5年生の小林凛香さんの書いた作文「こんな自分になりたい」が、第9回言の葉大賞において優秀賞を受賞しました。 『「未来の自分」を描いたとき』というテーマにおいて、小林さんは、家族の法要で聞いた話をもとに、自分の思いを素直な言葉で綴っています。 4月6日(土)には賞状の伝達式が行われ、小林さんが全校生徒の前で作品を朗読しました。 *****
「こんな自分になりたい」 才教学園小学校4年 小林凛香 私が四年生になったこの四月、祖父が他界しました。夏休みにその初盆の法要に行きました。法要の終わり頃にお坊さんが、いくつかのお話をしてくれました。その時に「心の四季」という言葉を知りました。 「人に接する時は、暖かい春の心。 仕事をする時は、燃える夏の心。 考える時は、澄んだ秋の心。 自分に向かう時は、厳しい冬の心。」 この言葉を聞いた時に私は、みんながこういう人になれたら、争いなんか起きないのになと思いました。この言葉を聞いた時、簡単にできると思ったけれど、実際によく考えてみると、心がけていないとできない事だと思いました。そして、私がそういう大人になれたら周りの人も気持ちよくなるのではないかと思いました。 私の難しいと思ったのは、冬の心です。楽をしたいという甘えた心としっかりやろうという厳しい心は、いつも私の心の中で戦っています。今の自分は、甘えた心が勝ってしまっているんだと思いました。 私の学校では、四年生がフロアリーダーです。下級生を注意することがあります。しかし、聞いてくれない人がいます。聞いてくれない人がいても、その人をせめるのではなくて、自分が注意できるぐらい、日ごろから行動できているのかとふり返った方がいいと思いました。 私は、つきたい職業は、まだしっかり決まっていません。どんな職業についたとしても、この四季のような人になり、人と接していけるような大人になりたいです。 私がこの「心の四季」という言葉をお坊さんから聞けたのは、天にいる祖父のおかげです。私が、これから、この言葉のような人になっていくすがたを天にいる祖父に見せてあげられるように、一日一日を、大切に、がんばっていきたいです。
※作品中の学年は平成30年度当時のもの
1月13日(日)にアンサンブルコンテスト松本地区大会があり、「木管七重奏」と「管打五重奏」の2グループが出場しました。本番前には円陣を組み、気合を入れて臨みました。どちらのグループも自分たちらしい演奏を行うことができました。木管七重奏は銀賞で惜しくも中信ブロック大会は逃してしまいましたが、「舞曲の雰囲気がとても上手に表現できていた」という講評をいただきました。管打五重奏は、バッハの美しい曲をしっとりと表現し、見事金賞をいただいて20日(日)開催の中信ブロック大会に進みました。
管打五重奏は、中信ブロック大会でも金賞を受賞し、県大会代表に選出されました。県大会までの1週間は一層練習に励み、当日27日の朝には吹奏楽部全員から励ましの声をかけられリハーサルと本番に臨みました。「中信ブロック大会のステージよりもリラックスして取り組めた」という県大会の結果は銅賞。上位大会進出はならなかったものの、オール4の評価を2名の審査員よりいただき、それぞれに「やりきった!!」という面持ちでした。
合奏・重奏を表す「アンサンブル」は「一緒に、共に」という意味を含んだ言葉です。みんなで一緒に一つの曲に向かって日々練習に励む様子は美しく印象的でした。大会では、レベルの高い他校の演奏を聴くことができ、よい刺激になりました。サポートに回ってくれた後輩部員や保護者・関係者の皆様、応援して下さった皆様、ありがとうございました。
〈大会情報〉
第44回長野県アンサンブルコンテスト 中学校の部
松本地区大会 平成31年1月13日(日) 松本市音楽文化ホール
管打五重奏 金賞・中信ブロック大会代表
滝澤 光輝(8年) 波塲 和(7年) 窪田 菜月(7年)
犬飼 陽南乃(7年) 齊木 りさ(7年)
曲目:フランス組曲第2番 作曲:J.S.バッハ
木管七重奏 銀賞
駒津 未希加(8年) 巻山 和華(7年) 西村 那祐芽(7年)
花岡 結咲(7年) 川村 優花(7年) 井口 真里花(7年)
栁沢 信太朗(6年)
曲目:ルーマニア民族舞曲 作曲:B.バルトーク
中信ブロック大会 平成31年1月20日(日) キッセイ文化ホール 管打五重奏 金賞・長野県大会代表 長野県大会 平成31年1月27日(日) キッセイ文化ホール 管打五重奏 銅賞
全校生徒の前で演奏を披露する管打五重奏のメンバー(1月7日始業式)
県大会閉会式後、キッセイ文化ホールにて
1月20日(日)に塩尻レザンホールにて、第28回中信地区小・中学校重唱・合唱大会が行われ、本校合唱部が中学校の部に出場し、金賞を受賞しました。 参加したのは8年生4名、7年生1名の5名で、女声五部重唱「にわとり一羽」を歌いました。この曲は全国各地の民謡をもとに合唱用につくられたもので、独特のリズムや和音、拍子で構成されるため、中学生が歌うには難しいといわれています。 生徒たちはこの難曲を、日々の練習で培ったことを元に、豊かな表情と発声で歌うことができました。審査員の先生方からも、「統一感のあるアンサンブルで、声の鳴り方、言葉の発し方、表現の意図のまとまりがとてもいい」と、お褒めの言葉をいただき、練習を重ねてきた生徒たちも、今回の受賞を喜んでいます。 4年連続金賞という快挙は、たいへん喜ばしいことです。この経験を糧に、今後の活動がさらに充実したものになるよう期待します。 <大会情報> 平成31年1月20日(日) 第28回中信地区小・中学校 重唱・合唱大会 中学校・重唱の部 金賞 女声五部重唱 「にわとり一羽」
4年連続の快挙! おめでとうございます!
全校生徒を前に歌声を披露(1月7日 始業式)
第31回松本市小中学生平和ポスター展において、井口真里花さん(7年)が中学生の部で最優秀賞を受賞しました。受賞作品は、用紙全面に数々の国旗が隙間なく並び、「PEACE」の文字とピースマークが描かれた色鮮やかなポスターとなっています。 井口さんは、「“平和”をキーワードに考えて、隣り合う国旗の枠線は描かず、世界が一つになったらいいなとの思いを込めた。」と話したほか、「(授賞式会場で小松校長から)直接『おめでとう』と声をかけていただいたことがうれしかった。審査員講評でも自分が気をつけて描いた部分を評価していただき、頑張った甲斐がありました。」と10月に行われた授賞式を振り返りました。
井口さんの作品
8月22日(水)に岩手県盛岡市にて行われた、第41回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏期水泳競技大会アーティスティックスイミング(※)競技に、本校4年の小林祈織さんが出場しました。
小林さんは長野市のスイミングスクールに所属しており、週4回、松本から通っています。7月の北信越大会において、小林さんのスクールが小学校(4~6年)チームの部で優勝し、全国大会出場の切符を手に入れていました。
チームは惜しくも入賞には至りませんでしたが、4~6年というカテゴリーの中で最年少の小林さんは、自分のチームも他のチームも上級生ばかりの中、頑張りを見せました。
小林さんは「失敗してしまったところもあったけど、精いっぱいの演技ができた」と振り返っていました。松本市から長野市という遠方のスクール、しかも全国大会に出るほどのレベルのチームで競技を続けるのは並大抵のことではないと思いますが、これからも学業と両立しながら、更なる高みを目指していくということです。小林さんの今後の活躍が楽しみです。
※アーティスティックスイミング…最近まで、シンクロナイズドスイミングと呼ばれていた競技です。
河野統徳くん(9年)が、10月に神奈川県横浜市で開幕する第49回ジュニアオリンピック陸上競技大会(以下、「JO」)に出場することが決まり、目標のひとつであった同大会での決勝進出を狙います。 7月7日(日)に行われた県大会(第71回長野県陸上競技選手権大会)で、男子200メートルに出場した河野くん。予選で22秒55をマークしたのち、決勝ではさらに勢いのある走りで記録を縮め、22秒02を記録。JO参加標準記録である22秒40を上回る好タイムでのゴールでした。 中学生から一般までの選手が競う県大会。決勝に進んだ8選手のうち、中学生は1人だけという状況にも動じず、「走るときはいつでもチャレンジャーの気分。今回は風の力も借りて、いつも通り落ち着いて自分の走りができた」と言います。 河野くんは現在、県内登録選手ランキング(2018年7月7日現在)で男子100メートルと200メートルの2種目においてトップの選手。JO陸上競技大会に出場できるのは県から選考された者のみということもあり、「長野県代表としてジュニアオリンピックに参加できることをとても光栄に思います。JOでも代表として恥ずかしくない走りを見せたい。両親のサポートやコーチの指導に、記録で応えたい」と、強豪選手相手に力走を見せる覚悟です。 全日本中学校陸上競技選手権大会への出場も決まっている河野くん。 活躍をお祈りします! ◇大会情報・結果◇ 第71回長野県陸上競技選手権大会 7月7日、8日 松本平広域公園陸上競技場 男子200M決勝 第7位 22秒02 (予選および決勝はいずれも7日)
6月10日(日)に第22回ジュニア算数オリンピックの予選が行われ、中野竜くん(4年)が予選を突破しファイナリストに選ばれました。予選当日を振り返り、「難しかったけど、手ごたえはあった」そうで、本選の問題を解くのを今から楽しみにしています。 中野くんは「難問を考えていると時間が過ぎるのを忘れてしまう」ほどに算数が大好きで、中学生レベルの難問を毎日解くことを自らのノルマと課し、ほぼ毎日欠かさず行っているとのこと。 担任の先生によれば、「中野くんは、センスのみならず、算数への真摯な姿勢に加え、コツコツとした積み重ねもできる努力家」なのだそうです。 ジュニア算数オリンピックの本選は、7月22日(日)に東京で開催されます。 中野くんの活躍を期待しています!
6月30日(土)から2日間の日程で行われた第57回長野県中学校総合体育大会に9年生の河野くんが出場し、 男子100メートルで見事全国大会への切符を手にしました。全国大会参加への標準記録が11秒20のところ、1日目の予選の段階でこれを上回る好タイムを記録。今大会のこの種目では最速となる11秒15をマークしました。 今シーズンの大会で上位入賞を重ねている河野くんですが、「(松本平広域公園陸上競技場は)風が読めないので大変だった。それでも、落ち着いていつも通りの走りをすれば結果が出ると思って臨んだ。全国大会に進めることが決まり、素直に嬉しく思っています。」と話していました。決勝レースでは「スタートで出遅れたことが悔しい。力みすぎて後半にフォームが崩れてしまい、本来の走りができなかった」と優勝を逃したことに悔しさをにじませつつ、「全国レベルともなると自分より速い選手も多いけれど、あまり気負わずに自分らしい走りで結果を残したい。」と意気込みを語っていました。 全国大会(第45回全日本中学校陸上競技選手権大会)は、8月18日(土)から21日(火)に岡山県・総合グラウンド陸上競技場にて行われます。 河野くんが全国大会で自分らしい走りができることを心より願っています。 がんばれ! 河野くん! ◇大会情報・結果◇ 第68回中信地区中学校陸上競技大会 6月2日 松本平広域公園陸上競技場 男子3年 100M 第1位 11秒15 第7回長野県選抜陸上・長野市大会 6月16日、17日 長野市営陸上競技場 中学男子100M 第1位 11秒15 中学男子200M 第1位 23秒03 第57回長野県中学校総合体育大会 6月30日、7月1日 松本平広域公園陸上競技場 男子3年 100M 第2位 11秒23 ※予選時の記録11秒15で全国大会出場
第16回中部日本個人・重奏コンテスト長野県大会が1月27日(土)に行われました。本校の吹奏楽部からフルート独奏で出場した名和いろはさん(8年)が金賞を受賞し、3月24日に行われる本大会への進出を決めました。独奏で出場した65名中(予選エントリー数は約160)、7位以内の入賞です。 1月初め、音源による予選を通過した名和さんは、アンサンブルコンテストと並行して練習を重ねてきました。個人での練習は夏休み明けから始めていて、「フルートに触れなかった日はほとんどなかった。1日3時間の練習をしたときも、気づいたらあっという間にそれだけの時間が経っていたという感じ。」と、熱心に取り組んだ準備期間について話していました。 「県大会では、最後の一音までよく響かせることができたと思う。3月の本大会までにもっと練習をして、よりスムーズな運指で演奏できるようになりたい。ステージに立つのは自分一人でも、会場いっぱいに広がるような音を出せるように頑張りたい。」と ひたむきな姿勢を見せました。 本大会は3月24日(土)、三重県津市で行われます。 〈大会情報〉 第16回中部日本個人・重奏コンテスト長野県大会 中学校の部 (第30回中部日本個人・重奏コンテスト本大会予選) 平成30年1月27日(土) 飯田文化会館 フルート独奏 金賞 名和いろは(8年) 曲目:イベリカ 作曲:M.スターン
1月21日(日)に行われたアンサンブルコンテスト長野県大会。フルート五重奏で出場した本校グループは、審査の結果、銀賞をいただきました。
5人中3人が小学生というアンサンブルは前例のない快挙でしたが、本番前には肩を組んで気持ちを統一させ、スイッチを入れて臨んだと言います。本番の様子を「5人の音色がまとまり、悔いのない演奏ができた。」と話してくれたのは、6年生の波塲さん。他にも、「演奏する楽しさを知ることができた(6年・花岡さん)」、「自分たちらしい演奏ができた(同・川村さん)」と、初めての県大会を振り返りました。
後輩をリードしてきた8年生の名和さんと髙林さんも、「中信大会では、“もっとできたはず”という演奏になってしまい反省が残ったけれど、練習を重ねた曲を一番楽しく、程よい緊張とともにリラックスして吹けたのがこの県大会でした。」と話していました。
ぴったり息の合った演奏を作り上げるまでの大変さ、時間をかけ、環境を整えて練習することの大切さを、身をもって経験できたコンテスト。他校の様々な演奏を直接聴けたことは、フルートパートだけにとどまらず、楽器を演奏する生徒たちにとって大きな糧となることでしょう。
〈大会情報〉
第43回長野県アンサンブルコンテスト中学校の部 県大会
平成30年1月21日(日) キッセイ文化ホール
フルート五重奏 銀賞
名和いろは(8年) 髙林真白(8年)
花岡結咲(6年) 川村優花(6年) 波塲 和(6年)
曲目:5本のフルートのための協奏曲 ニ長調 作品15 第3番より
作曲:J.B.ボワモルティエ