
6月29日(月)、「生徒会ディベート(第1回)」を実施しました。
今回の議題は、「クラス替えを毎年すべきか、すべきではないか」です。
事前に一人ひとりが肯定・否定の両方の立場から意見を考えた上で、本番では生徒会本部が決定したチームに分かれ、5~8年生が各教室で討論しました。9年生はファシリテーターとして司会やタイムキーパーなどを担当し、議論が円滑に進むよう支えました。
ディベートでは、「毎年クラス替えをすることで新しい友達が増え、多様な価値観に触れられる」とする肯定派の意見や、「同じ仲間で過ごすことで互いを深く理解し、団結力が高まる」とする否定派の意見など、それぞれの立場から根拠を挙げながら考えを伝え合いました。
質疑応答では、「友達が固定されるとなぜよくないのか」「学習面への影響をどう考えるのか」といった質問が交わされ、相手の考えを受け止めながらそれぞれの立場で意見を述べました。相手の発言中、端末にスピーディーに入力しながら、次の反駁に備える生徒の姿も見られました。一方で、話し合いでは笑顔がこぼれる場面もありました。生徒たちは相手の話に耳を傾け、「相手の言っていることは分かるけれど、こちらとしては......」と、自分の考えを整理しながら議論を深めていました。
生徒会本部役員は、「各クラスで肯定派・否定派の意見をうまくまとめることができ、9年生もしっかり進行役を務めることができた」と振り返りました。今後は、話し合いの形式や、討論中の生成AIの活用の可否・使い方などについても検討し、12月の第2回につなげていく予定です。
今回の活動を通して、生徒たちは異なる立場の考えに耳を傾け、根拠をもって伝え合うことの大切さを実感しました。これからも生徒会活動を通して、多様な考えを認め合いながら主体的に学校づくりに参画する姿勢を育んでいきます。
6月24日(水)、5~9年生対象のメディアリテラシー講話を行いました。
インターネットやSNS、生成AIなどの情報技術は、生活の中で当たり前になった一方、トラブルや重大な問題につながるケースも少なくありません。
今回も、松本警察署/スクールサポーターの吉田友紀さんから、ネットなどの利用に潜む危険や、自分自身を守るために大切なことについて、さまざまな事例を交えながら教えていただきました。
●身近に潜むネットの危険
まず、SNSやオンラインゲームを通じて犯罪に巻き込まれるケースが紹介され、知らない相手とのやり取りが重大な被害につながる危険性について学びました。闇バイトについては、「"簡単にお金がもらえる"、"軽い気持ちだった"では済まされない現実がある」と、緊張感のある口調で話されました。
さらに、ネット上の投稿や画像の取り扱い方によっては、スマートフォン等に残った記録が証拠になり、罪に問われることも。どれも自分自身に起こり得る問題として捉える必要がある、というお話でした。
●新しいリスク---生成AIとの向き合い方
生成AIで画像や文章の作成・加工が簡単になりましたが、その結果、「本物」と「そうでないもの」を区別しづらくなりました。ノリや軽い気持ちで作った画像が他者を傷つけ、学校生活に深刻な影響を与えれば、「本物ではないから問題ない」という認識は通用しません。
吉田先生は、「生成AIの発展により、利用する側のモラルや判断力がこれまで以上に求められる。新聞やテレビのニュースから、世の中で起きていることを知って」とも話していました。
●見えにくい危険---ネット依存
夜遅くまでスマートフォンやゲームを使用することが、睡眠不足や日中の集中力低下、さらに学力低下につながるという話を聞き、生徒もハッとした表情に。
また、オンラインゲームは、付き合い方によって、心身の健康や生活習慣に大きな影響を及ぼす可能性があることについても学びました。特に、暴力的なシーンや過激な言葉、刺激の強い映像などは、成長途中の小中学生の脳にいい影響は与えない、とのことでした。
◎ネット社会を生きるために必要な力
吉田先生が示したのは、次の4つ。
①判断力 情報の真偽を見極める
②自制力 興味や感情に流されずに行動を制御する
③責任力 自分の行動の結果に責任を持つ
④想像力 他者や社会への影響を考え、よりよい使い方を考える
特に、「自分だけは大丈夫だ、と思わないこと。リスクにつながることに手を出さない・関わらないという判断をしてください」と強調されました。
生徒代表による挨拶では、「軽い気持ちが後々自分を苦しめることがあると学んだ。今日の話を心に留めて生活したい」との言葉が。
また、「SNSはまだ身近ではないが、ゲームやネット利用が現実の問題につながる事例を聞き、使い方を間違えないようにしたいと思った」という感想が聞かれました。
投稿日:2026.06.24
今年度も、才教学園では年長児を対象とした「わくわくプレスクール」を開催しています。その第1回(5月)と第2回(6月)のようすをお届けします。
年長児のみなさんは、2年生の教室で、もじ・かず・えいごの学習に取り組みました。先生の話をよく聞きながら、元気に手を挙げたり、前に出て活動したり、とても意欲的な姿が見られました。
授業担当の先生や補助の先生が一人一人の様子をていねいに見守り、できたところには花丸を付けながら優しくほめていました。問題が解けたり文字が上手に書けたりすると、子どもたちはtとても嬉しそうにしていました。
また、休憩時間には3・4年生とあいさつを交わす場面もあり、少し恥ずかしそうな笑顔を見せる場面もありました。
最後には、「おうちの人にも今日学んだことを話してみてね」と先生から声がかけられました。持ち帰ったプリントや教具を囲みながら、ご家庭でも学びの話題が広がっていれば嬉しく思います。
もじ
かず
えいご
6月19日(金)、講堂には少しの緊張と、これから始まる学びへの期待が入り混じった空気が広がっていました。『AIでプログラミング』と聞いて、この日の授業を楽しみにしていたという7年生ですが、その期待を上回る2時間の授業になりました。
7年生の総合学習の一環として、これまで行ってきたSTEAM学習、プログラミング学習の流れを引き継ぎつつ、AIを活用した創作・開発体験へと広げる授業は今回が初めてです。講師として、アクトブーン代表 岩城信二氏をはじめ、本校STEAMアドバイザー横山明日希先生(math channel代表)、沼倫加先生にご協力いただきました。
■ 想像を形にするAI体験
授業は、少し意外な展開からスタート。シンディー先生(岩城先生)によるマジック披露で、7年生は一気に引き込まれます。
「え、今のどうなってるの?」
そんな驚きと笑い声があちこちから上がり、場の緊張がほぐれていきました。
その流れのまま、「AIを使ったことはある?」と問いかけられ、生徒からは、宿題のサポートや調べもの、アイデアを得る...など、日常的な活用方法が挙がりました。
続いて、「最高のAIロボットをつくる」というテーマで発想を広げました。
"恐竜のような姿"や"未来を見通す機能"、さらには"口からジャガイモを出す"といった、ユニークで自由なアイデアが次々と生まれます。シンディー先生は、それを生成アプリに次々と入力。数分後には生徒の発想が画像としてスクリーンに映し出され、驚きと笑いが広がりました。
音楽生成の体験でも同様に、ラップや英語、ユーモアのあるキーワードが組み合わさり、AIが"想像をそのまま形にする"ことを実感する時間となりました。
■ AIの仕組み
授業の後半では、AIの仕組みやデータ学習について学びました。
AI発展の背景として、データ収集やラベリングといった地道な作業の重要性が語られました。華やかな技術が、実は多くの人の見えない努力によって支えられていることが強調されました。
また、「People can destroy an ant colony without malice.」という言葉を引用し、意図の有無に関わらず、技術や仕組みが社会に影響を与える可能性があるという視点が示されました。
その後、ミニゲームを用いた画像認識の体験を通して、生徒は「AIにも得意・不得意がある」ことを実感しました。
■ AIとゲームを作ろう
グループ活動で、AIと対話しながらゲームの制作に挑戦。思い通りにいく場面もあれば修正を重ねる場面もありましたが、その一つひとつが試行錯誤でした。AIとのやり取りを繰り返すうちに、自分たちのアイデアが形になっていくと、エラーの修正も含めて「何度でも試せること」そのものを楽しむ姿が見られました。
■ 生徒の感想
「AIは怖いものだと思っていたけれど、やってみると楽しかった」、「ゲームや音楽が数分でできてしまうことに驚いた」といった声が聞かれ、指示の出し方によって結果が変わることや、思った通りにいかない難しさについても多くの気づきがありました。
このほか、「AIが便利である反面、生成されたものをそのまま信じてしまいそうで不安」や、「AIやロボットが進化し続けたら、もっと怖いことがあって戸惑うかもしれない」など、技術に対する受け止め方も様々でした。
6月17日(水)、全校で試験が行われました。
1~4年生は全国模試に取り組み、特に1・2年生にとっては、今年度初めてとなる本格的な試験となりました。
5~9年生は1学期期末テスト(入試5教科)に臨みました。7~9年生は、翌日に技能教科の試験も控えています。特に9年生にとっては、校長先生の言葉を借りれば、「これからのテスト一回一回が、自分の進路へつながる大切な機会」となります。
監督の先生が静かに教室内を巡る中、生徒たちは問題文を丁寧に読み取り、集中して解答欄を埋めていました。普段は活気あふれる校内ですが、各教室の廊下に机の引き出しが整然と並べられたり、いつもとは違う緊張感に包まれたりと、試験日には独特の雰囲気があります。
日々の積み重ねを力に変えながら、それぞれの目標に向かって努力する姿が期待されます。
iPadなどの端末を使ってインターネットを利用する機会が増えている3・4年生を対象に、ネットの安全な利用について考える教室を6月16日(火)に行いました。
インターネットは、学習や生活の中で身近な存在。しかし、使い方を誤ると、知らないうちにトラブルに巻き込まれたり、相手を傷つけたりすることもあります。
松本警察署生活安全第一課の吉田さんは、冒頭、「今日の授業は、みなさんが被害者にも加害者にもならないためのもの。ネットの危険性を正しく知り、自分自身の使い方を見直すことが大切です」と話していました。
講話の中では、短い動画が次々と表示されることで、気付かないうちに長時間見続けてしまう危険性や、「自分だけは大丈夫」と思い込むことの怖さについてもお話がありました。実際に、子どもたちへに問いかけてみると、動画を見る時間が30分から2時間程度と答えるなど、自分の利用の仕方を振り返るきっかけとなりました。
講話の後、子どもたちに感想を聞くと、「ネットや動画の見過ぎはよくないので、時間を決めて楽しく使いたい」「家の人とスマホやタブレットの使い方のルールを一緒に考えたい」「寝る1時間前には見るのをやめて、気持ちよく眠れるようにしたい」など、自分自身の生活を見直す声が聞かれました。
また、「自分が話しているときに、家の人がスマホを見ていて、ちゃんと聞いてもらえていないことがあった」という意見もありました。ネットとの付き合い方は子どもだけの問題ではありません。「ルールを一緒に考えたい」という感想が出たことからも、家族みんなでネットとの付き合い方について考えていくことの大切さにも気付かされました。
今回の学習を通して子どもたちは、便利なインターネットを安全に利用するために、「自分はどう使っているだろう?いい使い方をしているかな?」と振り返ることができたようです。ご家庭でも、ぜひ話し合っていただきたいと思います。
6月12日(金)は、1~4年生の遠足がありました。当日のようすをお届けします。
1・2年生 >>> 信州スカイパーク
当初予定していた目的地周辺でクマ目撃情報があったため、安全面を考慮して信州スカイパークへ向かいました。散策をしている最中は、信州まつもと空港に離発着する飛行機の迫力や、見ごろを迎えたバラの花と香りを楽しみました。
昼食時には通り雨もありましたが、屋根のある場所でお弁当を食べ、その後は遊具で元気いっぱいに遊びました。初めて来るところではないけれど、「みんなと来るのはやっぱり楽しい!」と笑顔があふれ、楽しい日になりました。
3年生 >>> こだまの森(木祖村・やぶはら高原)
前日から「晴れてほしい」と、てるてる坊主を作るほど楽しみにしていましたが、出発後、突然の大雨に遭いました。「先生、魚のつかみ取りできますか?」と心配そうな声。しかし、現地では予定通り活動を行うことができました。冷たい水に手足を浸し、苦戦しながらも全員がイワナを捕まえ、その命をいただくことの大切さを感じる機会にもなりました。
スプーン作りでは、ヒノキの香りや手触りを感じつつ、持ち手の部分を上手に削ることができました。
4年生 >>> 木曽藪原~鳥居峠~奈良井宿
峠道を行く登山遠足。途中で雷や雹に見舞われる場面もありましたが、休憩所でおにぎりを食べ、様子を見ながら進みました。御岳神社では雨具を着て参拝し、道中は歌を歌いながら元気に歩きました。「どんな状況でも前向きに楽しむ子どもたちがすごかった!」とは担任の先生から。下山時には青空も広がり、笑顔で行程を終えました。
才教学園 特別教育講演会
毎回ご好評をいただいている講演会です。
テーマ:教育に科学的根拠を
~ データで読み解く、今こそ受けるべき「質の高い教育」とは ~
講師:中室 牧子 先生(教育経済学者/慶應義塾大学総合政策学部 教授)
日時:6月20日 (土) 10:00~11:40 (講演時間は10:10~11:40)
※9:50までに受付をお済ませください。
教育経済学者としてテレビをはじめ、各メディアでご活躍されている中室牧⼦先⽣をお招きし特別教育講演会を開催いたします。
最新著書である『科学的根拠(エビデンス)で⼦育て教育経済学の最前線』(ダイヤモンド社)は7万部を超え、発売から1年以上経った今もAmazonではベストセラー、多くのメディアにて紹介され続けています。
今回は「教育に科学的根拠を∼ データで読み解く、今こそ受けるべき「質の⾼い教育」とは∼」というテーマでお話ししていただきます。
講演会終了後には、中室先⽣の書籍販売も予定しております。是非この機会にお越しください。
(保護者の皆様対象の講演会になりますのでお子様の同伴はご遠慮願います。)
*年長のお子さんは、同時間別会場で行われる「わくわくプレスクール」にご参加ください。(要予約)
*託児サービス(有料)は受付を終了いたしました。キャンセル待ちの受付をご希望の方は、本校事務室までご連絡ください。(0263-58-0311)
*小学生以上のお子さんは、別室での待機が可能です。
講演会の詳細はこちらから
講演会、プレスクールに参加を希望される方はこちらからお申込みください。
6月9日(火)午前、「授業公開Days & 入試対策講座」の1日目を実施しました。
授業公開はまず、才教学園の特色や校舎についての説明でスタート。その後、参加者のみなさまには、教頭の案内で校舎内を巡りながら、普段の学校生活や授業の様子を見学していただきました。
1階では、1年生の国語の授業を見学。音読教材「しゃっくり」を声をそろえて読む様子を、参加者の方々は生徒が持つ教材をのぞき込みながら聞いていました。
音楽室や美術室、被服室などの特別教室が並ぶ2階では、音楽室では2年生、そのすぐ近くの理科室で8年生が授業に取り組んでいました。小学生と中学生がひとつの校舎で学ぶ本校ならではの環境を、実際の授業風景の中で感じていただけたのではないでしょうか。
★1年図工 体育祭で思い出に残ったシーンを描いていました
4階・5階は5年生から9年生の教室。廊下の長机には、提出された宿題が積み重ねられていました。教頭から日々の学習や教員による添削について説明があり、足を止めて教材に見入る参加者の姿も見られました。
参加された方からは、「どの教室でも生徒が落ち着いて授業を受けていた」「掲示されている作品が学年以上のレベルに感じられた」「1年生の音読がとてもきれいにそろっていた」といった感想をいただきました。こうした温かい言葉は、日々子どもたちと向き合う教職員にとって大きな励みとなります。
そして、授業公開後には入試対策講座を実施しました。校長からは、実際の問題例を用いながら入学試験の概要や出題のポイントについて説明がありました。参加者の皆様は資料に目を通しながら熱心に耳を傾けていました。
校内を巡りながら日常の学びに触れ、本校が大切にしている教育環境について知っていただく機会となりました。
1学期の授業公開は、6月11日(木)にも実施します。