第21回 さいきょう祭
スローガン Step to the future ~この一瞬をともに~
さいきょう祭は才教学園の三大行事の一つです。
合唱、合奏、ミュージカル等、感動のステージをお届けします。
今回のさいきょう祭も子ども達にとってより良い成長の機会になることを願っております。
日時:令和7年10月29日(水)
開場: 9:30
開演:10:00
場所:キッセイ文化ホール(大ホール)
演目順については、PDFファイル(第21回 さいきょう祭プログラム(簡易版))をご参照ください。
チケットを希望される方は、10月22日(水)までに以下のフォームからお申込みください。
ご来場の皆様へ ―お願いとご注意―
◆入場にはチケット(無料)が必要です。
◆途中入場、途中退場をされる際は、受付にチケットを掲示してください。
◆1、2階席は演目中の入退場はできません。小さなお子様をお連れの方は3、4階席(演目途中での出入り可能)をご利用ください。お子様の泣き声や大きな声で演目を妨げることがないよう、周囲への十分なご配慮をお願いいたします。
◆会場内での撮影の際は、後ろの観客の皆様にも配慮し、フラッシュ撮影は禁止といたします。連写のシャッター音等で周囲の観覧の妨げにならないようご配慮願います。
◆会場内は飲食禁止です。ゴミは各ご家庭でお持ち帰りいただくようお願いいたします。
ご不明な点は学校(電話0263-58-0311)までお問い合わせください。
第21回さいきょう祭ポスター
今年から5年生の新入部員を8名迎え、29名での活動を行ってきた卓球部。
9月までの活動や大会の結果等について、顧問の先生からの報告です。
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2024年度の新人戦中信大会(松本会場)に、男子団体は登録人数ギリギリの6名で出場。そこで6位入賞を果たし中信大会本選に進みました。
上位進出を期待されて活動してきた今年6月、「夏季大会中信大会(松本会場・信州スカイパーク体育館」に臨みました。健闘しましたが、他校のレベルが上がり本校は9位。8位までが出場できる中信大会本選へはあと一歩...というところで悔しい結果となりました。しかし、本年度の9年生は中学校課程進級(7年生)から卓球を始め、活動期間は約2年間ながら大きくレベルアップ。練習量が限られた中でも、地域クラブでの練習に自主的に参加し、後輩たちの見本となる取り組みをしてくれました。
個人戦は、男子8名、女子5名で参加。昨年度に引き続き、8年生男子部員がベスト16で上位大会に進出。その中信大会1回戦は勝利するも、2回戦で第4シードの選手を相手に敗退、べスト32で大会を終えました。
その他の大会としては、5月の「全農杯全日本卓球選手権大会長野県予選会」で6年女子2名がホープスの部予選を突破し、8月に福井県で行われた「中部日本卓球選手権大会」に出場できました。
また、7月の「松本市小学生大会」は小学生8名が参加し、6年女子2名がベスト8に、さらに、8月17日に行われた「中信カデット大会」に12名が参加し、うち1名が県大会に進むなど、確実に力をつけています。
校内練習はもちろんですが、大会に出場する、練習試合に参加することで、卓球の技術はもちろんのこと、精神面でも成長があると思い、可能な範囲で多くの大会に参加しています。他の中学校の生徒と試合をして感じたのは、「あと1点、あと1ゲーム、あと1試合をどう取りきって勝つか」が、チームの、そして一人ひとりの成績につながってくるいうことです。
9年生5名の引退後は、小学生が部員の約7割を占める卓球部。他校と異なり、小中一貫で5年生から活動できる本校のメリットを生かし、週3~4日の練習を重ねています。
中学生は人数が少なく、来たる新人戦は個人戦のみの出場となりますが、小学生部員が多いことで来年度はこの子たちが"経験者"として中学生になります。ここから、また期待できる・・・顧問として、このように思っています。
★7/26 引退試合には卒業生も姿を見せてくれました。感謝!
◆卓球部が出場した主な大会の結果等
【2025年度中体連夏季大会】
男子団体/中信大会(6/7 松本会場)9位 予選リーグ敗退
男子個人/丸山由真(6/8 松本会場ベスト16 → 6/29中信大会ベスト32)
女子個人/中信大会(6/7 松本会場)敗退
【中部日本卓球選手権大会】
ホープス(小学校5・6年の部)女子:今井帆夏、林樹李(1回戦敗退)
(2025/8/30~31 福井県・福井県営体育館)
【県カデット大会】
13歳以下女子の部:林樹李(1回戦敗退)※中信カデット大会ベスト32
(2025/9/7 安曇野市ANCアリーナ)
さいきょう祭で毎年、圧倒的な歌声を披露してくれる合唱部。2025年夏のコンクールを終えたところで、部の様子を顧問の先生に聞きました。
【たった10人での挑戦】
7月31日、塩尻市レザンホールにて長野県学校合唱大会中信ブロック大会が開催されました。これは、NHK学校音楽コンクール、通称「Nコン」の予選も兼ねていました。才教学園合唱部はここで銀賞をいただき、8月の県大会へと進むことになりました。
Nコンで1団体の出場上限人数は35人。大きな団体では内部オーディションで選抜したり、課題曲と自由曲でメンバーを入れ替えたりして調整します。しかし、本校は女声パート8人、男声パート2人。あわせて10人での出場は、県大会19校の中でもちろん最少人数です。
課題曲『空』は、SKY-HIさん制作。ノリの良いアップテンポな曲調ですが、詞は10代の揺れ動くナイーブな心情を表しています。合唱での表現方法は各校で異なりますが、才教学園では、明るく、体を動かしながら、自由曲とは違う声質での三部合唱に挑戦しました。
自由曲に選んだのは、『生きる』。作詞は谷川俊太郎、作曲は新見徳秀です。課題曲とは対照的な、混声四部の合唱の王道をいく曲です。しかも、アカペラの難曲...。奇しくも、県大会が行われた8月9日は長崎原爆忌。「生きる」ということに思いをはせ、気持ちを込めて歌えたと思います。
結果は奨励賞。審査の詳細を見ると、良い評価をくださった審査員の先生がいて驚きました。
音楽の「比べっこ」は難しいことです。だからこそ、こうしたコンクールは励みやステップアップの手段であり、目標にしてはならない、と思っています。
しかし、集中して楽表現に取り組むことのできる貴重な時間を過ごすことができました。また、「コンクールでは不利」といわれる少人数での出場も、部員たちの中からは「少人数だからこその良さを出せた」「お互いの声がよく聴こえた」という声がありました。
アンサンブルの原点に触れることができたんだな、と感慨深く思うとともに、この夏、また一回り成長した部員たちの頼もしさに、背中を押されている気がしています。
合唱部顧問
第53回松本市中学校秋の吹奏楽祭が9月14日(日)に行われ、本校からは1名が合同バンドでステージに立ちました。かねてより一緒に演奏している筑摩野中学校と、前回から加わった明善中学校、そして新たに加わった信明中学校の4校が集まり、メンバーは80名。参加団体の中で最大の編成でした。
筑摩野中学校との演奏は、「はじめてのおつかい」「サザエさん」「強風オールバック」。寸劇の合間の演奏もあり、それなりに技術を要する内容でした。そのような演奏と演出で、会場はとても盛り上がりました。
4校合同での「三原色」では、それぞれの学校のサウンドが重なり合い、その響きは、いつもとは違う感覚でした。これからも一緒に活動できたらな・・・と願って演奏しました。
付け加えると、参加した若林くんは参加校唯一の小学生。彼らしさを活かしたMCで、会場を大いに沸かせていました。
いつにもまして音楽の楽しさを感じることができた吹奏楽祭。来たる「さいきよう祭」にも、ここでの経験が生きると思います。
お世話になった各校の先生方、部員のみなさん、ありがとうございました。
【校長講話】
おかえりなさい。
元気にこの学び舎に戻ってきてくれてありがとう。
さて、1学期終業式の講話と、私からの宿題を覚えていますか。
「困っている人を助けることがゆるぎない正義だと言って行動を続けた元ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ氏は、日本が生んだスーパーヒーローに似ている。そのスーパーヒーローとは誰か?」
この答えは、アンパンマンです。
私がアンパンマンを初めて知ったのは、子育て中のこと。
昭和から平成に移っていくあたりで始まり、ヒット作となったアニメをわが子と見ながら、こう思いました。
「このアニメは、ものすごいメッセージを子どもにも大人にも伝えている。
これを作ったやなせたかしさんも、ものすごい人だ」
ここで、きみたちに問いかけてみよう。
「アンパンマンの、なにがすごいのだろうか?」
私は、お腹がすいている者に自分の顔を食べさせる行為が一番のすごさだと思います。
「あれは、アンパンマンだからできることだ」、そういう人もいるでしょう。
確かに、顔が欠けてもふやけても、新しい顔が準備されるからできることです。
でも、自分の体の一部を他人のために食料として提供すること、つまり、自分の命を与えるということは、究極の自己犠牲です。
― 持てる者が持たざる者に自分の恵みを分け与え続けること。
― 自分の身を削らなければ、人に与えることはできない。
― こうした行動が愛であり、勇気が必要なことであり、一番尊い。
― 笑われても、馬鹿にされても、自分の正しさを貫くことが逆転しない正義だ。
大戦で、日本の正義のあり方は180度変わりました。
それを経験したやなせ氏が考え続けた、「逆転しない正義」から生まれたものこそがアンパンマンだと、私は思っています。
例えばムヒカ氏は、「お金があるなら、子どもたちが通う学校をたくさん作ろう」と言いました。
これに対する批判や嘲笑はありましたが、それに負けず、つつましく生き、自分の正義を貫き通したムヒカ氏は、やはりアンパンマンと同じです。
きみたちに、あらためて聞きます。
才教学園でどういう学校生活をおくりますか?
長い2学期の途中には、さいきょう祭があり、他にもいろいろなことが起こるでしょう。
意見が食い違ったり、言い争ったりすることもあるでしょう。
そのような中で、困っている人や悲しんでいる人に寄り添い、自分が持っているものを与えられる人になってください。
正しいことは正しいと貫ける勇気を持つ人になってください。
それが、世のため人のためにつながっていくことを忘れないでください。
なにが 君のしあわせ
なにをして よろこぶ
きみたちはこれに答えられますか?
自分の喜びが一番の幸せだと答えますか?
少しずつでも、アンパンマンのような人になることを目指してください。
私は、この学校でそういう人を育てていきたいです。
校内のある場所にいる「スーパーヒーロー」
【表彰・団体】
●吹奏楽部
長野県吹奏楽コンクール地区大会B部門 銀賞
同 県大会 奨励賞
●合唱部
第39回長野県学校合唱大会(兼第92回NHK全国学校音楽コンクール)中信ブロック大会 銀賞
同県大会 奨励賞
【表彰・個人】
●上島千茅くん(3年)
算数オリンピック2025トライアル大会
第17回キッズBEEファイナル大会 金賞
●吉村高連くん(4年)
第4回松本市平和三行詩コンクール
小学生の部 最優秀賞
※「まつもと平和ミュージアム」ホームページにて作品公開中
7月20日(日)、キッセイ文化ホールにて、第65回長野県吹奏楽コンクール中学校の部中信地区大会(B編成の部)が行われました。
昨年に引き続き、才教学園は参加17校の中で最少5名での参加です。
演奏に選んだのは、"あの"有名なテレビゲームのテーマ曲を思わせるもの。場面ごとのイメージが掴みやすく、演奏する生徒はもちろん、聴いている方もきっとワクワクする曲です。
日頃の練習では「音程を気にする」「主役脇役を考える」「頭で考え、耳で聴いて演奏する」などを意識して取り組みました。
審査員の先生方からは「楽しく演奏していることが伝わった」「曲のストーリーがはっきりわかる演奏だった」と講評をいただきました。
少ない人数だからこそ、一人一人が自分の音に責任をもって演奏できたことがよかったと思います。
結果は銀賞。
9年生にとっては最後のコンクールとなりましたが、このコンクールを通して音楽の面白さに気づき、表現の幅が広がっただろうともと思います。
当日、応援にかけつけてくださった保護者の皆様や先生方、ありがとうございました。
今大会の経験を大切にし、2学期のさいきょう祭などに向けて、演奏に磨きをかけていきます。
吹奏楽部顧問
<大会情報>
第65回長野県吹奏楽コンクール
中学校の部中信地区大会B編成の部 銀賞
高橋宏樹作曲「ドレミファ・クエスト」
令和7年7月20日(日) キッセイ文化ホール
キッセイ文化ホールのリハーサル室で直前練習の部員たち
7月18日(金)は、令和7年度1学期の最終登校日でした。
【校長講話】
4月から始まった1学期。私にはあっという間でしたが、みなさんはどうでしたか。
いよいよ夏休みに入りますが、規則正しい生活を送り、健康に気をつけて充実したものにしてください。
今日の講話は、ホセ・ムヒカという人について話そうと思います。
ホセ・ムヒカ氏は、2010~2015年まで南米ウルグアイの大統領でした。
貧しい家庭に生まれ、働きながら勉強を続けて大学に通い、政治家になりました。
苦学、努力の一方で、過激な思想ゆえに10年以上収監されたこともありました。
ムヒカ氏の本は、学校図書室にもあるので、ぜひ手に取ってみてください。
さて、彼の政治に対する信念はとてもシンプルでした。
「貧困や差別、紛争で苦しんでいる人を助けることが、国が幸せになる方法だ」
「弱き人に手を差し伸べることはゆるぎない正義だ」
こうした考えを、徹頭徹尾、貫きました。
『世界で一番貧しい大統領』と呼ばれたムヒカ氏。
彼の発言と姿勢が注目されたのは、2012年の『地球サミット』でした。
「私は、貧しいのではなく質素なだけだ。
貧しいのは、"多くを持っても満足できない人"。
社会、経済、政治のシステムを大きく変えなければ、
その貧しさも環境も解決せず、地球の未来もない」
我々はどうでしょうか。
あれも欲しい これも欲しい
人にこうしてほしい
自分さえ良ければいい 自分だけ楽しければいい
苦しんだり悲しんだりしている人は関係ない・・・
求めるだけの、心貧しい人になっていないでしょうか。
今の生活に不平不満があっても、どこかで感謝、満足を見出し、
誰かのために行動すること、それが、才教学園の掲げる「世のため人のために尽くす」ということです。
夏休みは普段と比べ、家族や親戚、地域の人とふれあう時間も多くなります。
そうした場でみなさんが、積極的に行動することを期待します。
ところで、彼は、日本が生みだしたあのスーパーヒーローにそっくりです。
それはだれか・・・?
2学期始業式で、この答え合わせをしましょう。
【表彰】
◆学校長賞特別賞
校内定期テストの成績優秀者に贈られます。
5~9年生で各学年1名が、全校の前で賞状を受け取りました。
◆競技かるた部 水無月大会(茅野市で開催)に出場し昇級を果たした部員への賞状伝達がありました。
【終業式・校長講話より】
◎5年生のみなさんへ
小学校課程の最高学年となります。小中一貫の中で上級生もいますが、たてわり活動等を通じ、6年生としてふさわしい姿を見せてください。そのために、学年が大きくひとつにまとまること。5・6年生が過ごす4階に「才教のⅡ期」らしさが出るかどうかは、みなさんにかかっています。
◎7年生のみなさんへ
盤石な「才教生の組織力」は、9年生の元で動く8年生によって決まります。みなさんの役割は"扇のかなめ"となって9年生をサポートし、後輩をまとめること。ものごとに関わらない、人任せにしておく・・・では組織のかなめにはなりえません。自分で考えて自分で行動できるかどうかを学年の課題として、次の1年間、才教学園を輝かせてください。
◎8年生のみなさんへ
最高学年となるみなさんの力で、令和7年度を、才教学園史上なかった、一番輝く年度にしましょう。人数は他の学年と比べてちょっと少ないですが、それを補って余りあるみなさんに期待しています。持ち前のリーダーシップを発揮し、他者の意見をよく聞いて決断し、行動に移してください。
【表彰・賞状伝達】
○学内定期テスト 学校長賞特別賞
年間試験成績優秀者のうち、5~9年の各学年における総合1位の生徒へ校長から賞状が手渡されました。
○部活動
吹奏楽部:第50回長野県アンサンブルコンテスト
中学生の部 管打四重奏 県大会・銀賞ほか
合唱部:第34回中信地区重唱大会
小学校 金賞
中学校 金賞
○個人表彰
土砂災害防止作文コンクール
国土交通省事務次官賞
第26回テレビ松本小中学生立体アート作品展
松本市美術館賞
第38回市民タイムス書き初め展
小学生1年の部 市民タイムス賞
令和6年度第2回日本語検定
読売新聞社賞最優秀賞
時事通信社賞最優秀賞
みなさん、おめでとうございます!
ホームルーム(5年生)
2月23日(日)、第22回松本市中学校春の吹奏楽祭がまつもと市民芸術館で行われました。
〈 吹奏楽部顧問より 〉
「春の吹奏楽祭」は、自分たちの好きな曲に振り付けや演出などを加えて自由に演奏するもので、みんな毎回楽しみにしています。いつも筑摩野中学校との合同演奏でしたが、今回はそこに明善中学校も加わり総勢43名の大編成に。楽譜にあるすべての楽器がほぼそろったほか、ハープも入れて演奏に広がりが生まれ、優雅な合奏になりました。
演奏した曲は、筑摩野中学校と合同で「スパークル」、3校合同で「ドラゴンクエスト序曲」です。練りこんだ演出と演奏で会場を盛り上げ、部員だけでなく顧問も合奏に加わり、楽しいステージになりました。
他の団体のステージもすべて聴くことができ、これからの演奏、練習の参考になりました。
筑摩野中との練習は2回、3校合わせての練習は1回と少なかったのですが、様々な練習の仕方などを知ることができたり、演奏だけでなくMCなど演出に関わることにも取り組んだりと有意義な時間を過ごせました。
筑摩野中学校吹奏楽部、明善中学校の吹奏楽部のみなさん、ありがとうございました。