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体育祭レポート2022

第17回体育祭⑬ 閉会式

投稿日:2023.01.11

 集計と表彰の準備が整うまでの時間、「結果はどうなったのかな」「どっちが勝ったかな」と逸る気持ちを抑えながら待っていた全校生徒。本部周辺で実行委員や担当教員らが何度も確認をしている傍らで、優勝カップもその行き先を静かに待っていました。
 実行委員長による労いの言葉に続き、得点係長からまず個人賞が発表されました。1・2年生のかけっこ、3・4年生の短距離走で学年1位の記録を出した男子と女子、合わせて8名の名前が呼ばれ、校長から賞状が手渡されました。
 次は、今回のMVPの発表です。MVPは、選抜リレー女子・赤チームアンカーをつとめ、また9年生競技「タイヤ取り」においても熱い戦いで会場を沸かせた赤組の福田さんに贈られました。赤組としての勝利はなりませんでしたが、キャプテンとしての活躍も大きかった福田さん。受賞時の笑顔はとても素敵でした。


 いよいよ総合優勝が告げられる瞬間。
 第17回体育祭の優勝は白組の手に。総合得点の推移では選抜リレーを終えた時点で赤組に3点のビハインドと競っていましたが、最終競技のタイヤ取りで大量得点が叶い、優勝を手にしました。白組キャプテンの紺谷くん、応援団長の花田くんが揃って壇に進み、校長から優勝カップと賞状を受け取りました。得点の差こそあれ、どの生徒も最後まで懸命に体育祭と向き合ったこと、真剣勝負ができたことは間違いありません。
 正副キャプテンに応援団、健闘につぐ健闘を見せてくれた赤組、白組のみなさん、本当にお疲れさまでした。感動の一日をありがとう!


 感染症対策を講じ、やり方を模索しながらの体育祭ではありましたが、本校の活動にご理解ご協力くださった関係者のみなさま、練習段階から子ども達を励まし、見守ってくださった保護者のみなさま、ほかにも心をお寄せ下さった多くの方に支えられて、第17回体育祭を行うことができました。困難が去ったとはいいがたい状況ではありますが、次年度も才教学園の体育祭が開催できることを切に願います。

第17回体育祭⑫ タイヤ取り

投稿日:2023.01.11

 見ている方にも十分すぎるほどの緊張感が伝わってくる、9年生の『タイヤ取り』。「自分のいる赤組、あるいは白組の総得点は、どうなっているのだろう」といった思いが選抜リレーのあたりから一層強くなっている中で、また、大きなプレッシャーの中で、意地とプライドの真剣なぶつかり合いを目の当たりにする競技です。「○○先輩、頑張ってください!」「絶対勝ってきてください!」と、多くの後輩から声をかけられる9年生。「ありがとう、行ってくるね!」などと応え、決戦の場に飛び出していきました。
 試合は全部で5回戦行われ、初戦女子A対決を制したのは白組。そして、2回戦の男子A対決、3回戦女子B対決まで白組が勝ちを重ねました。男子も女子も関係なく、目の前に置かれたタイヤをひとつでも多く、より大きなタイヤを自陣に持ち帰ろうと必死の戦いです。軍手が取れた、靴が脱げた、勢いの中で引きずられた...といった場合や勝負が長引いている場合には、審判から仕切り直しの声がかかります。さらに、代表者によるタイヤの取り合いともなれば、ラインに戻って再度走り出そうと臨戦態勢の子どもたちを見て、きっと多くのみなさんがハラハラしていたと思います。
 男子B対決の4回戦に勝ったのは赤組。ここで10点を返すも、最後の混合戦では白組が星を取りました。
 汗と砂にまみれ、渾身の力を振り絞って最後まで戦い抜いた9年生に送られたのは、この日一番の拍手。退場門に向かった9年生を迎えるために集まった後輩たちも、口々に「すごかったです!」と健闘を讃えていました。その背中で才教学園の最高学年であることを語ってくれた9年生のみなさん、お疲れさまでした。

第17回体育祭⑪ 選抜リレー

投稿日:2023.01.11

 赤組、白組の5年生から9年生でそれぞれ2チームずつを編成し、赤・黄(赤組)、白・青(白組)の4色のバトンをつなぎます。入場門のあたりで待機しているときには、はちまきやたすきを結び合ったりしていつも以上の楽しそうな笑顔をカメラに向けてくれましたが、門をくぐりコースに出てきた選抜メンバーの表情はキリッと引き締まったものに。赤組、白組それぞれの陣から寄せられる大きな期待に応えようとする走者ならではの凛々しさがあり、どのチームにおいても「1位でゴールテープを切る」という固い決意が感じられました。
 体育祭の後半からは得点板の表示が「??」となり、詳細が確認できなくなってしまいます。総合優勝を目指すためには、目の前の勝負ひとつひとつで勝ちにこだわることが重要になってくる中、1位から順に8点、6点、4点、2点が与えられる選抜リレーは上位で終えたいところです。
 女子リレーも男子リレーも、本当によく足が回るものだと感心しきり。抜いて抜かれて、そして追いつけ追い越せと走り、第一走者の5年生から6年、7年、8年生へとバトンはつながっていきました。アンカーを務めた9年生の走者はさすがのスピードで、「疾走」という言葉がぴったりでした。
 女子の結果は、圧倒的な速さでフィニッシュした赤が1位となり、白、黄、青と続きました。男子でも首位から2チームは女子と同じく赤、白、そして青、黄という着順でした。
 退場後、通路ではチームごとに労い合う姿が見られました。バトンパスのミスがあった、思うような走りができなかったと悔しそうに涙するメンバーもいる中で、縦のつながりの良さといったものも垣間見ることができました。

ゾーン内で的確なバトンリレー(女子)

受け取ったバトンを握りしめダッシュ(男子)

第17回体育祭⑩ 大綱引き

投稿日:2023.01.11

 大玉運び以降、係の仕事を忙しくこなしながら、応援団を中心に全体を盛り上げていた5・6年生。先輩、後輩の熱い応援を受けて、大綱引きでの登場となりました。1回戦から3回戦までは2学年合同のA・B・C対決です。チーム一丸となって臨む力比べ、我慢比べの前に、いつもの穏やかな笑顔はなく、キリッとした表情がとても印象的でした。
 旗を持った生徒を先頭に駆け足で綱の横に並び、「最初からどんどん綱を引く」、「苦しい時もまずはじっと耐える」など、それぞれの作戦があったようです。滑りやすい足元に注意しながら、ともすればすぐにでも後ろに倒れてしまうのではないかと思うくらいに体を傾けて渾身の力で綱を引き合っていました。
 1回戦、2回戦は白組が勝ち、3回戦で一矢報いた赤組。大綱引きの得点は、ここまでで白20点、赤10点が加算されました。完全勝利はできなくなった白組。もう一勝を挙げたい赤組。どちらも力の限り最後まで頑張ろうという思いが滾ります。
 6年生のみの対決となった4回戦は『走り綱』。まず綱と垂直になるように整列し、号砲で綱まで走って引き合います。力勝負だけではなく俊敏さも必要とあって、並ぶ順番にも一工夫必要ですが、よもやフライングしてしまいそうなほど前のめりになりながら号砲を待っていた6年生。砂煙を上げながらあっという間に綱に駆け寄り、この対決を制したのは赤組でした。

第17回体育祭⑨ 棒引き

投稿日:2023.01.11

 「棒引き」は、一本の棒を引き合い、自分たちの陣地に多く持ち帰った方が勝ちとなります。短距離走では個々の力を発揮した3・4年生が、ここではチーム戦に臨みました。競技は4回戦まで行われ、それぞれ勝てば10点、引き分けで5点が加算されます。
 1回戦/3年生対決、2回戦/4年生対決は、いずれも白組が勝利。特に4年生対決では白が7本を引き入れる大健闘でした。後半の3回戦と4回戦は学年混合チームでの編成となり、力が拮抗して決着までに時間を要した対決が見られました。3回戦は赤3本に対し白7本と、ここでも白組が優位に。後がなくなった赤組、4回戦B対決に勝負の行方を託します。
 顔を真っ赤にして、眉間にしわを寄せ、光が差し込むやまびこドームの天井を見上げながら棒を引きあう子ども達。時折、「うーん・・・ふうーっ」と苦しそうな息づかいも聞こえてきますが、誰一人としてあきらめてはいません。もうすぐ相手の陣地に入ってしまうというときでさえ、自分たちの背中側、はるか後ろの方で待つ仲間のもとへ戻ろうと必死に踏ん張っていました。
 白熱した最終戦の結果は、5本ずつの引き分け。これにより10点を分け合うかたちとなりましたが、すべての対戦を終え、赤組5点に対し白組は35点と得点を大きくプラスに動かしました。

第17回体育祭⑧ 一球入魂

投稿日:2023.01.11

 入学からまだ2カ月ほどとはいっても、入場行進で力強い歩みを見せた1年生。ひとつ上の学年、2年生と一緒に気持ちのこもった紅白の球を精一杯に投げ上げました。
 1回戦は1年生対決。小さな手で球を拾い、「入れ!入れ!」とかごに向かってジャンプする姿は、楽しんでいるというよりも「勝ちたい」という一心ゆえの雄姿でした。時間いっぱい、かごの中に入った球の数は、赤も白も同じくらいの同じくらいに見えましたが・・・。整列し、カウントの掛け声に合わせて先生が球を取り出していく様子を見守る1年生。「・・・40、42、46、48」まで数えて終わった白組に対し、赤組は、なんとひとつだけ少ない47個。僅差での勝利に喜んだ白組でした。
 2回戦は、2年生の出番です。ここでも勝って弾みをつけたい白組に、「1年生の分までがんばるんだ!」と意気込む赤組。たくさんの球はあっという間にかごの中に入っていきます。保護者席からも止むことなく聞こえてくる応援の声に背中を押されるように、2年生はかごを見上げながらみんな真剣です。1回戦よりも多くの球が入ってぎゅうぎゅうのかご。数えるために支柱を傾ける先生たちも慎重に慎重に・・・。この2回戦は、赤組80個、白組83個と、またもや僅差で白組が勝利しました。
 最終の3回戦は全員対決。ここまで20点のリードを許した赤組ですが、諦めの色はありません。本部の左右に展開した応援席からは、先輩の「いけー!」「みんななら勝てるよ、頑張れ!」力強い声が響きます。最後の戦い、合図の音で一斉に飛び出した1・2年生は、とにかく球を投げる、投げる。休むことなく動き回りつつ、外側に散らばってしまった球を集めたり、戦況を見て陣地に戻って整列し始めたりと、一人ひとりが役割を果たしました。
 『球を全部入れ終わって、全員の戻り・整列が早かった方が勝ち』という3回戦。ここでは赤組が勝利をもぎ取り、10点を返しました。

第17回体育祭⑦ 台風の目

投稿日:2023.01.11

 7・8年生が協力して挑んだ「台風の目」。1本の長い棒を4人で持ち、コース内に設置された障害物=コーンを中心に旋回したり、ひざ丈ほどのバーを飛び越えたりしてゴールを目指します。ゴールは隊列を組んだ状態のチームの後方。そこから、両端の2人が先頭までさらに棒を運び、列になっている選手たちは前から順にジャンプして足元に棒を通していきます。ルールはあまり複雑ではないのですが、大玉運び(5~9年競技)と同じように、もとい、それ以上の「チームワーク」が求められます。尚且つ、学年別・2回戦とはなっていない合同競技として1回のみ行われ、その得点は30点と大きく相手にプレッシャーをかけることができる競技です。
 赤と青のビブスをつけたアンカーチームを先頭に、先輩や後輩の応援の声を受けながら入場してきた7年生と8年生。スタート前こそ笑顔を見せていた子もいましたが、競技開始の号砲が鳴るとその表情は一転して真剣そのもの。列の下に棒を通すためにジャンプする大切な役回りは全員に共通しているので、気の抜けない時間が続きます。
 赤組でも白組でも、それぞれのチームはスピードに乗って駆け抜けていくため、コーンを回るときには遠心力の影響を最小限にしようと、できるだけ内側に寄る作戦は例年通り。内側を任された選手は歯を食いしばって踏ん張りをきかせ、次のダッシュにうまくつなげようとしていました。コース中盤、バーを越える所でもスピード維持は必須・・・しかし、足を引っかけてバーを落としたりコーンを倒したりしてしまうと手前に戻ってセットからやり直しとなり、大幅なロスになる可能性もあります。ゆっくりでも確実に飛んでリスクを回避するか、速く勢いよく飛び越えていくか、こうしたことも赤白各組で作戦を立てて練習、この日1回の本番にかけてきました。
 結果、勝利したのは赤組。白組との点差を大きく開かせる30点を手にして大きな歓声を上げていました。

第17回体育祭⑥ 短距離走 

投稿日:2022.12.23

 「赤組・白組のために貢献したい」という思いで、一人ひとりが主役となって輝いた短距離走。かけっこの倍となる100メートルの距離を3年生と4年生が駆け抜けました。
 選手たちは、各レースでひとつでも上の着順を目指し、真剣なまなざしでスタートラインに立ちました。スタート直後の直線から加速、コースの内側を走りながらも慎重に、コースアウトしないギリギリのところを走ってバックストレートのゴールに飛び込んでいきました。先生から着順を告げられると、誘導係の先輩たちに連れられ等賞旗に沿って整列。ある程度呼吸が整ったところでマスクをつけ、後に続くレースを、静かに、けれど熱く見守っていました。


 ゴール位置からほど近い場所に設置された得点ボードを見ると、ひとつ前の競技、1・2年生のかけっこが終わった時点での総得点は、赤組61点、白組55点と表示されていました。学年別にみると、3年生では赤組の選手に上位着順が多く、4年生では6レース中5レースで白組の選手が1位獲得と健闘し、短距離走では白組が2点のリードを奪ったかたちとなりました。
 この短距離走の得点を加算し、ここまでの総合得点は赤組81点、白組77点。体躯祭中盤はやや赤組優勢の状況です。

第17回体育祭⑤ かけっこ

投稿日:2022.12.23

最後まで諦めないこと。
精一杯走ること。


 1・2年生がかけっこで見せた雄姿はいかがだったでしょうか。ゴールの先、応援ゾーンからその走りを見て下さったご家族のみなさんの目には(カメラやビデオにも)、子ども達のベストショットが収められていると思います!


 かけっこの選手紹介、放送係から1人ずつ名前を呼ばれると、みんな右手を挙げて大きく「はい!」と返事。高学年と比べればまだ幼い表情のなかにも、ピリッとした緊張感やワクワクの期待感といったものが見え隠れしていました。自分の順位が総合得点に影響するとあって、低学年といえども競技にかける思いはひとしおです。
 スタート付近には白組の、ゴール付近には赤組の応援団と先輩たちがそれぞれ展開し、小さな後輩たちが走るたびに大きなエールを送っていました。
 全員の順位が確定し、得点係の厳正な採点の結果、赤組が白組を6点上回る結果となりました。

第17回体育祭④ 大玉運び

投稿日:2022.12.23

 5・6年生対決は直線コースですが、折り返しのヘアピンコーナー(旗)を交わし、スタートからゴールまでの最短距離が取りづらい場合があります。7~9年生対決は、距離も伸びた三角形のコースで、2か所のコーン(回旋)と膝丈ほどのバーをまたぎます。いずれもひと組ごとのチーム力が試される競技。経験のある学年でもミスは生まれますが、そのときのリカバリーも大きく影響するため、練習から熱く本気で取り組んでいたⅡ・Ⅲ期生です。


 本番でも、相手チームを横目に見ながらの焦りからか、コースから膨らんでしまう、大玉を落としてしまうといった場面がありましたが、練習の成果を発揮し、どのグループも時間のロスが少ない立て直しでした。高学年、特に9年生ともなると、コース中央のバーを「またぐ」のではなく、スピードに乗ったままクリアしていく様子に拍手が沸いていました。
 1回戦で先にゴールに飛び込んだのは白組でした。確実な走りと大玉のリレーがとてもスムーズでした。フィールド内の選手が総交代した2回戦。スピードで勝った赤組が得点し、競技の大枠では赤白それぞれが一勝ずつを挙げました。


【大玉運び・結果】
1回戦 5・6年生対決 白組の勝ち
2回戦 7~9年生対決 赤組の勝ち



競技説明 3~4人ひと組となって大玉を持ち、直線(5・6年)または障害物のあるコース(7~8年)を走ってゴールを目指し、全グループが早く走り終えた組の勝ち。大玉には常に全員のからだの一部が触れていること。障害物を倒した場合はその手前に戻って原状復帰してから走り直す。大玉が浮いたり、落下したり、スタート/ゴールエリア外でのリレーとなった場合も、審判の指定する場所から再スタート。