8月31日、3年生が「食品ロス」をテーマにした環境教育授業を行いました。
食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。世界で約8億人が十分な食事をとれない中、日本では大量の食品ロスが発生しています。
これを少しでも減らすための工夫として紹介されたのが、「冷蔵庫の中にあるものを確認してから買い物に行く」「お店の商品は"手前取り"」「お店で料理を食べきれない場合、持ち帰りできるか相談してみる」といった実践しやすい事例。これらを含めた松本市の取り組み、『30・10(さんまるいちまる)運動』についてのお話がありました。
講師として来校された松本市環境・地域エネルギー課の方から、食品ロスが生まれる経緯や、どうすればロスを防いだり少なくしたりできるのかを分かりやすくご説明いただきました。子どもたちに『食の大切さ』を学ぶ機会をいただき、ありがとうございました。
〈生徒の感想〉
・どれだけ日本で食品ロスが起こっているかを知ることができました。そんなことを考えたら、給食をもう少し頑張って食べようと思いました。
・買い物に行く前に冷蔵庫を見てから買い物に行こうと思います。
・自分ができることは今は少ないけれど、たくさん食べて、できるだけ残さず、今食べているものがあることを感謝して食べたいです。
〈3年生担任より〉
食べ物を粗末にしてはいけない、ということはよく分かってはいるものの、食事が準備されることが当たり前になっている子どもたちにとって、今回の授業で学ぶことは多かったようです。当日の給食からは早速、子どもたち自ら「今日は食べきりたい」「もう一口食べる」とロスを減らそうとしたり、家でできることを考えてみたりと、張り切っていました。
「30・10運動」のパンフレットをいただきました
感想の記入中。生徒の疑問、質問にも丁寧に答えていただきありがとうございました。
2学期が始まって最初の土曜日、校友会保護者会による環境整備を行っていただきました。機械を使った下草刈りは全体作業に先行して1時間早く始まりました。繫茂した雑の除去、伸びた木の枝払いなど大変な作業でしたが、保護者のみなさんのおかげで、学校敷地内と正門外の歩道周辺は見違えるほどすっきりしました。
この日は7年生も途中から合流しました。フェンスに絡んだつる性の草に苦戦したり、作業が済んだ場所の草を運び出したりと、協力しながら作業に精を出していました。
作業があった8月27日は日差しは弱かったものの、気温と湿度が非常に高い日でした。子どもたちのために多くのみなさんにご参加いただき、本当にありがとうございました。
作業開始時、体育館外まわり
保護者のみなさんに、ここまできれいにしていただきました!
8月5日(金)、長野市・アクアウイングで行われた北信越中学校総合競技大会(水泳)に、県大会で権利を得た清澤龍翔くん(7年)が200m平泳ぎに出場しました。
中信大会、県大会、北信越と続いたレースの中では一番良いタイムが出たものの、さすがに北信越大会のレベルは高く、入賞はなりませんでした。
中学1年生での北信越大会出場は凄いことですが、かつてジュニアオリンピックにも出たことがある清澤くんは、当然、更なる高み(北信越大会の入賞、全中出場)を目指しています。来年、再来年の活躍も期待しています。
写真は、大会競技場での1枚。清澤くん(右)と引率の巣山教頭。
(一部加工。撮影時のみマスクを外しています)
8月22日(月)より2学期が始まりました。
校内のそこかしこで生徒同士、先生との話が弾んでいました。始業式後、1年生の教室では、校長先生のお話を振り返り、夏休みの課題などを順番に提出していました。
【学校長講話】
今日は令和4年度2学期始業の日です。約1か月の夏休みを、みなさんはどのように過ごしましたか。行動制限のない休みとあって、久しぶりに家族旅行をしたり、祖父母や親戚の皆さんと楽しく過ごしたりしたという生徒も多いでしょう。夏のできごとを通じて何を学んだか、何を感じたか、提出物や先生たちとの話の中で披露してください。
夏、秋を経て冬まで続く2学期です。この長さに耐えうる体力と生活習慣をいち早く取り戻し、みなさんが充実した学校生活を送っていくことを願います。
そして、拡大しているコロナ感染症への対策は継続です。密を避ける・不用意に大きな声を出さない・手洗いと消毒の徹底・こまめな換気といったことを、これからもしっかり行い、休校で活動がストップすることがないよう、全員で気をつけましょう。
さて、今学期の折り返し地点にはさいきょう祭があります。そこに向かってこれから、先生も生徒も全員が一丸となるとき。力を合わせて頑張ってほしいと思います。それにかけて今日は、このほど新聞で見かけた記事について話したいと思います。
松本市出身で「ALWAYS 三丁目の夕日」などで知られる映画監督の山崎貴さんが中学校3年のときに作った8mm映画のフィルムが見つかりました。「GLORY」という10分超の映画で、地球が滅亡し人類が他の星に移住するというストーリーのSF作品です。非常に高価な機材を知り合いから借り、今のようにパソコンもコンピューターグラフィックもない当時、ベニヤ板やプラモデルの部品などを集めて宇宙船を作り、ある会社の倉庫を借りて撮影したこともあったそうです。
そんな撮影中のこと、宇宙船が気に入ったものにならなかった山崎さんが、「センスがない」「一生懸命やることといいものを作ることは別のことだ」と発言したことで、接着剤を掛け合うけんかになりました。「夜明けのシーンを撮りたい」と美ヶ原まで自転車を漕いでいったというエピソードもあり、中学3年生ながらこのような発言・行動をとっていた山崎さんの非凡さがうかがえるとともに、この作品に対して「いいものを作ろう」と本気で取り組んでいたことがよくわかります。
みなさんがさいきょう祭のために力を合わせること。それは大前提です。合奏であれ、合唱であれ、ミュージカルであれ、それは変わりません。一生懸命頑張ることに加えて、いいものを作ろう、心を揺さぶるような作品にしようとする執念がなければ、いい演目にはなりえません。一人ひとりが全力で課題に立ち向かうときには、言い合いやけんかになることもあるでしょうが、才教に集うみなさんの力、舞台にかける執念と魂で素晴らしいさいきょう祭を作り上げましょう。
7月16日(土)、長野市・アクアウイングで行われた長野県中学校体育大会夏季大会水泳競技大会に、本校より中信地区予選で標準記録をクリアした4名が出場しました。
出場者のうち、清澤龍翔くん(7年)は出場した2種目で入賞、その中でも200m平泳ぎでは4位に入り、北信越大会出場を果たしました。
清澤くんは幼少の頃からスイミングスクールに通い、小学生の時にはジュニアオリンピック出場経験もある実力者です。下のコメントにあるように、本人は今回の結果には満足していない様子ですが、中学1年生での北信越大会出場は快挙であり、今後の活躍が楽しみです。
他の出場者3名は決勝には進めなかったものの、ベストタイムを更新する選手もいるなど、国際記録公認プールでの晴れ舞台、のびのびと泳ぐことができました。
北信越大会は8/5(金)、今大会と同じ会場(アクアウイング)で開催されます。
清澤くんのコメント
「北信越大会は参加しなくてはいけないと思っていたので、200m平泳ぎでの出場が決められて、ホッとしている。一方、100m平泳ぎは出場を逃してしまい(清澤君は5位。4位までが北信越出場)、悔しい気持ちの方が強い。北信越大会では、県大会を上回るタイムを出して、今後につなげていきたい」
北信越大会進出を決めた清澤くん
アクアウイングの客席で。会場の五輪マークは冬季長野大会アイスホッケー会場だったことの名残。
サマースクール中止、さんすう教室開催方法変更のお知らせ
各 位
日頃は才教学園にご理解とご協力をいただきありがとうございます。
8月1日(月)・2日(火)・3日(水)に実施を予定しておりました「サマースクール」と「さんすう教室」ですが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、「サマースクール」は中止、「さんすう教室」は開催方法を変更させていただくことになりました。
多くのご家庭にお申し込みをいただき、楽しみにしていてくださったのにも関わらず、このような苦渋の決断をしなければならなくなり大変申し訳ございません。
次の機会でのご来校をお待ちいたしております。
「サマースクール」→ 残念ですが、中止とさせていただきます。
「さんすう教室」→オンラインでの開催に変更いたします。
様々な教具を使用しての実施を予定しておりましたが、オンライン開催(事前撮影)への変更に伴い、オンライン向けに内容が予定していたものと変更になります。さんすう教室の動画は、8月3日(水)に特設ページにアップする予定です。既にお申込みをいただいているご家庭には、後日メールにて特設ページのアドレスをお知らせいたします。
さんすう教室の動画視聴を新たに希望される方はこちらからお申込みください。
7月16日(土)に小学校・中学校併せて9学年の授業を公開するオープンスクールを行いました。
小・中学校の生活を直接体験いただくものではありませんでしたが、本校で取り組んでいるSTEAM型授業の自由見学として、多くの皆様にご覧いただきました。
授業公開の後には「STEAMワークショップ」を開催。数学のお兄さん・横山明日希先生を講師に迎え、「平面パズル」を使った作品作りに親子で取り組んでいただきました。
皆様にはご来校時の健康チェックカード提出、手指の消毒等へのご理解ご協力をいただき、ありがとうございました。
〇各教室で行われた内容(主なもの)
1年/糸電話を使って音の伝わり方を学ぼう
・糸電話の糸の代わりにいろいろな素材を使い、聴き比べてみる。
2年/お気に入りの本を紹介しよう
・今までに読んだ本の紹介。紹介用ワークシートはiPadで共有し、クラスメイトの紹介を聞いて感想を書く。
3年/わたしが住むまちの紹介
・自分が住んでいる地域について調べたことを、プレゼンテーションソフトを使い工夫して発表。
4年/そろばんを体験しよう
・そろばんアプリを使い、使い方や計算を行う。
5年/プログラミング学習
・イベント型プログラミングについての外部講師による授業。レゴのマインドストームを使用。
6年/災害への「備え」を考える
・研修旅行で自分が見聞きしたことを振り返り、災害への備えについて考える。Googleアプリ「jamboard」も活用し、学びにおける有効性も検証する。
7年/Let's STEAM! Dance完コピ発表会
・既成のダンスを「視聴・覚える・録画・確認・修正」し発表。4名程度のグループでダンス担当やiPad等操作の役割を分担。
1年生の授業から:「おむすびころりん」音読発表、算数「ながさくらべ」
5年生はプログラミング、7年生は「完コピダンス」発表
STEAMワークショップ
7月16日(土)、キッセイ文化ホールにて第62回長野県吹奏楽コンクール中学校の部中信地区大会(B編成の部)が行われました。
全員で8名、そのうち半数にあたる4名が小学生という編成ですが、木管楽器の柔らかい響きを大切にしながら、ハーモニーを乱すことなく、丁寧に演奏することができました。審査員の先生方からは「曲の雰囲気をよく表現できた」「さわやかさを感じることができた」と講評をいただきました。
結果は銀賞。惜しくも上位大会に進むことはできませんでしたが、限られた練習時間の中で、とても健闘したと思います。
当日はお忙しい中、保護者の皆様や先生方も応援にかけつけていただき、ありがとうございました。今回の大会での経験を大切にし、2学期に控えているさいきょう祭などに向けて、演奏に磨きをかけていきたいと思います。
吹奏楽部顧問
<大会情報>
令和4年7月16日(土)
第62回長野県吹奏楽コンクール
中学校の部中信地区大会B編成の部 銀賞
高橋宏樹作曲 「ミニチュア・スイート」
吹奏楽部8名、感謝の笑顔
今年も7~9年生で実施した武道の授業。7月7日(木)に7・8年生が、翌週14日(木)に9年生が、信学会理事長の小林経明先生から空手の指導を受けました。2回目、3回目の指導となる8年生と9年生は、昨年までのことを思い出しながら、『平安初段』の形を打っていきます。自分の立ち位置=正面が変わると、向きを変えるのが右へか左へかと不安になり、隣の生徒とお見合いになってクスッと笑うといった場面もありました。
小林先生と体育科の先生から「筋がよい!」と特にほめていただいたのは9年生。予定していなかった『平安二段』をおおよそ通せるようにまでなりました。始めは重心の移動でふらついたりすることもありましたが、授業の最後には全員が揃った演武を披露。心地よい緊張感の中で、気合の入った突き、「えい!」という掛け声が体育館に響きました。
※写真はいずれも9年生の授業から。感染防止対策のガイドラインに基づき、マスクの着用や換気に配慮しています。
「軽い気持ちでしてしまった、ではすまされません。罪を犯すと多くの人に迷惑をかけ、取り返しがつかなくなります。」
スクールサポーターである松本警察署の吉田さんが話すことを、生徒たちは真剣に聴いていました。
ニュース等で、薬物やネットへの書き込みなど、軽い気持ちで犯罪に手を染めて逮捕・検挙されるケースを観ることがあります。ときには、それが10代の若者であることも...。
「万引き」という犯罪は軽くみられがちかもしれませんが、どんなものであれ、金額がいくらであれ、「万引き」イコール「窃盗罪」、つまり軽いものではないということを改めて認識するに至りました。万引きだけではなく、殴る・蹴るといった暴力行為は、相手にケガがなかったとしても暴行罪に問われることがあります。
自分たちの行動でどこにどのような影響がおよぶのか...
人を傷つけてはいないか...
悪いことをして周囲に迷惑をかけていないか...
こうしたことを考えて行動することの大事さ、自分たちの今後の人生を台無しにしないように生活していくことの大切さを学ぶ機会となりました。
非行防止教室と銘打った生徒指導講話は7月4日(水)、7~9年生に向けて行われました。
1学期中、複数回にわたり本校で大事なお話をしてくださった吉田さん、本当にありがとうございました。