に基づく知見がうかがえる話が語られました。
1人20分、パワーポイントを用いたお話の後は、質疑応答です。海外留学に興味のある生徒が多く、留学に必要な英語力や費用のことまで、少々踏み込んだ質問もありましたが、2人は誠実かつ具体的に答えてくれました。
最後に校長先生が2人に声を掛け、感謝の思いを伝えました。チャレンジ精神を称賛しつつ、「立派に成長したね」と、かつての教え子の元気な姿がうれしい様子でした。
ガイダンスを聞いた生徒からは、「自分には縁がないと思っていた留学が、ぐっと身近なものになった」、「同じ学校の先輩の活躍は励みになる」、「2人のプレゼン力がすごかった」といった感想が寄せられました。卒業生の口から語られる話は、何事にも変え難い説得力がありました。
怜海さんの申し出により実現した企画ですが、当日は2人とも正規の授業日。下校してすぐ、怜海さんはオーストラリアのホストファミリー宅から、美海さんは京都から、Google Meetを使いリモートでのガイダンスとなりました。
なお、美海さんは来年(令和7年度)、教育実習で才教学園に来ることになっています。そちらも楽しみですね。
怜海さん、美海さん、ありがとうございました。
6月8日(土)、生徒、教職員、保護者全体が関わって「もしも」に備える訓練を行いました。
①不審者対応訓練
学校に無断で入ってきたあやしい人を発見した、と想定したときの行動を確認する訓練。授業に臨んでいる時間か、休み時間か。自分がいる場所はどこか。先生は近くにいるか・・・様々なシチュエーションがありそうです。校内放送で不審者情報が流れると同時に、先生たちは生徒に、「ドアの内カギをかけて!」と声をかけ、廊下から見えないところで待機するように指示。先生たちはさすまたなどを持ち寄り、不審者確保に向かいました。
校内放送で呼びかける教頭の声はいつもより早口で緊張感がありましたが、数分後、あやしい人が確保されたとの放送が流れると、ほっとしたような表情を浮かべた生徒たち。訓練とはいえ、高い当事者意識がそうさせていたのかなと思います。
②シェイクアウト訓練
「まず低く、頭を守り、動かない」・・・地震発生時の初期行動は身についているでしょうか。揺れで自分が倒れる前にできることは何か、重大なケガを防ぐためにどうしたらいいかといった、安全対策のための訓練です。ひょっとしたら、みんなが驚いて騒いでいる中で校内放送の呼びかけも聞こえない、それに、放送設備が使えなくなってしまっているといったことも十分あり得ます。
生徒は机の下にすばやく身を隠し、机の脚をしっかり持って揺れに備えられていましたが、決して大げさではなく、「命を守るために自分ができること」を学ぶ大切な時間となりました。
③地震発生からの引き渡し(引き取り)訓練
有事の際、保護者が到着し生徒を引き渡すまでの教職員の動きと対応の仕方、また、保護者のみなさんには安全に来校、帰宅していただくことを目的に行いました。
待機場所を大きく2か所に分け、先生方は手際よく引き渡し体制を整えていきます。通学が広範囲にわたり、きょうだい関係も多い中、保護者のみなさんは誘導の指示などをしっかり聞いてくださり、スムーズな下校となりました。しかし、災害発生時には、保護者のみなさんにおいても、交通や連絡手段が限られることがあります。単なる「お迎え」ではなく、今回のようにはいかない可能性を視野に、ご家庭でも防災について話し合っていただけたらと思います。
保護者のみなさん、ご協力ありがとうございました。
防犯用のさすまたを手に教室を飛び出す先生
読む人に情報を正しくわかりやすく伝える媒体である新聞。その新聞を書くテクニックを学ぶための出前授業が6月7日(金)に行われました。
4年生を指導してくださったのは、信濃毎日新聞社の記者、長沼先生です。
授業の冒頭、長沼先生は、当日の朝刊を4年生に渡し、1面にどのようなことが書かれているかを尋ねました。題字(新聞の名前)、見出し、リード文、トップ記事・・・と、紙面構成の説明を熱心に聞く4年生。
自分が興味を持って調べ集めた長野県地域の情報を、「いつ・どこで・誰が・何をした」という決まりに沿って、記事を書いていきます。
取材先でわかったことをまとめたファイル、タブレットに保存した画像、現地で手に入れたパンフレット・・・それらと、新聞原稿用の大きな紙を行ったり来たりしながら、少しずつマスを埋めていきました。
一番心に残っていることをトップ記事にしますが、「伝えたいことがたくさんあり過ぎて、全部書けないかもしれない」「順番を決められないよ」と思い迷う生徒もいました。
五感をフルに使って"取材"してきたことを、"編集"して"発行"まで、すべて自分の力でやり遂げることになりますが、プロである長沼先生からいただいたたくさんのアドバイスをもとに、今年も力作が期待できそうです。
長沼先生、ありがとうございました。
6年生が社会科見学で6月7日(金)、千曲市の森将軍塚古墳を訪れました。
学校を出発して約1時間で現地に着き、駐車場から丘の上の古墳までは約1kmの山登りです。暑すぎる陽気ではなかったものの、励まし合いながらの上り坂。30分ほどかけて到着した遺跡を見た6年生からは、素直な感嘆の声が上がりました。復元された素焼きの埴輪が列する丘を散策中の生徒にカメラを向ければ、いい笑顔がたくさん。
また、麓の古墳館で見た石室は、おそらく6年生36名がゆうに入れるほどの広さがあり、歴史公園内にある『科野のムラ』では高床倉庫に入るなど、当時のくらしの一部を体験することもできました。
社会科の学習進度により、見学が多いというこの時期。本校のほかにもたくさんの小学生が見学に来ていました。
教科書の文字を追うだけではない実体験で、学習が豊かなものになりました。
見学先でお世話になったみなさん、ありがとうございました。
才教学園 特別教育講演会
毎回ご好評をいただいている講演会です。
講演テーマ:「非認知能力を育む子どもとの接し方」
講師:中山 芳一 先生(岡山大学教育推進機構 准教授)
日時:6月22日 (土) 10:00~11:40 (講演時間は10:10~11:40)
※9:50までに受付をお済ませください。
これからの時代をお子さんが幸せに生き抜いていくために必要といわれている「非認知能力」についてわかりやすく解説します。
そして、その非認知能力をお子さんにどのように伸ばしていけばよいのかについてもお話しします。
その中には、「やってはいけない子育て」というのもありますので、ぜひ参考にしてみてください!
(講演案内より)
(保護者の皆様対象の講演会になりますのでお子様の同伴はご遠慮願います。)
*年長、年中のお子さんは、同時間別会場で行われる「わくわくプレスクール」にご参加ください。
*託児サービス(有料)もございます。詳細は別紙の案内をご参照ください。託児サービスは6月17日(月)までにご予約ください。
*小学生のお子さんは、別室での待機が可能です。
*講演終了後に書籍販売とサイン会を行っていただきます。時間の都合上、数多くのベストセラーの中から、中山先生に選んでいただいた書籍を中心に書店さんに販売していただきます。(数量限定、売り切れ次第終了とさせていただきます。)
講演会の詳細はこちらから
講演会、プレスクールに参加を希望される方はこちらからお申込みください。
ユニセフの趣旨に賛同し、令和6年生徒会活動の一環として、5月に募金活動を行いました。
校内では5月21日から25日にかけ、登校時に生徒と教職員に呼びかけたほか、26日(日)は体育祭の場を借りて保護者のみなさまからも多くのあたたかいご支援をいただきました。
「ご苦労さま」「よろしくね」と声をかけられた生徒会役員は、「ありがとうございます!」と応え、笑顔でのやり取りが繰り返されました。
お預かりした金額は合計120,262円となり、このほど公益財団法人日本ユニセフ協会への振り込みを完了いたしました。
《SDGs委員会 委員長より》
「今回の募金活動では、たくさんのご協力をありがとうございました。今年から新設されたSDGs委員会は、文字通り、地球人として、2016年から始まったSDGs活動を積極的に行います。一人ひとりの力を集結し、才教学園のみならず、大げさな言い方にはなりますが『地球規模の活動をしていきたい!』と思っています。今後も、生徒・保護者のみなさんのご協力をよろしくお願いします。」
ご協力くださったみなさまに、深く感謝申し上げます。
才教学園小学校・中学校
学校長 小松 崇
令和6年生徒会 本部・SDGs委員会・顧問