3月4日(火)、一般社団法人松本法人会のみなさんをお招きし、6年生を対象にした租税教室を実施しました。
◆税金って何だろう?
◆税金がなくなった世の中はどうなる?
◆税金はどのようなところに使われているのか?
説明の中で、税金は「みんなが支え合って幸せに暮らしていくために必要なもの」であり、講師の先生は「みなさんにとっては、買い物をしたときの消費税が一番身近な税です」。その税金が、どこで、どのようにどのように使われるのかを私たちが直接決めることはできないのですが、だからこそ税金や選挙についてしっかり学び、意思を反映させることが重要だというお話もありました。
利益を得ることが目的ではないもの、道路や公園といった公共施設を、私たちが長期にわたり安心して使っていくには、税金が必要不可欠だとわかりました。
◆画像:「税金でつくられているものとそうでないもの」仕分けクイズは全問正解!
そうした大切なお話の途中で、ふと生徒の目の前に置かれたふたつのケース。ふたを開けると、合わせて2億円分の模擬紙幣が入っていました。授業が終わってから1人ずつ1億円分を持たせてもらい、その重さを体感する一番面も。「重いー!」の一言が飛び交いました。
生徒からは「税金がない、税金が安ければいいと思っていたけど、そうではなかった」「選挙権を持てるようになったら、誰に投票するべきかをしっかり考えたい」といった感想がありました。また、担任の先生方は、「大人にとっても、税について改めて学ぶ機会になった」と話していました。
小学校課程の6学年が一同に会する合同音楽会が、3月7日(金)に開催されました。
講堂の真ん中にピアノを置き、大きな輪を作って互いの歌声に耳をすませました。
当日のプログラムは次のとおりです。
1. 全体練習「校歌 われら地球の子」「蛍の光」
間近に迫った卒業式と修了式、終業式に向けた練習を行いました。
2. 1年 斉唱「小さな世界」
歌自体は斉唱で、そこに手話を取り入れたり楽器演奏もしたりと多彩な演目に仕上げました。
3. 2年 合唱「君をのせて」
練習では、手の高さを使って音の高低を意識した音取りをしました。
本番はとても素敵な仕上がりになりました。
4. 3年 合唱「COSMOS」
「ことば」を大切に、宇宙やいのちの始まりという壮大なテーマを歌で表現しました。
5. 4年 合唱「フレンドシップ」
大好きなともだちへの思いを込めて歌いました。
6. 5年 合唱「マイバラード」
成長途中で複雑な気持ちを持つ年齢。
「歌える体」作りから、言葉の意味と響きを大切にみんなで助け合って歌いました。
7. 6年 合奏「春よ、来い」
雪解け水のように流れるメロディーに、春の訪れを待ちわびる思いを乗せました。
8. 5、6年 合唱「カイト」
作者が楽曲に込めた思いに心を寄せ、「いま、自分がここにいられることへの感謝」や「人とのつながり」を大切に歌いました。
校長先生は「楽しいひとときをありがとう。小学校課程の最上級生である6年生への感謝の思いも感じられた時間でした」と講評。音楽科の先生方は「仲間と一緒に演奏し合う楽しさを知ることができたり、下級生が上級生の歌声に憧れたりできるのが合同授業のよさ。少ない練習時間でしたが、なかなかの仕上がりでいい音楽を聴きあうことができました」と話していました。
令和6年度の終わりまで3週間ほどいうところまできた2月末、7年生と8年生を対象にした生徒指導講話がありました。今回も、松本警察署よりスクールサポーターの吉田さんにご来校いただき、気持ちが揺れやすく多感な時期を迎えた生徒たちに必要な、大切なことをお話いただきました。
【講話より】
○"若気の至り"では済まされない
学校や友達のものを壊したり、勝手に持っていくことは罪になる。「そんなことは当然知っている」と思っていても、実際にやらないでいられる強い心を持っていますか? 法律は社会のルールであり、守らなくてはいけません。勝手な解釈をして「マイルール」にしていませんか? たとえよく考えずにしてしまった行動だとしても、中学生の行為だとしても、相当の刑に処せられ、社会的制裁もうけることになってしまいます。
○知識を得て、大切な人生を失わないで
みなさんの中に犯罪者になりたいと思う人はいないでしょう。周りの人もそのようなことは望んでいないし、警察も同じです。もし犯罪者になってしまったら、失うものは想像以上大きい。SNSで闇バイトなどの勧誘が多くなっていますが、「簡単にお金が手に入るうまい話」はありません。そうした誘いに乗らない、だまされない知識を持って、自分自身を裏切ることのないようにしてください。
2月26日(水)、小学校課程の一部学年で百人一首大会が行われました。
3年生と4年生では、学級での予選会からスタート。担任の先生が読み手となり、生徒は2人一組になって机上の札に集中します。
「お気に入りの札は絶対に取りたい」
「名人の○○くんには負けないぞ」など、思うことはさまざま。
下の句を読み終わる前に、タン、タンとあちこちから札を取る音が響き、並べられた札がどんどん少なくなっていきます。
そして、ほどよい緊張感が漂う決勝戦。ここでも、相手と読み手に敬意を払い、しっかりと一礼することを欠かしません。
静かな教室に読み手の声が通ると、さっと手が伸び、札が取られていきました。徐々に熱を帯びていく試合運びで、それを見守るクラスメートたちにも力が入ります。1枚取るたびに、「いいぞ!」「がんばれー!」と声が上がり、代表者もその期待に応えようと一所懸命でした。
〈決勝戦・3年生〉
〈決勝戦・4年生〉
勝って喜びを隠さない生徒の傍らで、悔しさに涙する生徒もいましたが、みんなで健闘を称え合い、最後はほっこりした雰囲気で百人一首大会を終えました。
2月23日(日)、第22回松本市中学校春の吹奏楽祭がまつもと市民芸術館で行われました。
〈 吹奏楽部顧問より 〉
「春の吹奏楽祭」は、自分たちの好きな曲に振り付けや演出などを加えて自由に演奏するもので、みんな毎回楽しみにしています。いつも筑摩野中学校との合同演奏でしたが、今回はそこに明善中学校も加わり総勢43名の大編成に。楽譜にあるすべての楽器がほぼそろったほか、ハープも入れて演奏に広がりが生まれ、優雅な合奏になりました。
演奏した曲は、筑摩野中学校と合同で「スパークル」、3校合同で「ドラゴンクエスト序曲」です。練りこんだ演出と演奏で会場を盛り上げ、部員だけでなく顧問も合奏に加わり、楽しいステージになりました。
他の団体のステージもすべて聴くことができ、これからの演奏、練習の参考になりました。
筑摩野中との練習は2回、3校合わせての練習は1回と少なかったのですが、様々な練習の仕方などを知ることができたり、演奏だけでなくMCなど演出に関わることにも取り組んだりと有意義な時間を過ごせました。
筑摩野中学校吹奏楽部、明善中学校の吹奏楽部のみなさん、ありがとうございました。
令和6年度プレゼンテーションコンテストの本選が2月19日に行われました。
本選には、1月の予選を突破した5〜8年生の各クラス代表者1名と学年選出4名の計12名が登壇。総合・STEAM型プロジェクト学習の流れをくんで探求してきたことを発表する姿は実に堂々としていて、どれも見応え、聞き応えのある内容でした。
生徒が描く未来予想図、身をもって体験したことや、社会で話題になっていることに自分なりの考察を加えて紡ぎ出される言葉は力強く、ご来賓・審査員のみなさんからは「順位をつけるのが難しいほど素晴らしかった」とお褒めの言葉をいただきました。
テーマ(学年別「 」内表示)と個々のタイトルは、発表順に次のとおりです。
(★・・・学年内優秀賞)
5年「未来の車」
・超音波で走る安全でエコな車
・未来を良くする車
★命を守る車
6年「防災 私たちにできること〜命が繋ぐ笑顔の輪〜」
★3日間を生き延びろ!!
・避難所で質の良い睡眠をとるために
・いざという時のために 〜想定してみよう〜
7年「平和」
・現代につながる優生思想
・温かいご飯でこころをつなぐ! 〜こども食堂はみんなの居場所〜
★守れ、家族の平和!
8年「未来を共創する」
★生成AIの未来〜最先端の技術を体験!〜
・自分らしく過ごすために
・地域との共創 〜妊娠、出産、育児に温かい社会の実現を目指して〜
◇◆◇最優秀賞◇◆◇
加藤純明くん「守れ、家族の平和!」
きょうだいげんかの実態についてアンケートをとり、けんかの理由や家族の対応などを調査・分析した加藤くん。家庭内を居心地のいい場所にするためのエッセンスを、ときにユーモアを交えて届けてくれました。
荻原知香さん「生成AIの未来〜最先端の技術を体験!〜」
めざましい発展を遂げたAI技術について調べた荻原さんは、音声会話型とテキスト生成型、それぞれのAIアプリに同じ質問をして、その返事を比較するなどしました。うまく活用すればさまざまな楽しみ方があるとし、「ぜひ生成AIを使ってみて」と結びました。
最優秀賞に2名が選ばれたのは、才教学園プレゼンテーションコンテスト始まって以来初のこと。あたたかく大きな拍手が贈られました。最優秀賞、優秀賞のみなさん、おめでとうございます!
本選に出場したみなさん、準備や練習がテスト期間と重なり大変だったと思いますが、本当におつかれさまでした。
審査にご協力くださったご来賓のみなさま、また、会場に足をお運びくださった保護者のみなさま、ありがとうございました。
【審査委員長 講評】
12名のファイナリストは、みんな100点満点。年々レベルが上がっていると感じます。すてきなプレゼンをありがとうございました。
この場にいるみなさんにとって多くの学びがあったと思いますが、大切なのは、自分の「なぜ?」をなおざりにしないこと。そして、自分の頭で考え、自分の体を使って経験し、自分の言葉で語ること。こうしたプレゼンテーションの根幹を意識して、ぜひ来年の発表の向上に役立ててください。
信州大学繊維学部(上田市)の学生が運営する『ハナサカ軍手ィプロジェクト』。その活動のひとつである「ちび軍手ィ贈呈式」が行われ、1年生に手作りの手袋をプレゼントしていただきました。
カラフルな手袋は「軍手ィ」と名付けられ、その販売収益でちび軍手ィを製作し、県内の小学1年生に届けるという取り組みが長く続いています。
2月12日、3人の学生が本校に来てくださり、かわいらしい柄が印刷された手袋を1年生1人ずつに手渡してくださいました。デザインは毎年変わるそうで、今年は昔話の「桃太郎」の登場人物、りんご、ニワトリとヒヨコなど全部で6種類。「エビとカニ」の赤い手袋を選んだ生徒は、「どれにするか迷ったけど、エビもカニも好きだから(それをもらえて)嬉しい!」と笑顔を見せていました。
学生のみなさんから、「寒いけど、ちび軍手ィをつけて元気に遊んでね」とのお話しがあり、みんなでゲームもしました。手つなぎおに、じゃんけん列車をして、身も心もほかほかになりました。
『花咲か軍手ィプロジェクト』のみなさん、今年もあたたかくステキなプレゼントをありがとうございました!
★贈呈式のようす