
2日目は5・6年生の参観日で、いずれも10月末に行われる『さいきょう祭』に関する内容でした。
「生徒の主体性が輝くステージづくり」が本格的にスタートしています。
保護者のみなさまにご協力いただくことも多くなりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
今日も多くの方にご来校いただき、ありがとうございました。
《5年生》
「演目を通じて自分たちが伝えたいこと」をグループで話し合ったり、保護者のみなさんと一緒に衣装の方向性を考えたりしました。
持ち寄ったアイデアは、舞台でどのように表現されるのでしょうか。
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《6年生》
学年全員で取り組むミュージカル。
劇中の重要な一場面となる歌とダンスを、保護者のみなさんの前で練習しました。
登場人物のワクワクする気持ちを、会場いっぱいに届けてほしいです。
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9月2日(火)から4日間は、2学期授業参観です。
初日は、7~9年生(中学校課程の学年)が対象。
定期テストが来週に迫る中、生徒にはほどよい緊張感が生まれるとともに、励みとなる時間になったのではないかと思います。
保護者のみなさまにはご多用の中ご来校いただき、ありがとうございました。
《7年生》
学級ごとに美術と国語の授業を実施。作品づくりや意見発表に熱心に取り組む生徒の姿を、保護者のみなさんが見守りました。
美術の冒頭、クロッキーの時間には、紙の上をさらさらと走る音が、静かに心地よく響いていました。![]()
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《8年生》
さいきょう祭の「公開稽古」として、ミュージカルの劇中歌の練習をご覧いただきました。
フィナーレに全員で歌う曲が、練習の末にどのように仕上がるか、楽しみです。
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《9年生》
英語の授業を実施。
"My Dream House"をテーマに思い思いのドローイングをしたり、語彙や文法を学習したりする様子を、ときに座席の近くまで保護者の方が寄って見る一場面も。
生徒のペアワークからは、楽しく学びに向かう姿勢が感じられました。
また、「進路ガイダンス」と銘打った学年懇談会では、総合テストの振り返りや今年度高校入試で導入されるインターネット出願に関する情報などをお届けしました。
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8月30日(土)、今年度2回目となる保護者作業を行いました。
今回は、主に中学校課程の保護者のみなさまにご協力いただきました。
お忙しい中にもかかわらず多くの方がご参加くださり、草刈り作業を中心に取り組んでいただきました。
電動草刈り機も使いながら、どんどんきれいな環境に整っていく構内。
7・8年生の生徒たちもグラウンドの草取りに精を出し、刈った草を集めたり運んだりと、一緒に汗を流しました。10日後に中間テストを控えていますが、「無心になれる」「根の張った草が取れると気持ちがいい」と笑顔を見せていた生徒も。
保護者と生徒が協力して活動する様子に、心が和みます。

気温が高く、熱中症に注意しながらの作業となりましたが、こまめに水分補給を行い、安全に進めることができました。
校友会保護者会の会長、役員の方々をはじめ、ご協力いただいたみなさまに心より感謝いたします。
こうした支えが、子どもたちの学びやすい環境づくりにつながっています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
地震を想定した避難訓練を8月29日(金)に行いました。
「これまでの訓練から一歩進んで、次の段階を目指してもいい」という消防署のアドバイスを受け、より高い安全意識を育てることを目的に実施されたこの日の訓練では、いつもと異なる避難行動を取り入れました。
これまではグラウンドへの避難が基本でしたが、今回は晴れていたにもかかわらず、「雨が降っている」として体育館へ避難するかたちを取りました。
地震発生の合図の後、取るべき行動についての放送がありました。生徒たちは担任の後について、校内2か所の階段に分かれ昇降口へ。体育館に移動する間は、「お・は・し・も(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)」のルールをしっかり守り、落ち着いてスムーズに行動していました。
教職員は、教室以外の場所に残った人がいないかなどを確認しながら、各所で誘導や見守りを行い、安全確保に努めました。

今回は教職員の多くにも事前に詳細は伝えられず、"想定外"の状況を作り出すことで、より実践的に、その場での判断や指示が求められた訓練となりました。
初めて体育館へ避難するという状況に、教職員の間からは「いつもより行動の指示が複雑だった」「戸惑う生徒もいた」「全体の集合場所がグラウンドではないと聞き、思わず焦ってしまった」という声が聞かれました。
訓練の意義や大切さはかねてより学校として伝えていますが、その経験を過信してしまうことのないようにしたいです。
巣山教頭は、生徒に向け、「本校の校舎は耐震性が高く、場合によっては屋内にいることがより安全なこともある。今回のようにレベルを上げた訓練は今後も必要だと思うので、予告なしに訓練を実施することもあるかもしれない」と強調しました。
小松校長は訓練をふり返り、「混乱が起きるかと心配もあったが、周囲に気を配りながら、全員で安全な避難行動がとれた」と講評。そして、「地震の揺れの最中は無理にどこかへ逃げようとしないこと。まずは頭部をしっかり守り、揺れが落ち着いたら行動を始めてほしい」と生徒たちに呼びかけました。
さらに、南海トラフ地震の影響にも言及。
「今後30年以内に大地震が起きる確率は80%。長野県内でも4万人以上が避難を強いられる可能性がある。家庭でも災害や避難行動について話し合い、家や学校、登下校時などの安全をどう守るか考えてほしい」と話しました。
【校長講話】
おかえりなさい。
元気にこの学び舎に戻ってきてくれてありがとう。
さて、1学期終業式の講話と、私からの宿題を覚えていますか。
「困っている人を助けることがゆるぎない正義だと言って行動を続けた元ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ氏は、日本が生んだスーパーヒーローに似ている。そのスーパーヒーローとは誰か?」
この答えは、アンパンマンです。
私がアンパンマンを初めて知ったのは、子育て中のこと。
昭和から平成に移っていくあたりで始まり、ヒット作となったアニメをわが子と見ながら、こう思いました。
「このアニメは、ものすごいメッセージを子どもにも大人にも伝えている。
これを作ったやなせたかしさんも、ものすごい人だ」
ここで、きみたちに問いかけてみよう。
「アンパンマンの、なにがすごいのだろうか?」
私は、お腹がすいている者に自分の顔を食べさせる行為が一番のすごさだと思います。
「あれは、アンパンマンだからできることだ」、そういう人もいるでしょう。
確かに、顔が欠けてもふやけても、新しい顔が準備されるからできることです。
でも、自分の体の一部を他人のために食料として提供すること、つまり、自分の命を与えるということは、究極の自己犠牲です。
― 持てる者が持たざる者に自分の恵みを分け与え続けること。
― 自分の身を削らなければ、人に与えることはできない。
― こうした行動が愛であり、勇気が必要なことであり、一番尊い。
― 笑われても、馬鹿にされても、自分の正しさを貫くことが逆転しない正義だ。
大戦で、日本の正義のあり方は180度変わりました。
それを経験したやなせ氏が考え続けた、「逆転しない正義」から生まれたものこそがアンパンマンだと、私は思っています。
例えばムヒカ氏は、「お金があるなら、子どもたちが通う学校をたくさん作ろう」と言いました。
これに対する批判や嘲笑はありましたが、それに負けず、つつましく生き、自分の正義を貫き通したムヒカ氏は、やはりアンパンマンと同じです。
きみたちに、あらためて聞きます。
才教学園でどういう学校生活をおくりますか?
長い2学期の途中には、さいきょう祭があり、他にもいろいろなことが起こるでしょう。
意見が食い違ったり、言い争ったりすることもあるでしょう。
そのような中で、困っている人や悲しんでいる人に寄り添い、自分が持っているものを与えられる人になってください。
正しいことは正しいと貫ける勇気を持つ人になってください。
それが、世のため人のためにつながっていくことを忘れないでください。
なにが 君のしあわせ
なにをして よろこぶ
きみたちはこれに答えられますか?
自分の喜びが一番の幸せだと答えますか?
少しずつでも、アンパンマンのような人になることを目指してください。
私は、この学校でそういう人を育てていきたいです。
校内のある場所にいる「スーパーヒーロー」
【表彰・団体】
●吹奏楽部
長野県吹奏楽コンクール地区大会B部門 銀賞
同 県大会 奨励賞
●合唱部
第39回長野県学校合唱大会(兼第92回NHK全国学校音楽コンクール)中信ブロック大会 銀賞
同県大会 奨励賞
【表彰・個人】
●上島千茅くん(3年)
算数オリンピック2025トライアル大会
第17回キッズBEEファイナル大会 金賞
●吉村高連くん(4年)
第4回松本市平和三行詩コンクール
小学生の部 最優秀賞
※「まつもと平和ミュージアム」ホームページにて作品公開中
数学者の秋山仁先生による生徒対象の特別授業が、6月20日(金)にありました。
数学を極めた秋山先生のお話を、前のめり気味に聞いていた生徒たち。
1~4年生に披露してくださった「数あてマジック」は、生徒に大好評でした。
やり方を教わり、「近くの友達とやってみよう」と声がかかると、小さなマジシャンたちは確実に相手の選んだ数字を当てることに成功し、喜んでいました。

5~9年生には、さまざまな実験装置を用意して、「円の面積を、なぜ円周率と半径で求めることができるのか」「三平方の定理の証明」などを視覚的に実演。
秋山先生が実験装置を動かすたびに、生徒たちの興味はかきたてられ、「すごい!」「どうなってるの?」と歓声があがっていました。

また、手元に配られた細い紙テープでメビウスの輪をつくり、「ハートが2つ組み合わさったかたち」になるようにというお題には、一人ひとりが紙も頭もひねりながら取り組みました。


授業後、「数学の美しさとはこういうことを指すんだとわかった」という感想を持った生徒もいました。
数やかたちと一緒に遊ぶ感覚で、"楽しく・美しい"数学の実験教室を体験できました。
秋山先生、すてきな授業をありがとうございました。
7月20日(日)、キッセイ文化ホールにて、第65回長野県吹奏楽コンクール中学校の部中信地区大会(B編成の部)が行われました。
昨年に引き続き、才教学園は参加17校の中で最少5名での参加です。
演奏に選んだのは、"あの"有名なテレビゲームのテーマ曲を思わせるもの。場面ごとのイメージが掴みやすく、演奏する生徒はもちろん、聴いている方もきっとワクワクする曲です。
日頃の練習では「音程を気にする」「主役脇役を考える」「頭で考え、耳で聴いて演奏する」などを意識して取り組みました。
審査員の先生方からは「楽しく演奏していることが伝わった」「曲のストーリーがはっきりわかる演奏だった」と講評をいただきました。
少ない人数だからこそ、一人一人が自分の音に責任をもって演奏できたことがよかったと思います。
結果は銀賞。
9年生にとっては最後のコンクールとなりましたが、このコンクールを通して音楽の面白さに気づき、表現の幅が広がっただろうともと思います。
当日、応援にかけつけてくださった保護者の皆様や先生方、ありがとうございました。
今大会の経験を大切にし、2学期のさいきょう祭などに向けて、演奏に磨きをかけていきます。
吹奏楽部顧問
<大会情報>
第65回長野県吹奏楽コンクール
中学校の部中信地区大会B編成の部 銀賞
高橋宏樹作曲「ドレミファ・クエスト」
令和7年7月20日(日) キッセイ文化ホール
キッセイ文化ホールのリハーサル室で直前練習の部員たち
7月1日(火)、全校あげて交通安全教室を行いました。
今回、4年生の自転車運転安全教室では警察署、松本市役所の方から直接運転免許証を交付していただきました。
代表生徒は少し緊張したようすも見せながら免許証を受け取り、「自分が事故に遭ったりけがをしたりしないように、また、他の人の安全にも注意して自転車に乗りたい」と話していました。

上の画像:4年生 自転車教室のようす
他の学年でも、道を歩くときに気をつけることや自転車利用のルールをあらためて学び、知らず知らずのうちにルール違反をしていないかなど、自分ごととしてしっかり考えるきっかけになりました。
市交通安全課の方からは、「同じ"みる"でも、受動的に"見る"か、意識して"観る"かが大切。ほんの少しの見落としが、路上では命を奪うことに直結すると自覚して」とお話いただきました。

上の画像は交通安全教室(5~9年生)のようす
上の画像は1~4年生の個通安全教室より
登下校ではスクールバスや家庭送迎の生徒が多い本校ですが、乗車中の安全も運転者任せにはしないこと。また、徒歩通学の生徒も、「車が来ないから道路を横断してもいいや」などと安易に考えないこと。
生徒には、ここで学習したことを忘れず、命を守るための安全な行動を常に心がけてほしいと思います。
もちろん、教職員、スクールバスのドライバーも、今後とも安全に十分注意していきます。
保護者のみなさまにも、かねてよりお知らせしているように、公道の走行はもとより、正門周辺の車両出入りや構内徐行の徹底にご協力をお願いいいたします。