
3月11日(水)、本校にて日本語検定の個人表彰伝達式が行われました。日本語検定の協賛社である東京書籍の担当者の方にご来校いただき、最優秀賞を受賞した林もろみさん(4年)と峯村梨奈さん(3年)に、賞状と盾が手渡されました。

(写真)左から東京書籍・桑原さん、林さん、峯村さん
表彰の場面では緊張した様子も見られましたが、その後は少しリラックスした雰囲気で歓談。
◎林もろみさん/読売新聞社賞 最優秀賞 6級
「検定までこつこつ勉強を続けました。今回、満点を取ることができてとてもうれしいです」
◎峯村梨奈さん/読売新聞社賞 最優秀賞 7級
「周りの友達も受けていた検定に挑戦して、最優秀賞を取れるとは思っていませんでした」(峯村さん)
検定対策の勉強をしっかり行ってきたという2人に対し、東京書籍の桑原さんは「こうして成果を出せたこと、そして2人の取り組み方や学びに対する姿勢が本当に素晴らしい。ぜひ上の級にも挑戦してほしい」と、優しく声をかけてくださいました。
表彰に立ち会った巣山教頭は、「人生をよりよく生きるための大切な要素に、"言葉の豊かさ"があると思います。検定への挑戦や読書を通して、生徒たちが正しい日本語を使う力をさらに伸ばしていってくれたら」と話していました。
日本語検定は、敬語や表現、漢字、正しい日本語の言い回しなど、日本語を適切に使うための知識を学び、確認することができる検定試験です。検定をきっかけに、生徒の日本語への関心がさらに深まり、高校入試や大学入試(文章量の多い問題)にも対応できる力が育っていくことを期待しています。
最後に、お忙しい中ご来校くださった東京書籍の桑原様に、心より感謝申し上げます。
3月6日(金)、1~6年生の合同音楽授業が行われ、各学年がこれまでの練習の成果を発揮しました。
学年によっては担任の先生が指揮を務めたり、児童がピアノ伴奏を担当したりする場面もあり、会場を温かい雰囲気に包みました。会場には子どもたちの歌声とリコーダーの音色が響き、発表が終わるたびに大きな拍手が送られました。
音楽科・合唱指導の根本先生は、「声を出してOK、体が動いてOKなのが音楽の授業。共感しやすい曲、歌いやすい曲を友達と一緒に歌うことから、ひとり一人が"合唱の楽しさ"を見出せるようになってほしい」と話していました。
1年生:「チャレンジ!」を元気いっぱいに発表。

2年生:「旅立ちの時」を歌いました。

3年生:「365日の紙飛行機」をのびのびと発表しました。


(2)へ続きます
3学期の始めに、中学校課程の生徒を対象とした特別講演会を開催しました。講師は、脳科学がご専門の青砥瑞人先生。同分野で世界トップクラスの研究機関、UCLAで学ばれたご経験を持ち、その知見を生かして事業展開やアスリート支援など幅広い分野でご活躍中です。
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講演は、「人はどれくらい情報を処理できているのだろう?」という問いから始まりました。私たちの脳が実際に処理している情報はごくわずかであり、さらに脳には欠点に注意を向けやすい"ネガティビティ・バイアス"という性質があることが紹介されました。
たとえばテストの点数について、「50点しか取れなかった」と考えるか、「50点も取れた」と考えるか。どこに意識を向けるかによって、脳に刻まれる記憶やその後の行動は大きく変わるといいます。
失敗にとらわれるのではなく、「まだ伸びる余地がある」と捉える視点が成長につながる――その大切さが語られました。
また、「ストレス=悪いもの」と決めつけるのではなく、新しい挑戦の際に感じる緊張や不安は"成長痛"。それが自分を押し上げるサインでもあるとのお話もあり、「自分の能力は伸びるんだって繰り返し信じることが重要」と、力強く伝えてくださいました。
専門的な内容にも触れつつ、終始親しみやすい語り口で、ユーモアを交えながら分かりやすい講演をしてくださった青砥先生。ここには書ききれませんが、「脳の使い方を変えて自分を活かすヒント」の数々に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
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【生徒の感想】
Sさん:今回の講演会で自分に自信がつきました。私は医師になるのが夢ですが、否定されるのは怖いと思っていました。でも、興味を持ったことややってみたいことに挑戦する一歩が踏み出せそう。
Nくん:青砥先生の話し方がすてきで、内容がすっと入ってきました。『受験』というストレスをわくわくする気持ちや"ときめき"に変えて、もっと自分の可能性を感じられるようになりたいです。
Sくん:小・中と続けてきたスポーツを高校でも続けるつもりですが、技術面の伸びに悩んでいます。両立は大変だと思いますが、いい選手のプレーから学び、自分のスキルを伸ばしていきたいです。
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青砥先生と本校とのご縁は、一昨年に開催した保護者向け特別教育講演会にさかのぼります。その際のご講演が大変好評で、翌年には教職員研修会でもお話しいただきました。「ぜひ本校の生徒にもお話を...」という思いを抱いていたものの、海外を拠点に活動されていることもあり、なかなか実現には至りませんでした。
しかしこのたび、短期帰国の機会にあわせて日程をご調整いただき、念願かなって1月20日に講演会を行うことができました。
この講演は、生徒一人ひとりが「自分の可能性はこれからも広がっていく」という視点を得る、たいへん貴重な機会となりました。質疑応答では、生徒それぞれの疑問や悩みに寄り添いながら丁寧にご回答いただき、その真摯な姿勢は生徒たちに大きな安心感を与え、前向きな一歩を踏み出す後押しになったことと思います。
近年のご活動は「応用神経科学者」という枠にとどまらない青砥瑞先生。多彩なご経験と幅広い視点からのお話は、生徒にとって多くの学びと気づきを得られる時間となりました。心より感謝申し上げるとともに、今後ますますのご活躍をお祈りいたします。

下の画像は青砥先生が見せてくれたもの。講演会で体験した、色のふしぎ。
強い色を見たあと、脳は反対色を補ってしまう。それが「補色の残像」。
4月から本校に入学するみなさんを対象としたオリエンテーション(全3回)のうち、2回目までを終えました。新たに小学生になるみなさんと保護者のみなさんに、学校生活の説明を通じ、新しい環境への理解を深めてもらっています。
はじめは少し緊張した様子も見られましたが、学校、教室の雰囲気にも慣れてきて、落ち着いて過ごす姿が増えてきました。「かず」や「もじ」の学習にも取り組み、先生の話をよく聞きながら、一生懸命に頑張っています。校歌「われら地球の子」の練習も行いました。音楽科の先生に倣いながら、元気いっぱいに歌っています。
オリエンテーションは3月7日(土)が最終回。入学の日を安心して迎えられるよう、そして、学校生活が実り多いものとなるよう、教職員一同しっかりとサポートしてまいります。
【教室でのようす(2026/2/21)】


本選出場者と演題は次のとおりです。
素晴らしい発表をされたみなさんのようすも併せてご覧ください。
5年 テーマ『未来の車』
1.MOF×車
2.酔わない車
3.個人救急車になる、相棒カー

6年 テーマ『防災』
1.電気を通して「助けられる人」から「助ける人」へ
2.守ろう、助かる命
3.心と命を守るために

7年 テーマ『日本の○○』
1.日本の出汁
2.日本の城
3.日本の言葉

8年 テーマ『未来を共創する』
1.技術とつくる未来
2.未来を共創するーアニメで世界を救う⁉ー
3.AI化で仕事がなくなる⁉

表彰式

本選後のほっとしたような表情。みなさん、おつかれさまでした!
〇優秀賞 原田樹生くん(6年)
「電気を通して『助けられる人』から『助ける人』へ」
東日本大震災では電気の完全復旧に約3か月かかったこと、能登半島地震の災害関連死は約半数が電気の途絶によるものだったことを、新聞記事などから読み解いた原田くん。電気の途絶で冷暖房や通信機器が使えない不便さが、人命や生活に大きく影響すると指摘。
内容はポータブル電源の実用性におよび、「日常使いのために家や学校に設置し、使用後はフル充電すれば、いつでも安心して電気を使える。太陽光発電と組み合わせれば、より安定して電気を確保でき、用途に合わせて小型から大型まで選べる」と「電源・電気のローリングストック」について持論を展開。
研修旅行(6月・宮城県の震災関連施設等)での見聞も交え、「災害時に電気がなくて困る人をゼロに」「電源一つで助けられる命が増えるかもしれない」と、自ら「助ける人」となって未来の安心社会を作りたいという思いにあふれていました。
〇優秀賞 小口慧乃さん(7年)
「日本の言葉」
小口さんは、まず、梅干しの画像や漢字を例に、言葉が私たちの体や心に与える力を紹介。画像を見るだけで唾液が出ることからも分かるように、日本語は文字や音だけで情景や気持ちを立ち上げる力があるといいます。
特に、①漢字は意味がすぐ伝わる、②主語を省略できて心の状態を自然に表せる、③オノマトペが豊かで「とことこ」「ざわざわ」のように空気感まで伝えられる、という特徴を挙げました。続けて、こうした力は、誰かの心を軽くしたり励ましたりすることもあれば、無意識に心を縛ることもあると説明。
最後に、「日本語には心の景色をそっと変える力がある。だからこそ、私たちは身近な人にどんな言葉をかけるか、大切に考えたい」と呼びかけました。聞いていた人たちにも、日本語の面白さや不思議さが伝わるスピーチでした。
◎最優秀賞 百瀬ひよりさん(8年)
「未来を共創する―アニメで世界を救う⁉-」
プレゼンは、きりっとした表情と少し緊張感のある声で始まりました。
世界で続く戦争や対立に触れ、「争いの背景には、相手を理解しようとする気持ちの不足もあるのではないか」と真剣なまなざしで問いかける姿が印象的でした。人類の長い歴史の中で争いが繰り返されてきたことを示し、「話し合いだけでは限界があるのではないか」と率直な思いを語った百瀬さん。そして――
「そこで注目したのが、日本のアニメです!」
ここからは声のトーンに一気に弾みがつき、挙動もアトラクティブに。自分の"好き"を語る場面では、自然と笑顔がこぼれます。世界的ヒット作『鬼滅の刃』を例に挙げ、家族愛や友情、登場人物それぞれの葛藤が世界中の人の共感を集めていると分析。アニメには、言葉を超えて価値観を伝える力と、大きな影響力があると力強く語りました。
さらに、自身の将来の夢は「多言語を話せる声優になること」と明かし、ただ翻訳されたセリフを話すのではなく、その国の文化や背景も理解したうえで同じキャラクターを演じたいと熱弁。日本のアニメのすごさと、作品を通して世界をつなぎたいという思いがまっすぐに伝わってきました。
〇優秀賞 畠山孝一郎くん(5年)
「MOF×車」
畠山くんはまず、テレビで知ったMOF(金属有機構造体)について発表。MOFは空気中の気体を取り込み、分けたりためたり変えたりできる素材で、有害ガスを無害化することも可能だそう。砂漠の空気から水を作る技術や、二酸化炭素回収への応用も注目されているそうです。
ここからは学年テーマ『未来の車』に則して、MOF搭載のエコカーのアイデアを紹介。大きなグリルで取り込んだ空気を変換・生成してできた水(水素)で走る設計は、二酸化炭素を出さず、クリーンで革新的な車です。「車が作ったきれいな水をエンジンで水を温めれば、カップ麺も作れる」と、無邪気な面ものぞかせました。「工学やエネルギーを学び、人々の役に立つ発明を考えたい」と結んだ畠山くん。MOFと車を組み合わせた未来の可能性に、期待が高まります。
2月18日(水)、「令和7年度プレゼンテーションコンテスト」を開催しました。
対象は5~8年生で、学年ごとに設定されたテーマのもと、発表内容の詳細は各自が自由に決定し、自ら課題を設定しながら探究を進めてきました。
1月下旬から2月後半の授業参観をクラス内予選と位置づけ、保護者の皆様による審査を実施。それを受けて各学年から3名、計12名の代表がこのたびの本選に出場しました。
当日は、対象学年に加え4年生も観覧。スライドは文字情報に頼りすぎることなく、話し手自身が主体となった見事なプレゼンテーションでした。限られた時間の中で、学びの成果を存分に発揮する姿が印象的でした。
校長・教頭ならびにご来賓4名による厳正な審査の結果、各学年の優秀賞を1名ずつ選出し、その中から最優秀賞を決定しました。
どの発表も、探究の深まりと伝える工夫が見られ、会場からは大きな拍手が送られました。本コンテストを通して、生徒たちの思考力・判断力・表現力の伸長が感じられる、充実した時間となりました。
【審査員講評】
・身近な話題から社会の課題まで視野を広げ、今後も学びを深めてほしい。
・ここでの経験を、将来の入試や社会で生きる実践力につなげてほしい。
・努力と個性あふれる発表に感動した。この経験をこれから大いに生かしてほしい。
・みなさんの発表はとても頼もしく、明るい未来を感じさせてくれた。
★最優秀賞、優秀賞に選ばれた4名の発表概要と本選のようすは、(2)(3)(4)で紹介します。